剣と魔法の世界で冒険はそこそこにして色々なお仕事の女の子達がはちゃめちゃにえっちなことになるお話

アレ

文字の大きさ
56 / 440
3章 受付嬢も冒険者になってえっちな冒険に挑むお話

52:危機

しおりを挟む
皆さん! リーゼです。
大変ですよ! これは本当に、本当に大変な事態です!

じわり、と意識が現実の輪郭を取り戻したのは、硬く冷たいベッドの床の上でした。後頭部に鈍い痛みが走り、まるで分厚い水の中に沈んでいたかのような閉塞感が、ゆっくりと晴れていきます。そして、もやが晴れた私の脳裏に叩きつけられたのは、昨夜の、あまりにもおぞましく、背徳に満ちた記憶の奔流でした。

催眠魔法とやらが、解けてしまったのです!
いえ、それが大変なのではありません。問題は、私が盗賊団に捕らわれ、誘拐されてしまったという、この絶望的な事実!

「ひぅっ……!」

思わず、喉の奥から引き攣ったような声が漏れました。昨夜までの痴態が、焼印のように鮮明に脳裏に焼き付いて離れません。薄暗い広間、ぎらつく男たちの視線、汗と鉄と獣の匂い。そして、代わる代わる私の体を貪り、その奥深くに灼熱の愛を注ぎ込んでいった、数えきれないほどの男たちの姿……。

思い出すだけで、恥ずかしさのあまり顔からぶわりと火が出そうです。全身の血が逆流し、耳の先まで真っ赤に染まっていくのが自分でもわかります。夫である、あの人の顔が脳裏をよぎり、罪悪感で胸が張り裂けそうになりました。もう、あの人には合わせる顔がありません。

それに、問題はそれだけではないのです。私の記憶が確かなら、あの魔法使いが使っていた禍々しい杖……あれは、古代の文献でしか見たことのない、先々代の魔王に仕えたという大淫魔の七遺物の一つ、『蕩婦の嘆き』に違いありません。周囲にある欲望、特に殿方の性的な欲求に感応し、対象となった女の子を強制的に、抗いようもなく発情させてしまう、とてつもなく強力な呪いの杖。私たち耳長族が持つ高い魔力耐性すら、いとも容易く貫通してしまうほどの、恐ろしい代物です。

その呪いが、今、この私にかかっている。下腹部に刻まれた、淫靡な紋様が、その紛れもない証拠でした。ずくん、と紋様が熱く脈打つたびに、体の芯が蕩けるような、いやらしい痺れに襲われます。これは大変ですよ! 本当に、取り返しのつかないことになってしまいました!

どうしてこんな格好をしているのかって?
あの忌まわしい宴の後、気を失っていた私は、どこかの部屋に運ばれたようです。昨日まで着ていた修道服は、男たちの汗と、私の……私の体液で、もうめちゃくちゃに汚されてしまっていました。着替えとして持ってきた服も、どこかに行ってしまったようです。お洗濯をさせてくださいと、かろうじて声を絞り出してお願いしてみましたが、まだお返事はもらえません。

代わりに、盗品の中から選んだという、こんな……こんなエッチな下着を渡され、今はそれだけを身に着けています。闇色の薄い絹でできた、肌が透けて見えるほど扇情的なものです。これでは、あまりに恥ずかしくて、とてもじゃないですが逃げ出すことなんてできそうにありません。

あてがわれた、牢よりはいくらかましな個室でベッドに座っていると、ぎぃ、と重々しい音を立てて扉が開きました。入ってきたのは、盗賊団の親方です。顔中に深い傷跡を持つ、岩のように大柄な男。誘拐の初日に最初に私をその猛々しい腕で抱き、私のすべてを奪い去った張本人。その獰猛な目が、いやらしい光をたたえて、私の体を頭のてっぺんから足の爪先まで、ぬるりと舐めるように見つめます。

その瞬間でした。きゅううんっ、と下腹部の淫紋が甘く疼き、そこから発生した熱い痺れが、背筋を駆け上がりました。私の意志とはまったく関係なく、体の奥が、じゅわん、と濡れて熱を帯びていくのがわかります。そうです、これが呪いの効果。殿方のえっちな気持ちが、私の体を有無を言わさずに発情させてしまうのです。

「おやかた。おはようございます」

震える声を必死で抑えつけ、私は淑女の笑みをかろうじて取り繕いました。この状況で、少しでも気を強く持たなければ、すぐにまた心まで折られてしまうでしょう。

「あぁ、シスター。おはよう」

親方は、私の内心の葛藤などお見通しだと言わんばかりに、にやりと口の端を歪めました。
私がもう一度、服を洗いたいというお願いを口にすると、親方は顎に手を当てて、少し考える素振りを見せます。

「そうだな。あの魔法使いが、便利な洗濯道具を置いていったはずだ。……よし、じゃあシスターと俺で勝負と行こうじゃねえか」
「え……?」
「シスターが勝ったら、その服を綺麗さっぱり洗濯してやる。ついでに着替えも返してやろう。だが、もし俺が勝ったら……」

親方の視線が、私の胸の膨らみから、下着の上からでもわかるほど濡れてしまった愛の園へと、ねっとりと注がれます。

「――今日もお前には、たっぷり俺の『お相手』をしてもらう」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

処理中です...