313 / 368
第9章 その後の世界 / 新しい仲間と遊びの話
お泊り会(7)
しおりを挟む
「とりあえず……こんな話になったけど、どう? イユリちゃん」
魔王さんの首に腕をまわしたまま振り返ると、イユリちゃんは……うわ。
「う、うぅ、ライトさまぁ……ぼく、が、がんばります! うぅう、せいいっぱい、おつとめ、します! ライト、さまの、くださったチャンス……ぜったい、ぜったい……う、うわぁぁぁん!」
大号泣。
まぁ……そうか。そうだよね。ここまで必死に俺に食らいついてきていたけど、まだ一五歳だもんね?
「イユリちゃん……」
「す、すみませっ、こんな……雇用して、いただく、のにっ……こんな、こどもみたいな、すみません、すみませっ、でも、うれしくて……ずっと……僕……ずっと……」
あぁもう、せっかく美青年なのにぐっちゃぐちゃに泣いちゃって。
もっとキレイで他人の心を掴む泣き方も教えてあげないとな。
でも今は……
「イユリちゃん」
「ライトさまぁ!」
立ち上がってイユリちゃんのそばまで行くと、イユリちゃんはぐちゃぐちゃで、一気に幼く見えるようになった笑顔で俺に抱き着いた。
「う、うぅっ、ありがとうございます! ありがとうございます!」
「ふふっ。俺ね、元の世界に弟が二人いて、ずっと『お兄ちゃん』だったんだ」
「……ひっぐ……うぅ……?」
「イユリちゃんが来てくれると、久しぶりに『お兄ちゃん』できるのも楽しみだな」
頭をなでると、少しずつ涙が減っていく。
「お兄ちゃんモードの俺って、すっごく過保護でね……めちゃくちゃ優しくするけど、めちゃくちゃ厳しくもするから。覚悟してね?」
「あ……はい!」
頷いたイユリちゃんは、まだ涙でぐちゃぐちゃだけど、きちんと決意が見える顔になっていた。
「詳しくは、明日のギルドマスターさんとの面会の時に話をしよう。ギルドマスターさんがもし反対したら上手に説得してね? 俺、ギルドマスターさんに嫌われたくないから」
「はい!」
この様子だとギルドマスターさんへの根回しはできていないだろうから、もめたら嫌だな……こんなしっかりした子、ギルドマスターさんだって自分のギルドで働いてもらうことを楽しみにしていただろうし。
「……はぁ」
ん?
ここまでずっとこわばった顔で見守っていたミチュチュちゃんが大きなため息を吐いた。
「まさかイユリがこんなことを考えていたなんて……」
「ミチュチュさん……すみません、僕……」
ミチュチュちゃんはイユリちゃんが何かを言う前にふっと表情を緩めて頭を撫でた。
「ハレアザート様がもし反対されるなら、僕も一緒に説得する。だから、少しくらいギルドにも貢献してよ?」
「あ……はい! もちろんです! ハレアザート様には絶対に恩返しします! ミチュチュさんや……ギルドの、お兄ちゃんたちにも!」
「うん。僕たちもイユリのことを弟みたいに思っているんだから。ライト様ほど頼りにならないと思うけど、もっと相談したり頼ったりしてよ」
「う、うぅ、ミチュチュさぁん……」
イユリちゃんは俺の腕の中から離れてミチュチュちゃんに抱き着いた。
あぁ、俺に抱き着く時よりも遠慮のない距離感だな。
「もう! そんな泣き虫だと安心してライト様のところに送り出せないよ! ほら、ハンカチ使って!」
二人は血のつながった兄弟ではないはずなんだけど、いいなぁ。微笑ましいな。
「ふふっ」
「……」
二人から離れて魔王さんの方に戻ると……あれ? かわいい人間同士が目の前で仲良くしているのに魔王さんは険しい顔で何か考え込んでいるようだった。
雇用に関する懸念とか?
「魔王さん?」
顔を覗き込みながら隣に座ると、魔王さんは慌てて俺に笑顔を向けてくれた。
「あ、いや……なんだか賑やかになりそうだな」
「うん。ごめんね? お城は魔王さんのお仕事の場なのに」
「構わない。ライトが来てくれてから、どんどん城の雰囲気が明るくにぎやかになっていて……仕事中も気分がいい」
「それならよかった」
まぁ、懸念点はいろいろあるよね。
それはこれから俺も一緒に考えてクリアしていこう。なるべく魔王さんの負担にならないように。
「さて、お話も済んだし人間だけのお泊り会に戻ろうか。魔王さん、もうお部屋に帰っていいよ」
「あぁ……そうだな」
魔王さん、真顔のようでめちゃくちゃ残念そうだな。
残念に思ってくれるのは嬉しいけど、魔王さんがいると二人が気を使っちゃうだろうし……
「俺が呼んだのに追い出してごめんね? でも、早く帰ってくれないと、魔王さんのこと惚気られないから」
「……惚気るのか?」
「うん。お泊り会の定番の話題と言えば、恋バナだからね。好きな人のことたくさん惚気るの、楽しみにしてたんだ。あ、もちろん、二人がギルドマスターさんのことを惚気るのも楽しみ!」
……俺、魔王さんの扱いが上手すぎる。たったこれだけでもう魔王さんは腰を上げた。
魔王さん、緩んじゃう口元を必死に引き締めようともぞもぞさせるの、かわいいね?
