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12章 クールな受付嬢も暑さでとろとろに溶けてしまうお話
295:土産
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「あぁ…♡♡♡♡♡リーゼさん…♡♡♡♡♡マスター…♡♡♡♡♡だいすき…♡♡♡♡♡」
アシュワース氏の雄蕊が、ひときわ大きく脈打ちます。そして、ダメ押しとばかりに、その灼熱の奔流が、リーゼさんの胎内の、子宮の最も奥深くへと、注ぎ込まれていきました。
「「あ゛ッ♡♡あ゛ッ♡♡♡♡♡♡お゛、お゛ッ♡♡♡いぐ、♡♡♡♡あ゛♡♡~~~~~~ッッッッ♡♡♡」」
二人の身体は、ひときわ大きく痙攣し、その意識は、今度こそ、純白の光の、さらにその向こう側へと、完全に、そして深く、溶けていきました。
アシュワース氏は、心からの満足のため息をつきました。その両腕には、完全に意識を手放し、幸せそうな寝顔で、すーすーと健やかな寝息を立てる、二人の美しい人妻が、まるで忠実なペットのように、すり寄って眠っています。
「ふむ。最高の休暇だったな」
彼は、二人の、あまりにも無防備で、淫らな寝顔を満足げに一瞥すると、その間へと、まるで王が戦利品に囲まれて眠るかのように、堂々とその身を滑り込ませました。そして、征服者の満ち足りた眠りへと、深く、深く、落ちていったのです。
◇◇◇
常夏の島での、あの背徳に満ちた休暇から数日。港湾要塞都市アストリナの空は、まるで何事もなかったかのように、どこまでも高く、そして冷たく澄み渡っていました。石畳を濡らす朝露は、冬の訪れを予感させる冷気を帯び、乾いた風が運んでくる、燻製肉の香ばしい匂いと、鍛冶場から漏れ聞こえる鉄の匂いが混じり合って、街全体を包み込んでいます。季節の移ろいは、冒険者たちの欲望と喧騒が渦巻くこの街に、確かな冬の足音を届けているようでした。
しかし、そんな冬の気配とはまるで無縁の場所が、アストリナ冒険者ギルドの最上階にしつらえられた、ギルドマスター執務室です。部屋の中は、高価な魔導式暖炉によって、まるで春のような暖かさに保たれていました。
「うーん……これは、実に、実に、頭が痛いことになったな…」
執務机に、まるで城壁のように高く積まれた羊皮紙の報告書の、その向こう側から、地鳴りのような、しかしどこか諦観に満ちた唸り声が聞こえてきました。声の主は、このギルドの最高責任者であるディーチェ・アシュワース氏。恰幅のいいその身体を、あの日以来、ほんの少しだけ引き締まって見える豪奢な革張りの椅子に深く沈み込み、節くれだった指でこめかみをぐりぐりと揉んでいます。部屋に満ちているのは、上質なインクと古紙の匂い、そして、彼の尽きることのない頭痛と、あの南国の島で知ってしまった、二人の人妻の甘い香りだけでした。
その、あまりにも分かりやすいため息に、まるで示し合わせたかのように、重厚な樫の扉が控えめに、しかし一切の遠慮なくノックされます。
「マスター、失礼しますよー♡」
「失礼いたします」
許可を待たずして室内に滑り込んできたのは、二つの影。ギルドの受付に咲く、対照的な二輪の花でした。
一人は、プラチナブロンドの髪を揺らし、ギルドの制服である黒いプリーツスカートを、以前にも増して挑発的にひらりと翻して、小悪魔的な笑みを浮かべるリーゼさん。彼女が動くたびに、清潔なシャツの生地と甘い花の香りがふわりと香り、書類とインクの匂いしかしない無骨な部屋の空気を、一瞬で華やかに塗り替えていきます。スカートの下で、太ももの内側を、とろりとした蜜が伝うのを感じ、彼女はきゅっと足を閉じます。その瞳は、目の前の主人を、どうやって喜ばせてあげようかという、忠実なペットのような、純粋な好奇心にきらきらと輝いていました。
もう一人は、背中まで届く艶やかな紫色の髪を、きっちりとしたポニーテールにまとめ、度の入っていない眼鏡の奥から、以前のような氷の冷たさは鳴りを潜め、どこか潤んだ、熱っぽい視線を投げかけるセレスさん。身体のラインを強調するタイトな黒いスカートは、彼女のストイックな印象を際立たせていますが、その歩き方は、以前のような隙のないものではなく、どこか妖艶な色気を漂わせています。あの島で、心も身体も、完全に「雌」に堕とされてしまった記憶。そして、自らの身体が、マスターだけでなく、見も知らぬ若者たちにまで蹂躙され尽くしたという、背徳の記憶。そのすべてが、彼女の氷の仮面を溶かし、その奥に眠っていた、被虐的な願望を、完全に目覚めさせてしまっていたのです。
二人はその手に、さらに分厚い羊皮紙の束を抱えていました。そして、アシュワース氏の返事を待つこともなく、彼の机の上にそびえ立つ書類の山に、まるで挑戦するかのように、新たな地層を築き上げていくのです。どすん、どすん、と無慈悲な、しかしどこか楽しげな音を立てて。
「マスター、こちら、先日討伐した『深淵のクラーケン』の触手から採取した魔力結晶の、魔術師ギルドへの売却に関する最終契約書です。本日中にマスターの印がないと、アウレリウス教授が、また何か変な薬と交換しようと、ちょっかいを出してきますよ!」
「こちらは、帝国騎士団からの、次期合同演習における、我がギルド所属の魔導ゴーレム部隊の運用計画に関する最終承認要求です。昨日までに返答するようにと、三度目の催促状が、極めて丁寧な、しかし脅迫的な文面で届いておりましたが」
アシュワース氏の雄蕊が、ひときわ大きく脈打ちます。そして、ダメ押しとばかりに、その灼熱の奔流が、リーゼさんの胎内の、子宮の最も奥深くへと、注ぎ込まれていきました。
「「あ゛ッ♡♡あ゛ッ♡♡♡♡♡♡お゛、お゛ッ♡♡♡いぐ、♡♡♡♡あ゛♡♡~~~~~~ッッッッ♡♡♡」」
二人の身体は、ひときわ大きく痙攣し、その意識は、今度こそ、純白の光の、さらにその向こう側へと、完全に、そして深く、溶けていきました。
アシュワース氏は、心からの満足のため息をつきました。その両腕には、完全に意識を手放し、幸せそうな寝顔で、すーすーと健やかな寝息を立てる、二人の美しい人妻が、まるで忠実なペットのように、すり寄って眠っています。
「ふむ。最高の休暇だったな」
彼は、二人の、あまりにも無防備で、淫らな寝顔を満足げに一瞥すると、その間へと、まるで王が戦利品に囲まれて眠るかのように、堂々とその身を滑り込ませました。そして、征服者の満ち足りた眠りへと、深く、深く、落ちていったのです。
◇◇◇
常夏の島での、あの背徳に満ちた休暇から数日。港湾要塞都市アストリナの空は、まるで何事もなかったかのように、どこまでも高く、そして冷たく澄み渡っていました。石畳を濡らす朝露は、冬の訪れを予感させる冷気を帯び、乾いた風が運んでくる、燻製肉の香ばしい匂いと、鍛冶場から漏れ聞こえる鉄の匂いが混じり合って、街全体を包み込んでいます。季節の移ろいは、冒険者たちの欲望と喧騒が渦巻くこの街に、確かな冬の足音を届けているようでした。
しかし、そんな冬の気配とはまるで無縁の場所が、アストリナ冒険者ギルドの最上階にしつらえられた、ギルドマスター執務室です。部屋の中は、高価な魔導式暖炉によって、まるで春のような暖かさに保たれていました。
「うーん……これは、実に、実に、頭が痛いことになったな…」
執務机に、まるで城壁のように高く積まれた羊皮紙の報告書の、その向こう側から、地鳴りのような、しかしどこか諦観に満ちた唸り声が聞こえてきました。声の主は、このギルドの最高責任者であるディーチェ・アシュワース氏。恰幅のいいその身体を、あの日以来、ほんの少しだけ引き締まって見える豪奢な革張りの椅子に深く沈み込み、節くれだった指でこめかみをぐりぐりと揉んでいます。部屋に満ちているのは、上質なインクと古紙の匂い、そして、彼の尽きることのない頭痛と、あの南国の島で知ってしまった、二人の人妻の甘い香りだけでした。
その、あまりにも分かりやすいため息に、まるで示し合わせたかのように、重厚な樫の扉が控えめに、しかし一切の遠慮なくノックされます。
「マスター、失礼しますよー♡」
「失礼いたします」
許可を待たずして室内に滑り込んできたのは、二つの影。ギルドの受付に咲く、対照的な二輪の花でした。
一人は、プラチナブロンドの髪を揺らし、ギルドの制服である黒いプリーツスカートを、以前にも増して挑発的にひらりと翻して、小悪魔的な笑みを浮かべるリーゼさん。彼女が動くたびに、清潔なシャツの生地と甘い花の香りがふわりと香り、書類とインクの匂いしかしない無骨な部屋の空気を、一瞬で華やかに塗り替えていきます。スカートの下で、太ももの内側を、とろりとした蜜が伝うのを感じ、彼女はきゅっと足を閉じます。その瞳は、目の前の主人を、どうやって喜ばせてあげようかという、忠実なペットのような、純粋な好奇心にきらきらと輝いていました。
もう一人は、背中まで届く艶やかな紫色の髪を、きっちりとしたポニーテールにまとめ、度の入っていない眼鏡の奥から、以前のような氷の冷たさは鳴りを潜め、どこか潤んだ、熱っぽい視線を投げかけるセレスさん。身体のラインを強調するタイトな黒いスカートは、彼女のストイックな印象を際立たせていますが、その歩き方は、以前のような隙のないものではなく、どこか妖艶な色気を漂わせています。あの島で、心も身体も、完全に「雌」に堕とされてしまった記憶。そして、自らの身体が、マスターだけでなく、見も知らぬ若者たちにまで蹂躙され尽くしたという、背徳の記憶。そのすべてが、彼女の氷の仮面を溶かし、その奥に眠っていた、被虐的な願望を、完全に目覚めさせてしまっていたのです。
二人はその手に、さらに分厚い羊皮紙の束を抱えていました。そして、アシュワース氏の返事を待つこともなく、彼の机の上にそびえ立つ書類の山に、まるで挑戦するかのように、新たな地層を築き上げていくのです。どすん、どすん、と無慈悲な、しかしどこか楽しげな音を立てて。
「マスター、こちら、先日討伐した『深淵のクラーケン』の触手から採取した魔力結晶の、魔術師ギルドへの売却に関する最終契約書です。本日中にマスターの印がないと、アウレリウス教授が、また何か変な薬と交換しようと、ちょっかいを出してきますよ!」
「こちらは、帝国騎士団からの、次期合同演習における、我がギルド所属の魔導ゴーレム部隊の運用計画に関する最終承認要求です。昨日までに返答するようにと、三度目の催促状が、極めて丁寧な、しかし脅迫的な文面で届いておりましたが」
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