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第17話:ケチャップもどきと魔法の卵料理
レオン様との秘密の朝食会は、もはやお互いの日常に溶け込んでいた。私が作る料理を、彼は毎日黙って、しかし心の底から味わってくれる。その静かで穏やかな時間が、私にとってはかけがえのない宝物だった。
その日の朝も、彼はいつものようにやって来た。しかし、どこか様子が違っていた。私が作った焼き魚と味噌汁を平らげた後も、彼は椅子から立ち上がろうとしない。何か考え込んでいるように、テーブルの木目をじっと見つめている。
「レオン様? どうかなさいましたか。お口に合いませんでしたか」
私が心配して声をかけると、彼はゆっくりと顔を上げた。その蒼い瞳は、何かを決意したような、真剣な光を宿していた。
「アリア」
「はい」
「君に、頼みがある」
頼み。彼が私に何かを頼むのは、これが初めてだった。いつもはただ「腹が減った」と言うだけなのに。私は思わず、ごくりと唾を飲み込んだ。
「子供が喜ぶ料理を、作れるか」
「……え?」
彼の口から飛び出した言葉は、あまりにも意外なものだった。子供が喜ぶ料理? なぜ、彼がそんなものを。
私の戸惑いを読み取ったのか、彼は少し気まずそうに視線を逸らしながら、ぽつりぽつりと話し始めた。
「先日、城下を視察した。そこで、病で寝込んでいる子供を持つ、下級文官の家を訪ねた」
彼の口から語られたのは、公務の一環での出来事だった。その家の幼い息子が、熱を出してからというもの、すっかり食が細ってしまい、日に日に痩せていくのだという。両親は心配し、宮廷医にも診せたが、薬を飲んでも一向に食欲は戻らないらしい。
「母親が、泣いていた」
レオン様は、静かにそう言った。
「俺の治める国で、子供がひもじい思いをしている。それは、俺の不徳だ。何とかしてやりたいと思った。だが、俺には何もできん」
彼の声には、珍しく無力感が滲んでいた。皇帝として、彼は国を治め、民を守ることができる。しかし、たった一人の子供の食欲を取り戻させてやることはできないのだ。
「その時、君のことを思い出した。君の料理には、不思議な力がある。人の心を温め、元気にする力だ。だから…」
彼は再び、真っ直ぐに私の目を見た。
「君の料理で、その子供を笑顔にしてやってはくれまいか」
彼の瞳は、皇帝としてではなく、ただ一人の民を憂う男のものだった。いつもは氷のように冷たい彼の奥底に、こんなにも温かい情熱が燃えていたなんて。
私の胸は、熱いものでいっぱいになった。
この人は、本当に優しい人なのだ。民を想い、子供の未来を憂いている。そんな彼の力になりたい。彼の願いを、私の料理で叶えてあげたい。
「お任せください、レオン様!」
私は胸を張って、力強く答えた。
「私が、その子をきっと笑顔にしてみせます。びっくするくらい美味しくて、魔法みたいな卵料理で!」
私の言葉に、レオン様は少し驚いたように目を見開いた。そして、次の瞬間、その口元にふっと、本当に微かな、しかし確かな安堵の笑みが浮かんだ。
さて、と私は腕まくりをした。子供が喜ぶ、魔法みたいな卵料理。私の頭の中には、すでに一つの完成形が浮かんでいた。
ふわふわの黄色い布団に包まれた、赤いご飯。そして、その上に描かれる、甘くて酸っぱい魔法のソース。
――オムライスだ。
しかし、そのためには最大の難関があった。オムライスの魂とも言える、あの真っ赤なソース。『ケチャップ』が、この世界には存在しないのだ。
「なければ、作るまでですわ!」
私の料理人魂に、火が付いた。
私はすぐにマルタに相談した。
「マルタさん。この国に、赤くて、少し酸っぱい果実はありませんか?」
私の突拍子もない質問に、マルタは少し考え込んだ後、ポンと手を打った。
「それでしたら、『陽の実』というものがあります。夏に採れる真っ赤な木の実で、酸味が強すぎて生ではとても食べられないと、皆あまり採りたがらないのですが」
これだ! 私は心の中で叫んだ。酸味が強いなら、煮詰めて甘みを加えれば、きっとケチャップに近くなるはずだ。
マルタは私の頼みを快く引き受けてくれ、その日の午後には、籠いっぱいの真っ赤な陽の実を手に、厨房へ戻ってきた。それは、前世のトマトによく似た、つやつやとした美しい実だった。
私は早速、ケチャップもどきの開発に取り掛かった。
まずは陽の実を湯剥きし、種を取り除いて細かく刻む。それを鍋に入れ、焦げ付かないように木べらで混ぜながら、弱火でじっくりと煮詰めていく。
