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第七章~おごりの盾~
四百四十八話
「あぁ……っ」
あまりの快感に、宏ちゃんの頭を抱え込んだ。胸に触れられただけなのに、びくびくと体がふるえてしまう。舌先で敏感な尖りを転がされ、甘えた声が止まらない。
「ま、待って……変なん……」
「可愛い……すごく敏感だな」
宏ちゃんが喉の奥で笑う。熱い吐息にさえ感じてしまい、涙が滲んだ。
――なんか、だめっ……宏ちゃんに触れられると、びりびりして……
久しぶりなのもあって、宏ちゃんはとても優しかった。指も唇も、強引なところは一つも無くて、こわれものに触れるみたいなのに。ぼくはまるで、ほんのちょっとつつかれたら「ぱちん」って弾ける果実やった。
「やああ……」
「大丈夫だよ。怖くないから……」
汗ばんだ腕にしがみついて、啜り泣く。手首をとらえられ、シーツに縫い付けられて……もう逃げられない。ぼくの胸の上をつややかな髪がくすぐるたび、吐息が震えた。
「だめぇ……」
ほとんどもがくように、ぼくはシーツにしがみついた。
脚をひろげられて、下腹に唇が触れると、わあっと泣きだしたくなる。……どうして、こんなに感じちゃうんだろう? 体を丸めて泣いていると、宏ちゃんが覆いかぶさってくる。
「成。すごく良い匂いだ……」
「あ……」
ぎゅ、と抱きしめられ、背に感じる重みが愛しい。ぴったりとくっついた肌の上で、二人の汗が混じり合う。深く芳しい木々の香りに包まれ、心が満ちていくみたい。
「ああ……っ」
朦朧としていたぼくは、目を見ひらく。
長い指が、お尻の狭間をするりと滑り降りてきたん。潤滑油をまとう指で、奥を探るように撫でられて……期待に呼吸が早くなる。腰を揺らすと、くすりと笑い声がした。
「成。かわいい……」
「あっ……」
ぬぷ……と水を潰すような音を立て、長い指がゆっくりと沈んでくる。押しひろげられる。くねくねと蠢きながら――いちばん奥まで。ぼくは、宏ちゃんの指をきゅうと締めつける。
「ふあっ、んう……」
「気持ちいい?」
夢中で、こくこくと頷いた。――きもちいい。どうにかなっちゃう。宏ちゃんは笑って、腰の奥をたっぷりと甘やかしてくれる。ぼくはシーツに突っ伏して、泣くような声を上げ続けた。
――宏ちゃん、宏ちゃん……!
幾度も高みに連れていかれ、ベッドにたらんと四肢を伸ばす。しっとりしたシーツに片頬をつけ、ぼんやりしていると、強く抱きかかえられる。
「……っ?」
目を瞬くと、優しい眼差しが見下ろしていた。
「ちょっと休憩。……飲めるか?」
唇に、ペットボトルの飲み口があてがわれる。頷くかわりに口を開けると、ぬるい水がやわらかに喉をすべってく。
「ん……」
こくこくと夢中で飲むぼくを、宏ちゃんはじっと見守ってくれた。濡れた唇を、親指で拭ってくれる。優しい腕に抱かれて、うっとりしていると……宏ちゃんは目を細める。
「大丈夫か?」
「うん……っ」
どちらからともなく、唇を重ねた。キスしながら、大きな手のひらにからだを撫でられて……ふわふわと心地良くなる。太ももをくすぐられて「やあ」と身を捩れば、宏ちゃんはふっと笑った。
「かわいい声」
「……あっ」
内腿に入り込んだ手が、そっと蕾を撫でた。そのまま、足の狭間におりて……指先が奥に触れる。ぴくん、とぼくはのけ反った。
「あ……んっ」
さっきまでの名残で、簡単に受けいれてしまう。腰の奥が甘く疼いて、ぼくは頭を振った。宏ちゃんの指に翻弄されて、すぐに燃え始めて……
――熱い……っ、また……
宏ちゃんは、ぼくの目をじっと見つめながら……ぎゅっと抱く腕に力をこめた。ベッドに横たえられる。
「宏ちゃん……」
「成……いいか?」
熱い眼差しに見下ろされ、ぼくは夢見るような気持ちで頷いた。
「……力、抜いててな」
しっかりと腰を掴まれて、宏ちゃんが力強く入ってくる。ぼくは、咄嗟に肩に掴まった。――しどけなく開いていた膝を閉じることも出来ないで……奥深くまで抱かれてしまう。
「ひろ、ちゃ……」
「成……っ」
圧倒的な存在感に、喉が引き攣れる。でも……力が抜けていたせいか、いつもより苦しくない。下腹に宿るぴりぴりと甘い痛みが全身にじんわりと広がって……意識がもうろうとする。
――もう……とけちゃ……
間接照明がほのかに照らす部屋の天井が、とろんと歪んでって……ぼくの意識はとけ落ちた。
