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第7話:冷徹なる粛清
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グレイの調査は、ゼノンの予想を上回る速さで進んだ。
忠誠心という名のブースターを得た彼は、まるで別人のように精力的に動き回り、数日のうちに分厚い報告書をゼノンの元へ届けた。
「……見事なものだな」
報告書を読み終えたゼノンは、素直な感想を口にした。そこには、会計責任者バルトロとその一派の金の流れが、生々しいまでに詳細に記されていた。
横領した金は、王都の賭博場に消え、高級娼婦への貢物となり、身分不相応な宝石や屋敷の購入費に充てられていた。金の流れを追えば、芋づる式に共犯者たちの名も浮かび上がる。経理部の下級役人、倉庫番、果ては門番に至るまで、腐敗は組織の末端にまで及んでいた。
「奴らの金の使い道は、実に非合理的だ。将来への投資が見られない、ただの刹那的な浪費。これではいずれ破綻するのも当然か」
ゼノンは誰に言うともなく呟いた。
グレイは、主が感心しているのが自分たちの調査能力に対してではなく、横領犯たちの金の使い方の下手さに対してであることに気づき、複雑な表情を浮かべた。
「グレイ。準備は整った。舞台を設営するぞ」
「はっ。して、今度の舞台はどちらに?」
「大広間だ。主要な家臣全員を集めろ。議題は『今後の領地運営と予算編成に関する全体会議』とでもしておけ」
ゼノンの言葉に、グレイは息を飲んだ。
前回の家族会議とは規模が違う。家臣団の全てを敵に回しかねない、危険な賭けだ。
だが、今のグレイに迷いはなかった。このお方がやると決めたのなら、必ず勝算があるはずだ。
「御意。早速、触れを出します」
「父上にも出席を願え。公爵家の当主として、家臣団の腐敗を見届けていただく必要がある」
二日後。アークライト公爵邸の大広間には、五十名を超える家臣たちが集められていた。
騎士団長、執事長、そして各部署の責任者たち。皆、一様に訝しげな表情で席に着いている。三男坊のゼノン様が、一体何を始めるというのか。そんな空気が、広間全体を支配していた。
上座にはダリウス公爵が座っているが、その表情も硬い。
そして、家臣団の中心にふんぞり返るように座っているのが、会計責任者のバルトロ・ジンメルだった。彼は周囲の者たちと談笑し、余裕綽々の態度を崩していない。おそらく、ゼノンの動きを子供の火遊び程度にしか考えていないのだろう。
定刻通り、ゼノンがグレイだけを伴って姿を現した。
彼は広間の喧騒を一瞥すると、何の挨拶もなく父の隣の席に着いた。その場違いなまでの落ち着き払った態度に、家臣たちの囁き声がぴたりと止む。
「お集まりいただき、感謝する」
ゼノンが静かに口火を切った。
「本日は、今後のアークライト家の運営方針について、皆の意見を聞きたく、このような場を設けた。ご存知の通り、我が家の財政は危機的状況にある。まずは徹底したコスト削減が必要不可欠だ」
ゼノンが淡々と予算削減案を述べ始めると、案の定、家臣たちから不満の声が上がり始めた。
「軍備を削るなどと、正気ですか!」
「伝統ある行事を中止しろと? 領民の求心力が失われますぞ!」
その中でも、最も声高に反論したのがバルトロだった。
「ゼノン様。机上の空論はそこまでにしていただけませんか。若さゆえの理想論は結構ですが、現実の運営はそう単純なものではございません。このバルトロ、三十年以上この家の財政を見てきましたが、そのような急進的な改革は、ただ混乱を招くだけですな」
彼は尊大な態度でゼノンを見下し、周囲の家臣たちも「そうだそうだ」と頷いている。完全に、ゼノンを孤立させようという魂胆だ。
