11 / 404
第一章 異世界でBL作家誕生
006 公爵令嬢、メイドを味方にする
しおりを挟む
そんなこんなで『シルヴィアを味方に引き込もう作戦』は膠着状態に陥っていたわけだが、ある時ひょんなことから一気に活路が開けることになる。
ある日婚約者のアルフレッド王子殿下――メリーローズ言うところの『アルたん』がその日の午後、メルヴィンに会いに来ると父からお達しがあった。
父の言葉の趣旨は「お前も顔を出して、ご挨拶申し上げなさい」ということだったのだが、当然メリーローズの中では「アルフレッド殿下がメルヴィンお兄様と自宅デートをするから、妄想しなさい」に変換される。
メリーローズは部屋に誰もいないのをいいことに、喜びの舞いを踊りだした。
公爵家のご令嬢という身分を忘れ、本能の赴くまま盆踊りと阿波踊りのハイブリッド的な何かを「アルたんがデート、お兄様とデート」と鼻歌を歌いながら、軽やかにもドタバタとステップを踏んでいたのである。
…………ドアを開けっぱなしにしながら。
そこへ、シルヴィアが――彼女にとってはまさに『運悪く』としか言いようのないタイミングで部屋にティーセットを運んできて、主人の摩訶不思議ダンスを目撃する羽目になってしまった。
「はっ? はぁああああああっっっ?」
いつもは冷静沈着なシルヴィアも、公爵令嬢メリーローズ・ランズダウンの奇天烈極まりない舞いを至近距離で目撃してしまい、恐慌状態に陥る。
ガシャ! ガシャガシャ、パリーン!
驚きのあまり手から滑り落ちたメリーローズ専用の茶器一式が床に落ち、みごとに砕け散ってしまったのであった。
「あ、……ああ…………」
さしものパーフェクトメイド・シルヴィアも、真っ青になる。
今彼女が落とした茶器は、今でこそメリーローズ専用として使われているが、元は先々代の当主が当時の国王陛下から直々に下賜されたものだ。
シルヴィアは、なまじ普段ミスをする経験がなかったことで、どうすればよいか判断が遅れる。
数秒何も出来なかったその時に、好機到来とばかりメリーローズの魔の手がスルリと入り込んだ。
「高価な茶器の割れる音、諸行無常の響きあり……」
「……は?」
「形あるものはいつか壊れ、命あるものはいつか死ぬ。……これ浮世の理なり」
「……え?」
「いいこと? この茶器だって、作られた以上いつかは必ず壊れる運命にある。……それが、今だった、というだけの話なのです」
「……は、はあ……」
「そして、この茶器が壊れた原因は、ひとえに私にございます」
実際にその通りなのだが、なぜかメリーローズは死刑になる友人の身代わりを申し出たセリヌンなんたらのごとく、自らが崇高な人間であるかのようにふるまった。
日頃のシルヴィアならこの程度の言葉ではごまかされないのだが、主人宅の家宝に近い茶器を壊してしまったショックで動揺し、まともな判断力が低下している。
「ところでこんな時ですが、シルヴィア。私には秘密がございます」
「は、あ……」
まさににこんな時ではあるが、話の流れの脈絡のなさが、シルヴィアを更に混乱させる。
「実は私、異世界からきた転生者なのです」
「てん……?」
「つまり、こことは全く違う世界で生まれて死んだあと、この世界に『メリーローズ・ランズダウン』として生まれてきたのです。だから時々、変なことを口走ると思うけど、大目に見てくださらないかしら」
「…………」
シルヴィアにしてみれば、「今まさに変なことを口走ってますよ」としか言いようがない。
「転生者だとバレると、何かと問題だと思うので、その時は一緒にごまかして欲しいの。お願いね。うふ」
わけのわからないお願いを押しつけられているうちに、シルヴィアも徐々に冷静さを取り戻し、頭が回転してきた。
「お嬢様、……ひとつお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「ええ、どうぞ」
この時点までメリーローズこと菜摘は、シルヴィアに対してイニシアティブを取っていると踏んでいた。
以前シルヴィアが「実家には帰りたくない、このままランズダウン家で働きたい」と漏らしていたことを、覚えていたのである。
それをシルヴィアの『弱み』と考えていたからこそ、茶器を割るといった普段の彼女にあるまじき粗相をしでかした今をチャンスとみて、計画の決行に踏み切ったのだ。
…………もちろん実際には、『計画』と言えるほど綿密なものではない。
そして、それがやはり行き当たりばったりの行動であったことが、シルヴィアのセリフで浮き彫りになった。
「今、わたくしにおかしなことを仰っている貴方様は、メリーローズ様なのでしょうか? それとも、そのゼンセとかいう所から来た何者かなのでしょうか?」
「え……」
「お答えください。今わたくしの目の前にいる貴方様は、わたくしの大事な主人メリーローズ様なのか、それとも、どことも知れぬ世界からやってきた得体の知れない何者なのか、どちらなのでしょう……?」
シルヴィアの声はサブウーファーのスピーカーから流れてきたかと思うほどの重低音で、逆光になっているためか暗くて顔の表情が見えない。
一言でいうと『怖い』。
今やホラーメイドとなったシルヴィアはメリーローズににじり寄り、壁際まで追い詰めてこう言った。
「もしメリーローズ様によからぬモノが憑いているなら、今すぐ祓わなければなりません」
(ひいいいぃぃぃぃぃっ……!)
