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第26話 森の主
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森の奥深くから漂ってくる気配は、これまで遭遇したどの魔物とも比較にならないほど強大だった。
それは、まるで大地そのものが呼吸しているかのような、重く、古く、そして威厳に満ちたプレッシャー。
私の隣を歩くシロは、完全に臨戦態勢に入っていた。全身の銀毛を逆立て、喉の奥で低い唸り声を上げ続けている。その青い瞳には、本能的な恐怖と、それでも主を守らんとする強い決意が宿っていた。伝説の魔獣である彼をして、ここまで警戒させる相手。相当な大物に違いない。
しかし、私の心は恐怖とは無縁だった。
あるのは、ただ純粋な好奇心だけ。
(どんな動物かしら。シロよりも大きいのかな?もふもふだといいな)
そんな、ピクニック気分で、私は気配の主がいるであろう場所へと足を進めた。
やがて、鬱蒼とした木々が途切れ、陽の光が差し込む広大な円形の広場に出た。
そして、私たちはそれを見つけた。
広場の中央に、まるで小さな山のように、巨大な何かがとぐろを巻いて眠っている。
体長は、目算で五十メートルは超えるだろう。その全身は、磨き上げられた黒曜石のような、艶やかな黒い鱗で覆われている。背中には、たたまれた巨大な翼。どっしりとした四肢の先には、岩盤すら容易く抉るであろう鋭い爪。そして、何よりも目を引くのは、その頭部に生えた、威厳を示すかのような二本の捻じれた角だった。
すう、すう、という穏やかな寝息が、地響きのように広場全体に響き渡っている。その寝息に合わせて、鼻先から時折、白い煙が吐き出されていた。
エンシェントドラゴン。
何百年、あるいは千年以上の時を生き、その身に膨大な魔力を宿した古竜。個体によっては、小国を一夜にして滅ぼすほどの力を持つと言われる、まさしく生ける伝説。
このヴァルハイト領の生態系の頂点に君臨し、全ての魔物を支配する森の主。
それが、今、私たちの目の前で無防備な寝姿を晒していた。
シロは、その圧倒的な存在感を前に、完全に動きを止めていた。唸り声も止まり、ただ息を殺して、目の前の『王』を見つめている。
ゼノがもしここにいれば、即座に私を抱えて撤退を具申しただろう。そして、それが賢明な判断だった。
しかし、私は違った。
私の目は、その黒い巨体に釘付けになっていた。
(わあ……)
心の中で、感嘆の声が漏れる。
(大きいトカ-ゲだわ……)
そう、私にはそれが、ただの非常に大きくて、鱗が綺麗なトカゲにしか見えなかったのだ。
黒曜石のような鱗は、きっと触ったらひんやりとして滑らかなのだろう。背中の翼も、広げたらさぞかし壮観に違いない。
恐怖は、やはり微塵も感じなかった。
あるのは、珍しい生き物に対する興味だけ。
私は、警戒するシロの頭をぽんと撫でると、恐れることなくその巨大なトカゲへと近づいていった。
「アオン!」
シロが、引き留めるように小さく鳴いたが、私は気にしない。
私は、眠るドラゴンの鼻先までやってきた。見上げると、まるで崖のようだ。その鼻の穴の一つだけでも、私がすっぽりと入れてしまいそうなほど大きい。
さて、どうしたものか。
この大きいトカゲさんは、どうやら私たちの進路を完全に塞ぐ形で寝そべっている。この先にも森が続いているようだし、できれば通り抜けてみたい。
回り道をするのは、面倒だ。
起こして、どいてもらうのが一番手っ取り早いだろう。
「もしもし、すみませーん」
私は、その巨大な頭に向かって声をかけてみた。
「ちょっと、そこを通してもらいたいんですけどー」
私の声は、ドラゴンの轟くようないびきにかき消され、何の反応もない。
(うーん、熟睡しているみたいね)
これだけ大きな声で呼びかけても起きないのだから、よほど眠りが深いのだろう。
無理やり起こすのも可哀想だ。
かといって、このまま待っているのも時間がもったいない。
私は少し考え、一つの結論に至った。
(そうだわ。ちょっとだけ、動かせばいいのよ)
彼の巨体を、少しだけ横にずらして、人が一人通れるくらいの隙間を作ればいい。それなら、彼を起こさずに済むし、私も先に進める。完璧な解決策だ。
問題は、どうやって動かすか。
押してみる?いや、さすがにこの巨体を押すのは骨が折れそうだ。
(……仕方ないわね)
少しだけ、衝撃を与えて、びっくりさせて動かすしかないか。
私は、ドラゴンのつるりとした黒い鼻先に狙いを定めた。
