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第38話 記憶喪失の賢者
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『光の剣』が崩壊への道を歩み始めたことなど、辺境の村に住む俺たちが知る由もなかった。
俺たちの村『エデン』――いつしか村人たちが自分たちの住む場所を親しみを込めてそう呼ぶようになった――は、平和そのものだった。
湖から引かれた豊かな水は畑を潤し、これまでにないほどの豊作をもたらした。森の脅威はルナリエルによって一掃され、村人たちは安全に豊富な資源を手に入れることができるようになった。アイリスとフレアのおかげで、重労働だった運搬作業は劇的に効率化され、村の発展は日に日に加速していた。
そして村の中心にはいつも、セレスティアがいた。彼女の存在そのものが村人たちの心の支えとなっていた。彼女の笑顔と聖なる力は、このエデンという小さな楽園を照らす太陽のような存在だった。
穏やかな午後。俺は、教会の前の広場で作っていた新しいベンチの仕上げをしていた。
「リアムさん! ここの釘、打ちます!」
アイリスがどこからか持ってきた金槌を手に、元気よく手伝いを申し出てくれる。その隣ではフレアが器用に鼻先で木材を支えていた。
「ありがとう、アイリス。助かるよ」
俺がそう言って微笑むと、少し離れた木陰で剣の手入れをしていたルナリエルがわざとらしくため息をついた。
「……リアム。あなた、少しあの子を甘やかしすぎじゃないかしら。釘一つ打つのも危なっかしくて見ていられないわ」
「いいじゃないですか、ルナリエル様。アイリスさんはリアム様のお役に立ちたいだけなのですから」
教会の入り口でハーブを干していたセレスティアが穏やかな笑みでフォローを入れる。だが、その目は全く笑っていない。
最近の日常はいつもこんな感じだった。三人の少女たちが俺を巡って静かな火花を散らす。もちろん、鈍感な俺は、その好意の矢面に立たされていることにまだ気づいていなかったが。
そんな、どこにでもある平和な光景が突如として破られた。
カン、カン、カン……。
見張り台から鐘の音が響いた。だが、それは敵襲を告げるけたたましい音ではない。来訪者を知らせる穏やかで規則的な響きだった。
「お客さんかな?」
俺は立ち上がり、村の門の方へと視線を向けた。村が豊かになったことで、最近は時々噂を聞きつけた行商人が訪れるようになっていた。
だが、村の入り口に続く道を歩いてくるその人影は行商人ではなかった。
黒いローブを目深に被り、ひどくおぼつかない足取りで、一歩一歩、まるで夢の中を歩いているかのようにゆっくりとこちらへ近づいてくる。その姿には敵意も明確な目的さえも感じられなかった。ただ、彷徨っている。そんな印象を受けた。
「……様子がおかしいわね」
ルナリエルが警戒するように眉をひそめる。
やがて、その人影は村の門の前までたどり着いた。そして、まるで力尽きたかのようにその場にふらりと膝をついた。
俺たちは顔を見合わせると、すぐに門へと駆け寄った。
門の前にいたのは一人の女性だった。旅の汚れでくすんだ黒いローブを身にまとっている。顔はフードの陰になってよく見えないが、その華奢な体つきからまだ若いことが窺えた。
「大丈夫か?」
俺が声をかけると、彼女はゆっくりと顔を上げた。フードが少しだけめくれ、その素顔が露わになる。息を呑むほど美しい顔立ちだった。夜空を思わせる深い色の髪が、汗で額に張り付いている。だが、何よりも印象的だったのはその瞳だった。
大きな紫色の瞳。それは美しい宝石のようだったが、今は焦点が合っておらず、どこか虚ろで自分がどこにいるのかさえ分かっていないかのようだった。
彼女は俺たちの姿をぼんやりと見つめると、掠れたか細い声で尋ねてきた。
「……ここは……『呪いを癒す聖地』……ですか……?」
その一言を最後に、彼女の瞳から光が失われ、その身体は糸が切れたように静かに前へと倒れた。
「危ない!」
俺は咄嗟にその身体を抱きとめた。腕の中に伝わってきたのは、羽のように軽い身体と衰弱しきった者に特有の冷たい肌の感触だった。
俺たちはすぐに彼女を教会へと運び、客間の一室に寝かせた。
セレスティアがすぐに彼女の身体を診る。
「……外傷はありません。ですが、ひどく衰弱しています。何日もまともに食事も睡眠もとっていないようです。身体中の魔力もほとんど空っぽですわ」
セレスティアは治癒魔法をかけようとしたが、その手を止めた。
「身体を癒やすよりも、今はまず温かいスープと休息が必要です」
彼女の判断に従い、俺たちはまず女性の身体を温かい布で拭き、清潔な寝間着に着替えさせた。その時、ルナリエルが彼女が着ていた黒いローブを手に取り、眉をひそめた。
「……この紋章……」
ローブの襟元に、銀糸で小さな刺繍が施されていた。それは開かれた本と一本の杖を組み合わせたような複雑な図案だった。
「どこかで見たことがあるのか?」
俺が尋ねると、ルナリエルは記憶を探るようにしばらく黙考していた。
「……間違いないわ。これは、北方にそびえる『大賢者の塔』の紋章よ。古代から続く偉大な魔法使いたちの一族の証。こんな辺鄙な場所で、なぜ……」
ルナリエルの言葉に、俺たちは息を呑んだ。この衰弱しきった女性がただ者ではないことは明らかだった。
やがて、セレスティアが作った栄養満点のスープの匂いに誘われたのか、女性はゆっくりと意識を取り戻した。
俺たちは彼女が驚かないように、静かに声をかけた。
「気がついたか。気分はどうだ?」
彼女は虚ろな紫色の瞳で、ゆっくりと周囲を見回した。そして自分の状況を理解すると、少しだけ怯えたように身を硬くした。
「……あなたたちは……?」
「俺はリアム。ここはエデンという村だ。あんたは村の門の前で倒れていたんだ」
俺がそう説明すると、彼女は少しだけ安堵したようだった。
「……ありがとうございます。助けて、いただいたのですね」
その口調は育ちの良さを感じさせる丁寧なものだった。
俺は一番聞きたかったことを尋ねた。
「あんたは誰なんだ? どこから来た?」
その問いに、彼女は困ったように、悲しそうに眉を寄せた。そして力なく首を振る。
「……分かりません」
「分からない?」
「はい……。気がついたら森の中を歩いていました。自分が誰なのか、どこから来たのか、何も……思い出せないのです」
記憶喪失。
その言葉に、俺たちは顔を見合わせた。
「覚えているのは、ただ一つだけ……」
彼女は必死に記憶の糸をたぐり寄せるように言った。
「『呪いを癒す聖地へ行け』……。誰かの声が、頭の中でそう響くのです。その言葉だけを頼りに、わたしはただ……歩いてきました」
彼女の瞳から一筋の涙がこぼれ落ちた。自分の存在が不確かであることへの深い恐怖と孤独が、その涙に凝縮されているようだった。
その時、彼女が何かを思い出そうとしてこめかみを押さえた。
「うっ……頭が……」
彼女は苦痛に顔を歪ませた。そしてその唇から、無意識に俺たちには理解できない言葉が漏れ出した。
「マナ・プロージョン……エンシェント・ルーン……アストラル・ゲート……」
それは古代語の呪文や、極めて高位の魔法理論で使われる専門用語だった。
その言葉を聞いたルナリエルが、はっとしたように目を見開いた。
「……あなた、まさか……」
女性は自分が何を口走ったのかも分からず、ただ苦しげに喘いでいる。
俺は彼女の瞳の奥に、一瞬だけ、膨大な知識の奔流のような凄まじい叡智の輝きを見た気がした。
この女性はただの記憶喪失ではない。
何者かが、あるいは何かが、彼女の脳から意図的に記憶だけを奪い去り、その膨大な知識だけを空っぽの器に残したのだ。
それはもはや単なる病気や怪我ではない。
紛れもない『呪い』だった。
俺は苦しむ彼女の手を、そっと握った。
「もういい。無理に思い出さなくていい」
俺の言葉に、彼女は少しだけ安堵したようにゆっくりと呼吸を落ち着かせていった。
「今は、ただ休め。ここは安全だ。誰も、あんたを傷つけたりはしない」
俺の優しい声に、彼女の瞳から再び涙が静かに溢れ出した。それは恐怖の涙ではなく、長い旅の果てにようやく安住の地を見つけた安堵の涙のように見えた。
俺たちの村『エデン』――いつしか村人たちが自分たちの住む場所を親しみを込めてそう呼ぶようになった――は、平和そのものだった。
湖から引かれた豊かな水は畑を潤し、これまでにないほどの豊作をもたらした。森の脅威はルナリエルによって一掃され、村人たちは安全に豊富な資源を手に入れることができるようになった。アイリスとフレアのおかげで、重労働だった運搬作業は劇的に効率化され、村の発展は日に日に加速していた。
そして村の中心にはいつも、セレスティアがいた。彼女の存在そのものが村人たちの心の支えとなっていた。彼女の笑顔と聖なる力は、このエデンという小さな楽園を照らす太陽のような存在だった。
穏やかな午後。俺は、教会の前の広場で作っていた新しいベンチの仕上げをしていた。
「リアムさん! ここの釘、打ちます!」
アイリスがどこからか持ってきた金槌を手に、元気よく手伝いを申し出てくれる。その隣ではフレアが器用に鼻先で木材を支えていた。
「ありがとう、アイリス。助かるよ」
俺がそう言って微笑むと、少し離れた木陰で剣の手入れをしていたルナリエルがわざとらしくため息をついた。
「……リアム。あなた、少しあの子を甘やかしすぎじゃないかしら。釘一つ打つのも危なっかしくて見ていられないわ」
「いいじゃないですか、ルナリエル様。アイリスさんはリアム様のお役に立ちたいだけなのですから」
教会の入り口でハーブを干していたセレスティアが穏やかな笑みでフォローを入れる。だが、その目は全く笑っていない。
最近の日常はいつもこんな感じだった。三人の少女たちが俺を巡って静かな火花を散らす。もちろん、鈍感な俺は、その好意の矢面に立たされていることにまだ気づいていなかったが。
そんな、どこにでもある平和な光景が突如として破られた。
カン、カン、カン……。
見張り台から鐘の音が響いた。だが、それは敵襲を告げるけたたましい音ではない。来訪者を知らせる穏やかで規則的な響きだった。
「お客さんかな?」
俺は立ち上がり、村の門の方へと視線を向けた。村が豊かになったことで、最近は時々噂を聞きつけた行商人が訪れるようになっていた。
だが、村の入り口に続く道を歩いてくるその人影は行商人ではなかった。
黒いローブを目深に被り、ひどくおぼつかない足取りで、一歩一歩、まるで夢の中を歩いているかのようにゆっくりとこちらへ近づいてくる。その姿には敵意も明確な目的さえも感じられなかった。ただ、彷徨っている。そんな印象を受けた。
「……様子がおかしいわね」
ルナリエルが警戒するように眉をひそめる。
やがて、その人影は村の門の前までたどり着いた。そして、まるで力尽きたかのようにその場にふらりと膝をついた。
俺たちは顔を見合わせると、すぐに門へと駆け寄った。
門の前にいたのは一人の女性だった。旅の汚れでくすんだ黒いローブを身にまとっている。顔はフードの陰になってよく見えないが、その華奢な体つきからまだ若いことが窺えた。
「大丈夫か?」
俺が声をかけると、彼女はゆっくりと顔を上げた。フードが少しだけめくれ、その素顔が露わになる。息を呑むほど美しい顔立ちだった。夜空を思わせる深い色の髪が、汗で額に張り付いている。だが、何よりも印象的だったのはその瞳だった。
大きな紫色の瞳。それは美しい宝石のようだったが、今は焦点が合っておらず、どこか虚ろで自分がどこにいるのかさえ分かっていないかのようだった。
彼女は俺たちの姿をぼんやりと見つめると、掠れたか細い声で尋ねてきた。
「……ここは……『呪いを癒す聖地』……ですか……?」
その一言を最後に、彼女の瞳から光が失われ、その身体は糸が切れたように静かに前へと倒れた。
「危ない!」
俺は咄嗟にその身体を抱きとめた。腕の中に伝わってきたのは、羽のように軽い身体と衰弱しきった者に特有の冷たい肌の感触だった。
俺たちはすぐに彼女を教会へと運び、客間の一室に寝かせた。
セレスティアがすぐに彼女の身体を診る。
「……外傷はありません。ですが、ひどく衰弱しています。何日もまともに食事も睡眠もとっていないようです。身体中の魔力もほとんど空っぽですわ」
セレスティアは治癒魔法をかけようとしたが、その手を止めた。
「身体を癒やすよりも、今はまず温かいスープと休息が必要です」
彼女の判断に従い、俺たちはまず女性の身体を温かい布で拭き、清潔な寝間着に着替えさせた。その時、ルナリエルが彼女が着ていた黒いローブを手に取り、眉をひそめた。
「……この紋章……」
ローブの襟元に、銀糸で小さな刺繍が施されていた。それは開かれた本と一本の杖を組み合わせたような複雑な図案だった。
「どこかで見たことがあるのか?」
俺が尋ねると、ルナリエルは記憶を探るようにしばらく黙考していた。
「……間違いないわ。これは、北方にそびえる『大賢者の塔』の紋章よ。古代から続く偉大な魔法使いたちの一族の証。こんな辺鄙な場所で、なぜ……」
ルナリエルの言葉に、俺たちは息を呑んだ。この衰弱しきった女性がただ者ではないことは明らかだった。
やがて、セレスティアが作った栄養満点のスープの匂いに誘われたのか、女性はゆっくりと意識を取り戻した。
俺たちは彼女が驚かないように、静かに声をかけた。
「気がついたか。気分はどうだ?」
彼女は虚ろな紫色の瞳で、ゆっくりと周囲を見回した。そして自分の状況を理解すると、少しだけ怯えたように身を硬くした。
「……あなたたちは……?」
「俺はリアム。ここはエデンという村だ。あんたは村の門の前で倒れていたんだ」
俺がそう説明すると、彼女は少しだけ安堵したようだった。
「……ありがとうございます。助けて、いただいたのですね」
その口調は育ちの良さを感じさせる丁寧なものだった。
俺は一番聞きたかったことを尋ねた。
「あんたは誰なんだ? どこから来た?」
その問いに、彼女は困ったように、悲しそうに眉を寄せた。そして力なく首を振る。
「……分かりません」
「分からない?」
「はい……。気がついたら森の中を歩いていました。自分が誰なのか、どこから来たのか、何も……思い出せないのです」
記憶喪失。
その言葉に、俺たちは顔を見合わせた。
「覚えているのは、ただ一つだけ……」
彼女は必死に記憶の糸をたぐり寄せるように言った。
「『呪いを癒す聖地へ行け』……。誰かの声が、頭の中でそう響くのです。その言葉だけを頼りに、わたしはただ……歩いてきました」
彼女の瞳から一筋の涙がこぼれ落ちた。自分の存在が不確かであることへの深い恐怖と孤独が、その涙に凝縮されているようだった。
その時、彼女が何かを思い出そうとしてこめかみを押さえた。
「うっ……頭が……」
彼女は苦痛に顔を歪ませた。そしてその唇から、無意識に俺たちには理解できない言葉が漏れ出した。
「マナ・プロージョン……エンシェント・ルーン……アストラル・ゲート……」
それは古代語の呪文や、極めて高位の魔法理論で使われる専門用語だった。
その言葉を聞いたルナリエルが、はっとしたように目を見開いた。
「……あなた、まさか……」
女性は自分が何を口走ったのかも分からず、ただ苦しげに喘いでいる。
俺は彼女の瞳の奥に、一瞬だけ、膨大な知識の奔流のような凄まじい叡智の輝きを見た気がした。
この女性はただの記憶喪失ではない。
何者かが、あるいは何かが、彼女の脳から意図的に記憶だけを奪い去り、その膨大な知識だけを空っぽの器に残したのだ。
それはもはや単なる病気や怪我ではない。
紛れもない『呪い』だった。
俺は苦しむ彼女の手を、そっと握った。
「もういい。無理に思い出さなくていい」
俺の言葉に、彼女は少しだけ安堵したようにゆっくりと呼吸を落ち着かせていった。
「今は、ただ休め。ここは安全だ。誰も、あんたを傷つけたりはしない」
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