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第8章 南部動乱編
テポレン山の戦い 12
<ヴァーンベック視点>
なんて考えてたのによ。
「次も正面から来るようだぞ」
「……」
また同じことを?
はは、準備を始めてやがる。
「懲りてねえってか」
「魔法矢の数が少ないと踏んでいるんだろ。さっきの攻撃で大半を使い果たしたとな」
それは甘い考えだぜ。
けど、ありがてえ。
こっちには、まだまだ魔法矢が残ってるんだ。
魔法爆弾もな。
ってことで、このまま油断しててくれよ。
「自軍の盾と同じだと考えている可能性が高い」
「確かに。あいつらの盾の数、かなり減ってんぞ」
「短期間に大量の特製盾を用意するのは簡単じゃないからな」
「なら、今回は魔法矢だけで充分か?」
「そう、かもな」
だったら、ありがてえ。
はっ。
レザンジュの大軍が道具不足かよ。
笑えるぜ。
「ゼミアさん、次の魔法矢の準備をお願いします」
「承知しました」
「フォルディさん、念動力隊は待機で」
「はい!」
「ワディン騎士の皆さんも、いつでも出られる用意を」
「「「「「「「はっ」」」」」」」
「「「「「「「はい」」」」」」」
コーキの言葉に、再び引き締まるエンノアとワディン。
さあ、2回戦の始まりだ。
「進めぇ! 恐れることはない!」
「「「「「「「「「「おお!」」」」」」」」」」
「あのような魔道具攻撃が続くはずはないのだ! 我らの力を見せてやれ!!」
「「「「「「「「「「おう!!」」」」」」」」」」
この短い時間で士気を戻すとは、レザンジュの指揮官もなかなかやる。
けどよ。
今回に限っては、そいつぁ悪手なんだぜ。
「盾を構えたまま、突撃っ!!」
おっと、もうすぐA地点だな。
「コーキ!」
「ああ。ゼミアさん、お願いします」
俺が言うまでもねえか。
「……撃てぇ!」
ヒュン、ヒュン。
シュッツ。
シュ、シュッツ。
空を斬り裂くような鋭い音と共に50本の魔法矢が一斉に空へ!
何度見ても壮観だ。
「魔法の矢が来るぞ!」
「いや、あの魔道具とは限らない!」
「けど、あれは!」
「止まれぇ!」
「構えろ、盾を構えるんだ!」
「総員、止まれぇ! 前を固めろ!!」
「違う、上だぁ!!」
足を止めた王軍が片膝をつき盾を構えなす。
魔法で防御壁を作ろうとしている奴もいる。
が、さっきとは大違いだ。
そんなもんじゃあ足りねえだろ。
「「「「「ドーン!!」」」」」
「「「「「バーン!!」」」」」
「「「「「ドガーン!!」」」」」
魔法矢が王軍の上空で炸裂。
「「「「「「「「ぎゃあ!」」」」」」」」
「「「「「「「「ああぁ!」」」」」」」」
ほら。
防ぎきれねえ。
「「「「「「「「うぅぅ……」」」」」」」」
「「「「「「「「ぁぁぁ……」」」」」」」」
この悲惨な眺め、何度目だ?
まっ、俺たちにとっちゃあ悪くねえけどよ。
「次だ。撃てぇ!!」
なんて考えてたのによ。
「次も正面から来るようだぞ」
「……」
また同じことを?
はは、準備を始めてやがる。
「懲りてねえってか」
「魔法矢の数が少ないと踏んでいるんだろ。さっきの攻撃で大半を使い果たしたとな」
それは甘い考えだぜ。
けど、ありがてえ。
こっちには、まだまだ魔法矢が残ってるんだ。
魔法爆弾もな。
ってことで、このまま油断しててくれよ。
「自軍の盾と同じだと考えている可能性が高い」
「確かに。あいつらの盾の数、かなり減ってんぞ」
「短期間に大量の特製盾を用意するのは簡単じゃないからな」
「なら、今回は魔法矢だけで充分か?」
「そう、かもな」
だったら、ありがてえ。
はっ。
レザンジュの大軍が道具不足かよ。
笑えるぜ。
「ゼミアさん、次の魔法矢の準備をお願いします」
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「はい!」
「ワディン騎士の皆さんも、いつでも出られる用意を」
「「「「「「「はっ」」」」」」」
「「「「「「「はい」」」」」」」
コーキの言葉に、再び引き締まるエンノアとワディン。
さあ、2回戦の始まりだ。
「進めぇ! 恐れることはない!」
「「「「「「「「「「おお!」」」」」」」」」」
「あのような魔道具攻撃が続くはずはないのだ! 我らの力を見せてやれ!!」
「「「「「「「「「「おう!!」」」」」」」」」」
この短い時間で士気を戻すとは、レザンジュの指揮官もなかなかやる。
けどよ。
今回に限っては、そいつぁ悪手なんだぜ。
「盾を構えたまま、突撃っ!!」
おっと、もうすぐA地点だな。
「コーキ!」
「ああ。ゼミアさん、お願いします」
俺が言うまでもねえか。
「……撃てぇ!」
ヒュン、ヒュン。
シュッツ。
シュ、シュッツ。
空を斬り裂くような鋭い音と共に50本の魔法矢が一斉に空へ!
何度見ても壮観だ。
「魔法の矢が来るぞ!」
「いや、あの魔道具とは限らない!」
「けど、あれは!」
「止まれぇ!」
「構えろ、盾を構えるんだ!」
「総員、止まれぇ! 前を固めろ!!」
「違う、上だぁ!!」
足を止めた王軍が片膝をつき盾を構えなす。
魔法で防御壁を作ろうとしている奴もいる。
が、さっきとは大違いだ。
そんなもんじゃあ足りねえだろ。
「「「「「ドーン!!」」」」」
「「「「「バーン!!」」」」」
「「「「「ドガーン!!」」」」」
魔法矢が王軍の上空で炸裂。
「「「「「「「「ぎゃあ!」」」」」」」」
「「「「「「「「ああぁ!」」」」」」」」
ほら。
防ぎきれねえ。
「「「「「「「「うぅぅ……」」」」」」」」
「「「「「「「「ぁぁぁ……」」」」」」」」
この悲惨な眺め、何度目だ?
まっ、俺たちにとっちゃあ悪くねえけどよ。
「次だ。撃てぇ!!」
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