あまりの快感に、宏ちゃんの頭を抱え込んだ。胸に触れられただけなのに、びくびくと体がふるえてしまう。舌先で敏感な尖りを転がされ、甘えた声が止まらない。
「ま、待って……変なん……」
「可愛い……すごく敏感だな」
宏ちゃんが喉の奥で笑う。熱い吐息にさえ感じてしまい、涙が滲んだ。
――なんか、だめっ……宏ちゃんに触れられると、びりびりして……
久しぶりなのもあって、宏ちゃんはとても優しかった。指も唇も、強引なところは一つも無くて、こわれものに触れるみたいなのに。ぼくはまるで、ほんのちょっとつつかれたら「ぱちん」って弾ける果実やった。
「やああ……」
「大丈夫だよ。怖くないから……」
汗ばんだ腕にしがみついて、啜り泣く。手首をとらえられ、シーツに縫い付けられて……もう逃げられない。ぼくの胸の上をつややかな髪がくすぐるたび、吐息が震えた。
「だめぇ……」
ほとんどもがくように、ぼくはシーツにしがみついた。
脚をひろげられて、下腹に唇が触れると、わあっと泣きだしたくなる。……どうして、こんなに感じちゃうんだろう? 体を丸めて泣いていると、宏ちゃんが覆いかぶさってくる。
「成。すごく良い匂いだ……」
「あ……」
ぎゅ、と抱きしめられ、背に感じる重みが愛しい。ぴったりとくっついた肌の上で、二人の汗が混じり合う。深く芳しい木々の香りに包まれ、心が満ちていくみたい。
「ああ……っ」
朦朧としていたぼくは、目を見ひらく。
長い指が、お尻の狭間をするりと滑り降りてきたん。潤滑油をまとう指で、奥を探るように撫でられて……期待に呼吸が早くなる。腰を揺らすと、くすりと笑い声がした。
「成。かわいい……」
「あっ……」
ぬぷ……と水を潰すような音を立て、長い指がゆっくりと沈んでくる。押しひろげられる。くねくねと蠢きながら――いちばん奥まで。ぼくは、宏ちゃんの指をきゅうと締めつける。
「ふあっ、んう……」
「気持ちいい?」
夢中で、こくこくと頷いた。――きもちいい。どうにかなっちゃう。宏ちゃんは笑って、腰の奥をたっぷりと甘やかしてくれる。ぼくはシーツに突っ伏して、泣くような声を上げ続けた。
――宏ちゃん、宏ちゃん……!
幾度も高みに連れていかれ、ベッドにたらんと四肢を伸ばす。しっとりしたシーツに片頬をつけ、ぼんやりしていると、強く抱きかかえられる。
「……っ?」
目を瞬くと、優しい眼差しが見下ろしていた。
「ちょっと休憩。……飲めるか?」
唇に、ペットボトルの飲み口があてがわれる。頷くかわりに口を開けると、ぬるい水がやわらかに喉をすべってく。
「ん……」
こくこくと夢中で飲むぼくを、宏ちゃんはじっと見守ってくれた。濡れた唇を、親指で拭ってくれる。優しい腕に抱かれて、うっとりしていると……宏ちゃんは目を細める。
「大丈夫か?」
「うん……っ」
どちらからともなく、唇を重ねた。キスしながら、大きな手のひらにからだを撫でられて……ふわふわと心地良くなる。太ももをくすぐられて「やあ」と身を捩れば、宏ちゃんはふっと笑った。
「かわいい声」
「……あっ」
内腿に入り込んだ手が、そっと蕾を撫でた。そのまま、足の狭間におりて……指先が奥に触れる。ぴくん、とぼくはのけ反った。
「あ……んっ」
さっきまでの名残で、簡単に受けいれてしまう。腰の奥が甘く疼いて、ぼくは頭を振った。宏ちゃんの指に翻弄されて、すぐに燃え始めて……
――熱い……っ、また……
宏ちゃんは、ぼくの目をじっと見つめながら……ぎゅっと抱く腕に力をこめた。ベッドに横たえられる。
「宏ちゃん……」
「成……いいか?」
熱い眼差しに見下ろされ、ぼくは夢見るような気持ちで頷いた。
「……力、抜いててな」
しっかりと腰を掴まれて、宏ちゃんが力強く入ってくる。ぼくは、咄嗟に肩に掴まった。――しどけなく開いていた膝を閉じることも出来ないで……奥深くまで抱かれてしまう。
「ひろ、ちゃ……」
「成……っ」
圧倒的な存在感に、喉が引き攣れる。でも……力が抜けていたせいか、いつもより苦しくない。下腹に宿るぴりぴりと甘い痛みが全身にじんわりと広がって……意識がもうろうとする。
――もう……とけちゃ……
間接照明がほのかに照らす部屋の天井が、とろんと歪んでって……ぼくの意識はとけ落ちた。
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