孤独な船長、AIと異星存在と海賊と教団と偉い人といろいろに巻き込まれて仲間ともども大変えっちなことになりました

アレ

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26章 忠犬とご主人様と雌犬のおかわりプレイ

579:忠義

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宰相オルダス・クロムウェルの私室は、夜明けの光の中で、昨夜の狂宴の残滓を無様に晒していた。リリスが、心地よい気怠さの中でゆっくりと瞼を開いた時、ベッドの主であるオルダスの姿は、既になかった。代わりに、部屋の隅にある執務机で、彼は山と積まれた書類に目を通していた。その横顔は、昨夜の醜悪な獣のそれとは到底思えぬほど、穏やかで、理知的ですらあった。

リリスは、昨夜の痴態を思い出していた。薬物によって偽りの記憶を植え付けられ、この老獪な男を愛する夫と信じ込み、その身を捧げたこと。ご主人様と雌犬という、倒錯した主従関係に溺れたこと。夜が明け、正気を取り戻した今、その記憶は、焼けるような羞恥心と、それに相反する、背徳的な甘い疼きを、彼女の身体の芯に残していた。じゅくり、と秘裂の奥が熱く濡れる。

「……おはようございます、ご主人様」
隣から、情けない、それでいてどこか甘えた声が聞こえた。はっとして視線を向けると、そこには、ベッドの脇の床に、深々と頭を下げて傅く、宰相オルダスの姿があった。その姿は、まるで、主人に絶対の忠誠を誓う、老いた猟犬のようであった。

「……おはよう、オルダス」
リリスは、自然に、そしてどこか偉そうに、そう答えていた。身体が、疼く。この、忠実な犬の、あの力強い器官が、欲しくてたまらない。しかし、自分は、この犬の、飼い主(ごしゅじんさま)なのだ。威厳を示さなければ。その葛藤が、彼女の秘裂を、さらにじゅくり、と濡らした。

「ご主人様。この忠実なる僕に、何かご命令はございませんか?」
オルダスは、懇願するように、リリスの足元にその顔を擦り付けた。
「……そうね。では、エリオ・アルテミス殿下の、王位継承権の復権を、宰相であるあなたの権限で、確約なさい」
リリスは、尊大に命じた。
「御意。ですが、ご主人様。そのような大それたことを成すには、この忠犬には、ご主人様からの、温かいご褒美が、必要不可欠でございますが……」
オルダスは、上目遣いに、リリスの反応を窺う。
「……そのご褒美とは、何かしら?」

オルダスは、おもむろに懐から、悪趣味なまでに精巧な、革製の犬耳カチューシャと、銀の鎖がついた首輪を取り出した。
「……これを、わたくしに付けろと?」
リリスの眉が、ぴくりと動く。その提案は、彼女の心の奥底に眠っていた、被虐の悦びを、的確に、そして無慈悲に抉り出した。
「は。ご主人様の、その気高きお身体と、その泉から湧き出る、聖なる雫。それさえ頂ければ、この忠犬オルダス、いかなる困難にも立ち向かってみせましょうぞ」

その、あまりにも直接的で、下品な懇願。しかし、リリスの心は、歓喜に打ち震えていた。
「……仕方のない犬ね♡」

リリスは、蕩けきった笑みを浮かべると、オルダスが差し出した黒い革製の犬耳のカチューシャと、銀の鎖がついた首輪を、震える指先で受け取った。ひやりとした革の感触と、ずしりと重い金属の感触が、彼女の掌から全身へと、背徳的な電流のように駆け巡る。これから、自分は、この忠実なる犬の、雌犬になるのだ。その事実が、彼女の秘裂の奥を、きゅう、と熱く収縮させた。黒いシルクのドレスの下、既に下着の存在しないその場所から、くぷり、と小さな音を立てて、期待の蜜が一滴、滑らかな太腿の内側を伝った。

彼女は、少し乱れた髪を指で梳くと、その頭に、ゆっくりと犬耳のカチューシャを装着した。鏡もないのに、自分が今、どれほどはしたなく、そして扇情的な姿をしているかが、ありありと想像できた。首筋に銀の首輪が巻き付けられ、かちゃり、と冷たい音を立てて錠が下りる。その無機質な音は、彼女の心の奥底に燻っていた、最後の理性の枷が外れた音でもあった。もはや、自分はオリジン社の才媛でも、マクシミリアンの貞淑な妻でもない。ただの、この忠実なる犬に飼われる、一匹の雌犬なのだ。その倒錯した認識が、彼女の思考を快感という名の熱い奔流で満たしていく。

「ふふ♡」
彼女は、蕩けきった笑みを浮かべると、ベッドの端でゆっくりと四つん這いになった。黒いシルクのドレスが乱れ、大胆なスリットから、その豊かな尻が、惜しげもなく晒される。彼女は、その豊満な肉の丘を、これ以上ないほど挑発的に、忠実な犬へと突き出した。
「さあ、こちらへおいでなさい♡ご主人様が直々に、この雌犬リリスを、あなたの好きに躾けることを、許可しますわ♡♡♡」

オルダスは、歓喜にその醜悪な顔を歪めると、まるで聖地へと巡礼に向かう信者のように、厳かに、そして敬虔に、その祭壇へと這い寄った。しかし、すぐにその身を貫かれると思っていたリリスの期待は、裏切られた。彼は、その顔を、彼女の豊満な尻の谷間に、そっとうずめたのだ。そして、生暖かく、ざらりとした感触のものが、彼女の最も柔らかな場所を、ぺろり、と舐め上げた。
「ひゃっ……!?♡♡」
彼の舌であった。じゅるり、と生々しい水音を立てて、オルダスの幅広く、そして熱い舌が、彼女の臀部全体を、まるで聖地を清めるかのように、敬虔に、そして大胆に舐め回し始めた。
「な、何を……♡何をするのです、オルダス……!♡」
リリスは、戸惑いの声を上げる。すぐに、あの熱く硬いもので、めちゃくちゃに貫かれると思っていたのに。その焦燥感が、彼女の身体を、さらに熱くさせていく。
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