17 / 27
五章Ⅰ 『好きだから』
しおりを挟む
□ □
彼の形見を握り締めたまま、俺はアリアスタ村に辿り着いていた。
「……灼けたのか」
目に映るのは、村と呼ぶにはあまりにも無惨な光景だった。
家々は煤に覆われ、地面の草木は黒く朽ちている。
人災か、天災か、魔物か。
それは分からないが、ただ、燃え尽きていた。
「メルル……」
最後の仲間の名を呟きながら、俺は歩き続けた。
大気の元素を感じ取る。
なんとなくだけれど、教会に集まっている気がした。
教会――俺たちが事件を解決した場所だ。
この村は、予言者を輩出するために、非人道的な儀式を繰り返していた。
裏で手を引いていたのが、黒幕である教会だったという訳だ。
俺は教会に踏み入り、素手で、灼け焦げた講壇を持ち上げる。
講壇は劣化に耐えきれずに、ボロボロと崩れていく。
目の前にあった長椅子を退ける。それも、崩れ落ちる。
それを、繰り返す。
繰り返す。
繰り返す。
繰り返す。
繰り返して――。
どれほどの時間が経ったんだろうか。
思考は鈍り、ただ身体を動かしているだけだった。
気がつけば俺は、床材を引き剥がしていた。
――見つけた。
地下への入り口だ。いったい、何が隠されているんだろう。
鋼鉄製の板で、蓋がされている。
動かない脳みそで考える。
叩いても、引っ張っても、爪を立てても、ビクともしない。
――めんどうだな。
俺はおもむろに聖剣を取り出した。
魔を灼くはずの炎は、何の抵抗もなく、その刃に熱を通す。
鋼鉄板はドロドロに溶けて、階段が姿を見せた。
ゆっくりと降りていく。
扉が見えるまで、そう時間はかからなかった。
扉を開ける。――ああ。彼女だ。
名前を口にする。会いたかった。君に、会いたかったんだ。
「メルル」
彼女は、聖堂の中央にある椅子に座っていた。
周りには乱雑に、テーブルとか、寝台とか……生活に必要そうなものが置かれていた。
名前を呼ばれた彼女が、ゆっくりと立ち上がる。
一年前よりも伸びた、柔らかそうな髪が、ふんわりと浮いた。
その碧眼が、碧空のような瞳が、俺を射貫く。
「イサム……? 久しぶりだね。これはもしかして、夢なのかな」
彼女の声を聞いて、
俺は安心感からか、
虚脱感に包まれて、
崩れ落ちた。意識はそこまでだった。
□ □
ふと、目が覚める。
身体が軽い。それだけではなく、脳までクリアになったようだった。
鎧は脱がされているみたいだ。
目蓋が重くて、開けられない。それでも、後頭部に、柔らかくて、ひんやりとしたものが当たっているのを感じた。
甘いような、良い匂いもする。
「あれ――?」
「起きた? イサム」
彼女の声を聞くと、脳が覚醒を始める。起きる意思を強めて、おもむろに目蓋を開く。 俺はメルルの膝を枕をしていた。いや、されていた。
聖堂は、蝋燭の優しい明かりによって、暗く、淡い明るさだ。
芳醇な果実を思わせる乳房が、視界の半分を邪魔していて――彼女の匂いで、俺の理性は痺れるかのように麻痺し始めた。
この場から退避しようと、起き上がった……起き上がれなかった。
彼女が俺の肩を押さえている。同時に、視界を占領していたモノが大きく揺れて、俺の顔に近づいた。
脳裏に浮かぶは、森の奥に隠された禁断の木苺。
「ちょ、ちょっと……メルルさん……?」
