170 / 505
第三章~お披露目~
百六十九話
ゲームが始まって、パーティはますます賑やかになっていた。
「どうですかー? おお、リーチが五人も……そろそろビンゴ出そうですね! 成くん、次行こうっ」
「はいっ。――次は、三十二番ですっ」
お義母さんに目配せされ、ビンゴマシンからボールを取り、番号を読み上げた。
すると、場内でどよめき「ビンゴ!」と声が上がった。
「おめでとうございます!」
「は、はい……!」
にこやかな笑顔で、綾人が景品のコーナーへ当選者さんを案内する。濃紺の着物に同色の羽織を纏った綾人はカッコよくて、当選者さんは見惚れてるみたいや。
嬉しくなって、隣の宏兄を振り返る。
「宏兄、宏兄。三十二番だよ」
「あ……おう」
宏兄は、夢から覚めたようにタブレットに番号を打ち込んだ。すると、ステージ中央のスクリーンに映された既出の番号欄に、「三十二」の数字が並ぶ。聞き逃していたお客さんの中から、また「ビンゴ」と声が上がった。
ぼくはちょっとすまして、宏兄の腕をつつく。
「ふふ。メモ係さん、ちょっとぼうっとしてませんか」
「ああ、悪い。お前があんまり綺麗で……つい、見惚れちまうんだ」
「ひえっ……な、何言うてるんっ」
ぱあ、と頬が熱くなる。くすぐったいほどの眼差しから、くるんと背中を向けると、低い笑い声が聞こえた。
――もう、宏兄ってば、お口が上手いんやから……!
頬を押さえて俯くと、白い着物が目に入る。やわらかな光沢の美しいそれは、お義母さんからお借りしたもの。
ぼくは、当選者さんに笑顔でトークを仕掛けているお義母さんを、そっと見つめた。
この着物を、お借りしたときのことを、思い返す――
パウダールームでぼく達の窮状を知ったお義母さんの行動は、迅速やったん。
生け花や料理を運ぶカートに、ぼくと綾人を乗せ――こっそりと、会場から連れ出してくれはってね。それから、控室でお着替えをさせてくれはってんけど……
「おほー……成くん、すごい華奢だねえ! 僕の着物でも、ちょっと大きいか? 最近、肥えたからなあ」
「えっ、えっと」
お義母さんはぼくの肩の後ろから、鏡を覗きこみながら、唸った。
とけるような肌触りの、水色の着物を着つけてもらったぼくは、おろおろと尋ねた。
「あ、あのっ。ぼく……いいんでしょうか。お義母さんのお着物を、お借りするなんて」
「もちろん! たくさんあるから、遠慮しないで。綾人くんにも向こうで、選んでもらってるから。ねっ」
お義母さんはほほ笑んで、ぼくの肩に手を置いた。その温かな手のひらに、じわ、と安堵が胸にこみ上げる。
「お義母さん、ありがとうございます。ぼく、ほんまにどうしようって……」
「ううん、ごめんよ。スーツ、良く似合ってたのに。僕のパーティで、こんなひどい目に合わせるなんて……」
「お義母さん……」
ぐすりと真っ赤な鼻を鳴らすお義母さんに、ぼくは狼狽える。
「違うんです。ぼくが、その人とは元々揉めていて……それで、助けてくれた綾人まで。ごめんなさい……!」
「へっ」
蓑崎さんとぼくの問題に巻き込んで、皆さんに迷惑をかけてしまった。
――ぼくのせいや。宏兄のご家族に、前の婚約のこと知られたくなくて……きちんと話してなかったから。
ぼくは、事情をかいつまんで話した。宏兄の前に婚約していた人がいて、良くない終わり方をしたこと。その関係で、揉めてしまったこと。
「……そっか」
お義母さんは、静かに呟いていた。
深く頭を下げていると、ぽふりと頭に手が乗った。――そのまま、なでなでと撫でられる。
「よしよし」
「あ、あの……?」
おろおろと目を上げると、お義母さんはにっこりしている。
「あのね。若い子が、そんなに気負わなくていいの。困ったら、だれか頼っていいんだよ」
「えっ」
「少なくとも、僕や旦那に遠慮しないで。成くんは、僕たちの息子なんだから」
「……!」
両手を取られ、しっかりと握られる。慈しみに満ちたほほ笑みを向けられて、瞼が熱くなった。
息子――そんな風に言ってもらえたの、初めて。
胸に熱いものがこみ上げて、慌てて俯く。
「ど、どうしてそんな風に、言って下さるんですか? ぼく、まだ何も出来てません。迷惑をかけてるのに……」
ぐっと涙をこらえていると……目の下にハンカチが押し当てられる。ふわ、と柔軟剤のいい匂いがした。あったかい、涼子先生のハンカチと同じ匂い。
「なに言ってるの。数ある選択肢から、うちの宏章を選んでくれた。それだけで十分だよ」
「……うう」
ぽろ、と零れた涙がふわふわのハンカチに吸い取られてく。
お義母さんは、ふふと笑った。
「それに、あの超可愛いティーセット。きっと、僕たち趣味が合うよ」
そう言って、茶目っ気たっぷりにウインクしたお義母さんは、宏兄にそっくりで。
今日、ここにこられて良かった――ぼくは、心からそう思ったん。
「よし、早く選ぼう。さっきのスーツに負けないやつを!」
「はいっ」
真剣に着物を吟味していると、隣の部屋が開いて、お義母さんの側近の佐藤さん(佐藤さんのお父さんなんやって!)に伴われ、綾人が入って来た。ぼくはその出で立ちに、あっと歓声を上げる。
「綾人! すごいカッコいい!」
「でへー、そうか?」
照れくさそうに、頬を緩める綾人が身にまとうのは――濃紺の落ち着いた着物。透けた羽織が粋な感じで、舞台俳優さんみたいに決まってる。颯爽とした綾人に、大人っぽい渋さが加わって凄く素敵。
お義母さんは、懐かしそうに目を細めた。
「綾くん、超いいじゃない! 懐かしい、それ。旦那が若いころの着物!」
「えっ、そうなんすか? オレてっきり、サイズ的におかーさんのかと」
綾人は意外そうに、袖をはたはたさせる。たしかに、さっきお会いしたお義父さんは、宏兄と同じくらい背が高かったもんね。
「いやいや。彼、僕より年下だからさあ、昔は今ほどデカくはなくて……あ!」
言葉の途中で、お義母さんが手を打ち鳴らす。側近の佐藤さんを振り返り、人差し指を振り回してはる。
「秀くん、この頃の僕の着物も、持ってきてたよね! アレなら、成くんにぴったりじゃないかな!?」
「ああ、なるほど。わかりました」
側近の佐藤さんは頷いたかと思うと、もう手に着物を抱えてきはった。すごい早業や。
「じゃ、これを着てみよう!」
笑顔でひろげられた、その着物は――乳白色で光沢があって……白い花の絵が描かれていた。お義母さんの、少年時代の着物なんやそう。
お義母さんは、にこにこと着物の由来を教えてくれはった。
「懐かしい。旦那がその昔、デートに誘って来たんだけど。僕、着物持ってないって言ったら、仕立ててくれてさ。そしたら、こんな可愛くて……まあ、昔は、今より痩せてて可愛かったんだよね」
「めっちゃ、いい思い出じゃないすか。あ、じゃあ、オレの着物もそのときの?」
「そうそう。初デート記念服。鯉見に行ったんだよ」
「わああ」
ぼくと綾人は歓声を上げた。――めっちゃ、素敵な思い出のつまったお着物や……!
お義母さんは、てれてれと頬をかいてはる。すると、側近の佐藤さんが咳払いをした。
「こちらなら、成己さんに合うはずです。急ぎましょう。余興の時間が迫っています」
「はい……ありがとうございます!」
ぼくは、側近の佐藤さんに促され、着付けのスペースに入った。
「でもさ、おかーさん。このコンセプト、オレと成己が夫婦みたいじゃないっすか?」
「わはは、たしかに。息子二人はやきもち焼きそうだ。とくに朝匡」
「いやいや、宏章さんも大概すよ。こないだなんて、オレが成己に電話したらね……」
のほほんと、綾人とお義母さんが話してはる。
ひ、宏兄がやきもち? 気になったけど、側近の佐藤さんに「しゃんと」と背を叩かれ、慌てて前を向く。
「まあ、妻のピンチにうかうかしてる夫達だし。やきもちくらい焼かせればいいよ」
……大きな手に、そっと手を取られて、ぼくは目を瞬く。
場内の熱狂の中、宏兄が穏やかにほほ笑んでいる。
「どうしたの?」
「うん。可愛い笑顔だなと思って。なに思ってた?」
「も、もう……楽しいなあって思ってただけ!」
「そうか」
宏兄は、安堵したように頷く。いろいろ心配かけちゃったなあって反省しつつ……ぼくは、そっと手を握りかえす。
「はい、そこー新婚さん! 仲良しもいいけど、札を引いてねーっ!」
「あ……はいっ!」
と、お義母さんの賑やかなツッコミが入る。
どっと笑いに包まれる場内で、ぼくと宏兄も笑った。
「どうですかー? おお、リーチが五人も……そろそろビンゴ出そうですね! 成くん、次行こうっ」
「はいっ。――次は、三十二番ですっ」
お義母さんに目配せされ、ビンゴマシンからボールを取り、番号を読み上げた。
すると、場内でどよめき「ビンゴ!」と声が上がった。
「おめでとうございます!」
「は、はい……!」
にこやかな笑顔で、綾人が景品のコーナーへ当選者さんを案内する。濃紺の着物に同色の羽織を纏った綾人はカッコよくて、当選者さんは見惚れてるみたいや。
嬉しくなって、隣の宏兄を振り返る。
「宏兄、宏兄。三十二番だよ」
「あ……おう」
宏兄は、夢から覚めたようにタブレットに番号を打ち込んだ。すると、ステージ中央のスクリーンに映された既出の番号欄に、「三十二」の数字が並ぶ。聞き逃していたお客さんの中から、また「ビンゴ」と声が上がった。
ぼくはちょっとすまして、宏兄の腕をつつく。
「ふふ。メモ係さん、ちょっとぼうっとしてませんか」
「ああ、悪い。お前があんまり綺麗で……つい、見惚れちまうんだ」
「ひえっ……な、何言うてるんっ」
ぱあ、と頬が熱くなる。くすぐったいほどの眼差しから、くるんと背中を向けると、低い笑い声が聞こえた。
――もう、宏兄ってば、お口が上手いんやから……!
頬を押さえて俯くと、白い着物が目に入る。やわらかな光沢の美しいそれは、お義母さんからお借りしたもの。
ぼくは、当選者さんに笑顔でトークを仕掛けているお義母さんを、そっと見つめた。
この着物を、お借りしたときのことを、思い返す――
パウダールームでぼく達の窮状を知ったお義母さんの行動は、迅速やったん。
生け花や料理を運ぶカートに、ぼくと綾人を乗せ――こっそりと、会場から連れ出してくれはってね。それから、控室でお着替えをさせてくれはってんけど……
「おほー……成くん、すごい華奢だねえ! 僕の着物でも、ちょっと大きいか? 最近、肥えたからなあ」
「えっ、えっと」
お義母さんはぼくの肩の後ろから、鏡を覗きこみながら、唸った。
とけるような肌触りの、水色の着物を着つけてもらったぼくは、おろおろと尋ねた。
「あ、あのっ。ぼく……いいんでしょうか。お義母さんのお着物を、お借りするなんて」
「もちろん! たくさんあるから、遠慮しないで。綾人くんにも向こうで、選んでもらってるから。ねっ」
お義母さんはほほ笑んで、ぼくの肩に手を置いた。その温かな手のひらに、じわ、と安堵が胸にこみ上げる。
「お義母さん、ありがとうございます。ぼく、ほんまにどうしようって……」
「ううん、ごめんよ。スーツ、良く似合ってたのに。僕のパーティで、こんなひどい目に合わせるなんて……」