ゼノンは、その光景を冷たい目で見渡した。
予想通りの展開だ。これで役者は揃った。
「なるほど。あなたの言う通り、現実の運営は単純ではないようだ」
ゼノンはバルトロの言葉を肯定するかのように頷いた。
「例えば、存在しない商会への支払いが、長年にわたって行われている。これもまた、単純ではない現実の一つなのでしょうな。会計責任者殿」
その言葉が放たれた瞬間、広間の空気が凍りついた。
バルトロの顔から、余裕の笑みが消える。
「……何を、おっしゃっているのか。意味が分かりかねますな」
「ゴードン商会。この名に聞き覚えは?」
ゼノンは懐から一枚の羊皮紙を取り出し、テーブルの上を滑らせた。それは、王都の商人ギルドが発行した、ゴードン商会が実在しないことの証明書だった。
バルトロの額に、脂汗が滲む。
「これは何かの間違いです! 同名の別の商会が…」
「では、これはどう説明する?」
ゼノンは合図を送る。グレイが、山のような証拠書類を家臣たちの前に広げていった。
架空取引を記した帳簿の写し。水増しされた請求書。そして、バルトロとその一派の金の流れを克明に記した調査報告書。
「バルトロ・ジンメル。お前は過去十年以上にわたり、家の金を少なくとも金貨一万枚以上横領している。その金は賭博で溶かし、愛人を囲い、贅沢な暮らしを送るために使われた。違うか?」
ゼノンは立ち上がり、ゆっくりとバルトロの元へ歩み寄る。その足音だけが、静まり返った広間に響いた。
他の家臣たちは、目の前で起きていることが信じられず、青ざめた顔で書類とバルトロを交互に見ている。
「こ、これは……ゼノン様による陰謀だ! 私を陥れるための捏造だ!」
バルトロは最後の抵抗を試みた。
「そうだ、皆もそう思うだろう! この若造が、家の実権を握るために、私のような古参を排除しようとしているのだ!」
だが、その悲痛な叫びに同調する者は、もう誰もいなかった。
証拠は、あまりにも完璧すぎた。
「陰謀、か。いいだろう。では一つ質問しよう」
ゼノンの声は、絶対零度の冷たさを帯びていた。
「お前が三日前に王都の高級娼館『金の孔雀』で支払った金貨二十枚。それは、お前の正規の給金では到底支払えない額だ。その金の出所を、合理的に説明してみろ」
具体的な日時、場所、金額。
そのあまりに生々しい指摘に、バルトロは完全に言葉を失った。彼の顔は、紙のように真っ白になっていた。
勝負は、決した。
「バルトロ・ジンメル。及び、これに連座する者十一名」
ゼノンは共犯者たちの名を一人一人、死刑宣告のように読み上げていく。名前を呼ばれた者たちは、その場で崩れ落ちた。
「以上、全員を本日付でアークライト家から追放する。全財産は没収の上、横領額の補填に充てる。異論は認めない」
「お、お待ちください! ゼノン様! どうか、どうかご慈悲を!」
バルトロが椅子から転げ落ち、ゼノンの足元に這いつくばって命乞いを始めた。
「私は三十年! 三十年もこの家に仕えてきたのです! どうか、一度の過ちを……!」
その見苦しい姿を、ゼノンは無感情に見下ろした。
「お前の三十年は、この家を蝕み続けた三十年だ。コストでしかない。お前に与える慈悲など、一欠片も存在しない。連れていけ」
ゼノンの冷たい命令を受け、控えていた衛兵たちがバルトロとその一派を引きずっていく。
彼らの情けない命乞いの声と、泣き叫ぶ声が、大広間に木霊した。
だが、ゼノンは眉一つ動かさない。
残された家臣たちは、その光景を恐怖に震えながら見つめていた。まるで悪魔の断罪を見ているかのようだった。
やがて広間に静寂が戻ると、ゼノンは何事もなかったかのように席に戻った。
彼は、呆然と座る父ダリウスと、恐怖に引きつった顔の家臣たちを見渡して言った。
「さて、これで不要なコストが大幅に削減できた。では、本題である今後の予算編成について、話を続けようか」
その言葉は、この場にいる者たちの心に、絶対的な恐怖と共に刻み込まれた。
アークライト家は、今日、この瞬間から、この冷徹な三男坊によって完全に支配されるのだと。
忠誠心という名のブースターを得た彼は、まるで別人のように精力的に動き回り、数日のうちに分厚い報告書をゼノンの元へ届けた。
「……見事なものだな」
報告書を読み終えたゼノンは、素直な感想を口にした。そこには、会計責任者バルトロとその一派の金の流れが、生々しいまでに詳細に記されていた。
横領した金は、王都の賭博場に消え、高級娼婦への貢物となり、身分不相応な宝石や屋敷の購入費に充てられていた。金の流れを追えば、芋づる式に共犯者たちの名も浮かび上がる。経理部の下級役人、倉庫番、果ては門番に至るまで、腐敗は組織の末端にまで及んでいた。
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「グレイ。準備は整った。舞台を設営するぞ」
「はっ。して、今度の舞台はどちらに?」
「大広間だ。主要な家臣全員を集めろ。議題は『今後の領地運営と予算編成に関する全体会議』とでもしておけ」
ゼノンの言葉に、グレイは息を飲んだ。
前回の家族会議とは規模が違う。家臣団の全てを敵に回しかねない、危険な賭けだ。
だが、今のグレイに迷いはなかった。このお方がやると決めたのなら、必ず勝算があるはずだ。
「御意。早速、触れを出します」
「父上にも出席を願え。公爵家の当主として、家臣団の腐敗を見届けていただく必要がある」
二日後。アークライト公爵邸の大広間には、五十名を超える家臣たちが集められていた。
騎士団長、執事長、そして各部署の責任者たち。皆、一様に訝しげな表情で席に着いている。三男坊のゼノン様が、一体何を始めるというのか。そんな空気が、広間全体を支配していた。
上座にはダリウス公爵が座っているが、その表情も硬い。
そして、家臣団の中心にふんぞり返るように座っているのが、会計責任者のバルトロ・ジンメルだった。彼は周囲の者たちと談笑し、余裕綽々の態度を崩していない。おそらく、ゼノンの動きを子供の火遊び程度にしか考えていないのだろう。
定刻通り、ゼノンがグレイだけを伴って姿を現した。
彼は広間の喧騒を一瞥すると、何の挨拶もなく父の隣の席に着いた。その場違いなまでの落ち着き払った態度に、家臣たちの囁き声がぴたりと止む。
「お集まりいただき、感謝する」
ゼノンが静かに口火を切った。
「本日は、今後のアークライト家の運営方針について、皆の意見を聞きたく、このような場を設けた。ご存知の通り、我が家の財政は危機的状況にある。まずは徹底したコスト削減が必要不可欠だ」
ゼノンが淡々と予算削減案を述べ始めると、案の定、家臣たちから不満の声が上がり始めた。
「軍備を削るなどと、正気ですか!」
「伝統ある行事を中止しろと? 領民の求心力が失われますぞ!」
その中でも、最も声高に反論したのがバルトロだった。
「ゼノン様。机上の空論はそこまでにしていただけませんか。若さゆえの理想論は結構ですが、現実の運営はそう単純なものではございません。このバルトロ、三十年以上この家の財政を見てきましたが、そのような急進的な改革は、ただ混乱を招くだけですな」
彼は尊大な態度でゼノンを見下し、周囲の家臣たちも「そうだそうだ」と頷いている。完全に、ゼノンを孤立させようという魂胆だ。
ゼノンは、その光景を冷たい目で見渡した。
予想通りの展開だ。これで役者は揃った。
「なるほど。あなたの言う通り、現実の運営は単純ではないようだ」