「ちょっと失礼しますよ」
私は小さく呟くと、右手の指を、軽く弾いた。
人差し指の先で、中指を弾く。いわゆる、デコピンだ。
こん、という、実に頼りない音が、ドラゴンの鼻先に響いた。
その、直後だった。
私の指先から放たれた、ほんのわずかな運動エネルギー。
それが、レベル100のSTRとDEXによって、物理法則を無視した破壊力へと変換された。
目に見えないほどの速度で放たれた衝撃は、ドラゴンの鼻先の鱗を易々と貫通し、その内部へと突き抜けた。
衝撃は、ドラゴンの巨大な脳を、凄まじい勢いで揺さぶった。
それは、例えるなら、巨大な城が、たった一粒の銃弾によって、その基礎から崩壊するようなものだった。
「……グ……?」
ドラゴンは、眠りながら、何か不可解なものを感じ取ったようだった。
その巨大な目が、うっすらと開かれる。そこに映ったのは、自分の鼻先で指を弾いている、小さな赤い髪の少女の姿。
それが、彼がこの世で見た最後の光景となった。
次の瞬間、ドラゴンの意識は、完全にブラックアウトした。
彼の巨体は、びくん、と一度だけ大きく痙攣すると、そのままぐったりと力を失い、完全に沈黙した。ピクリとも動かない。まるで、ただの巨大な岩塊のようになった。
その重みで、地面がわずかに陥没し、ビリビリという振動が私の足元まで伝わってきた。
「あれ?」
私は、その様子に首を傾げた。
「寝ちゃったのかしら?さっきまで寝てたのに、さらに深く眠るなんて、よっぽど眠たかったのね」
私は、自分のデコピンが、この地域の生態系の頂点を一撃で失神させたなどとは夢にも思わず、そう結論付けた。
まあ、いいか。
結果的に、彼は動かなくなった。
そして、その巨体の脇には、人が一人通れるくらいの隙間が、ちょうど良くできている。
「よし、これで通れるわね。ありがとう、大きいトカゲさん」
私は、気絶しているドラゴンに礼を言うと、その脇をすり抜けて、何事もなかったかのように散歩を再開した。
後ろからついてくるシロが、天を仰ぎ、もはや呆れることすらやめたかのように、無感動な表情で「はふぅ……」とため息をついた。
その光景が、全てを物語っていた。
私の、ただの気まぐれな散歩。
それが、このヴァルハイト領の力関係を、歴史上誰も成し得なかったレベルで、根底から覆してしまった。
その重大な結果に全く気づかないまま、私の足取りは、どこまでも軽やかだった。
それは、まるで大地そのものが呼吸しているかのような、重く、古く、そして威厳に満ちたプレッシャー。
私の隣を歩くシロは、完全に臨戦態勢に入っていた。全身の銀毛を逆立て、喉の奥で低い唸り声を上げ続けている。その青い瞳には、本能的な恐怖と、それでも主を守らんとする強い決意が宿っていた。伝説の魔獣である彼をして、ここまで警戒させる相手。相当な大物に違いない。
しかし、私の心は恐怖とは無縁だった。
あるのは、ただ純粋な好奇心だけ。
(どんな動物かしら。シロよりも大きいのかな?もふもふだといいな)
そんな、ピクニック気分で、私は気配の主がいるであろう場所へと足を進めた。
やがて、鬱蒼とした木々が途切れ、陽の光が差し込む広大な円形の広場に出た。
そして、私たちはそれを見つけた。
広場の中央に、まるで小さな山のように、巨大な何かがとぐろを巻いて眠っている。
体長は、目算で五十メートルは超えるだろう。その全身は、磨き上げられた黒曜石のような、艶やかな黒い鱗で覆われている。背中には、たたまれた巨大な翼。どっしりとした四肢の先には、岩盤すら容易く抉るであろう鋭い爪。そして、何よりも目を引くのは、その頭部に生えた、威厳を示すかのような二本の捻じれた角だった。
すう、すう、という穏やかな寝息が、地響きのように広場全体に響き渡っている。その寝息に合わせて、鼻先から時折、白い煙が吐き出されていた。
エンシェントドラゴン。
何百年、あるいは千年以上の時を生き、その身に膨大な魔力を宿した古竜。個体によっては、小国を一夜にして滅ぼすほどの力を持つと言われる、まさしく生ける伝説。
このヴァルハイト領の生態系の頂点に君臨し、全ての魔物を支配する森の主。
それが、今、私たちの目の前で無防備な寝姿を晒していた。
シロは、その圧倒的な存在感を前に、完全に動きを止めていた。唸り声も止まり、ただ息を殺して、目の前の『王』を見つめている。
ゼノがもしここにいれば、即座に私を抱えて撤退を具申しただろう。そして、それが賢明な判断だった。
しかし、私は違った。
私の目は、その黒い巨体に釘付けになっていた。
(わあ……)
