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第12章 激闘編
戯言
箱型に構築した石壁の中。
荒れ狂う白炎の嵐に耐えるため、新たな壁発動を試みるも。
ガッシャーーーン!!
壁が補強される前に上部が砕け散ってしまった!
ガラ、ガラ、ガン、ガコン!
猛火に焼かれた石壁の破片が頭や背に降りかかってくる。
もちろん、それだけじゃない。
白炎もだ!
上壁は駄目。
逃げ場もない。
頼りになるのは魔力。
身体強化で身にまとった魔力だけ。
「ぐっ!」
迫る白炎の熱が魔力越しに伝わってくる。
焼けるように熱い!
ゴゴオオォォォ!!
これは無理だ。
到底耐えられるとは思えない。
なら、壁を消して逃げるしか!
「キャンセル!」
消失までは2、3秒。
獄火はすぐそこ。
ゴゴゴオオォォォ!!
間に合わない!
包まれる!
「!?」
包まれていない?
白炎が止まってる?
身を屈めたその上で?
「……」
どういうことか、まったく理解できない。
けれど、おかげでキャンセルが済んだ。
外に脱出できる。
と、その瞬間。
「っ!」
外から白炎が流れ込んできた!
さらに、止まっていた上からも!
今度こそ避けられない!!
「ぐああぁぁ!!」
***********************
<エリシティア視点>
「斥候でないなら、レザンジュの騎士がなぜここにいる?」
「……」
我々が異界から出た場所がここだった。
などという話が通じるとは思えない。
「偵察以外の目的で山に上る必要などないはずだが?」
「……」
真実が伝わらないなら、近い話をするしかないだろう。
こちらを振り返ったウォーライルに目でそう答えてやると。
「……迷い込んだだけだ」
「迷い込む?」
ウォーライルの返答に言葉を失う壮年男性。
後ろの者たちは。
「「「戯言を言うな!」」」
「「「馬鹿にしてるのか?」」」
「「「ふざけんなよ!!」」」
呆れかえっている。
いや、それを越えているな。
「その言葉を信じろと?」
「嘘はついていない」
「馬鹿らしい。このような山中にどうすれば迷い込めるというのだ?」
「……嘘ではない」
「話にならんな」
「「「隊長の言う通り!」」」
「「「ああ!」」」
「「「信じられるか!」」」
騒然とする相手陣営。
こうなれば何を言っても無駄だろう。
当然、異界云々を口に出せるわけもない。
とはいえ……。
「隊長、あんな言い訳をする相手にすることは1つですよ」
「「「そうです!」」」
「「「やりましょう!」」」
また空気が変わった。
敵意から害意のようなものに。
荒れ狂う白炎の嵐に耐えるため、新たな壁発動を試みるも。
ガッシャーーーン!!
壁が補強される前に上部が砕け散ってしまった!
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もちろん、それだけじゃない。
白炎もだ!
上壁は駄目。
逃げ場もない。
頼りになるのは魔力。
身体強化で身にまとった魔力だけ。
「ぐっ!」
迫る白炎の熱が魔力越しに伝わってくる。
焼けるように熱い!
ゴゴオオォォォ!!
これは無理だ。
到底耐えられるとは思えない。
なら、壁を消して逃げるしか!
「キャンセル!」
消失までは2、3秒。
獄火はすぐそこ。
ゴゴゴオオォォォ!!
間に合わない!
包まれる!
「!?」
包まれていない?
白炎が止まってる?
身を屈めたその上で?
「……」
どういうことか、まったく理解できない。
けれど、おかげでキャンセルが済んだ。
外に脱出できる。
と、その瞬間。
「っ!」
外から白炎が流れ込んできた!
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今度こそ避けられない!!
「ぐああぁぁ!!」
***********************
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「……」
我々が異界から出た場所がここだった。
などという話が通じるとは思えない。
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「……」
真実が伝わらないなら、近い話をするしかないだろう。
こちらを振り返ったウォーライルに目でそう答えてやると。
「……迷い込んだだけだ」
「迷い込む?」
ウォーライルの返答に言葉を失う壮年男性。
後ろの者たちは。
「「「戯言を言うな!」」」
「「「馬鹿にしてるのか?」」」
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呆れかえっている。
いや、それを越えているな。
「その言葉を信じろと?」
「嘘はついていない」
「馬鹿らしい。このような山中にどうすれば迷い込めるというのだ?」
「……嘘ではない」
「話にならんな」
「「「隊長の言う通り!」」」
「「「ああ!」」」
「「「信じられるか!」」」
騒然とする相手陣営。
こうなれば何を言っても無駄だろう。
当然、異界云々を口に出せるわけもない。
とはいえ……。
「隊長、あんな言い訳をする相手にすることは1つですよ」
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「「「やりましょう!」」」
また空気が変わった。
敵意から害意のようなものに。
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