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14章 ドジっ子くのいち娘が遊郭っぽい施設でたいへんえっちになるおはなし
319:客
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男の唇は、やがて小雪さんの潤んだ唇を名残惜しそうに解放すると、今度はその白い首筋へと吸い付きました。熱い吐息が耳朶をくすぐり、湿った舌がうなじの産毛を逆立てるように這い上がります。そのたびに、ぞくぞくとした言いようのない快感が背筋を駆け上り、小雪さんの身体はびくり、びくりと淫らな痙攣を繰り返しました。
「♡ひゃぅッ♡♡♡ふ、ふぁ……んあ゛……♡♡」
男は、まるで極上の獲物を慈しむかのように、丁寧に、優しくその身体を愛撫し続けます。しかし、その指先から伝わってくるのは、ただの体温ではありませんでした。微弱ながらも極めて高純度の魔力が、肌を通じて直接神経を焼き、快感という名の命令を魂に直接刻み込んでいるかのようだったのです。この男の優しさの裏には、決して抗えない絶対的な支配者の傲慢さが隠されていることを、小雪さんは、もうすでに、身体の奥底で感じ取っていました。
男は、小雪さんの耳元に甘い言葉を囁きながら、その身体をゆっくりと寝台へと導きました。最高級の絹で織られたシーツが、汗ばんだ肌にひんやりと心地よい感触をもたらします。小雪さんが、言われるがままに寝台に腰掛けると、男は彼女の華奢な足を、まるで教会の聖遺物を扱うかのように恭しくその両手で抱え、ゆっくりと、しかし有無を言わせぬ力で開かせました。
何も身に着けていない下半身が、部屋の魔導灯の妖しい光の下に、無防備に晒されます。豊満な肉の丘、その中央で恥ずかしそうに閉ざされた秘裂。そして、そこから溢れ出した愛液が、太ももの内側を伝い、真珠のような光の筋を描いていました。それは、先ほどの口づけと愛撫だけで、彼女の身体がどれほど興奮し、雄を迎え入れる準備ができてしまっているかを雄弁に物語っていたのです。
羞恥心で、小雪さんの顔が燃えるように熱くなります。しかし、男は何も言いません。ただ、その濡れそぼった秘裂を、まるで偉大な芸術家が自らの最高傑作を鑑賞するかのように、慈しみに満ちた眼差しで見つめ、そして、にこりと微笑みました。
「ユキ、本当に綺麗だね。まるで、夜露に濡れて咲き誇る、紅玉草の花みたいだ」
紅玉草。それは、このエンブレスの地熱によってのみ育つという、夜にだけ真紅の花を咲かせ、雄の獣人を狂わせるという甘い蜜を滴らせる、幻の植物。そのあまりにも的確で、淫らな賞賛の言葉に、小雪さんの身体は、ぶるりと大きく震えました。それは、屈辱や恐怖からではありません。ただ、この男の言葉に、心の奥底が痺れるほどの悦びを感じていたのです。その言葉は、小雪さんの魂の奥底に棘のように突き刺さっていた、許嫁への罪悪感を、一瞬だけ忘れさせてくれました。
男は、まるで神に祈りを捧げるかのように、ゆっくりと、小雪さんの下腹部にその顔を埋めました。彼の吐息が、湿った秘裂に温かく吹きかかり、その熱に小雪さんの全身がびくりと震えます。
「ひゅ、♡……んッ♡♡」
次の瞬間、男のざらりとした舌が、ぬるり、と小雪さんの秘裂の入り口を舐め上げました。そのあまりにも生々しい感触に、小雪さんの身体は、まるで雷に打たれたかのように、再び大きく跳ね上がります。男の舌は、ゆっくりと、しかし執拗に、秘裂の襞の一枚一枚を丁寧に押し広げ、その内側の柔らかい粘膜をまさぐり、そして、硬く尖ったままの小さな陰核を、まるで熟れた葡萄の実を吸うかのように、ちゅる、と優しく吸い上げたのです。
その瞬間、小雪さんの全身を、びりびりと痺れるような、これまで経験したことのないほど強烈な快感が貫きました。
「♡ひゃぅッ♡♡♡♡そ、そんな……♡♡♡こ、こわ、れますぅ……♡♡」
小雪さんは、必死に声を抑えようとしますが、もはや理性など、甘い蜜と共に蕩けて流れ出してしまったかのようでした。喉からは、自分のものではないような、甘く、掠れた嬌声が止めどなく漏れ出します。
「♡んあ゛ッ♡♡!? あ゛っ♡や、だぁ♡そこ、ばっか、だめ、ですぅ♡むりぃ゛ッ♡♡♡」
男の舌は、小雪さんの陰核を、優しく、時には激しく、しかし常に執拗に愛撫し続けます。それは、単なる愛撫ではありませんでした。小雪さんの魂を、その根源から揺さぶり、許嫁との、あの淡白でどこか義務的だった閨事の記憶を、絶対的な快感の奔流で、完全に上書きしていくかのような、強烈な支配の儀式だったのです。許嫁の早瀬くんは、こんな行為は決してしてくれませんでした。いつも、小雪さんの身体を気遣うように、優しく、しかしあっという間に、その行為を終えてしまっていたのですから。
男は、まるでそのことを見透かしているかのように、意地の悪い問いかけをしました。
「ねえ、ユキ。許嫁君は、こんな風に君を可愛がってくれないだろう?」
その言葉は、鋭く冷たい刃のように、小雪さんの心を容赦なく抉りました。否定したいのに、言葉が出ません。彼の言葉は、あまりにも的を射ていました。心の中では、必死に「そんなことはない、早瀬くんは優しい人です」と反論しようとしますが、その言葉は熱い吐息と共に、媚びるような嬌声に変わってしまいます。身体は、あまりにも正直に、この男の言葉と、その舌がもたらす快感に屈していくのでした。
「♡ひゃぅッ♡♡♡ふ、ふぁ……んあ゛……♡♡」
男は、まるで極上の獲物を慈しむかのように、丁寧に、優しくその身体を愛撫し続けます。しかし、その指先から伝わってくるのは、ただの体温ではありませんでした。微弱ながらも極めて高純度の魔力が、肌を通じて直接神経を焼き、快感という名の命令を魂に直接刻み込んでいるかのようだったのです。この男の優しさの裏には、決して抗えない絶対的な支配者の傲慢さが隠されていることを、小雪さんは、もうすでに、身体の奥底で感じ取っていました。
男は、小雪さんの耳元に甘い言葉を囁きながら、その身体をゆっくりと寝台へと導きました。最高級の絹で織られたシーツが、汗ばんだ肌にひんやりと心地よい感触をもたらします。小雪さんが、言われるがままに寝台に腰掛けると、男は彼女の華奢な足を、まるで教会の聖遺物を扱うかのように恭しくその両手で抱え、ゆっくりと、しかし有無を言わせぬ力で開かせました。
何も身に着けていない下半身が、部屋の魔導灯の妖しい光の下に、無防備に晒されます。豊満な肉の丘、その中央で恥ずかしそうに閉ざされた秘裂。そして、そこから溢れ出した愛液が、太ももの内側を伝い、真珠のような光の筋を描いていました。それは、先ほどの口づけと愛撫だけで、彼女の身体がどれほど興奮し、雄を迎え入れる準備ができてしまっているかを雄弁に物語っていたのです。
羞恥心で、小雪さんの顔が燃えるように熱くなります。しかし、男は何も言いません。ただ、その濡れそぼった秘裂を、まるで偉大な芸術家が自らの最高傑作を鑑賞するかのように、慈しみに満ちた眼差しで見つめ、そして、にこりと微笑みました。
「ユキ、本当に綺麗だね。まるで、夜露に濡れて咲き誇る、紅玉草の花みたいだ」
紅玉草。それは、このエンブレスの地熱によってのみ育つという、夜にだけ真紅の花を咲かせ、雄の獣人を狂わせるという甘い蜜を滴らせる、幻の植物。そのあまりにも的確で、淫らな賞賛の言葉に、小雪さんの身体は、ぶるりと大きく震えました。それは、屈辱や恐怖からではありません。ただ、この男の言葉に、心の奥底が痺れるほどの悦びを感じていたのです。その言葉は、小雪さんの魂の奥底に棘のように突き刺さっていた、許嫁への罪悪感を、一瞬だけ忘れさせてくれました。
男は、まるで神に祈りを捧げるかのように、ゆっくりと、小雪さんの下腹部にその顔を埋めました。彼の吐息が、湿った秘裂に温かく吹きかかり、その熱に小雪さんの全身がびくりと震えます。
「ひゅ、♡……んッ♡♡」
次の瞬間、男のざらりとした舌が、ぬるり、と小雪さんの秘裂の入り口を舐め上げました。そのあまりにも生々しい感触に、小雪さんの身体は、まるで雷に打たれたかのように、再び大きく跳ね上がります。男の舌は、ゆっくりと、しかし執拗に、秘裂の襞の一枚一枚を丁寧に押し広げ、その内側の柔らかい粘膜をまさぐり、そして、硬く尖ったままの小さな陰核を、まるで熟れた葡萄の実を吸うかのように、ちゅる、と優しく吸い上げたのです。
その瞬間、小雪さんの全身を、びりびりと痺れるような、これまで経験したことのないほど強烈な快感が貫きました。
「♡ひゃぅッ♡♡♡♡そ、そんな……♡♡♡こ、こわ、れますぅ……♡♡」
小雪さんは、必死に声を抑えようとしますが、もはや理性など、甘い蜜と共に蕩けて流れ出してしまったかのようでした。喉からは、自分のものではないような、甘く、掠れた嬌声が止めどなく漏れ出します。
「♡んあ゛ッ♡♡!? あ゛っ♡や、だぁ♡そこ、ばっか、だめ、ですぅ♡むりぃ゛ッ♡♡♡」
男の舌は、小雪さんの陰核を、優しく、時には激しく、しかし常に執拗に愛撫し続けます。それは、単なる愛撫ではありませんでした。小雪さんの魂を、その根源から揺さぶり、許嫁との、あの淡白でどこか義務的だった閨事の記憶を、絶対的な快感の奔流で、完全に上書きしていくかのような、強烈な支配の儀式だったのです。許嫁の早瀬くんは、こんな行為は決してしてくれませんでした。いつも、小雪さんの身体を気遣うように、優しく、しかしあっという間に、その行為を終えてしまっていたのですから。
男は、まるでそのことを見透かしているかのように、意地の悪い問いかけをしました。
「ねえ、ユキ。許嫁君は、こんな風に君を可愛がってくれないだろう?」
その言葉は、鋭く冷たい刃のように、小雪さんの心を容赦なく抉りました。否定したいのに、言葉が出ません。彼の言葉は、あまりにも的を射ていました。心の中では、必死に「そんなことはない、早瀬くんは優しい人です」と反論しようとしますが、その言葉は熱い吐息と共に、媚びるような嬌声に変わってしまいます。身体は、あまりにも正直に、この男の言葉と、その舌がもたらす快感に屈していくのでした。
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