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第27話 平穏な森
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森の主であるエンシェントドラゴンを、ただの「大きいトカゲ」と認識しデコピン一つで沈黙させた私は、その重大な結果に全く気づかぬまま散歩を続けた。
ドラゴンの巨体の脇をすり抜け、さらに森の奥へと足を進める。シロは、もはや主のやることに口出しするのをやめたのか、諦めたように黙って私の後をついてきた。
しばらく歩くと、森が開け、切り立った崖の上に出た。
そこは、素晴らしい眺望の場所だった。
眼下には、先ほどまでいた森が樹海のように広がっている。遠くには、雪を頂いた険しい山脈が連なり、その麓には私がこれから住むヴァルハイト領の荒涼とした大地が見渡せた。
常に領地を覆っている鉛色の雲の切れ間から、奇跡的に太陽の光が差し込み、眼下の景色を幻想的に照らし出している。
「わあ……綺麗……」
思わず、感嘆のため息が漏れた。
こんなに美しい場所があったなんて。
私は崖の縁に腰を下ろし、その絶景を堪能した。冷たく澄んだ空気が、火照った体に心地よい。
「シロ、こっちへいらっしゃい」
私が手招きすると、シロは大人しくやってきて、私の隣にどさりと身体を横たえた。私はそのふわふわの銀色の毛皮に背中を預ける。天然のもふもふの背もたれは、どんな高級なソファよりも快適だった。
私は水筒を取り出し、残っていた紅茶を一口飲んだ。
「いい場所ね、ここは。今度来るときは、お弁当を持ってきましょうか」
サンドイッチと、温かいスープ。それに、デザートの焼き菓子も。この景色を眺めながら食べたら、きっと格別に美味しいだろう。
私のスローライフ計画に、新たな楽しみが一つ加わった。
シロは、そんな私の暢気な呟きを聞きながら、呆れたように、しかしどこか穏やかな目で遠くの景色を眺めていた。
しばらく絶景を楽しんだ後、私たちは城への帰路についた。
太陽は既に西に傾き始め、森の中は少しずつ薄暗くなってきている。
帰り道を歩きながら、私は森の様子が、行きとは明らかに違うことに気づいた。
静かすぎるのだ。
行きには、あれほど感じていた魔物たちの気配が、綺麗さっぱり消え失せている。
木々の間からこちらを伺っていた、無数の警戒心の強い視線も、今はどこにもない。風が木々の葉を揺らす音と、私たちの足音だけが、森の中に響いている。
まるで、森全体が息を殺しているかのようだ。
「あら?」
私は不思議に思って首を傾げた。
「静かになったわね。みんな、もう自分の巣に帰ってお昼寝の時間かしら」
私は、この森に住む魔物たちが、非常に規則正しい生活を送っているのだろうと、勝手に結論付けた。
「まあ、静かなのはいいことだわ。これなら、毎日でも安心して散歩に来られるもの。よかったわね、シロ」
私が隣を歩くシロに話しかけると、彼はジトっとした半眼で私を一瞥し、ふい、と顔を背けた。
その瞳が、「その原因を作った張本人が何を言っているんですか」と雄弁に語っていたが、私にはその意味が分かるはずもなかった。
やがて、私たちは森を抜け、城の麓にあるホープスプリング村の近くまで戻ってきた。
村の様子も、どこかおかしかった。
村人たちが、広場に集まって何やら騒いでいる。誰もが、不安と恐怖に満ちた表情で、私たちが今出てきたばかりの森の方角を、固唾を呑んで見つめていた。
私たちの姿に気づくと、村長のボルツが、他の村人たちを引き連れて、慌てた様子で駆け寄ってきた。
「姫様!ご無事でございましたか!」
ボルツは、私の姿を見るなり、安堵のあまりその場にへたり込みそうになるのを必死で堪えている。
「ええ、ただの散歩よ。何かあったの?」