「もう少し休んでおきなよ。まだ、三十分も経っていないんだよ」
避けがたく、肉体が反応を始める。俺の下半身に血流が集まって――仕方ないだろう。
ああ、白状するよ。俺は前から……三年前から、彼女のことが好きなんだ。
その綺麗な碧に、一目惚れしたんだ。
「駄目だメルル! ちょっと、離れてくれ……!」
無理矢理に、彼女の膝から離れる。
尻尾を踏まれた猫のように、全身を使ってメルルの反対方面に移動した。
メルルは、しゅんとしていた。怒られた大型犬みたいだった。
「嫌だった……?」
「そんなことない!」
俺は全力で、手と首を振る。
彼女は唇を尖らせて、不満そうな表情をした。
「……じゃあ、なんでだよ」
「なんでだよって言われても……」
む、と声を漏らして、メルルは押し黙る。
しばらく、気まずい空気が流れた。
落ち着け。俺。
「……なんでだよ」
もう一度、問われた。
「――あ」
喉から、迫り上がる。
それは本心。
「好き――だから」
思わず、言ってしまう。
勢いで言ってしまう。
あ――――、勢いで言っちまった。
まるで修学旅行の夜だ。勢いで告白しちゃうやつ。
頭を寝台に付け、俯く。
メルルから見たら、土下座しているようなポーズになっているだろう。
返答は無い。
それはそうだろう。こんな状況なのに、突然好きだと言われたら誰でもそうなる。
上目遣いをするように、ちらりと覗く。
彼女は、顔を手で隠していた。よく見ると、耳が赤い。
「メルル……?」
彼女は指の隙間から、俺を見た。
「好きって、なんで?」
深掘りするのかよ。
「なんでって……最初は、一目惚れだった。碧空みたいな、綺麗な瞳に吸い込まれそうだった」
脳裏に浮かぶのは、異世界に来て、少し経ってからの事。
キスでもするんじゃないかってくらい顔を近づけられて、眼が合った日。
「うん……綺麗だったんだ。元の世界に戻っても、その色だけは忘れられなかった。空を見て、君のことを想っていた」
心の底から、そう言った。
「……私は、綺麗じゃないよ。だってこの身体は、沢山の男に犯されて、穢れてるから」
そう言って、彼女は自分の身体を両腕で抱きしめた。
――なんだよ、それ。
「――――」
言葉が出ない。
無理矢理、喉を絞るようにして声を出す。
彼女に、勘違いされたくなくて。
綺麗じゃないなんて、思ったことはない。
ただ、ショックだった。
「なん、だよ。それ……」
「アリアスタ村の儀式――私は、それの被害者だ」
眩むほどの吐き気がした。
オレは思わず駆け寄って、メルルの肩を掴む。
「なんで、なんでそれを一年前に言わなかったんだよ……! 早く知ってたら、あんな連中に頭なんか下げなかった! 会話なんてしなかった! ぜんぶ、俺が燃やし尽くしてやれたのに!」
声を張り上げながらも、俺の言葉が虚しいことは分かっていた。
もう、それは叶わない。
村人も、村も、教会も、既に喪った。
彼女の瞳が潤む。碧空が曇る。
一番辛いのは、彼女だ。
俺は肩に置いた手を静かに離して、深く息を吸い込む。
「……ごめん。辛いのは、メルルだよな。俺、無神経だ」
彼女は俯いたまま、震える声で答える。
「言えなくて……ごめんね」
しばらく、沈黙があった。
「……私も、イサムが好きだから……言いたくなかった」
その一言によって、時間が止まった。
思わずメルルを見る。
聞き間違いか?
「――いま、なんて?」
彼女は、膝に顔を埋めた。
「イサムが、好き。二年くらい前から、好き。……だから、言いたくなかったんだよ」
その言葉が心に突き刺さる。
全身が硬直して、血が沸騰しているみたいだった。
脳がその一言を処理しようと動いている。ドクンと跳ねる鼓動。
何かを、言わなくちゃ。
「――メルル」
名前を呼ぶのが、精一杯だった。
彼女の顔も、身体も、瞳も、その全てが目に焼き付いて、離れない。
……メルルが、俺の左頬に手を添える。
それにすら、気が付かなかった。
潤んだ碧空。
冷たい、陶器のような指先。
彼女の唇が、近づいた。お互いの息遣いが交わる。
俺はまた、彼女の匂いで理性が麻痺し始めた。
どちらからなんて、もう分からないけど、何度も唇を重ね合わせた。
会えなかった時間を埋めるように、
気持ちを確かめるように、
互いを求めるように、
身体を融かし合った。
彼の形見を握り締めたまま、俺はアリアスタ村に辿り着いていた。
「……灼けたのか」
目に映るのは、村と呼ぶにはあまりにも無惨な光景だった。
家々は煤に覆われ、地面の草木は黒く朽ちている。
人災か、天災か、魔物か。
それは分からないが、ただ、燃え尽きていた。
「メルル……」
最後の仲間の名を呟きながら、俺は歩き続けた。
大気の元素を感じ取る。
なんとなくだけれど、教会に集まっている気がした。
教会――俺たちが事件を解決した場所だ。
この村は、予言者を輩出するために、非人道的な儀式を繰り返していた。
裏で手を引いていたのが、黒幕である教会だったという訳だ。
俺は教会に踏み入り、素手で、灼け焦げた講壇を持ち上げる。
講壇は劣化に耐えきれずに、ボロボロと崩れていく。
目の前にあった長椅子を退ける。それも、崩れ落ちる。
それを、繰り返す。
繰り返す。
繰り返す。
繰り返す。
繰り返して――。
どれほどの時間が経ったんだろうか。
思考は鈍り、ただ身体を動かしているだけだった。
気がつけば俺は、床材を引き剥がしていた。
――見つけた。
地下への入り口だ。いったい、何が隠されているんだろう。
鋼鉄製の板で、蓋がされている。
動かない脳みそで考える。
叩いても、引っ張っても、爪を立てても、ビクともしない。
――めんどうだな。
俺はおもむろに聖剣を取り出した。
魔を灼くはずの炎は、何の抵抗もなく、その刃に熱を通す。
鋼鉄板はドロドロに溶けて、階段が姿を見せた。
ゆっくりと降りていく。
扉が見えるまで、そう時間はかからなかった。
扉を開ける。――ああ。彼女だ。
名前を口にする。会いたかった。君に、会いたかったんだ。
「メルル」
彼女は、聖堂の中央にある椅子に座っていた。
周りには乱雑に、テーブルとか、寝台とか……生活に必要そうなものが置かれていた。
名前を呼ばれた彼女が、ゆっくりと立ち上がる。
一年前よりも伸びた、柔らかそうな髪が、ふんわりと浮いた。
その碧眼が、碧空のような瞳が、俺を射貫く。
「イサム……? 久しぶりだね。これはもしかして、夢なのかな」
彼女の声を聞いて、
俺は安心感からか、
虚脱感に包まれて、
崩れ落ちた。意識はそこまでだった。
□ □
ふと、目が覚める。
身体が軽い。それだけではなく、脳までクリアになったようだった。
鎧は脱がされているみたいだ。
目蓋が重くて、開けられない。それでも、後頭部に、柔らかくて、ひんやりとしたものが当たっているのを感じた。
甘いような、良い匂いもする。
「あれ――?」
「起きた? イサム」
彼女の声を聞くと、脳が覚醒を始める。起きる意思を強めて、おもむろに目蓋を開く。 俺はメルルの膝を枕をしていた。いや、されていた。
聖堂は、蝋燭の優しい明かりによって、暗く、淡い明るさだ。
芳醇な果実を思わせる乳房が、視界の半分を邪魔していて――彼女の匂いで、俺の理性は痺れるかのように麻痺し始めた。
この場から退避しようと、起き上がった……起き上がれなかった。
彼女が俺の肩を押さえている。同時に、視界を占領していたモノが大きく揺れて、俺の顔に近づいた。
脳裏に浮かぶは、森の奥に隠された禁断の木苺。
「ちょ、ちょっと……メルルさん……?」
「もう少し休んでおきなよ。まだ、三十分も経っていないんだよ」
避けがたく、肉体が反応を始める。俺の下半身に血流が集まって――仕方ないだろう。
ああ、白状するよ。俺は前から……三年前から、彼女のことが好きなんだ。
その綺麗な碧に、一目惚れしたんだ。
「駄目だメルル! ちょっと、離れてくれ……!」
無理矢理に、彼女の膝から離れる。
尻尾を踏まれた猫のように、全身を使ってメルルの反対方面に移動した。
メルルは、しゅんとしていた。怒られた大型犬みたいだった。
「嫌だった……?」
「そんなことない!」
俺は全力で、手と首を振る。
彼女は唇を尖らせて、不満そうな表情をした。
「……じゃあ、なんでだよ」
「なんでだよって言われても……」
む、と声を漏らして、メルルは押し黙る。
しばらく、気まずい空気が流れた。
落ち着け。俺。
「……なんでだよ」
もう一度、問われた。
「――あ」
喉から、迫り上がる。
それは本心。
「好き――だから」
思わず、言ってしまう。
勢いで言ってしまう。
あ――――、勢いで言っちまった。
まるで修学旅行の夜だ。勢いで告白しちゃうやつ。
頭を寝台に付け、俯く。
メルルから見たら、土下座しているようなポーズになっているだろう。
返答は無い。
それはそうだろう。こんな状況なのに、突然好きだと言われたら誰でもそうなる。
上目遣いをするように、ちらりと覗く。
彼女は、顔を手で隠していた。よく見ると、耳が赤い。
「メルル……?」
彼女は指の隙間から、俺を見た。
「好きって、なんで?」
深掘りするのかよ。
「なんでって……最初は、一目惚れだった。碧空みたいな、綺麗な瞳に吸い込まれそうだった」
脳裏に浮かぶのは、異世界に来て、少し経ってからの事。
キスでもするんじゃないかってくらい顔を近づけられて、眼が合った日。
「うん……綺麗だったんだ。元の世界に戻っても、その色だけは忘れられなかった。空を見て、君のことを想っていた」
心の底から、そう言った。
「……私は、綺麗じゃないよ。だってこの身体は、沢山の男に犯されて、穢れてるから」
そう言って、彼女は自分の身体を両腕で抱きしめた。
――なんだよ、それ。
「――――」
言葉が出ない。
無理矢理、喉を絞るようにして声を出す。
彼女に、勘違いされたくなくて。
綺麗じゃないなんて、思ったことはない。
ただ、ショックだった。
「なん、だよ。それ……」
「アリアスタ村の儀式――私は、それの被害者だ」
眩むほどの吐き気がした。
オレは思わず駆け寄って、メルルの肩を掴む。
「なんで、なんでそれを一年前に言わなかったんだよ……! 早く知ってたら、あんな連中に頭なんか下げなかった! 会話なんてしなかった! ぜんぶ、俺が燃やし尽くしてやれたのに!」
声を張り上げながらも、俺の言葉が虚しいことは分かっていた。
もう、それは叶わない。
村人も、村も、教会も、既に喪った。
彼女の瞳が潤む。碧空が曇る。
一番辛いのは、彼女だ。
俺は肩に置いた手を静かに離して、深く息を吸い込む。
「……ごめん。辛いのは、メルルだよな。俺、無神経だ」
彼女は俯いたまま、震える声で答える。
「言えなくて……ごめんね」
しばらく、沈黙があった。
「……私も、イサムが好きだから……言いたくなかった」
その一言によって、時間が止まった。
思わずメルルを見る。
聞き間違いか?
「――いま、なんて?」
彼女は、膝に顔を埋めた。
「イサムが、好き。二年くらい前から、好き。……だから、言いたくなかったんだよ」
その言葉が心に突き刺さる。
全身が硬直して、血が沸騰しているみたいだった。
脳がその一言を処理しようと動いている。ドクンと跳ねる鼓動。
何かを、言わなくちゃ。
「――メルル」
名前を呼ぶのが、精一杯だった。
彼女の顔も、身体も、瞳も、その全てが目に焼き付いて、離れない。
……メルルが、俺の左頬に手を添える。
それにすら、気が付かなかった。
潤んだ碧空。
冷たい、陶器のような指先。
彼女の唇が、近づいた。お互いの息遣いが交わる。
俺はまた、彼女の匂いで理性が麻痺し始めた。
どちらからなんて、もう分からないけど、何度も唇を重ね合わせた。
会えなかった時間を埋めるように、
気持ちを確かめるように、
互いを求めるように、
身体を融かし合った。
0
あなたにおすすめの小説
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる