限られたある世界と現実

月詠世理

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限られたある世界と現実

見えた世界×真実

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 敵の文様と思われるものが、ある庭にあった。そこで、大きな声。慌てた感じだった。「早く」と急かし、人を呼ぶ。場面に現れた人々は、皇女と従者と王のように見えた。

 切り替わる光景。
 もう一人の皇女は「……の生贄」みたいな言葉をある者に教えてもらった。これは「暗号」を解読する言葉だと考えられる。本当のところはどうか不明だ。
 もう一人の皇女が教えてもらったのは、その言葉だけ。皇女は自国で暗号解読を教わっていたかもしれない。そのため、「……の影」みたいな言葉も「……の生贄」みたいな言葉を知っていた。それを含めて他に3つほど知っているようだ。

 暗号解読の言葉を使ったのは、壁画を見たとき。映る壁画を見て、その言葉を使い、あっていたら、壁画に映っている絵が変わっていく。さまざまな絵が出てきていた。

 またまた切り替わる光景。
 泥まみれになった手を洗うために、ある施設へ。そこにいる職員は、研究者っぽかった。
 手を洗い、紙や布で手を拭く。そして、「――とは懐かしい……」の言葉。他にも、そこにたまたま地図があったことから真実を解明していく。従者と話し、どこかへ歩いていく。

 従者の「――とは懐かしい……」の――は敵のことだろうか?わかることは、――は人の名前ということ。懐かしい発言から、地図上からなくなった国の真実を探しに行く。どうやら皇女は何かを閃いたらしい。
 真実がわかるかもしれないところで民の反乱に襲われる。

 次々と変わる場面。
 愛されていないと思ったもう一人の皇女。民の反乱。殺されそうになったときに一緒に同行していたのかもしれない王。その人が皇女たちを助けてくれるところ。

 従者と王が剣を振るい、襲ってきた者たちを殺していく……。


 従者と滅んだ国とされている真実を追い求めていくうちにわかったこと。
 一、世界地図の左側らへんにあること。左端ではない。また、下の方にあることがわかった。
 二、近年できた国。近年と言っても100年ほど前。
 その国は、あるところから、あるところらへんからあった気がするとのこと。それがいつなのか不明。

 もう一人の皇女に暗号を教えた声があったようだ。それについては、不明。ただ、優しく暖かな声だったと思ったらしい。
 最後、もう一人の皇女はある遺跡の前に立っていたか座っていた。その場面が広がっていた。

 国の名前は三文字。「コミャ」というような感じで呼ばれていた気がする。敵の名前を入れて、「ガスティーユ」とは懐かしいだったのかな?

 全ては夢の内容。曖昧なものが多く、ぼんやりとしている。場面の切り替わりがたくさんあったのは夢だから。不明なことが多いのも夢だからだ。敵の文様についても世界地図についても詳しく書かれていないのは、そういうこと。他についてもね。
 夢の世界には不思議がいっぱい広がっている。さてさて、夢に囚われる人はいるのだろうか?

 わたしは、暗号も絵の意味も国の真実も知りたかった。
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