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第四章~新たな門出~
二百三十五話【SIDE:陽平母】
『……』
静まりかえったリビングに、ガサゴソと何かを掻き回す音が響いた。
それから、何かが弾む音。――音が割れるのも気にせず、親指で音量のタブを押し上げていく。
「……?」
椹木と雌猫が、不思議そうに顔を見合わせる。私が何をしたいのか、解らなかったらしい。
鈍いわね、と失笑が漏れる。
「城山さん、一体……?」
椹木が、眉を寄せて問うたときだった。
『……ぁっ』
艶めいた声が、響く。
「!」
椹木と雌猫が、目を見開いた。私は唇をしならせて、音量をついに最大にする。
すると、
『あっ……あぁん……!』
ボイスレコーダーから、媚びた甘い声が飛び出す。それから、荒い息遣いに生々しい水音。
何をバラされているのか……やっと感づいたらしい雌猫が「あっ」と叫んだ。
けど、もう遅い。
『ああん……気持ちいいっ……陽平……!』
リビングに、淫らな大声が響く。
「……!」
椹木は、サアッと青褪めた。
男に媚びる、オメガの鳴き声……それが、誰のものであるか、悟ったらしい。銅像みたくフリーズして、ボイスレコーダーを凝視している。
「嘘、ママ……なんで……!」
雌猫は、フリーズ男の腕の中でぶるぶると頭を振る。やめて、と仕切りに呟いている。
やめるわけないでしょ、バカね。私は鼻で笑い、ボイスレコーダーを高く掲げた。
『あんっ……あっ……お前の指、気持ちいい……』
『……こんな入れて、痛くねえの?』
『いいからっ、もっと拡げてっ………』
『……こう?』
『あっ! そう、もっとぐりぐりしてぇ』
ほら、音声のあなたはヒートアップしてく。私の息子に甘える声、聞こえるでしょう?
「やめッ……!?」
雌猫は真っ赤になって、フリーズ男の腕から逃れようと、藻掻いた。――次の展開がわかっているのね。けれど、呆然としてる椹木の石のような腕から脱け出せず、泡を食っている。
「ママ! ママ、止めてよ!」
「静かにしなさい。椹木さん、よく聴きなさい! これが無理矢理される、オメガの声かしらぁ?!」
「わーっ!」
雌猫はジタバタ暴れて、泣き叫ぶ。でも、高性能レコーダーは、恥を大音量で放出した。
『陽平っ、もっと奥までして……』
『……いいのか?』
『うんっ、欲しい……陽平の』
『晶……!』
『あっ……深いっ……ああ、ああああ……っ!』
「――やめろぉぉ!」
一際淫らな叫びが上がった瞬間、雌猫は金切声を上げた。
「うああー!」
木偶と化した椹木を突き飛ばし、飛びかかってくる。
狙いは、レコーダーね。
「甘く見るんじゃないわよ!」
そう来るくらい、私は読めてるの。
ひらり、とすんでで身をかわし、ソファに飛び乗った。バネを利用し跳躍すると、ソファの背もたれを飛び越えた。
「ああっ!」
「あははは! 捕まるわけないでしょ!」
噛みつきそうな顔で、こちらに方向転換する雌猫をあざ笑う。ひらりひらりとスカートを翻し、家具の間をすり抜けては、突進してくる雌猫の追撃をかわした。
『あああっ、陽平の凄い……あの人のと、違うぅ……!』
『……良いのか?』
『うんっ、大きくて……ひろがっちゃうっ! 気持ちいいっ』
その間も、レコーダーは痴態の限りを曝す。
どれだけ被害者ぶっても、これじゃあ台無しだって言わんばかりに。
雌猫は真っ赤になって、悲鳴を上げた。
「このっ、この……止めろよぉぉ!」
「ははははは! 嫌よ、このアバズレ! キャーキャー騒いで楽しそうじゃないの、椹木さんにもっと聞いてもらいましょうよ?!」
「うぁぁあ!」
滅茶苦茶に腕を振り回し、飛びかかって来た。――頭に血の上った単純な動き。自分のあられもない声が響き続けるせいか、雌猫の動きは精彩を欠いてる。小柄な女性の私でも、簡単に躱せるほどね。
ギリギリまで惹きつけて躱すと、雌猫は観葉植物に突っ込んだ。
ドタン! 大きな音が立った。
「うぐっ!」
「……し、晶君……!」
もんどりうった婚約者に、我に返った椹木が駆け寄った。抱き起して、必死な顔で私を振り返る。
「城山さん……申し訳ありませんでした。彼にかわって謝罪いたしますから、どうか、もう……!」
「はぁ~?」
許しを乞われて、鼻白んでしまう。暴れたせいで、乱れた髪を耳に掛けると、こっちに近づいてくる足音が良く聞こえた。
にいと唇をつり上げる。
「お言葉ですが、城山が受けた侮辱はこんなものじゃありませんわよ?」
椹木が悲痛に顔を歪めたのと、ドアが開いたのは、同時だった。
「旦那様! さっきの物音、は……?」
飛び込んできた使用人たちは、状況がつかめないのかポカンとしていた。
スッ転んでいる女主人と、それを抱えたまま膝まづく主人。その前に、仁王立ちでボイスレコーダを掲げる私。そして――淫らな声。
『陽平、陽平……好きっ、大好き!』
『晶……!』
『あぁん! いいっ……中に出てるぅ……!』
彼らは、淫ら極まりない女主人の声に、呆然として顔を見合わせている。
「え……この声、晶様……?」
「これは、一体……?」
「うあああ、聞くなあぁ!」
使用人達にまで恥をさらし、雌猫は悶え泣いた。
「やだやだやだ! 酷いよ、酷いよママ! 俺が何したんだよぉ……!」
癇癪を起した子どものように、床の上でのたくっている。……あんまりみっともなくて、鳥肌が立ってしまいそうだわ。
「がふっ!」
ふいに滅茶滅茶に振り回した足が、椹木の横面を蹴る。呻いた主人に、使用人が我に返った。
「――旦那様!」
「だ、大丈夫です……それより晶君を、静かな所で休ませてあげてください」
頬を抑えて、椹木が雌猫を連れて行くように、使用人に言う。
――甘い男ねえ。浮気者の婚約者を気遣うの?
もっと責めて、殴るくらいしなさいよ。
苛々していると、雌猫が叫んだ。
「……それっ、取り返して! それを止めさせて!」
私に指を突きつけ、レコーダーを奪うよう使用人に命じる。
狼狽えながらも忠実に私に向かってきた使用人たちを、私は一喝する。
「下がりなさい! 私は城山弓依よ。髪一筋でも触ったら、酷い目に遭わせてやるわよ」
それから、身をひるがえし――部屋の外に飛び出した。
「うわあああ!」
「あははは!」
雌猫の悲鳴が、背を追ってくる。
縦横無尽に、廊下を走り回る。すれ違う使用人が、私に驚き――それから、淫らな大音声に目をむいていく。
『陽平、好きっ。お前だけだよっ……』
黙れ、大嘘つき。
大理石の床に反響する声に毒づく。
『今だけでいいから……好きって言って。成己くんよりも……!』
あんた、成己さんよりも汚いわよ。
『あああっ、出して! 孕ませて……!』
死ね!
「絶対に許さないからっっ!!!」
追いすがってくる使用人をかわしながら、怨嗟の言葉を叫ぶ。
全てが許せなかった。
愛も、信頼も……思い出さえも裏切った、晶ちゃん。大切で、守ってあげたかった小さな王子様。
「やめろってば! やめろ……!」
お前が、殺したのよ……このアバズレ!
どたばたと、階段を駆け上ってくる雌猫を、椹木や使用人が必死に引き留める。これ以上、城山と問題を起こすわけにいかないものね。
――オメガとして……恥をかき曝して、死んじまえ!
私は、憎しみのままに椹木邸を走り回った。
ボイスレコーダーに吹きこんだ痴態のすべてを曝すまで……
静まりかえったリビングに、ガサゴソと何かを掻き回す音が響いた。
それから、何かが弾む音。――音が割れるのも気にせず、親指で音量のタブを押し上げていく。
「……?」
椹木と雌猫が、不思議そうに顔を見合わせる。私が何をしたいのか、解らなかったらしい。
鈍いわね、と失笑が漏れる。
「城山さん、一体……?」
椹木が、眉を寄せて問うたときだった。
『……ぁっ』
艶めいた声が、響く。
「!」
椹木と雌猫が、目を見開いた。私は唇をしならせて、音量をついに最大にする。
すると、
『あっ……あぁん……!』
ボイスレコーダーから、媚びた甘い声が飛び出す。それから、荒い息遣いに生々しい水音。
何をバラされているのか……やっと感づいたらしい雌猫が「あっ」と叫んだ。
けど、もう遅い。
『ああん……気持ちいいっ……陽平……!』
リビングに、淫らな大声が響く。
「……!」
椹木は、サアッと青褪めた。
男に媚びる、オメガの鳴き声……それが、誰のものであるか、悟ったらしい。銅像みたくフリーズして、ボイスレコーダーを凝視している。
「嘘、ママ……なんで……!」
雌猫は、フリーズ男の腕の中でぶるぶると頭を振る。やめて、と仕切りに呟いている。
やめるわけないでしょ、バカね。私は鼻で笑い、ボイスレコーダーを高く掲げた。
『あんっ……あっ……お前の指、気持ちいい……』
『……こんな入れて、痛くねえの?』
『いいからっ、もっと拡げてっ………』
『……こう?』
『あっ! そう、もっとぐりぐりしてぇ』
ほら、音声のあなたはヒートアップしてく。私の息子に甘える声、聞こえるでしょう?
「やめッ……!?」
雌猫は真っ赤になって、フリーズ男の腕から逃れようと、藻掻いた。――次の展開がわかっているのね。けれど、呆然としてる椹木の石のような腕から脱け出せず、泡を食っている。
「ママ! ママ、止めてよ!」
「静かにしなさい。椹木さん、よく聴きなさい! これが無理矢理される、オメガの声かしらぁ?!」
「わーっ!」
雌猫はジタバタ暴れて、泣き叫ぶ。でも、高性能レコーダーは、恥を大音量で放出した。
『陽平っ、もっと奥までして……』
『……いいのか?』
『うんっ、欲しい……陽平の』
『晶……!』
『あっ……深いっ……ああ、ああああ……っ!』
「――やめろぉぉ!」
一際淫らな叫びが上がった瞬間、雌猫は金切声を上げた。
「うああー!」
木偶と化した椹木を突き飛ばし、飛びかかってくる。
狙いは、レコーダーね。
「甘く見るんじゃないわよ!」
そう来るくらい、私は読めてるの。
ひらり、とすんでで身をかわし、ソファに飛び乗った。バネを利用し跳躍すると、ソファの背もたれを飛び越えた。
「ああっ!」
「あははは! 捕まるわけないでしょ!」
噛みつきそうな顔で、こちらに方向転換する雌猫をあざ笑う。ひらりひらりとスカートを翻し、家具の間をすり抜けては、突進してくる雌猫の追撃をかわした。
『あああっ、陽平の凄い……あの人のと、違うぅ……!』
『……良いのか?』
『うんっ、大きくて……ひろがっちゃうっ! 気持ちいいっ』
その間も、レコーダーは痴態の限りを曝す。
どれだけ被害者ぶっても、これじゃあ台無しだって言わんばかりに。
雌猫は真っ赤になって、悲鳴を上げた。
「このっ、この……止めろよぉぉ!」
「ははははは! 嫌よ、このアバズレ! キャーキャー騒いで楽しそうじゃないの、椹木さんにもっと聞いてもらいましょうよ?!」
「うぁぁあ!」
滅茶苦茶に腕を振り回し、飛びかかって来た。――頭に血の上った単純な動き。自分のあられもない声が響き続けるせいか、雌猫の動きは精彩を欠いてる。小柄な女性の私でも、簡単に躱せるほどね。
ギリギリまで惹きつけて躱すと、雌猫は観葉植物に突っ込んだ。
ドタン! 大きな音が立った。
「うぐっ!」
「……し、晶君……!」
もんどりうった婚約者に、我に返った椹木が駆け寄った。抱き起して、必死な顔で私を振り返る。
「城山さん……申し訳ありませんでした。彼にかわって謝罪いたしますから、どうか、もう……!」
「はぁ~?」
許しを乞われて、鼻白んでしまう。暴れたせいで、乱れた髪を耳に掛けると、こっちに近づいてくる足音が良く聞こえた。
にいと唇をつり上げる。
「お言葉ですが、城山が受けた侮辱はこんなものじゃありませんわよ?」
椹木が悲痛に顔を歪めたのと、ドアが開いたのは、同時だった。
「旦那様! さっきの物音、は……?」
飛び込んできた使用人たちは、状況がつかめないのかポカンとしていた。
スッ転んでいる女主人と、それを抱えたまま膝まづく主人。その前に、仁王立ちでボイスレコーダを掲げる私。そして――淫らな声。
『陽平、陽平……好きっ、大好き!』
『晶……!』
『あぁん! いいっ……中に出てるぅ……!』
彼らは、淫ら極まりない女主人の声に、呆然として顔を見合わせている。
「え……この声、晶様……?」
「これは、一体……?」
「うあああ、聞くなあぁ!」
使用人達にまで恥をさらし、雌猫は悶え泣いた。
「やだやだやだ! 酷いよ、酷いよママ! 俺が何したんだよぉ……!」
癇癪を起した子どものように、床の上でのたくっている。……あんまりみっともなくて、鳥肌が立ってしまいそうだわ。
「がふっ!」
ふいに滅茶滅茶に振り回した足が、椹木の横面を蹴る。呻いた主人に、使用人が我に返った。
「――旦那様!」
「だ、大丈夫です……それより晶君を、静かな所で休ませてあげてください」
頬を抑えて、椹木が雌猫を連れて行くように、使用人に言う。
――甘い男ねえ。浮気者の婚約者を気遣うの?
もっと責めて、殴るくらいしなさいよ。
苛々していると、雌猫が叫んだ。
「……それっ、取り返して! それを止めさせて!」
私に指を突きつけ、レコーダーを奪うよう使用人に命じる。
狼狽えながらも忠実に私に向かってきた使用人たちを、私は一喝する。
「下がりなさい! 私は城山弓依よ。髪一筋でも触ったら、酷い目に遭わせてやるわよ」
それから、身をひるがえし――部屋の外に飛び出した。
「うわあああ!」
「あははは!」
雌猫の悲鳴が、背を追ってくる。
縦横無尽に、廊下を走り回る。すれ違う使用人が、私に驚き――それから、淫らな大音声に目をむいていく。
『陽平、好きっ。お前だけだよっ……』
黙れ、大嘘つき。
大理石の床に反響する声に毒づく。
『今だけでいいから……好きって言って。成己くんよりも……!』
あんた、成己さんよりも汚いわよ。
『あああっ、出して! 孕ませて……!』
死ね!
「絶対に許さないからっっ!!!」
追いすがってくる使用人をかわしながら、怨嗟の言葉を叫ぶ。
全てが許せなかった。
愛も、信頼も……思い出さえも裏切った、晶ちゃん。大切で、守ってあげたかった小さな王子様。
「やめろってば! やめろ……!」
お前が、殺したのよ……このアバズレ!
どたばたと、階段を駆け上ってくる雌猫を、椹木や使用人が必死に引き留める。これ以上、城山と問題を起こすわけにいかないものね。
――オメガとして……恥をかき曝して、死んじまえ!
私は、憎しみのままに椹木邸を走り回った。
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