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第一章~婚約破棄~
三十四話
「あれ?」
空のお酒の瓶を引き上げてきたところで、宴会の輪から外れて、静かに飲んでいる人たちに気づく。
二人とも、今日初めてのお客さんで。壁にだらんと凭れて、空のグラスを脇に置いたまま喋ってるみたい。
「すみませんー。次、なに飲まれます?」
そっと近づいて尋ねると、二人は目を丸くし――ぺこっと会釈しはった。
「あ、ありがとうございます。でも、大丈夫です」
「俺たち、ビール一杯が限界なんですよー」
確かに、ふたりともすっごい顔が赤いや。ぼくは「そういうことなら」と、にこっと笑う。
「じゃあ、冷たいお茶はいかがですか?」
――お二人は、岩瀬さんと渡辺さんとおっしゃって、蓑崎さんのゼミの同輩なんやって。陽平とは蓑崎さんづてに仲良くなったんやとか。
「そうなんですかぁ。陽平が、いつもお世話になってます」
「いやいや、全然ですよ! 俺らこそ、城山くんにはお世話になってるんで」
「うん。蓑崎と話せるの、彼くらいだから」
ぺこりと頭を下げると、お二人は朗らかに笑った。
彼らによると、蓑崎さんは勉強熱心なあまり、ゼミの仲間と衝突することもしばしばだったそう。岩瀬さんは、陽平と連れ立つようになってから当たりが柔らかくなった、と教えてくれた。
「まあ、うちはオメガはあいつ一人なんで。気を張ってたんすかね」
「そうですね……」
――陽平……言った通り、蓑崎さんを支えてるんやね。
ちょっと複雑な気持ちはするものの……有言実行はえらい。しみじみと感じ入ってると、テーブルの方から「成己くーん」と大声で呼ばれる。見れば、蓑崎さんが手を振っていた。
「はいっ」
「ビール、冷蔵庫にまだあったよねー?」
「あ……はい! 持ってきますね」
ぼくは、岩瀬さんと渡辺さんにぺこりと頭を下げて、キッチンへ走った。
「お待たせしましたー」
テーブルにお酒を置くと、我も我もと手が伸びてきた。
――すごいペースや。一度、スーパーで買い足しせなあかんかも……
それと、おつまみも無いみたい。なにか作ろうかな、と思いながらお皿を引いていると、「ねえ」と声をかけられた。
振り返ると、がっしりした刈り上げ頭の男の人が、にやにやと笑みを浮かべていた。この人は……グループのリーダー格の近藤さんや。
ちょっと身構えながらも、笑って首を傾ける。
「なんでしょうか?」
「成己さん、おつまみなら買ってきてね。エッチ食じゃ、食った気しないし」
「……!」
投げかけられた言葉に、ぎくりとした。
――成己さんの料理って、まんまセンター産オメガって感じだよな……
以前言われた酷いからかいを思い出し、笑顔が強張ってしまう。
すると――蓑崎さんが、近藤さんの隣からひょこりと顔を出す。
「なんですか、エッチ食って」
「知らねえの? 成己さんはセンター出身だろ? センターではな、オメガが身ごもりやすい体になるよう、健康的な飯ばっか食わせるんだ」
「えー! 眉つばでしょ?」
蓑崎さんが、ぷっと噴き出した。
「嘘なもんか。センター産オメガは孕みやすいって、統計的にも出てんだぞ」
近藤さんの言葉に、ひゅーっと誰かが口笛を吹いた。
「ようは励ませるためのメシだから、エッチってことか!」
「それを、成己さんは作ってんのか。あはは、城山も大変だなー!」
どっ、と大きな笑い声が上がった。ただの声やのに、体をもみくちゃにされるような、酷い気持ちになる。
――ひどい……!
ぼくは、顔が真っ赤になるのを抑えられなかった。
恥ずかしさと、悔しさで。
だって、先生たちが、どれだけ愛情をもってぼくを育ててくれたか……みんな知らないのに。そんな、ひどいからかいのネタになんてしないで欲しい。
――最低、ばか!