心の中で、感嘆の声が漏れる。
(大きいトカ-ゲだわ……)
そう、私にはそれが、ただの非常に大きくて、鱗が綺麗なトカゲにしか見えなかったのだ。
黒曜石のような鱗は、きっと触ったらひんやりとして滑らかなのだろう。背中の翼も、広げたらさぞかし壮観に違いない。
恐怖は、やはり微塵も感じなかった。
あるのは、珍しい生き物に対する興味だけ。
私は、警戒するシロの頭をぽんと撫でると、恐れることなくその巨大なトカゲへと近づいていった。
「アオン!」
シロが、引き留めるように小さく鳴いたが、私は気にしない。
私は、眠るドラゴンの鼻先までやってきた。見上げると、まるで崖のようだ。その鼻の穴の一つだけでも、私がすっぽりと入れてしまいそうなほど大きい。
さて、どうしたものか。
この大きいトカゲさんは、どうやら私たちの進路を完全に塞ぐ形で寝そべっている。この先にも森が続いているようだし、できれば通り抜けてみたい。
回り道をするのは、面倒だ。
起こして、どいてもらうのが一番手っ取り早いだろう。
「もしもし、すみませーん」
私は、その巨大な頭に向かって声をかけてみた。
「ちょっと、そこを通してもらいたいんですけどー」
私の声は、ドラゴンの轟くようないびきにかき消され、何の反応もない。
(うーん、熟睡しているみたいね)
これだけ大きな声で呼びかけても起きないのだから、よほど眠りが深いのだろう。
無理やり起こすのも可哀想だ。
かといって、このまま待っているのも時間がもったいない。
私は少し考え、一つの結論に至った。
(そうだわ。ちょっとだけ、動かせばいいのよ)
彼の巨体を、少しだけ横にずらして、人が一人通れるくらいの隙間を作ればいい。それなら、彼を起こさずに済むし、私も先に進める。完璧な解決策だ。
問題は、どうやって動かすか。
押してみる?いや、さすがにこの巨体を押すのは骨が折れそうだ。
(……仕方ないわね)
少しだけ、衝撃を与えて、びっくりさせて動かすしかないか。
私は、ドラゴンのつるりとした黒い鼻先に狙いを定めた。
「ちょっと失礼しますよ」
私は小さく呟くと、右手の指を、軽く弾いた。
人差し指の先で、中指を弾く。いわゆる、デコピンだ。
こん、という、実に頼りない音が、ドラゴンの鼻先に響いた。
その、直後だった。
私の指先から放たれた、ほんのわずかな運動エネルギー。
それが、レベル100のSTRとDEXによって、物理法則を無視した破壊力へと変換された。
目に見えないほどの速度で放たれた衝撃は、ドラゴンの鼻先の鱗を易々と貫通し、その内部へと突き抜けた。
衝撃は、ドラゴンの巨大な脳を、凄まじい勢いで揺さぶった。
それは、例えるなら、巨大な城が、たった一粒の銃弾によって、その基礎から崩壊するようなものだった。
「……グ……?」
ドラゴンは、眠りながら、何か不可解なものを感じ取ったようだった。
その巨大な目が、うっすらと開かれる。そこに映ったのは、自分の鼻先で指を弾いている、小さな赤い髪の少女の姿。
それが、彼がこの世で見た最後の光景となった。
次の瞬間、ドラゴンの意識は、完全にブラックアウトした。
彼の巨体は、びくん、と一度だけ大きく痙攣すると、そのままぐったりと力を失い、完全に沈黙した。ピクリとも動かない。まるで、ただの巨大な岩塊のようになった。
その重みで、地面がわずかに陥没し、ビリビリという振動が私の足元まで伝わってきた。
「あれ?」
私は、その様子に首を傾げた。
「寝ちゃったのかしら?さっきまで寝てたのに、さらに深く眠るなんて、よっぽど眠たかったのね」
私は、自分のデコピンが、この地域の生態系の頂点を一撃で失神させたなどとは夢にも思わず、そう結論付けた。
まあ、いいか。
結果的に、彼は動かなくなった。
そして、その巨体の脇には、人が一人通れるくらいの隙間が、ちょうど良くできている。
「よし、これで通れるわね。ありがとう、大きいトカゲさん」
私は、気絶しているドラゴンに礼を言うと、その脇をすり抜けて、何事もなかったかのように散歩を再開した。
後ろからついてくるシロが、天を仰ぎ、もはや呆れることすらやめたかのように、無感動な表情で「はふぅ……」とため息をついた。
その光景が、全てを物語っていた。
私の、ただの気まぐれな散歩。
それが、このヴァルハイト領の力関係を、歴史上誰も成し得なかったレベルで、根底から覆してしまった。
その重大な結果に全く気づかないまま、私の足取りは、どこまでも軽やかだった。
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