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なんで突然、こんな目にあうのか
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僕は不幸体質もち。……たぶん。
ある日突然なったから、本当はどうなのかわからない。
ただ、幼少の頃、誘拐されたことがある。父と母がイチャイチャとしていて、僕を見ていなかった時に。その後、知らない場所で一人置き去りにされた。一人心細い中で、じーっとしていたが、雨が降ってきて、雨宿りできる場所を探す。道もわからない中、走り回った。
前を向かずにキョロキョロと辺りを確認している中で、川に落ちた。流された先で、人に助けられた。
僕はどんな場所だったのかはもう覚えていない。しかし、父と母の反応は呑気なものだったことは覚えている。父と母は「困った子だな」「もう、困った子ねぇ~」と言って、僕の前でキスしていた。父と母の世界が繰り広げられ、二人から僕は目をそらし続けた。
――死にそうになった子供をもう少し心配するべきだと思うのは、僕だけだろうか。
死にそうな目になりながらも、僕は遠くを見つめていた。
思いもよらない不幸は、この一度の出来事だけ。小さな不幸はたまにあったが、毎日ではなかった。
高校生になった僕。今となっては、たくさんの不幸が降りかかるようになった。ある日から急に起こり始めたことに、憂鬱な気分でいっぱいだ。だが、嘆くことはない。降りかかる不幸で、精一杯だからだ。ただ、精神的な辛さはある。
僕は、どうすればこの不幸から抜け出せるのか。ただ今、模索中である。
僕になにが起きているのか。だれか、教えてくれ。
ある日突然なったから、本当はどうなのかわからない。
ただ、幼少の頃、誘拐されたことがある。父と母がイチャイチャとしていて、僕を見ていなかった時に。その後、知らない場所で一人置き去りにされた。一人心細い中で、じーっとしていたが、雨が降ってきて、雨宿りできる場所を探す。道もわからない中、走り回った。
前を向かずにキョロキョロと辺りを確認している中で、川に落ちた。流された先で、人に助けられた。
僕はどんな場所だったのかはもう覚えていない。しかし、父と母の反応は呑気なものだったことは覚えている。父と母は「困った子だな」「もう、困った子ねぇ~」と言って、僕の前でキスしていた。父と母の世界が繰り広げられ、二人から僕は目をそらし続けた。
――死にそうになった子供をもう少し心配するべきだと思うのは、僕だけだろうか。
死にそうな目になりながらも、僕は遠くを見つめていた。
思いもよらない不幸は、この一度の出来事だけ。小さな不幸はたまにあったが、毎日ではなかった。
高校生になった僕。今となっては、たくさんの不幸が降りかかるようになった。ある日から急に起こり始めたことに、憂鬱な気分でいっぱいだ。だが、嘆くことはない。降りかかる不幸で、精一杯だからだ。ただ、精神的な辛さはある。
僕は、どうすればこの不幸から抜け出せるのか。ただ今、模索中である。
僕になにが起きているのか。だれか、教えてくれ。
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