1,229 / 1,578
第11章 陰謀編
迎撃
しおりを挟む
<ヴァーンベック視点>
「オレが前に出っから、おめえとヴァルターは後衛だ」
「……」
「魔法の準備しとけよ、後ろでな」
ギリオンがまともに戦えるなら、俺が出る必要はない。
後衛に専念すべきだろう。
けど、本当にやれるのか?
「ほら、下がれ、下がれ」
躊躇する俺を払い除けるようにしてギリオンが前に出て行く。
これはもう、任せ……っ!
「グオ#△*ォォ!!」
咆哮だ。
静止していた怪物が咆えてる!
それだけじゃない、猛然と突進を!
「おう! かかってきやがれ!」
突進してくる怪物に向かい、足を進めるギリオン。
前で迎え撃つつもりか?
「オオ&#〇ォォ!」
突進の勢いを緩めることなく怪物が飛び込んできた。
肩からの体当たりだ。
対するギリオンは両手で剣を握り、水平に構えている。
「どりゃぁぁぁ!」
全体重を乗せた横薙ぎを一閃。
まるで大木を斧で斬るかのような強力な剣撃が走る。
剣身が首に向かっていく。
これなら!
ガッギィィン!
炸裂!
剣と怪物がぶち当たった!
ただし、狙い通りじゃない。
ギリオンの剣がとらえたのは首ではなく肩。
剣身が怪物の肩にめり込んでいる。
おそらくは衝突直前に危険を察した怪物が肩で防御したのだろう。
それでも、敵の防御を破ることはできた。
散々手を焼いた鉄壁を一撃で崩せたんだ。
首でなくとも十分誇れる成果だぞ。
となると、魔法の援護は……。
様子見だな。
「やるじゃねえか」
「ォォォ」
「つっても、効いてんだろ?」
「ォォォ」
「なら、続きを喰らいやがれ!」
剣を引き抜かず、押し込んだ。
剛力で無理やり斬ろうとしている。
怪物も退かない。
前に出てくる。
「ォォオオ#@□!!」
凄まじい猛進だ。
ギリオンも何とか耐えている、が。
「無理すんな、ギリオン!」
「はっ、無理じゃねえ! 魔法は、まだだぞ!」
「……」
ギッ、ギッ!
ギシッ!
「オオオ#@□!!」
「だあぁぁぁ!!」
おいおい。
どうしたんだ、ギリオン?
腕力が上がってるぞ。
まさか、火事場のアレか?
「オオオ〇*&¥!!」
「おらあぁぁぁ!」
力と力のぶつかり合い。
剛と剛の勝負。
結果は……。
ギギッ!
ミシッ!
バリィィィン!
折れた?
半身を怪物の肩に残し、中程から折れてしまった!
「ちっ!」
勢い余ってバランスを崩すギリオン。
そこに怪物の左腕が!
させるわけないだろ。
「ファイヤーボール!」
待機中の火球を発射。
この距離なら外れるわけもない。
ドガン!
もう一発。
「ファイヤーボール!」
ドガン!
連続で成功。
「オオォォ……」
とはいえ、今回のファイヤーボールは威力を抑えたもの。
大打撃を与えられるような魔法じゃない。
時間を稼げれば十分。
怪物が手を止めた隙に。
「ギリオン、受け取れ!」
剣を投げてやる。
「助かるぜ」
「オレが前に出っから、おめえとヴァルターは後衛だ」
「……」
「魔法の準備しとけよ、後ろでな」
ギリオンがまともに戦えるなら、俺が出る必要はない。
後衛に専念すべきだろう。
けど、本当にやれるのか?
「ほら、下がれ、下がれ」
躊躇する俺を払い除けるようにしてギリオンが前に出て行く。
これはもう、任せ……っ!
「グオ#△*ォォ!!」
咆哮だ。
静止していた怪物が咆えてる!
それだけじゃない、猛然と突進を!
「おう! かかってきやがれ!」
突進してくる怪物に向かい、足を進めるギリオン。
前で迎え撃つつもりか?