私がきょとんとして尋ねると、ボルツは震える声で答えた。
「先ほど、森の方から、とてつもない地響きと、天を揺るがすような咆哮が聞こえまして……!あれは、間違いなく森の主、古竜様の雄叫び。何か、恐ろしいことが起きたのではないかと、村中が騒ぎになっておりました!」
ああ、なるほど。
あの大きいトカゲさんのことか。
「咆哮?地響き?」
私は少し考え、思い当たった。
「ああ、あれね。大丈夫よ。大きいトカゲさんが、ちょっと寝返りを打っただけだから。気にしないで」
私がデコピンをした後、彼がぐったりと倒れ込んだ時の地響きと、その直前に漏らした苦悶の声のことだろう。村人たちには、それが攻撃的な咆哮に聞こえたらしい。
私は、村人たちを安心させるために、にこやかにそう説明した。
だが、その言葉は、彼らに安心とは全く別の、戦慄と衝撃をもたらすことになった。
「……おおきい、とかげ……?」
ボルツが、鸚鵡返しに呟いた。
その顔は、みるみるうちに青ざめていく。
他の村人たちも同様だった。彼らは互いに顔を見合わせ、その目に恐怖と、そして信じられないものを見るかのような畏敬の色を浮かべた。
彼らの頭の中で、私の何気ない言葉が、とんでもない意味へと変換されていく。
―――あの、伝説の古竜。何百年もの間、この森の絶対的な支配者として君臨し、我々がただ恐れ、生贄を捧げることしかできなかった、神にも等しい存在。
その竜を、このお方は『大きいトカゲ』と、そうお呼びになった。
まるで、庭先で見かける、ありふれた爬虫類を指すかのように。
そして、『寝返りを打っただけ』だと?
冗談ではない。あの、天変地異の前触れのような轟音と振動が、ただの寝返りだと?
違う。断じて違う。
あれは、竜の断末魔の叫びだったに違いない。
つまり、このお方は。
我々が何も知らぬ間に、たった一人で、あの森の主を討伐されたのだ。
そして、その空前絶後の偉業を、まるで道端の石ころでも蹴飛ばしたかのように、事もなげに『寝返り』と表現された。
なんと、恐ろしく。
なんと、底知れず。
そして、なんと……頼もしきお方なのだろうか!
次の瞬間、ボルツは感極まったように、私の足元に再びひれ伏した。
その目からは、大粒の涙がとめどなく溢れていた。
「ああ……!姫様!貴女様は、我らを長年苦しめてきた、あの森の圧政から、解放してくださったのですな!」
「は?」
「あの竜がいる限り、我らは森の恵みを十分に得ることもできず、常に恐怖に怯えて暮らしてまいりました!それを、貴女様が!この森を、平定してくださったのですね!」
ボルツの涙ながらの言葉に、他の村人たちも次々とひれ伏し、嗚咽を漏らし始めた。
「ありがたき幸せ……!」
「これで、安心して森に入れる……!」
「姫様こそ、我らが真の救い主だ!」
まただ。
また、このパターンだ。
私は、この既視感のある光景に、内心で深いため息をついた。
どうやら、私の意図とは全く関係なく、またしても彼らにとんでもない勘違いをさせてしまったらしい。
訂正するのも、もう面倒だった。どうせ、何を言っても無駄だろう。
「ええ、まあ……そんなところよ」
私は、諦めの境地で、曖昧に肯定した。
「これで、明日からこの森も静かになるわ。安心して暮らしなさい」
その言葉は、村人たちの耳には、絶対的な支配者による、力強い安全保障宣言として響いた。
「おおおおおっ!」
「姫様、万歳!」
「ヴァルハイト領に、栄光あれ!」
村人たちの熱狂的な歓声が、夕暮れの空に響き渡る。
私は、その熱狂の渦から逃れるように、そっと彼らに背を向けた。
「さ、お城に帰りましょ、シロ」
シロは、やれやれ、とでも言いたげな顔で、私に寄り添って歩き始めた。
私の背後で、いつまでも続く歓声と祈りの声を聞きながら、私は思う。
私のスローライフに必要な『静かで安全な環境』は、どうやら順調すぎるほどに、整えられていっているようだ。
その過程が、私の想像とは全く違う方向へ暴走していることを除けば、だが。
ドラゴンの巨体の脇をすり抜け、さらに森の奥へと足を進める。シロは、もはや主のやることに口出しするのをやめたのか、諦めたように黙って私の後をついてきた。
しばらく歩くと、森が開け、切り立った崖の上に出た。
そこは、素晴らしい眺望の場所だった。
眼下には、先ほどまでいた森が樹海のように広がっている。遠くには、雪を頂いた険しい山脈が連なり、その麓には私がこれから住むヴァルハイト領の荒涼とした大地が見渡せた。
常に領地を覆っている鉛色の雲の切れ間から、奇跡的に太陽の光が差し込み、眼下の景色を幻想的に照らし出している。
「わあ……綺麗……」
思わず、感嘆のため息が漏れた。
こんなに美しい場所があったなんて。
私は崖の縁に腰を下ろし、その絶景を堪能した。冷たく澄んだ空気が、火照った体に心地よい。
「シロ、こっちへいらっしゃい」
私が手招きすると、シロは大人しくやってきて、私の隣にどさりと身体を横たえた。私はそのふわふわの銀色の毛皮に背中を預ける。天然のもふもふの背もたれは、どんな高級なソファよりも快適だった。
私は水筒を取り出し、残っていた紅茶を一口飲んだ。
「いい場所ね、ここは。今度来るときは、お弁当を持ってきましょうか」
サンドイッチと、温かいスープ。それに、デザートの焼き菓子も。この景色を眺めながら食べたら、きっと格別に美味しいだろう。
私のスローライフ計画に、新たな楽しみが一つ加わった。
シロは、そんな私の暢気な呟きを聞きながら、呆れたように、しかしどこか穏やかな目で遠くの景色を眺めていた。
しばらく絶景を楽しんだ後、私たちは城への帰路についた。
太陽は既に西に傾き始め、森の中は少しずつ薄暗くなってきている。
帰り道を歩きながら、私は森の様子が、行きとは明らかに違うことに気づいた。
静かすぎるのだ。
行きには、あれほど感じていた魔物たちの気配が、綺麗さっぱり消え失せている。
木々の間からこちらを伺っていた、無数の警戒心の強い視線も、今はどこにもない。風が木々の葉を揺らす音と、私たちの足音だけが、森の中に響いている。
まるで、森全体が息を殺しているかのようだ。
「あら?」
私は不思議に思って首を傾げた。
「静かになったわね。みんな、もう自分の巣に帰ってお昼寝の時間かしら」
私は、この森に住む魔物たちが、非常に規則正しい生活を送っているのだろうと、勝手に結論付けた。
「まあ、静かなのはいいことだわ。これなら、毎日でも安心して散歩に来られるもの。よかったわね、シロ」
私が隣を歩くシロに話しかけると、彼はジトっとした半眼で私を一瞥し、ふい、と顔を背けた。
その瞳が、「その原因を作った張本人が何を言っているんですか」と雄弁に語っていたが、私にはその意味が分かるはずもなかった。
やがて、私たちは森を抜け、城の麓にあるホープスプリング村の近くまで戻ってきた。
村の様子も、どこかおかしかった。
村人たちが、広場に集まって何やら騒いでいる。誰もが、不安と恐怖に満ちた表情で、私たちが今出てきたばかりの森の方角を、固唾を呑んで見つめていた。
私たちの姿に気づくと、村長のボルツが、他の村人たちを引き連れて、慌てた様子で駆け寄ってきた。
「姫様!ご無事でございましたか!」
ボルツは、私の姿を見るなり、安堵のあまりその場にへたり込みそうになるのを必死で堪えている。
「ええ、ただの散歩よ。何かあったの?」
私がきょとんとして尋ねると、ボルツは震える声で答えた。
「先ほど、森の方から、とてつもない地響きと、天を揺るがすような咆哮が聞こえまして……!あれは、間違いなく森の主、古竜様の雄叫び。何か、恐ろしいことが起きたのではないかと、村中が騒ぎになっておりました!」