ここにきて、メリーローズは自分の失敗に気がついた。
この世界の宗教がどんなものなのか、調べようと思っていたことを忘れていたのだ。
(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイィィィィィ)
今やメリーローズの頭の中では、前世の歴史にあった異端審問や魔女狩り、吸血鬼狩りの記憶がこれでもかと繰り広げられていた。
(やだやだやだ、火あぶりとか、心臓にクイを撃ち込まれるとか、止めてー! 死んじゃうー! 一度死んでるけど、また死んじゃうー!)
落ち着いてシルヴィアの言葉を聞いていれば、彼女の『大事な主人』であるメリーローズの体を、そんな取り返しのつかない方法で害するなどありえないのだが、今はそこまで頭が回る状況ではない。
メリーローズの恐怖が絶頂に達した瞬間、シルヴィアの右手がどこかで見たような動きをした。
横に一閃、そして上から下へ縦にも指を動かす。
(これは……十字? この世界ではキリスト教を信仰しているの?)
では、自分を待っているのは悪魔憑きとか、異端の裁きだろうか?
しかし、シルヴィアの手は一度だけでなく何度も横へ縦へと動き、何やら口の中でブツブツと呟いているのが聞こえた。
「……ン・ピョウ・トウ・シャ・カイ・ジン・レツ・ザイ・ゼン」
(まま、待って! それって『十字』じゃなくて、『九字』? 『十字』を切ったんじゃなくて、『九字護身法』?)
「悪霊よ! メリーローズ様の体から、立ち去るがよい! 急急如律令!」
(やっぱり陰陽道ーーーー?)
正確な意味での陰陽道かどうかはわからないが、方向性は同じだ。
ドーマンでセーマンな、アレだ。
「シ……シルヴィア!」
「メリーローズ様。正気に戻られましたか?」
「えっと……、申し訳ないけど、まだ前世の記憶はあるわ。でも、私は悪霊ではありません! その証拠に、今あなたが唱えた呪文を唱えることが出来ます!」
「え……?」
一瞬、シルヴィアの包囲網が緩んだ隙に、メリーローズはその腕をどけて自由に動けるスペースを確保した。
「見なさい! 『臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前』!」
言いながら、横に五回、縦に四回、交互に指を動かし九字を切って見せる。
シルヴィアが叫んだ。
「天と地の気を整える聖なる呪文…………! それを知っておられるなら、悪しき存在ではない……」
(そういう設定なのね)
メリーローズの中の菜摘は、ホーッと息をついた。
よかった。オタクでよかった。
オタクは普通の人が興味を持たない、妙な知識をたくさん蓄えているもの。
九字護身法など朝飯前。
(もしこれが隣の席の後輩だったら、この危機を逃れることは出来なかったでしょうね。……フッ)
あまり意味のない優越感に浸る、菜摘ことメリーローズであった。
ある日婚約者のアルフレッド王子殿下――メリーローズ言うところの『アルたん』がその日の午後、メルヴィンに会いに来ると父からお達しがあった。
父の言葉の趣旨は「お前も顔を出して、ご挨拶申し上げなさい」ということだったのだが、当然メリーローズの中では「アルフレッド殿下がメルヴィンお兄様と自宅デートをするから、妄想しなさい」に変換される。
メリーローズは部屋に誰もいないのをいいことに、喜びの舞いを踊りだした。
公爵家のご令嬢という身分を忘れ、本能の赴くまま盆踊りと阿波踊りのハイブリッド的な何かを「アルたんがデート、お兄様とデート」と鼻歌を歌いながら、軽やかにもドタバタとステップを踏んでいたのである。
…………ドアを開けっぱなしにしながら。
そこへ、シルヴィアが――彼女にとってはまさに『運悪く』としか言いようのないタイミングで部屋にティーセットを運んできて、主人の摩訶不思議ダンスを目撃する羽目になってしまった。
「はっ? はぁああああああっっっ?」
いつもは冷静沈着なシルヴィアも、公爵令嬢メリーローズ・ランズダウンの奇天烈極まりない舞いを至近距離で目撃してしまい、恐慌状態に陥る。
ガシャ! ガシャガシャ、パリーン!