「オオ&#〇ォォ!」
突進の勢いを緩めることなく怪物が飛び込んできた。
肩からの体当たりだ。
対するギリオンは両手で剣を握り、水平に構えている。
「どりゃぁぁぁ!」
全体重を乗せた横薙ぎを一閃。
まるで大木を斧で斬るかのような強力な剣撃が走る。
剣身が首に向かっていく。
これなら!
ガッギィィン!
炸裂!
剣と怪物がぶち当たった!
ただし、狙い通りじゃない。
ギリオンの剣がとらえたのは首ではなく肩。
剣身が怪物の肩にめり込んでいる。
おそらくは衝突直前に危険を察した怪物が肩で防御したのだろう。
それでも、敵の防御を破ることはできた。
散々手を焼いた鉄壁を一撃で崩せたんだ。
首でなくとも十分誇れる成果だぞ。
となると、魔法の援護は……。
様子見だな。
「やるじゃねえか」
「ォォォ」
「つっても、効いてんだろ?」
「ォォォ」
「なら、続きを喰らいやがれ!」
剣を引き抜かず、押し込んだ。
剛力で無理やり斬ろうとしている。
怪物も退かない。
前に出てくる。
「ォォオオ#@□!!」
凄まじい猛進だ。
ギリオンも何とか耐えている、が。
「無理すんな、ギリオン!」
「はっ、無理じゃねえ! 魔法は、まだだぞ!」
「……」
ギッ、ギッ!
ギシッ!
「オオオ#@□!!」
「だあぁぁぁ!!」
おいおい。
どうしたんだ、ギリオン?
腕力が上がってるぞ。
まさか、火事場のアレか?
「オオオ〇*&¥!!」
「おらあぁぁぁ!」
力と力のぶつかり合い。
剛と剛の勝負。
結果は……。
ギギッ!
ミシッ!
バリィィィン!
折れた?
半身を怪物の肩に残し、中程から折れてしまった!
「ちっ!」
勢い余ってバランスを崩すギリオン。
そこに怪物の左腕が!
させるわけないだろ。
「ファイヤーボール!」
待機中の火球を発射。
この距離なら外れるわけもない。
ドガン!
もう一発。
「ファイヤーボール!」
ドガン!
連続で成功。
「オオォォ……」
とはいえ、今回のファイヤーボールは威力を抑えたもの。
大打撃を与えられるような魔法じゃない。
時間を稼げれば十分。
怪物が手を止めた隙に。
「ギリオン、受け取れ!」
剣を投げてやる。
「助かるぜ」
34
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕だけ別な場所に飛ばされた先は異世界の不思議な無人島だった。
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚…
スマホのネット小説や漫画が好きな少年、洲河 愽(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りの公園でくっちゃべっていると地面に突然魔法陣が現れて…
気付くと愽は1人だけ見渡す限り草原の中に突っ立っていた。
愽は幼馴染達を探す為に周囲を捜索してみたが、一緒に飛ばされていた筈の幼馴染達は居なかった。
生きていればいつかは幼馴染達とまた会える!
愽は希望を持って、この不思議な無人島でサバイバル生活を始めるのだった。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つものなのかな?」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達よりも強いジョブを手に入れて無双する!」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は魔王から力を授かり人類に対して牙を剥く‼︎」
幼馴染達と一緒に異世界召喚の第四弾。
愽は幼馴染達と離れた場所でサバイバル生活を送るというパラレルストーリー。
はたして愽は、無事に幼馴染達と再会を果たせるのだろうか?
Gランク冒険者のレベル無双〜好き勝手に生きていたら各方面から敵認定されました〜
2nd kanta
ファンタジー
愛する可愛い奥様達の為、俺は理不尽と戦います。
人違いで刺された俺は死ぬ間際に、得体の知れない何者かに異世界に飛ばされた。
そこは、テンプレの勇者召喚の場だった。
しかし召喚された俺の腹にはドスが刺さったままだった。
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる