22 / 505
第一章~婚約破棄~
二十一話
「……よしっ」
夕飯の後片づけを終わらせて、ぼくは密かに気合を入れる。
今日も今日とて、蓑崎さんが遊びに来ているんやけど。いま、彼はお風呂に入ってるから、リビングにはぼくと陽平の二人だけ。
――ほんまは、蓑崎さんのおらん日に話したかったけど……ほしたら、いつになるかわからへんもんね。
ぼくは、項に手を触れる。大切なことやから、早くに相談したい。
せめて、寝室で話せたら良かったけど……陽平、ずっと蓑崎さんと話し込んでて。ベッドに入ったら、すぐに眠っちゃう。
やから――相談するなら、いましかないっ。
「陽平、ちょっといい?」
「んー?」
ぼくは、ソファに寛ぐ陽平にトコトコと近づいた。陽平は、本から目を上げずに返事をする。どうやら、桜庭先生の新刊に夢中らしい。
ぼくは心を鬼にして、となりに腰かけると、投げ出された脹脛をポンと叩いた。
「だいじな話やから、ちょっと本置いて。こっち見て?」
「……なんだよ」
陽平は、ムッと眉根を寄せたものの、横たえていた体を起こして、本をテーブルに置いてくれた。向かい合った顔に、ホッとする。紅茶色の目を見つめて、ぼくは話を切り出した。
「あのね、陽平……こないだから、ぼく、抑制剤やめたやんか。そのことで、気になることがあるん」
そう――宏兄に話した「心当たり」は、抑制剤をやめたこと。
この前の診察のとき、中谷先生が「抑制剤を止めてもいい」って言ってくれたやん。陽平のご両親の希望もあって、あれからすぐに止めることになったんよ。
陽平は、「ああ」と目を眇めた。
「そうだったな。で、何が気になんの」
「気持ち悪いとかは、無いんやけど。あの……フェロモンが強くなってるんちゃうかって、不安で……」
「はあ?」
言いながら、頬が火照る。だって、フェロモンっていうのは……性的魅力と同義やから。のっぴきならへん事情とはいえ、自分で言うのは恥ずかしい。
熱を持つ顔を俯けると、突然ぐいと肩を引き寄せられた。
「あっ!」
頬に、柔らかい髪が当たる。ぼくの首筋に鼻先を埋めた陽平が、軽く息を吸い込んだ。――嗅がれているとわかって、頭からボン! と煙が出そうになる。
「ちょ、よっ陽平?!」
「……ふーん? べつに、大して変わんねえけどな」
ぼくの動揺をよそに、陽平はのんきな口調で言う。ぼくは、熱った頬を手であおぎながら、きっと睨みつけた。
「そ、そりゃ……陽平は、毎日いっしょにおるから。でも、ほんまにおかしいの! やから……」
「気にしすぎだろ。第一お前、色気なんてガラじゃねーじゃん。ないない」
「……っ!」
軽く笑って、本に手を伸ばす陽平。
そんな魅力はないって言われた気がして、胸にグサリと痛みが走る。
――なにそれ……すっごい、怖かったのに!
ぼくは、ついカッとなって、陽平の腕を掴む。
「気のせいちゃうもん。ほんまに、今日だって、変な人に絡まれて……怖かったんやから!」
怒鳴ってから、我にかえる。
「……は?」
静まりかえったリビングに、陽平の不機嫌そうな声が響いた。
「なんだそれ? どういうことだよ!」
「あ……」
険のある声で訊ねられ、ぼくは狼狽えた。迫力に負けて、うまく答えられないでいると、肩を強く揺さぶられる。
「痛っ」
「言えよ、成己!」
凄むように言われて、ぼくは辿々しく今日の経緯を説明した。本屋さんで、変な人に絡まれたこと。居合わせた宏兄に助けてもらったこと――
「それで……フェロモンが出てるんとちゃうかって、思って……また、こんなことがあったらって、怖くて」
「……」
話してるうちに、不安がぶり返してくる。
抑制剤を止めるのは、ずっと願ってたこと。でも、体の変化に戸惑うのも事実で……
そう言うと、陽平がガシガシと髪をかき回す気配がした。
「……陽平?」
だんっ!