驚きのあまり手から滑り落ちたメリーローズ専用の茶器一式が床に落ち、みごとに砕け散ってしまったのであった。
「あ、……ああ…………」
さしものパーフェクトメイド・シルヴィアも、真っ青になる。
今彼女が落とした茶器は、今でこそメリーローズ専用として使われているが、元は先々代の当主が当時の国王陛下から直々に下賜されたものだ。
シルヴィアは、なまじ普段ミスをする経験がなかったことで、どうすればよいか判断が遅れる。
数秒何も出来なかったその時に、好機到来とばかりメリーローズの魔の手がスルリと入り込んだ。
「高価な茶器の割れる音、諸行無常の響きあり……」
「……は?」
「形あるものはいつか壊れ、命あるものはいつか死ぬ。……これ浮世の理なり」
「……え?」
「いいこと? この茶器だって、作られた以上いつかは必ず壊れる運命にある。……それが、今だった、というだけの話なのです」
「……は、はあ……」
「そして、この茶器が壊れた原因は、ひとえに私にございます」
実際にその通りなのだが、なぜかメリーローズは死刑になる友人の身代わりを申し出たセリヌンなんたらのごとく、自らが崇高な人間であるかのようにふるまった。
日頃のシルヴィアならこの程度の言葉ではごまかされないのだが、主人宅の家宝に近い茶器を壊してしまったショックで動揺し、まともな判断力が低下している。
「ところでこんな時ですが、シルヴィア。私には秘密がございます」
「は、あ……」
まさににこんな時ではあるが、話の流れの脈絡のなさが、シルヴィアを更に混乱させる。
「実は私、異世界からきた転生者なのです」
「てん……?」
「つまり、こことは全く違う世界で生まれて死んだあと、この世界に『メリーローズ・ランズダウン』として生まれてきたのです。だから時々、変なことを口走ると思うけど、大目に見てくださらないかしら」
「…………」
シルヴィアにしてみれば、「今まさに変なことを口走ってますよ」としか言いようがない。
「転生者だとバレると、何かと問題だと思うので、その時は一緒にごまかして欲しいの。お願いね。うふ」
わけのわからないお願いを押しつけられているうちに、シルヴィアも徐々に冷静さを取り戻し、頭が回転してきた。
「お嬢様、……ひとつお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「ええ、どうぞ」
この時点までメリーローズこと菜摘は、シルヴィアに対してイニシアティブを取っていると踏んでいた。
以前シルヴィアが「実家には帰りたくない、このままランズダウン家で働きたい」と漏らしていたことを、覚えていたのである。
それをシルヴィアの『弱み』と考えていたからこそ、茶器を割るといった普段の彼女にあるまじき粗相をしでかした今をチャンスとみて、計画の決行に踏み切ったのだ。
…………もちろん実際には、『計画』と言えるほど綿密なものではない。
そして、それがやはり行き当たりばったりの行動であったことが、シルヴィアのセリフで浮き彫りになった。
「今、わたくしにおかしなことを仰っている貴方様は、メリーローズ様なのでしょうか? それとも、そのゼンセとかいう所から来た何者かなのでしょうか?」
「え……」
「お答えください。今わたくしの目の前にいる貴方様は、わたくしの大事な主人メリーローズ様なのか、それとも、どことも知れぬ世界からやってきた得体の知れない何者なのか、どちらなのでしょう……?」
シルヴィアの声はサブウーファーのスピーカーから流れてきたかと思うほどの重低音で、逆光になっているためか暗くて顔の表情が見えない。
一言でいうと『怖い』。
今やホラーメイドとなったシルヴィアはメリーローズににじり寄り、壁際まで追い詰めてこう言った。
「もしメリーローズ様によからぬモノが憑いているなら、今すぐ祓わなければなりません」
(ひいいいぃぃぃぃぃっ……!)