「そうか、そうか! 人間同士はそんなかわいいおしゃべりをするのか! だったら邪魔をしてはいけないな。 俺は部屋に戻ろう」
「うん。俺がいなくてもちゃんとたくさんご飯食べて、ベッドで寝てね?」
「あぁ。ライトに心配をかけないようにする」
「それじゃあ、また明日ね」
「あぁ、また明日」
俺も立ち上がって……魔王さんの首に手を伸ばした。
「ん……」
背伸びでも届かないから、首に回した手に力を込めると、魔王さんはその力に一切抵抗せず体を屈めて……唇を重ねてくれた。
「ん……」
「ふっ……ちゅっ」
唇を重ねて、離すときにわざとらしくリップ音をさせて啄んでから顔を離す。
「っ……」
「じゃあね、魔王さん。今日も大好きだよ」
「あ、あぁ……」
魔王さんは思い切りにやける顔を大きな掌で隠して……隠しきれない目じりとか耳とかを真っ赤にして、自分の部屋へと戻っていった。
もう八年間、数えきれないくらいキスをしているのに。
人目があるときに俺からキスをするとか、ストレートに「好き」って言うとか、魔王さんが喜ぶことをすると最初と同じテンションで喜んでくれる。
魔族って時間の進みが違うから、みんないつまでも初心なのかな?
こういう反応をされると、俺もずっと同じテンションで「好き」って思えちゃうからいいんだけど。
「さて、楽しいおしゃべりを再開しようか。こっちのお酒もあけちゃおう!」
「「はい」」
人間だけに戻った部屋の中で、本当に魔王さんのことを三時間以上惚気たけど二人はずっと楽しそうに聞いてくれた。
魔王さんの首に腕をまわしたまま振り返ると、イユリちゃんは……うわ。
「う、うぅ、ライトさまぁ……ぼく、が、がんばります! うぅう、せいいっぱい、おつとめ、します! ライト、さまの、くださったチャンス……ぜったい、ぜったい……う、うわぁぁぁん!」
大号泣。
まぁ……そうか。そうだよね。ここまで必死に俺に食らいついてきていたけど、まだ一五歳だもんね?
「イユリちゃん……」
「す、すみませっ、こんな……雇用して、いただく、のにっ……こんな、こどもみたいな、すみません、すみませっ、でも、うれしくて……ずっと……僕……ずっと……」
あぁもう、せっかく美青年なのにぐっちゃぐちゃに泣いちゃって。
もっとキレイで他人の心を掴む泣き方も教えてあげないとな。
でも今は……
「イユリちゃん」
「ライトさまぁ!」
立ち上がってイユリちゃんのそばまで行くと、イユリちゃんはぐちゃぐちゃで、一気に幼く見えるようになった笑顔で俺に抱き着いた。
「う、うぅっ、ありがとうございます! ありがとうございます!」
「ふふっ。俺ね、元の世界に弟が二人いて、ずっと『お兄ちゃん』だったんだ」
「……ひっぐ……うぅ……?」
「イユリちゃんが来てくれると、久しぶりに『お兄ちゃん』できるのも楽しみだな」
頭をなでると、少しずつ涙が減っていく。
「お兄ちゃんモードの俺って、すっごく過保護でね……めちゃくちゃ優しくするけど、めちゃくちゃ厳しくもするから。覚悟してね?」
「あ……はい!」
頷いたイユリちゃんは、まだ涙でぐちゃぐちゃだけど、きちんと決意が見える顔になっていた。
「詳しくは、明日のギルドマスターさんとの面会の時に話をしよう。ギルドマスターさんがもし反対したら上手に説得してね? 俺、ギルドマスターさんに嫌われたくないから」
「はい!」
この様子だとギルドマスターさんへの根回しはできていないだろうから、もめたら嫌だな……こんなしっかりした子、ギルドマスターさんだって自分のギルドで働いてもらうことを楽しみにしていただろうし。
「……はぁ」
ん?