言い返してやりたい。でも……ぼくは、陽平をちらりと見る。
陽平は、気まずそうな顔でお酒を飲んでいた。聞こえてるはずなのに、ちっとも目が合わない。
「城山、飲んでないで言えよ! どうなんだよ効果は?」
「まあ、ただのガキくさいメシですよ」
近藤さんに肩を抱かれ、陽平が愛想笑いで返す。
その反応に、ぼくはすーっと怒りが悲しみに変わってくのを感じた。
わかってる。
あの近藤さんは、陽平の一番つき合いにくい先輩で。家の繋がりで……つき合いを大事にせなあかん人やもんね。
「……もう、やめてくださいよっ! 恥ずかしいから、退散しますっ」
ぼくは、恥ずかしさと悔しさを堪えて――つとめて明るく言う。
楽しそうな笑い声を背に、小走りにキッチンに引っ込んだ。
ごめんなさい、先生……!
ちゃんと弁解できなかった罪悪感で、胸がキリキリする。ぼくは、勢いよく蛇口を開き、コップに水をどどどと注いだ。
「奥さん、大丈夫ですか」
やけくそで水を呷っていると――おずおずと声をかけられた。岩瀬さんと渡辺さんや。心配そうに眉をひそめて、キッチンの入り口に所在無さげに立ってはる。二人は、中に入ってこようとはしなくて……紳士的やと思う。蓑崎さんがいるから、慣れてるのかもしれへん。
ボウッと考えてから――ぼくは、ハッとしてコップを置く。
「だ、大丈夫です! すみません、気遣ってもらっちゃって」
「いや、俺らがすんません。近藤さん怖さに、何も出来んくて……」
ぺこりと頭を下げると、二人もぺこぺこ! とかわるがわる謝ってくれた。ぼくは、あの場でみんなに笑われたんやないと――少し、気が楽になった。
「……ありがとうございますっ」
にっこり笑うと、お二人はホッとしたように顔を見合わせはった。
そう――わかってくれる人はいるんや。ぼくは息を吐いて、気合を入れなおす。
「よしっ……じゃあ、ぼくお酒買いますね!」
「え。一人でっすか? 危ないすよ」
「それなら、俺たち行ってくるんで」
岩瀬さんと渡辺さんは、慌ててそう申し出てくれた。すごい親切やなあ……と感動しつつ、お気持ちだけ頂くことにする。マンション内にあるスーパーは、電話でオーダーしたら商品を持ってきてくれるサービスがあって、安全やから。
そう言うと、二人は納得してくれた。
「じゃあ、ぼく電話してきますので」
玄関にある電話へ向かおうと、キッチンを出ようとしたとき――
「城山、お前さあ。早まったんじゃねえの?」
近藤さんの声が聞こえてきて、ぼくは動きを止めた。
次は、陽平の声が聞こえてくる。
「何がっすか?」
「いや、蓑崎だよ。美人だけど、変わりもんだと思ってたのにさー。こんな、嫁力も強いとは思わんかったし。成己さんで手を打って、早まったって思ってね?」
――え……!?
ひゅっと、息を飲んだ。
すると、蓑崎さんがけらけらと笑う。
「えー、何言ってんですか。陽平には成己くんが合ってますって」
「いやいや……よく言うよ、お前らのがカップルっぽいじゃん。いつもべったりだし」
「わかる、わかる。成己さん、子どもっぽいからな」
次々に飛んでくる言葉が、胸を刺す。――ぼくは、陽平にふさわしくない……蓑崎さんの方がお似合い。そんな風に見えてるん?
がたがたと、足下から震えがやってくる。ドアノブを握る指が、冷たい。
「もう……陽平もなんとかいいなよ」
蓑崎さんが、陽平に水を向ける。ぼくは、心臓がどきりと鼓動して――固唾を飲む。
――陽平……!
祈るような気持ちで、言葉を待つ。
すると、陽平はぶっきらぼうに言った。
「べつに……晶にも婚約者がいるんで。やめてやってください」
空のお酒の瓶を引き上げてきたところで、宴会の輪から外れて、静かに飲んでいる人たちに気づく。
二人とも、今日初めてのお客さんで。壁にだらんと凭れて、空のグラスを脇に置いたまま喋ってるみたい。
「すみませんー。次、なに飲まれます?」
そっと近づいて尋ねると、二人は目を丸くし――ぺこっと会釈しはった。
「あ、ありがとうございます。でも、大丈夫です」
「俺たち、ビール一杯が限界なんですよー」
確かに、ふたりともすっごい顔が赤いや。ぼくは「そういうことなら」と、にこっと笑う。
「じゃあ、冷たいお茶はいかがですか?」
――お二人は、岩瀬さんと渡辺さんとおっしゃって、蓑崎さんのゼミの同輩なんやって。陽平とは蓑崎さんづてに仲良くなったんやとか。
「そうなんですかぁ。陽平が、いつもお世話になってます」
「いやいや、全然ですよ! 俺らこそ、城山くんにはお世話になってるんで」
「うん。蓑崎と話せるの、彼くらいだから」
ぺこりと頭を下げると、お二人は朗らかに笑った。
彼らによると、蓑崎さんは勉強熱心なあまり、ゼミの仲間と衝突することもしばしばだったそう。岩瀬さんは、陽平と連れ立つようになってから当たりが柔らかくなった、と教えてくれた。
「まあ、うちはオメガはあいつ一人なんで。気を張ってたんすかね」
「そうですね……」
――陽平……言った通り、蓑崎さんを支えてるんやね。
ちょっと複雑な気持ちはするものの……有言実行はえらい。しみじみと感じ入ってると、テーブルの方から「成己くーん」と大声で呼ばれる。見れば、蓑崎さんが手を振っていた。
「はいっ」
「ビール、冷蔵庫にまだあったよねー?」
「あ……はい! 持ってきますね」
ぼくは、岩瀬さんと渡辺さんにぺこりと頭を下げて、キッチンへ走った。
「お待たせしましたー」
テーブルにお酒を置くと、我も我もと手が伸びてきた。
――すごいペースや。一度、スーパーで買い足しせなあかんかも……
それと、おつまみも無いみたい。なにか作ろうかな、と思いながらお皿を引いていると、「ねえ」と声をかけられた。
振り返ると、がっしりした刈り上げ頭の男の人が、にやにやと笑みを浮かべていた。この人は……グループのリーダー格の近藤さんや。
ちょっと身構えながらも、笑って首を傾ける。
「なんでしょうか?」
「成己さん、おつまみなら買ってきてね。エッチ食じゃ、食った気しないし」
「……!」
投げかけられた言葉に、ぎくりとした。
――成己さんの料理って、まんまセンター産オメガって感じだよな……
以前言われた酷いからかいを思い出し、笑顔が強張ってしまう。
すると――蓑崎さんが、近藤さんの隣からひょこりと顔を出す。
「なんですか、エッチ食って」
「知らねえの? 成己さんはセンター出身だろ? センターではな、オメガが身ごもりやすい体になるよう、健康的な飯ばっか食わせるんだ」
「えー! 眉つばでしょ?」
蓑崎さんが、ぷっと噴き出した。
「嘘なもんか。センター産オメガは孕みやすいって、統計的にも出てんだぞ」
近藤さんの言葉に、ひゅーっと誰かが口笛を吹いた。
「ようは励ませるためのメシだから、エッチってことか!」
「それを、成己さんは作ってんのか。あはは、城山も大変だなー!」
どっ、と大きな笑い声が上がった。ただの声やのに、体をもみくちゃにされるような、酷い気持ちになる。
――ひどい……!
ぼくは、顔が真っ赤になるのを抑えられなかった。
恥ずかしさと、悔しさで。
だって、先生たちが、どれだけ愛情をもってぼくを育ててくれたか……みんな知らないのに。そんな、ひどいからかいのネタになんてしないで欲しい。
――最低、ばか!