ここにきて、メリーローズは自分の失敗に気がついた。
この世界の宗教がどんなものなのか、調べようと思っていたことを忘れていたのだ。
(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイィィィィィ)
今やメリーローズの頭の中では、前世の歴史にあった異端審問や魔女狩り、吸血鬼狩りの記憶がこれでもかと繰り広げられていた。
(やだやだやだ、火あぶりとか、心臓にクイを撃ち込まれるとか、止めてー! 死んじゃうー! 一度死んでるけど、また死んじゃうー!)
落ち着いてシルヴィアの言葉を聞いていれば、彼女の『大事な主人』であるメリーローズの体を、そんな取り返しのつかない方法で害するなどありえないのだが、今はそこまで頭が回る状況ではない。
メリーローズの恐怖が絶頂に達した瞬間、シルヴィアの右手がどこかで見たような動きをした。
横に一閃、そして上から下へ縦にも指を動かす。
(これは……十字? この世界ではキリスト教を信仰しているの?)
では、自分を待っているのは悪魔憑きとか、異端の裁きだろうか?
しかし、シルヴィアの手は一度だけでなく何度も横へ縦へと動き、何やら口の中でブツブツと呟いているのが聞こえた。
「……ン・ピョウ・トウ・シャ・カイ・ジン・レツ・ザイ・ゼン」
(まま、待って! それって『十字』じゃなくて、『九字』? 『十字』を切ったんじゃなくて、『九字護身法』?)
「悪霊よ! メリーローズ様の体から、立ち去るがよい! 急急如律令!」
(やっぱり陰陽道ーーーー?)
正確な意味での陰陽道かどうかはわからないが、方向性は同じだ。
ドーマンでセーマンな、アレだ。
「シ……シルヴィア!」
「メリーローズ様。正気に戻られましたか?」
「えっと……、申し訳ないけど、まだ前世の記憶はあるわ。でも、私は悪霊ではありません! その証拠に、今あなたが唱えた呪文を唱えることが出来ます!」
「え……?」
一瞬、シルヴィアの包囲網が緩んだ隙に、メリーローズはその腕をどけて自由に動けるスペースを確保した。
「見なさい! 『臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前』!」
言いながら、横に五回、縦に四回、交互に指を動かし九字を切って見せる。
シルヴィアが叫んだ。
「天と地の気を整える聖なる呪文…………! それを知っておられるなら、悪しき存在ではない……」
(そういう設定なのね)
メリーローズの中の菜摘は、ホーッと息をついた。
よかった。オタクでよかった。
オタクは普通の人が興味を持たない、妙な知識をたくさん蓄えているもの。
九字護身法など朝飯前。
(もしこれが隣の席の後輩だったら、この危機を逃れることは出来なかったでしょうね。……フッ)
あまり意味のない優越感に浸る、菜摘ことメリーローズであった。
16
あなたにおすすめの小説
シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
〘完〙前世を思い出したら悪役皇太子妃に転生してました!皇太子妃なんて罰ゲームでしかないので円満離婚をご所望です
hanakuro
恋愛
物語の始まりは、ガイアール帝国の皇太子と隣国カラマノ王国の王女との結婚式が行われためでたい日。
夫婦となった皇太子マリオンと皇太子妃エルメが初夜を迎えた時、エルメは前世を思い出す。
自著小説『悪役皇太子妃はただ皇太子の愛が欲しかっただけ・・』の悪役皇太子妃エルメに転生していることに気付く。何とか初夜から逃げ出し、混乱する頭を整理するエルメ。
すると皇太子の愛をいずれ現れる癒やしの乙女に奪われた自分が乙女に嫌がらせをして、それを知った皇太子に離婚され、追放されるというバッドエンドが待ち受けていることに気付く。
訪れる自分の未来を悟ったエルメの中にある想いが芽生える。
円満離婚して、示談金いっぱい貰って、市井でのんびり悠々自適に暮らそうと・・
しかし、エルメの思惑とは違い皇太子からは溺愛され、やがて現れた癒やしの乙女からは・・・
はたしてエルメは円満離婚して、のんびりハッピースローライフを送ることができるのか!?