厨房には、青臭いような、それでいてフルーティーな香りが立ち込めた。
水分が飛んで、どろりとしたペースト状になったところで、味付けの段階に入る。まずは塩を一つまみ。そして、甘みとして果実の蜜を。最後に、酸味のアクセントとして、木の実から作った酢に似た醸造酢を少量加えた。
味見をする。うーん、まだ何かが足りない。酸味が少し強すぎる。私は蜜を少し足し、さらに煮詰めた。
もう一度、味見。今度は、味がぼんやりしている。私は自分のスパイスボックスから、玉ねぎに似た野菜を乾燥させて粉にしたものと、ほんの少しだけピリリとする香辛料を加えてみた。
そして、三度目の味見。
「……できた!」
思わず、声が出た。
トマトケチャップそのものとは少し違う。陽の実特有のフルーティーな香りがする、オリジナルなソースだ。しかし、甘みと酸味、そして塩気のバランスが絶妙で、これなら絶対に子供が喜ぶ味だと確信できた。
ソースが完成すれば、あとは簡単だ。
鳥の胸肉と、野菜を細かく刻む。それを鉄板で炒め、塩と胡椒、そして完成したばかりのケチャップもどきを加えて味付け。最後に炊き立ての白米もどきを投入し、手早く混ぜ合わせれば、食欲をそそるオレンジ色のチキンライス(もどき)が完成だ。
翌朝、レオン様がいつものようにやって来た。彼の表情は、どこか期待に満ちているように見えた。
私は彼の目の前で、最後の仕上げに取り掛かる。
熱したフライパンに油脂を溶かし、溶き卵を一気に流し込む。ジュワッという音と共に、鮮やかな黄色の円が広がった。私は手首のスナップを利かせ、フライパンの中で卵をくるりと回転させる。半熟のとろりとした部分を残した、完璧な薄焼き卵。
それを、温めておいたチキンライスの上に、ふわりと滑らせる。
まるで黄色い絹のドレスをまとったかのように、美しい紡錘形のオムライスが皿の上に鎮座した。
そして、仕上げの魔法。
私は小瓶に入れたケチャップもどきを手に取ると、オムライスの上に、ある絵を描き始めた。
ぴょこんと立った耳。くるんと丸まった尻尾。そして、可愛らしいひげ。
「さあ、できました。魔法の卵料理、『オムライス』です」
私はその一皿を、レオン様の前にそっと差し出した。
彼の視線は、皿の上に釘付けになっていた。ふわふわの卵。その上に描かれた、真っ赤な猫の絵。
それは、彼が今までの人生で一度も見たことのない、あまりにも可愛らしくて、温かい光景だった。
その日の朝も、彼はいつものようにやって来た。しかし、どこか様子が違っていた。私が作った焼き魚と味噌汁を平らげた後も、彼は椅子から立ち上がろうとしない。何か考え込んでいるように、テーブルの木目をじっと見つめている。
「レオン様? どうかなさいましたか。お口に合いませんでしたか」
私が心配して声をかけると、彼はゆっくりと顔を上げた。その蒼い瞳は、何かを決意したような、真剣な光を宿していた。
「アリア」
「はい」
「君に、頼みがある」
頼み。彼が私に何かを頼むのは、これが初めてだった。いつもはただ「腹が減った」と言うだけなのに。私は思わず、ごくりと唾を飲み込んだ。
「子供が喜ぶ料理を、作れるか」
「……え?」
彼の口から飛び出した言葉は、あまりにも意外なものだった。子供が喜ぶ料理? なぜ、彼がそんなものを。
私の戸惑いを読み取ったのか、彼は少し気まずそうに視線を逸らしながら、ぽつりぽつりと話し始めた。
「先日、城下を視察した。そこで、病で寝込んでいる子供を持つ、下級文官の家を訪ねた」
彼の口から語られたのは、公務の一環での出来事だった。その家の幼い息子が、熱を出してからというもの、すっかり食が細ってしまい、日に日に痩せていくのだという。両親は心配し、宮廷医にも診せたが、薬を飲んでも一向に食欲は戻らないらしい。
「母親が、泣いていた」
レオン様は、静かにそう言った。
「俺の治める国で、子供がひもじい思いをしている。それは、俺の不徳だ。何とかしてやりたいと思った。だが、俺には何もできん」
彼の声には、珍しく無力感が滲んでいた。皇帝として、彼は国を治め、民を守ることができる。しかし、たった一人の子供の食欲を取り戻させてやることはできないのだ。
「その時、君のことを思い出した。君の料理には、不思議な力がある。人の心を温め、元気にする力だ。だから…」
彼は再び、真っ直ぐに私の目を見た。
「君の料理で、その子供を笑顔にしてやってはくれまいか」
彼の瞳は、皇帝としてではなく、ただ一人の民を憂う男のものだった。いつもは氷のように冷たい彼の奥底に、こんなにも温かい情熱が燃えていたなんて。
私の胸は、熱いものでいっぱいになった。
この人は、本当に優しい人なのだ。民を想い、子供の未来を憂いている。そんな彼の力になりたい。彼の願いを、私の料理で叶えてあげたい。
「お任せください、レオン様!」
私は胸を張って、力強く答えた。
「私が、その子をきっと笑顔にしてみせます。びっくするくらい美味しくて、魔法みたいな卵料理で!」
私の言葉に、レオン様は少し驚いたように目を見開いた。そして、次の瞬間、その口元にふっと、本当に微かな、しかし確かな安堵の笑みが浮かんだ。
さて、と私は腕まくりをした。子供が喜ぶ、魔法みたいな卵料理。私の頭の中には、すでに一つの完成形が浮かんでいた。
ふわふわの黄色い布団に包まれた、赤いご飯。そして、その上に描かれる、甘くて酸っぱい魔法のソース。
――オムライスだ。
しかし、そのためには最大の難関があった。オムライスの魂とも言える、あの真っ赤なソース。『ケチャップ』が、この世界には存在しないのだ。
「なければ、作るまでですわ!」
私の料理人魂に、火が付いた。
私はすぐにマルタに相談した。
「マルタさん。この国に、赤くて、少し酸っぱい果実はありませんか?」
私の突拍子もない質問に、マルタは少し考え込んだ後、ポンと手を打った。
「それでしたら、『陽の実』というものがあります。夏に採れる真っ赤な木の実で、酸味が強すぎて生ではとても食べられないと、皆あまり採りたがらないのですが」
これだ! 私は心の中で叫んだ。酸味が強いなら、煮詰めて甘みを加えれば、きっとケチャップに近くなるはずだ。
マルタは私の頼みを快く引き受けてくれ、その日の午後には、籠いっぱいの真っ赤な陽の実を手に、厨房へ戻ってきた。それは、前世のトマトによく似た、つやつやとした美しい実だった。
私は早速、ケチャップもどきの開発に取り掛かった。
まずは陽の実を湯剥きし、種を取り除いて細かく刻む。それを鍋に入れ、焦げ付かないように木べらで混ぜながら、弱火でじっくりと煮詰めていく。
厨房には、青臭いような、それでいてフルーティーな香りが立ち込めた。
水分が飛んで、どろりとしたペースト状になったところで、味付けの段階に入る。まずは塩を一つまみ。そして、甘みとして果実の蜜を。最後に、酸味のアクセントとして、木の実から作った酢に似た醸造酢を少量加えた。
味見をする。うーん、まだ何かが足りない。酸味が少し強すぎる。私は蜜を少し足し、さらに煮詰めた。
もう一度、味見。今度は、味がぼんやりしている。私は自分のスパイスボックスから、玉ねぎに似た野菜を乾燥させて粉にしたものと、ほんの少しだけピリリとする香辛料を加えてみた。
そして、三度目の味見。
「……できた!」
思わず、声が出た。
トマトケチャップそのものとは少し違う。陽の実特有のフルーティーな香りがする、オリジナルなソースだ。しかし、甘みと酸味、そして塩気のバランスが絶妙で、これなら絶対に子供が喜ぶ味だと確信できた。
ソースが完成すれば、あとは簡単だ。
鳥の胸肉と、野菜を細かく刻む。それを鉄板で炒め、塩と胡椒、そして完成したばかりのケチャップもどきを加えて味付け。最後に炊き立ての白米もどきを投入し、手早く混ぜ合わせれば、食欲をそそるオレンジ色のチキンライス(もどき)が完成だ。
翌朝、レオン様がいつものようにやって来た。彼の表情は、どこか期待に満ちているように見えた。
私は彼の目の前で、最後の仕上げに取り掛かる。
熱したフライパンに油脂を溶かし、溶き卵を一気に流し込む。ジュワッという音と共に、鮮やかな黄色の円が広がった。私は手首のスナップを利かせ、フライパンの中で卵をくるりと回転させる。半熟のとろりとした部分を残した、完璧な薄焼き卵。
それを、温めておいたチキンライスの上に、ふわりと滑らせる。
まるで黄色い絹のドレスをまとったかのように、美しい紡錘形のオムライスが皿の上に鎮座した。
そして、仕上げの魔法。
私は小瓶に入れたケチャップもどきを手に取ると、オムライスの上に、ある絵を描き始めた。
ぴょこんと立った耳。くるんと丸まった尻尾。そして、可愛らしいひげ。
「さあ、できました。魔法の卵料理、『オムライス』です」
私はその一皿を、レオン様の前にそっと差し出した。
彼の視線は、皿の上に釘付けになっていた。ふわふわの卵。その上に描かれた、真っ赤な猫の絵。
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