陽平は、自分の膝を拳で強く叩いた。荒っぽい仕草に、ひゅっと息を飲む。
怖い顔でぼくを睨んで、陽平が怒鳴る。
「何やってんだよ、お前……! もっとしっかりしろよ!」
「えっ……」
「顔見知りの奴って。どうせ、お前のことだから、ヘラヘラしてたんだろ!?」
「……!?」
あんまりな言い草に、ぼくは息を飲む。
「なんで、そんな怒るん? ほんまに怖かったのに……!」
そんな言い方、ひどい。はっきり言い返したいのに、唇が痺れたようになって、うまく話せない。すると、陽平はいっそう声を尖らせる。
「ああそうかよ。で、俺にどうしろって?」
「……どうって……これからのこと、一緒に考えてほしくて……!」
あんまり冷たい反応に、自分がすごいワガママを言っている気がして、しどろもどろになってまう。陽平が眉根を寄せて、口を開いたとき――
「成己、お前なぁ――」
「お風呂、お先にありがとー!」
「うわあっ!?」
ひょこ、とソファの背もたれから、蓑崎さんが現れる。
ぼくも陽平も、びっくりして飛び上がった。当の本人は、不思議そうに首を傾げている。
「あれ? どうしたの、この空気」
「晶! いきなり来てんじゃねーよっ」
陽平が、わめく。蓑崎さんは悪びれず、けらけら笑い声を上げた。
「えー、いいじゃんか。ところで、なんの話してたわけ?」
「ああ……それは――」
なんと、陽平は――止める間もなく、ぼくのことを話してしまった。
ぼくの……恋人の、からだの悩みなのに!
あまりのことに呆然としていると、蓑崎さんが「うーん」と唇に指を当て、唸った。
「なるほどねぇ、襲われかけたんだ。オメガあるあるだね」
「あるあるって、お前なぁ……」
「アルファのお前には解んないだろうけど、オメガには日常茶飯事だから」
「うっ」
陽平の肩を叩いた蓑崎さんが、くるりと振り返る。
「ねえ、成己くん。つかぬことを聞くけど、香り止め、どんなの使ってる?」
「えっ、あの……センターから支給されるものを」
質問の意図が読めないまま、答えると――蓑崎さんが苦笑した。
「あー、絶対にそれのせいだよ。成己くん、キツイこと言うけど……それじゃ、防犯意識足りないと思うな」
「……意識が、たりない?」
ぼくは戸惑って、蓑崎さんを見た。彼は、仕方ない子を見るような目で、言葉を続ける。
「センターの香り止めって、効果弱いじゃん。本気で自衛するなら、未認可のクリーム使わなきゃ……まあ、効果強すぎて、肌荒れはするけど」
そう言って、蓑崎さんは項を見せた。――真っ赤にかぶれて、痛々しい。ぼくは、思わず息を飲む。
「痛そう……大丈夫なんですか?」
「あはは、平気。慣れてるし、変な目で見られるより全然いいじゃん?」
蓑崎さんは、さらりと笑う。陽平は、痛ましげに目を伏せた。
「お前また、自分ばっか無理して……」
「は? これくらいの自衛は、オメガとして当然だから」
蓑崎さんの言葉に、ぼくは居た堪れなくなる。
――ぼくが悪いの? ぼくがちゃんと、出来てなかったってこと……?
なにも言えんくて俯くと、陽平の呆れ声が降ってきた。
「お前な、晶を見習えよ。母親になるんだから、もうちょっとしっかりしてくれ」
陽平の言葉が、ぐさりと胸を刺す。
「……ごめんなさい」
項垂れていると――蓑崎さんが、にこやかに肩を叩いてくる。
「成己くん、オメガとして他人事でいちゃ駄目だよ。大丈夫。俺が色々、教えてあげるから」
……話さへんかったらよかった。
そんな気持ちを堪えて、なんとか頷いた。
夕飯の後片づけを終わらせて、ぼくは密かに気合を入れる。
今日も今日とて、蓑崎さんが遊びに来ているんやけど。いま、彼はお風呂に入ってるから、リビングにはぼくと陽平の二人だけ。
――ほんまは、蓑崎さんのおらん日に話したかったけど……ほしたら、いつになるかわからへんもんね。
ぼくは、項に手を触れる。大切なことやから、早くに相談したい。
せめて、寝室で話せたら良かったけど……陽平、ずっと蓑崎さんと話し込んでて。ベッドに入ったら、すぐに眠っちゃう。
やから――相談するなら、いましかないっ。
「陽平、ちょっといい?」
「んー?」
ぼくは、ソファに寛ぐ陽平にトコトコと近づいた。陽平は、本から目を上げずに返事をする。どうやら、桜庭先生の新刊に夢中らしい。
ぼくは心を鬼にして、となりに腰かけると、投げ出された脹脛をポンと叩いた。
「だいじな話やから、ちょっと本置いて。こっち見て?」
「……なんだよ」
陽平は、ムッと眉根を寄せたものの、横たえていた体を起こして、本をテーブルに置いてくれた。向かい合った顔に、ホッとする。紅茶色の目を見つめて、ぼくは話を切り出した。
「あのね、陽平……こないだから、ぼく、抑制剤やめたやんか。そのことで、気になることがあるん」
そう――宏兄に話した「心当たり」は、抑制剤をやめたこと。
この前の診察のとき、中谷先生が「抑制剤を止めてもいい」って言ってくれたやん。陽平のご両親の希望もあって、あれからすぐに止めることになったんよ。
陽平は、「ああ」と目を眇めた。
「そうだったな。で、何が気になんの」
「気持ち悪いとかは、無いんやけど。あの……フェロモンが強くなってるんちゃうかって、不安で……」
「はあ?」
言いながら、頬が火照る。だって、フェロモンっていうのは……性的魅力と同義やから。のっぴきならへん事情とはいえ、自分で言うのは恥ずかしい。
熱を持つ顔を俯けると、突然ぐいと肩を引き寄せられた。
「あっ!」
頬に、柔らかい髪が当たる。ぼくの首筋に鼻先を埋めた陽平が、軽く息を吸い込んだ。――嗅がれているとわかって、頭からボン! と煙が出そうになる。
「ちょ、よっ陽平?!」
「……ふーん? べつに、大して変わんねえけどな」
ぼくの動揺をよそに、陽平はのんきな口調で言う。ぼくは、熱った頬を手であおぎながら、きっと睨みつけた。
「そ、そりゃ……陽平は、毎日いっしょにおるから。でも、ほんまにおかしいの! やから……」
「気にしすぎだろ。第一お前、色気なんてガラじゃねーじゃん。ないない」
「……っ!」
軽く笑って、本に手を伸ばす陽平。
そんな魅力はないって言われた気がして、胸にグサリと痛みが走る。
――なにそれ……すっごい、怖かったのに!
ぼくは、ついカッとなって、陽平の腕を掴む。
「気のせいちゃうもん。ほんまに、今日だって、変な人に絡まれて……怖かったんやから!」
怒鳴ってから、我にかえる。
「……は?」
静まりかえったリビングに、陽平の不機嫌そうな声が響いた。
「なんだそれ? どういうことだよ!」
「あ……」
険のある声で訊ねられ、ぼくは狼狽えた。迫力に負けて、うまく答えられないでいると、肩を強く揺さぶられる。
「痛っ」
「言えよ、成己!」
凄むように言われて、ぼくは辿々しく今日の経緯を説明した。本屋さんで、変な人に絡まれたこと。居合わせた宏兄に助けてもらったこと――
「それで……フェロモンが出てるんとちゃうかって、思って……また、こんなことがあったらって、怖くて」
「……」
話してるうちに、不安がぶり返してくる。
抑制剤を止めるのは、ずっと願ってたこと。でも、体の変化に戸惑うのも事実で……
そう言うと、陽平がガシガシと髪をかき回す気配がした。
「……陽平?」
だんっ!
陽平は、自分の膝を拳で強く叩いた。荒っぽい仕草に、ひゅっと息を飲む。
怖い顔でぼくを睨んで、陽平が怒鳴る。
「何やってんだよ、お前……! もっとしっかりしろよ!」
「えっ……」
「顔見知りの奴って。どうせ、お前のことだから、ヘラヘラしてたんだろ!?」
「……!?」
あんまりな言い草に、ぼくは息を飲む。
「なんで、そんな怒るん? ほんまに怖かったのに……!」
そんな言い方、ひどい。はっきり言い返したいのに、唇が痺れたようになって、うまく話せない。すると、陽平はいっそう声を尖らせる。
「ああそうかよ。で、俺にどうしろって?」
「……どうって……これからのこと、一緒に考えてほしくて……!」
あんまり冷たい反応に、自分がすごいワガママを言っている気がして、しどろもどろになってまう。陽平が眉根を寄せて、口を開いたとき――
「成己、お前なぁ――」
「お風呂、お先にありがとー!」
「うわあっ!?」
ひょこ、とソファの背もたれから、蓑崎さんが現れる。
ぼくも陽平も、びっくりして飛び上がった。当の本人は、不思議そうに首を傾げている。
「あれ? どうしたの、この空気」
「晶! いきなり来てんじゃねーよっ」
陽平が、わめく。蓑崎さんは悪びれず、けらけら笑い声を上げた。
「えー、いいじゃんか。ところで、なんの話してたわけ?」
「ああ……それは――」
なんと、陽平は――止める間もなく、ぼくのことを話してしまった。
ぼくの……恋人の、からだの悩みなのに!
あまりのことに呆然としていると、蓑崎さんが「うーん」と唇に指を当て、唸った。
「なるほどねぇ、襲われかけたんだ。オメガあるあるだね」
「あるあるって、お前なぁ……」
「アルファのお前には解んないだろうけど、オメガには日常茶飯事だから」
「うっ」
陽平の肩を叩いた蓑崎さんが、くるりと振り返る。
「ねえ、成己くん。つかぬことを聞くけど、香り止め、どんなの使ってる?」
「えっ、あの……センターから支給されるものを」
質問の意図が読めないまま、答えると――蓑崎さんが苦笑した。
「あー、絶対にそれのせいだよ。成己くん、キツイこと言うけど……それじゃ、防犯意識足りないと思うな」
「……意識が、たりない?」
ぼくは戸惑って、蓑崎さんを見た。彼は、仕方ない子を見るような目で、言葉を続ける。
「センターの香り止めって、効果弱いじゃん。本気で自衛するなら、未認可のクリーム使わなきゃ……まあ、効果強すぎて、肌荒れはするけど」
そう言って、蓑崎さんは項を見せた。――真っ赤にかぶれて、痛々しい。ぼくは、思わず息を飲む。
「痛そう……大丈夫なんですか?」
「あはは、平気。慣れてるし、変な目で見られるより全然いいじゃん?」
蓑崎さんは、さらりと笑う。陽平は、痛ましげに目を伏せた。
「お前また、自分ばっか無理して……」
「は? これくらいの自衛は、オメガとして当然だから」
蓑崎さんの言葉に、ぼくは居た堪れなくなる。
――ぼくが悪いの? ぼくがちゃんと、出来てなかったってこと……?
なにも言えんくて俯くと、陽平の呆れ声が降ってきた。
「お前な、晶を見習えよ。母親になるんだから、もうちょっとしっかりしてくれ」
陽平の言葉が、ぐさりと胸を刺す。
「……ごめんなさい」
項垂れていると――蓑崎さんが、にこやかに肩を叩いてくる。
「成己くん、オメガとして他人事でいちゃ駄目だよ。大丈夫。俺が色々、教えてあげるから」
……話さへんかったらよかった。
そんな気持ちを堪えて、なんとか頷いた。
あなたにおすすめの小説
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
完結しました!ありがとうございました。
文句を言わない婚約者は、俺の愛する幼馴染みを許していなかった【完結保証】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
幼馴染を優先しても、婚約者アウローラは何も言わない。だから、これからも幼馴染みとイチャイチャできる──
侯爵令息トリスタンは、そんな甘い幻想を信じていた。
だが婿入りした瞬間、彼の“軽んじた態度”はすべて清算される。
アウローラは冷徹に、トリスタンの傲慢と欲望を1つずつ暴き、労働と屈辱を与える。
そして最後に残ったのは、誰にも必要とされない現実だけ。
「どうして……俺は、こんなにも愚かだったんだ」
これは愛を勘違いし、身分を過信し、自分の価値を見誤った男の終焉を描くダークドラマ。
⚠️ 本作は AI の生成した文章を一部に使っています。
4/1「エステルに対する殺意」の内容を一部変更しました。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
幼馴染がいじめるのは俺だ!
むすめっすめ
BL
幼馴染が俺の事いじめてたのは、好きな子いじめちゃうやつだと思ってたのに...
「好きな奴に言われたんだ...幼馴染いじめるのとかガキみてーだって...」
「はっ...ぁ??」
好きな奴って俺じゃないの___!?
ただのいじめっ子×勘違いいじめられっ子
ーーーーーー
主人公 いじめられっ子
小鳥遊洸人
タカナシ ヒロト
小学生の頃から幼馴染の神宮寺 千透星にいじめられている。
姉の助言(?)から千透星が自分のこといじめるのは小学生特有の“好きな子いじめちゃうヤツ“だと思い込むようになり、そんな千透星を、可愛いじゃん...?と思っていた。
高校で初めて千透星に好きな人が出来たことを知ったことから、
脳破壊。
千透星への恋心を自覚する。
幼馴染 いじめっ子
神宮寺 千透星
ジングウジ チトセ
小学生の頃から幼馴染の小鳥遊 洸人をいじめている。
美形であり、陰キャの洸人とは違い周りに人が集まりやすい。(洸人は千透星がわざと自分の周りに集まらないように牽制していると勘違いしている)
転校生の須藤千尋が初恋である
愛され方を教えて
あちゃーた
BL
主人公リハルトは自分を愛さなかった元婚約と家族のために無惨に死んだ…はずだった。
次に目が覚めた時、リハルトは過去に戻っていた。
そこは過去のはずなのにどこかおかしくて…
世継ぎは他の妃が産めばいい——子を産めない私ですが、帝の寵愛を独占して皇后になりました
由香
恋愛
後宮に入る女の価値は、ただ一つ。
——皇子を産めるかどうか。
けれど私は、産めない。
ならば——
「世継ぎは他の妃に任せます。私は、陛下に愛される女になります」
そう言い放ったその日から、すべてが狂い始めた。
毒を盛られても、捨てられず。
皇子が生まれても、選ばれたのは私だった。
「お前は、ここにいろ」
これは、子を産めない女が
ただ一つの武器“寵愛”だけで頂点に立つ物語。
そして——
その寵愛は、やがて狂気に変わる。