ここまでずっとこわばった顔で見守っていたミチュチュちゃんが大きなため息を吐いた。
「まさかイユリがこんなことを考えていたなんて……」
「ミチュチュさん……すみません、僕……」
ミチュチュちゃんはイユリちゃんが何かを言う前にふっと表情を緩めて頭を撫でた。
「ハレアザート様がもし反対されるなら、僕も一緒に説得する。だから、少しくらいギルドにも貢献してよ?」
「あ……はい! もちろんです! ハレアザート様には絶対に恩返しします! ミチュチュさんや……ギルドの、お兄ちゃんたちにも!」
「うん。僕たちもイユリのことを弟みたいに思っているんだから。ライト様ほど頼りにならないと思うけど、もっと相談したり頼ったりしてよ」
「う、うぅ、ミチュチュさぁん……」
イユリちゃんは俺の腕の中から離れてミチュチュちゃんに抱き着いた。
あぁ、俺に抱き着く時よりも遠慮のない距離感だな。
「もう! そんな泣き虫だと安心してライト様のところに送り出せないよ! ほら、ハンカチ使って!」
二人は血のつながった兄弟ではないはずなんだけど、いいなぁ。微笑ましいな。
「ふふっ」
「……」
二人から離れて魔王さんの方に戻ると……あれ? かわいい人間同士が目の前で仲良くしているのに魔王さんは険しい顔で何か考え込んでいるようだった。
雇用に関する懸念とか?
「魔王さん?」
顔を覗き込みながら隣に座ると、魔王さんは慌てて俺に笑顔を向けてくれた。
「あ、いや……なんだか賑やかになりそうだな」
「うん。ごめんね? お城は魔王さんのお仕事の場なのに」
「構わない。ライトが来てくれてから、どんどん城の雰囲気が明るくにぎやかになっていて……仕事中も気分がいい」
「それならよかった」
まぁ、懸念点はいろいろあるよね。
それはこれから俺も一緒に考えてクリアしていこう。なるべく魔王さんの負担にならないように。
「さて、お話も済んだし人間だけのお泊り会に戻ろうか。魔王さん、もうお部屋に帰っていいよ」
「あぁ……そうだな」
魔王さん、真顔のようでめちゃくちゃ残念そうだな。
残念に思ってくれるのは嬉しいけど、魔王さんがいると二人が気を使っちゃうだろうし……
「俺が呼んだのに追い出してごめんね? でも、早く帰ってくれないと、魔王さんのこと惚気られないから」
「……惚気るのか?」
「うん。お泊り会の定番の話題と言えば、恋バナだからね。好きな人のことたくさん惚気るの、楽しみにしてたんだ。あ、もちろん、二人がギルドマスターさんのことを惚気るのも楽しみ!」
……俺、魔王さんの扱いが上手すぎる。たったこれだけでもう魔王さんは腰を上げた。
魔王さん、緩んじゃう口元を必死に引き締めようともぞもぞさせるの、かわいいね?
「そうか、そうか! 人間同士はそんなかわいいおしゃべりをするのか! だったら邪魔をしてはいけないな。 俺は部屋に戻ろう」
「うん。俺がいなくてもちゃんとたくさんご飯食べて、ベッドで寝てね?」
「あぁ。ライトに心配をかけないようにする」
「それじゃあ、また明日ね」
「あぁ、また明日」
俺も立ち上がって……魔王さんの首に手を伸ばした。
「ん……」
背伸びでも届かないから、首に回した手に力を込めると、魔王さんはその力に一切抵抗せず体を屈めて……唇を重ねてくれた。
「ん……」
「ふっ……ちゅっ」
唇を重ねて、離すときにわざとらしくリップ音をさせて啄んでから顔を離す。
「っ……」
「じゃあね、魔王さん。今日も大好きだよ」
「あ、あぁ……」
魔王さんは思い切りにやける顔を大きな掌で隠して……隠しきれない目じりとか耳とかを真っ赤にして、自分の部屋へと戻っていった。
もう八年間、数えきれないくらいキスをしているのに。
人目があるときに俺からキスをするとか、ストレートに「好き」って言うとか、魔王さんが喜ぶことをすると最初と同じテンションで喜んでくれる。
魔族って時間の進みが違うから、みんないつまでも初心なのかな?
こういう反応をされると、俺もずっと同じテンションで「好き」って思えちゃうからいいんだけど。
「さて、楽しいおしゃべりを再開しようか。こっちのお酒もあけちゃおう!」
「「はい」」
人間だけに戻った部屋の中で、本当に魔王さんのことを三時間以上惚気たけど二人はずっと楽しそうに聞いてくれた。
487
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。