虐げられた人生に疲れたので本物の悪女に私はなります
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
伯爵家である私の家には両親を亡くして一緒に暮らす同い年の従妹のカサンドラがいる。当主である父はカサンドラばかりを溺愛し、何故か実の娘である私を虐げる。その為に母も、使用人も、屋敷に出入りする人達までもが皆私を馬鹿にし、時には罠を這って陥れ、その度に私は叱責される。どんなに自分の仕業では無いと訴えても、謝罪しても許されないなら、いっそ本当の悪女になることにした。その矢先に私の婚約者候補を名乗る人物が現れて、話は思わぬ方向へ・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
乙女ゲームの悪役令嬢は前世の推しであるパパを幸せにしたい
藤原遊
ファンタジー
悪役令嬢×婚約者の策略ラブコメディ!
「アイリス・ルクレール、その波乱の乙女ゲーム人生――」
社交界の華として名を馳せた公爵令嬢アイリスは、気がつくと自分が“乙女ゲーム”の悪役令嬢に転生していることに気づく。しかし破滅フラグなんて大した問題ではない。なぜなら――彼女には全力で溺愛してくれる最強の味方、「お父様」がいるのだから!
婚約者である王太子レオナードとともに、盗賊団の陰謀や宮廷の策略を華麗に乗り越える一方で、かつて傲慢だと思われた行動が実は周囲を守るためだったことが明らかに……?その冷静さと知恵に、王太子も惹かれていき、次第にアイリスを「婚約者以上の存在」として意識し始める。
しかし、アイリスにはまだ知らない事実が。前世で推しだった“お父様”が、実は娘の危機に備えて影で私兵を動かしていた――なんて話、聞いていませんけど!?
さらに、無邪気な辺境伯の従兄弟や王宮の騎士たちが彼女に振り回される日々が続く中、悪役令嬢としての名を返上し、「新たな人生」を掴むための物語が進んでいく。
「悪役令嬢の未来は破滅しかない」そんな言葉を真っ向から覆す、策略と愛の物語。痛快で心温まる新しい悪役令嬢ストーリーをお楽しみください。
記憶を失くした悪役令嬢~私に婚約者なんておりましたでしょうか~
Blue
恋愛
マッツォレーラ侯爵の娘、エレオノーラ・マッツォレーラは、第一王子の婚約者。しかし、その婚約者を奪った男爵令嬢を助けようとして今正に、階段から二人まとめて落ちようとしていた。
走馬灯のように、第一王子との思い出を思い出す彼女は、強い衝撃と共に意識を失ったのだった。
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
悪役令嬢ですが、当て馬なんて奉仕活動はいたしませんので、どうぞあしからず!
たぬきち25番
恋愛
気が付くと私は、ゲームの中の悪役令嬢フォルトナに転生していた。自分は、婚約者のルジェク王子殿下と、ヒロインのクレアを邪魔する悪役令嬢。そして、ふと気が付いた。私は今、強大な権力と、惚れ惚れするほどの美貌と身体、そして、かなり出来の良い頭を持っていた。王子も確かにカッコイイけど、この世界には他にもカッコイイ男性はいる、王子はヒロインにお任せします。え? 当て馬がいないと物語が進まない? ごめんなさい、王子殿下、私、自分のことを優先させて頂きまぁ~す♡
※マルチエンディングです!!
コルネリウス(兄)&ルジェク(王子)好きなエンディングをお迎えください m(_ _)m
2024.11.14アイク(誰?)ルートをスタートいたしました。
楽しんで頂けると幸いです。
※他サイト様にも掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる