魔法学院のチート生徒2人がいちゃつく話

ててて

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第1章

第8話

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:アルフレートside


「ふむ、お主ら今回はたった2人の平民の新入生であっておるかの?」

「えぇ、あっておりますよ。」

移動したのは何やら高そうな家具が並ぶ部屋。おじいさんは大きな椅子にどっかり座る。

俺たちにもソファに座るよう促してきたので、言葉に甘えて座ることにした。
ミアも隣座る。

「ほうか…ふむ。わしはランドルフ・ヒーストと言う。この魔法学院で学院長を務めておる。」

「「え」」

まさか学園長だったとは…

「おい、ミア」

ミアは俺の方に体重をかけもたれかかって来た。

「よいよい、流石に疲れたじゃろう。休ませておやり」

俺はミアを膝に寝そべさせる。ミアは一瞬のうちに眠りについた。
さっきの実技テスト(?)での魔力消耗が激しかったみたいだ。コイツは途中でバカでかい水の龍を出してその上風魔法で蒸気を煽るものだから、一気に魔力を消耗し軽い貧血のような状態になっている。

仕方が無いので、俺の魔力を少し分けることにした。少量でいいので手を握り魔力を循環させる。

「お主らは…すまん、名前を聞かせてくれぬか」

「あ、はい。すいません、俺はアルフレート。コイツはミアです。ラルスの孤児院から来ました。」

「アルフレートとミアか。ラルス…また遠いところから来たのぉ。…お主ら、魔法は誰に習ってきたのじゃ?」

「…え、俺たちに師はいません。周りには魔力を持たない人ばかりで、村でも魔法を使えるのは俺とミアだけです。なので俺たちは独学で魔法を習得しました。」

「独学じゃと…?」

ランドルフ学院長は訝しげな目でこちらを見てきた。別に嘘ではないのでその目をただ見つめる。

「……それなら、様々な属性の魔法陣は?魔法陣を知らぬと魔力の操り方がわからず発動せぬ。どうやって知った?」

「魔法陣は魔術書に書いてあったので、それをそれぞれ覚えました。操り方…と言っても魔法陣を思い出し、自分の想像通りに魔法を練り上げれば具現化したのでそこまで細かく考えたことは…ないです。」

そう、俺たちは村の小さな図書館にあるボロボロの魔術書を2人で読み漁り色々と挑戦してきた。魔法陣は本でしか見たことがなかったけれど、頭で描き魔力を込めれば魔法は使えた。それをコツコツと練習してきて今があるのだ。それを疑われる言われはない。

「これは最早…天性の才能というやつか…それとも努力家だったのか……ふむ…。」

ランドルフ学院長が眉を寄せ考え込んでいると、俺の膝で寝ていたミアが目を覚ました。魔力も回復したらしい。

「ん~ちょっと寝た。話し終わってる?」

「終わってない」

「あー早く起きすぎた」

背筋をグイッと伸ばして隣に座り直したミアはランドルフ学院長に微笑む

「まだ何か質問がありますか?」

「ほっほっほっ!随分と肝が座ったお嬢さんのようじゃ。わしにおじいちゃんとな!よいよい。今日のところはここまでにしとこう。さっき言った通り実技テストは終了じゃ。わしがこの腕で確かめた。…そこでだ。2人に話がある。」


「さっきのお主らは、浮遊、転移、氷、そして風と水の大型魔法。どれも連発でやっておったな?」

「「う…ん?」」

大型魔法っていうのか?
ミアの水の龍は確かにでかかったけど。

「あれほどの魔法は今年の新入生いや、この学院の在校生でも無理じゃろう。
正直言って、お主らここで学ぶことがない。」

「「は?」」

「だからといって入学早々、学院を辞めるとはもったいない。…ここで提案じゃ。王宮魔術師団に研修生として派遣しながらたまに学院の授業を受けるというのはどうだろう?そうすれば寮にもおれるし、何より生活が充実するぞ。」

「また面倒臭い事に…」

ミアが隣で嘆いている。
もう、俺らは一体なんなんだろう。
どうしたら学院入学が王宮魔術師団に研修へと変わるのか。

俺らのどうしようもない顔を見て、ランドルフ学院長はいいことを教えてくれた。

「……王宮魔術師団は上下関係はあれど皆平等にしておる。この学院は身分が関係ないといっても生徒で問題のあるやつもおるから息苦しい生活になるだろう。
王宮魔術師団には国が誇る最強魔術師がわんさかおるし、何より気がだと思うがの…」

「……いいかも」
「…なら、了解しました。」

こうして、俺たちの学院入学と王宮魔術師団研修が決まった。



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