「お義母さん……」
ぐすりと真っ赤な鼻を鳴らすお義母さんに、ぼくは狼狽える。
「違うんです。ぼくが、その人とは元々揉めていて……それで、助けてくれた綾人まで。ごめんなさい……!」
「へっ」
蓑崎さんとぼくの問題に巻き込んで、皆さんに迷惑をかけてしまった。
――ぼくのせいや。宏兄のご家族に、前の婚約のこと知られたくなくて……きちんと話してなかったから。
ぼくは、事情をかいつまんで話した。宏兄の前に婚約していた人がいて、良くない終わり方をしたこと。その関係で、揉めてしまったこと。
「……そっか」
お義母さんは、静かに呟いていた。
深く頭を下げていると、ぽふりと頭に手が乗った。――そのまま、なでなでと撫でられる。
「よしよし」
「あ、あの……?」
おろおろと目を上げると、お義母さんはにっこりしている。
「あのね。若い子が、そんなに気負わなくていいの。困ったら、だれか頼っていいんだよ」
「えっ」
「少なくとも、僕や旦那に遠慮しないで。成くんは、僕たちの息子なんだから」
「……!」
両手を取られ、しっかりと握られる。慈しみに満ちたほほ笑みを向けられて、瞼が熱くなった。
息子――そんな風に言ってもらえたの、初めて。
胸に熱いものがこみ上げて、慌てて俯く。
「ど、どうしてそんな風に、言って下さるんですか? ぼく、まだ何も出来てません。迷惑をかけてるのに……」
ぐっと涙をこらえていると……目の下にハンカチが押し当てられる。ふわ、と柔軟剤のいい匂いがした。あったかい、涼子先生のハンカチと同じ匂い。
「なに言ってるの。数ある選択肢から、うちの宏章を選んでくれた。それだけで十分だよ」
「……うう」
ぽろ、と零れた涙がふわふわのハンカチに吸い取られてく。
お義母さんは、ふふと笑った。
「それに、あの超可愛いティーセット。きっと、僕たち趣味が合うよ」
そう言って、茶目っ気たっぷりにウインクしたお義母さんは、宏兄にそっくりで。
今日、ここにこられて良かった――ぼくは、心からそう思ったん。
「よし、早く選ぼう。さっきのスーツに負けないやつを!」
「はいっ」
真剣に着物を吟味していると、隣の部屋が開いて、お義母さんの側近の佐藤さん(佐藤さんのお父さんなんやって!)に伴われ、綾人が入って来た。ぼくはその出で立ちに、あっと歓声を上げる。
「綾人! すごいカッコいい!」
「でへー、そうか?」
照れくさそうに、頬を緩める綾人が身にまとうのは――濃紺の落ち着いた着物。透けた羽織が粋な感じで、舞台俳優さんみたいに決まってる。颯爽とした綾人に、大人っぽい渋さが加わって凄く素敵。
お義母さんは、懐かしそうに目を細めた。
「綾くん、超いいじゃない! 懐かしい、それ。旦那が若いころの着物!」
「えっ、そうなんすか? オレてっきり、サイズ的におかーさんのかと」
綾人は意外そうに、袖をはたはたさせる。たしかに、さっきお会いしたお義父さんは、宏兄と同じくらい背が高かったもんね。
「いやいや。彼、僕より年下だからさあ、昔は今ほどデカくはなくて……あ!」
言葉の途中で、お義母さんが手を打ち鳴らす。側近の佐藤さんを振り返り、人差し指を振り回してはる。
「秀くん、この頃の僕の着物も、持ってきてたよね! アレなら、成くんにぴったりじゃないかな!?」
「ああ、なるほど。わかりました」
側近の佐藤さんは頷いたかと思うと、もう手に着物を抱えてきはった。すごい早業や。
「じゃ、これを着てみよう!」
笑顔でひろげられた、その着物は――乳白色で光沢があって……白い花の絵が描かれていた。お義母さんの、少年時代の着物なんやそう。
お義母さんは、にこにこと着物の由来を教えてくれはった。
「懐かしい。旦那がその昔、デートに誘って来たんだけど。僕、着物持ってないって言ったら、仕立ててくれてさ。そしたら、こんな可愛くて……まあ、昔は、今より痩せてて可愛かったんだよね」
「めっちゃ、いい思い出じゃないすか。あ、じゃあ、オレの着物もそのときの?」
「そうそう。初デート記念服。鯉見に行ったんだよ」
「わああ」
ぼくと綾人は歓声を上げた。――めっちゃ、素敵な思い出のつまったお着物や……!
お義母さんは、てれてれと頬をかいてはる。すると、側近の佐藤さんが咳払いをした。
「こちらなら、成己さんに合うはずです。急ぎましょう。余興の時間が迫っています」
「はい……ありがとうございます!」
ぼくは、側近の佐藤さんに促され、着付けのスペースに入った。
「でもさ、おかーさん。このコンセプト、オレと成己が夫婦みたいじゃないっすか?」
「わはは、たしかに。息子二人はやきもち焼きそうだ。とくに朝匡」
「いやいや、宏章さんも大概すよ。こないだなんて、オレが成己に電話したらね……」
のほほんと、綾人とお義母さんが話してはる。
ひ、宏兄がやきもち? 気になったけど、側近の佐藤さんに「しゃんと」と背を叩かれ、慌てて前を向く。
「まあ、妻のピンチにうかうかしてる夫達だし。やきもちくらい焼かせればいいよ」
……大きな手に、そっと手を取られて、ぼくは目を瞬く。
場内の熱狂の中、宏兄が穏やかにほほ笑んでいる。
「どうしたの?」
「うん。可愛い笑顔だなと思って。なに思ってた?」
「も、もう……楽しいなあって思ってただけ!」
「そうか」
宏兄は、安堵したように頷く。いろいろ心配かけちゃったなあって反省しつつ……ぼくは、そっと手を握りかえす。
「はい、そこー新婚さん! 仲良しもいいけど、札を引いてねーっ!」
「あ……はいっ!」
と、お義母さんの賑やかなツッコミが入る。
どっと笑いに包まれる場内で、ぼくと宏兄も笑った。
あなたにおすすめの小説
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
完結しました!ありがとうございました。
文句を言わない婚約者は、俺の愛する幼馴染みを許していなかった【完結保証】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
幼馴染を優先しても、婚約者アウローラは何も言わない。だから、これからも幼馴染みとイチャイチャできる──
侯爵令息トリスタンは、そんな甘い幻想を信じていた。
だが婿入りした瞬間、彼の“軽んじた態度”はすべて清算される。
アウローラは冷徹に、トリスタンの傲慢と欲望を1つずつ暴き、労働と屈辱を与える。
そして最後に残ったのは、誰にも必要とされない現実だけ。
「どうして……俺は、こんなにも愚かだったんだ」
これは愛を勘違いし、身分を過信し、自分の価値を見誤った男の終焉を描くダークドラマ。
⚠️ 本作は AI の生成した文章を一部に使っています。
4/1「エステルに対する殺意」の内容を一部変更しました。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
幼馴染がいじめるのは俺だ!
むすめっすめ
BL
幼馴染が俺の事いじめてたのは、好きな子いじめちゃうやつだと思ってたのに...
「好きな奴に言われたんだ...幼馴染いじめるのとかガキみてーだって...」
「はっ...ぁ??」
好きな奴って俺じゃないの___!?
ただのいじめっ子×勘違いいじめられっ子
ーーーーーー
主人公 いじめられっ子
小鳥遊洸人
タカナシ ヒロト
小学生の頃から幼馴染の神宮寺 千透星にいじめられている。
姉の助言(?)から千透星が自分のこといじめるのは小学生特有の“好きな子いじめちゃうヤツ“だと思い込むようになり、そんな千透星を、可愛いじゃん...?と思っていた。
高校で初めて千透星に好きな人が出来たことを知ったことから、
脳破壊。
千透星への恋心を自覚する。
幼馴染 いじめっ子
神宮寺 千透星
ジングウジ チトセ
小学生の頃から幼馴染の小鳥遊 洸人をいじめている。
美形であり、陰キャの洸人とは違い周りに人が集まりやすい。(洸人は千透星がわざと自分の周りに集まらないように牽制していると勘違いしている)
転校生の須藤千尋が初恋である
愛され方を教えて
あちゃーた
BL
主人公リハルトは自分を愛さなかった元婚約と家族のために無惨に死んだ…はずだった。
次に目が覚めた時、リハルトは過去に戻っていた。
そこは過去のはずなのにどこかおかしくて…
世継ぎは他の妃が産めばいい——子を産めない私ですが、帝の寵愛を独占して皇后になりました
由香
恋愛
後宮に入る女の価値は、ただ一つ。
——皇子を産めるかどうか。
けれど私は、産めない。
ならば——
「世継ぎは他の妃に任せます。私は、陛下に愛される女になります」
そう言い放ったその日から、すべてが狂い始めた。
毒を盛られても、捨てられず。
皇子が生まれても、選ばれたのは私だった。
「お前は、ここにいろ」
これは、子を産めない女が
ただ一つの武器“寵愛”だけで頂点に立つ物語。
そして——
その寵愛は、やがて狂気に変わる。