ああ、なるほど。
あの大きいトカゲさんのことか。
「咆哮?地響き?」
私は少し考え、思い当たった。
「ああ、あれね。大丈夫よ。大きいトカゲさんが、ちょっと寝返りを打っただけだから。気にしないで」
私がデコピンをした後、彼がぐったりと倒れ込んだ時の地響きと、その直前に漏らした苦悶の声のことだろう。村人たちには、それが攻撃的な咆哮に聞こえたらしい。
私は、村人たちを安心させるために、にこやかにそう説明した。
だが、その言葉は、彼らに安心とは全く別の、戦慄と衝撃をもたらすことになった。
「……おおきい、とかげ……?」
ボルツが、鸚鵡返しに呟いた。
その顔は、みるみるうちに青ざめていく。
他の村人たちも同様だった。彼らは互いに顔を見合わせ、その目に恐怖と、そして信じられないものを見るかのような畏敬の色を浮かべた。
彼らの頭の中で、私の何気ない言葉が、とんでもない意味へと変換されていく。
―――あの、伝説の古竜。何百年もの間、この森の絶対的な支配者として君臨し、我々がただ恐れ、生贄を捧げることしかできなかった、神にも等しい存在。
その竜を、このお方は『大きいトカゲ』と、そうお呼びになった。
まるで、庭先で見かける、ありふれた爬虫類を指すかのように。
そして、『寝返りを打っただけ』だと?
冗談ではない。あの、天変地異の前触れのような轟音と振動が、ただの寝返りだと?
違う。断じて違う。
あれは、竜の断末魔の叫びだったに違いない。
つまり、このお方は。
我々が何も知らぬ間に、たった一人で、あの森の主を討伐されたのだ。
そして、その空前絶後の偉業を、まるで道端の石ころでも蹴飛ばしたかのように、事もなげに『寝返り』と表現された。
なんと、恐ろしく。
なんと、底知れず。
そして、なんと……頼もしきお方なのだろうか!
次の瞬間、ボルツは感極まったように、私の足元に再びひれ伏した。
その目からは、大粒の涙がとめどなく溢れていた。
「ああ……!姫様!貴女様は、我らを長年苦しめてきた、あの森の圧政から、解放してくださったのですな!」
「は?」
「あの竜がいる限り、我らは森の恵みを十分に得ることもできず、常に恐怖に怯えて暮らしてまいりました!それを、貴女様が!この森を、平定してくださったのですね!」
ボルツの涙ながらの言葉に、他の村人たちも次々とひれ伏し、嗚咽を漏らし始めた。
「ありがたき幸せ……!」
「これで、安心して森に入れる……!」
「姫様こそ、我らが真の救い主だ!」
まただ。
また、このパターンだ。
私は、この既視感のある光景に、内心で深いため息をついた。
どうやら、私の意図とは全く関係なく、またしても彼らにとんでもない勘違いをさせてしまったらしい。
訂正するのも、もう面倒だった。どうせ、何を言っても無駄だろう。
「ええ、まあ……そんなところよ」
私は、諦めの境地で、曖昧に肯定した。
「これで、明日からこの森も静かになるわ。安心して暮らしなさい」
その言葉は、村人たちの耳には、絶対的な支配者による、力強い安全保障宣言として響いた。
「おおおおおっ!」
「姫様、万歳!」
「ヴァルハイト領に、栄光あれ!」
村人たちの熱狂的な歓声が、夕暮れの空に響き渡る。
私は、その熱狂の渦から逃れるように、そっと彼らに背を向けた。
「さ、お城に帰りましょ、シロ」
シロは、やれやれ、とでも言いたげな顔で、私に寄り添って歩き始めた。
私の背後で、いつまでも続く歓声と祈りの声を聞きながら、私は思う。
私のスローライフに必要な『静かで安全な環境』は、どうやら順調すぎるほどに、整えられていっているようだ。
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