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第8章 南部動乱編
襲撃 1
キン、キン!
剣の腕も身のこなしも、並の襲撃者のそれじゃない。
口を開かず、表情も崩さない様も気味悪いくらいだ。
とはいえ、ここまでくれば残るは4人。
後れを取ることはないだろう。
キン、ギン!
キン、キン!
2振りで全ての剣を弾き返し、仕上げに移ってやる。
ザンッ!
「うぐっ!」
真中の男を斬り伏せ。
勢いのままに左の男に剣を、っと!
「ファイヤーボール!」
「!?」
ファイヤーボールだと!
どこからだ?
右後方か?
剣は間に合わない。
なら。
地面に身を投げ、一回転。
その上を火の球が通過していく。
ギリギリで回避に成功した。
が!
「ファイヤーボール!」
連続の火の玉。
さらに、前転から身を起こした俺の頭上に3振りの剣が迫って!
「くっ!」
中腰の状態で。
キン、キン!
キン!
剣を叩き。
ファイヤーボールを避けるべく、左に跳躍。
これも成功。
着地と同時に体勢を整える。
はずが?
ズチャ?
何だ!
地面が、ぬかるんで?
「うっ!」
足を踏ん張りきれず着地に失敗。
地面に転倒してしまった。
こうなると、必然。
さらなる火の玉と剣が迫って来る!
「だめぇ!」
上半身を捻って炎を躱す。
「やめてぇ!!」
悲鳴のような幸奈の声を聞きながら。
キン、キン、キン!
敵の剣撃を払い落とす。
このまま追撃の剣……は、この地面じゃ厳しいか。
だったら。
「雷撃!」
「ぐあぁぁ!」
迸る紫電を受け、剣士1人が地に落ちた。
残るは剣士2人と魔法使い。
雷撃3発で終わりだ。
覚悟しろよ!
「雷……」
発動寸前。
ズズ。
ズズズ……。
ぬかるんでいた地面が急に粘度を増し。
両脚が深く沈み込む。
「……撃」
それでも、何とか雷撃を発動。
だが、狙いは上方にずれ、紫電はテポレンの空へ。
「……」
地面は粘度を増し続けている。
下半身が沈んでいく。
ズブッ……。
まずいな。
簡単には抜け出せない程の粘度だ。
ズズズ……。
明らかに普通の泥土じゃない。
しかも、俺の足もとだけ。
ということは……地魔法?
他にも、まだ魔法使いが?
地魔法使いが隠れているのか?
ドプッ……。
「っ!」
下半身が完全に沈み込んでしまった。
これ以上は、危険だ。
「コーキさん!!」
幸奈……。
不安にさせてごめん。
けど、まだ何とかなる。
手はあるからさ。
「オーン」
幸奈のもとを離れようとしていたノワールにも、1つ頷いてやる。
こっちは対処できるから、おまえは幸奈の傍を離れるなよ。
「オン」
シアとアルもだ。
「「……」」
ああ、それでいい。
と、ここで!
「ファイヤーボール!」
タイミングを見計らっていたかのように、火の玉と剣撃が飛んできた。
ともに、これまでで最大の威力。
下半身を満足に動かせない今、取るべき一手は。
剣の腕も身のこなしも、並の襲撃者のそれじゃない。
口を開かず、表情も崩さない様も気味悪いくらいだ。
とはいえ、ここまでくれば残るは4人。
後れを取ることはないだろう。
キン、ギン!
キン、キン!
2振りで全ての剣を弾き返し、仕上げに移ってやる。
ザンッ!
「うぐっ!」
真中の男を斬り伏せ。
勢いのままに左の男に剣を、っと!
「ファイヤーボール!」
「!?」
ファイヤーボールだと!
どこからだ?
右後方か?
剣は間に合わない。
なら。
地面に身を投げ、一回転。
その上を火の球が通過していく。
ギリギリで回避に成功した。
が!
「ファイヤーボール!」
連続の火の玉。
さらに、前転から身を起こした俺の頭上に3振りの剣が迫って!
「くっ!」
中腰の状態で。
キン、キン!
キン!
剣を叩き。
ファイヤーボールを避けるべく、左に跳躍。
これも成功。
着地と同時に体勢を整える。
はずが?
ズチャ?
何だ!
地面が、ぬかるんで?
「うっ!」
足を踏ん張りきれず着地に失敗。
地面に転倒してしまった。
こうなると、必然。
さらなる火の玉と剣が迫って来る!
「だめぇ!」
上半身を捻って炎を躱す。
「やめてぇ!!」
悲鳴のような幸奈の声を聞きながら。
キン、キン、キン!
敵の剣撃を払い落とす。
このまま追撃の剣……は、この地面じゃ厳しいか。
だったら。
「雷撃!」
「ぐあぁぁ!」
迸る紫電を受け、剣士1人が地に落ちた。
残るは剣士2人と魔法使い。
雷撃3発で終わりだ。
覚悟しろよ!
「雷……」
発動寸前。
ズズ。
ズズズ……。
ぬかるんでいた地面が急に粘度を増し。
両脚が深く沈み込む。
「……撃」
それでも、何とか雷撃を発動。
だが、狙いは上方にずれ、紫電はテポレンの空へ。
「……」
地面は粘度を増し続けている。
下半身が沈んでいく。
ズブッ……。
まずいな。
簡単には抜け出せない程の粘度だ。
ズズズ……。
明らかに普通の泥土じゃない。
しかも、俺の足もとだけ。
ということは……地魔法?
他にも、まだ魔法使いが?
地魔法使いが隠れているのか?
ドプッ……。
「っ!」
下半身が完全に沈み込んでしまった。
これ以上は、危険だ。
「コーキさん!!」
幸奈……。
不安にさせてごめん。
けど、まだ何とかなる。
手はあるからさ。
「オーン」
幸奈のもとを離れようとしていたノワールにも、1つ頷いてやる。
こっちは対処できるから、おまえは幸奈の傍を離れるなよ。
「オン」
シアとアルもだ。
「「……」」
ああ、それでいい。
と、ここで!
「ファイヤーボール!」
タイミングを見計らっていたかのように、火の玉と剣撃が飛んできた。
ともに、これまでで最大の威力。
下半身を満足に動かせない今、取るべき一手は。
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