言い返してやりたい。でも……ぼくは、陽平をちらりと見る。
陽平は、気まずそうな顔でお酒を飲んでいた。聞こえてるはずなのに、ちっとも目が合わない。
「城山、飲んでないで言えよ! どうなんだよ効果は?」
「まあ、ただのガキくさいメシですよ」
近藤さんに肩を抱かれ、陽平が愛想笑いで返す。
その反応に、ぼくはすーっと怒りが悲しみに変わってくのを感じた。
わかってる。
あの近藤さんは、陽平の一番つき合いにくい先輩で。家の繋がりで……つき合いを大事にせなあかん人やもんね。
「……もう、やめてくださいよっ! 恥ずかしいから、退散しますっ」
ぼくは、恥ずかしさと悔しさを堪えて――つとめて明るく言う。
楽しそうな笑い声を背に、小走りにキッチンに引っ込んだ。
ごめんなさい、先生……!
ちゃんと弁解できなかった罪悪感で、胸がキリキリする。ぼくは、勢いよく蛇口を開き、コップに水をどどどと注いだ。
「奥さん、大丈夫ですか」
やけくそで水を呷っていると――おずおずと声をかけられた。岩瀬さんと渡辺さんや。心配そうに眉をひそめて、キッチンの入り口に所在無さげに立ってはる。二人は、中に入ってこようとはしなくて……紳士的やと思う。蓑崎さんがいるから、慣れてるのかもしれへん。
ボウッと考えてから――ぼくは、ハッとしてコップを置く。
「だ、大丈夫です! すみません、気遣ってもらっちゃって」
「いや、俺らがすんません。近藤さん怖さに、何も出来んくて……」
ぺこりと頭を下げると、二人もぺこぺこ! とかわるがわる謝ってくれた。ぼくは、あの場でみんなに笑われたんやないと――少し、気が楽になった。
「……ありがとうございますっ」
にっこり笑うと、お二人はホッとしたように顔を見合わせはった。
そう――わかってくれる人はいるんや。ぼくは息を吐いて、気合を入れなおす。
「よしっ……じゃあ、ぼくお酒買いますね!」
「え。一人でっすか? 危ないすよ」
「それなら、俺たち行ってくるんで」
岩瀬さんと渡辺さんは、慌ててそう申し出てくれた。すごい親切やなあ……と感動しつつ、お気持ちだけ頂くことにする。マンション内にあるスーパーは、電話でオーダーしたら商品を持ってきてくれるサービスがあって、安全やから。
そう言うと、二人は納得してくれた。
「じゃあ、ぼく電話してきますので」
玄関にある電話へ向かおうと、キッチンを出ようとしたとき――
「城山、お前さあ。早まったんじゃねえの?」
近藤さんの声が聞こえてきて、ぼくは動きを止めた。
次は、陽平の声が聞こえてくる。
「何がっすか?」
「いや、蓑崎だよ。美人だけど、変わりもんだと思ってたのにさー。こんな、嫁力も強いとは思わんかったし。成己さんで手を打って、早まったって思ってね?」
――え……!?
ひゅっと、息を飲んだ。
すると、蓑崎さんがけらけらと笑う。
「えー、何言ってんですか。陽平には成己くんが合ってますって」
「いやいや……よく言うよ、お前らのがカップルっぽいじゃん。いつもべったりだし」
「わかる、わかる。成己さん、子どもっぽいからな」
次々に飛んでくる言葉が、胸を刺す。――ぼくは、陽平にふさわしくない……蓑崎さんの方がお似合い。そんな風に見えてるん?
がたがたと、足下から震えがやってくる。ドアノブを握る指が、冷たい。
「もう……陽平もなんとかいいなよ」
蓑崎さんが、陽平に水を向ける。ぼくは、心臓がどきりと鼓動して――固唾を飲む。
――陽平……!
祈るような気持ちで、言葉を待つ。
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