ゼノンはバルトロの言葉を肯定するかのように頷いた。
「例えば、存在しない商会への支払いが、長年にわたって行われている。これもまた、単純ではない現実の一つなのでしょうな。会計責任者殿」
その言葉が放たれた瞬間、広間の空気が凍りついた。
バルトロの顔から、余裕の笑みが消える。
「……何を、おっしゃっているのか。意味が分かりかねますな」
「ゴードン商会。この名に聞き覚えは?」
ゼノンは懐から一枚の羊皮紙を取り出し、テーブルの上を滑らせた。それは、王都の商人ギルドが発行した、ゴードン商会が実在しないことの証明書だった。
バルトロの額に、脂汗が滲む。
「これは何かの間違いです! 同名の別の商会が…」
「では、これはどう説明する?」
ゼノンは合図を送る。グレイが、山のような証拠書類を家臣たちの前に広げていった。
架空取引を記した帳簿の写し。水増しされた請求書。そして、バルトロとその一派の金の流れを克明に記した調査報告書。
「バルトロ・ジンメル。お前は過去十年以上にわたり、家の金を少なくとも金貨一万枚以上横領している。その金は賭博で溶かし、愛人を囲い、贅沢な暮らしを送るために使われた。違うか?」
ゼノンは立ち上がり、ゆっくりとバルトロの元へ歩み寄る。その足音だけが、静まり返った広間に響いた。
他の家臣たちは、目の前で起きていることが信じられず、青ざめた顔で書類とバルトロを交互に見ている。
「こ、これは……ゼノン様による陰謀だ! 私を陥れるための捏造だ!」
バルトロは最後の抵抗を試みた。
「そうだ、皆もそう思うだろう! この若造が、家の実権を握るために、私のような古参を排除しようとしているのだ!」
だが、その悲痛な叫びに同調する者は、もう誰もいなかった。
証拠は、あまりにも完璧すぎた。
「陰謀、か。いいだろう。では一つ質問しよう」
ゼノンの声は、絶対零度の冷たさを帯びていた。
「お前が三日前に王都の高級娼館『金の孔雀』で支払った金貨二十枚。それは、お前の正規の給金では到底支払えない額だ。その金の出所を、合理的に説明してみろ」
具体的な日時、場所、金額。
そのあまりに生々しい指摘に、バルトロは完全に言葉を失った。彼の顔は、紙のように真っ白になっていた。
勝負は、決した。
「バルトロ・ジンメル。及び、これに連座する者十一名」
ゼノンは共犯者たちの名を一人一人、死刑宣告のように読み上げていく。名前を呼ばれた者たちは、その場で崩れ落ちた。
「以上、全員を本日付でアークライト家から追放する。全財産は没収の上、横領額の補填に充てる。異論は認めない」
「お、お待ちください! ゼノン様! どうか、どうかご慈悲を!」
バルトロが椅子から転げ落ち、ゼノンの足元に這いつくばって命乞いを始めた。
「私は三十年! 三十年もこの家に仕えてきたのです! どうか、一度の過ちを……!」
その見苦しい姿を、ゼノンは無感情に見下ろした。
「お前の三十年は、この家を蝕み続けた三十年だ。コストでしかない。お前に与える慈悲など、一欠片も存在しない。連れていけ」
ゼノンの冷たい命令を受け、控えていた衛兵たちがバルトロとその一派を引きずっていく。
彼らの情けない命乞いの声と、泣き叫ぶ声が、大広間に木霊した。
だが、ゼノンは眉一つ動かさない。
残された家臣たちは、その光景を恐怖に震えながら見つめていた。まるで悪魔の断罪を見ているかのようだった。
やがて広間に静寂が戻ると、ゼノンは何事もなかったかのように席に戻った。
彼は、呆然と座る父ダリウスと、恐怖に引きつった顔の家臣たちを見渡して言った。
「さて、これで不要なコストが大幅に削減できた。では、本題である今後の予算編成について、話を続けようか」
その言葉は、この場にいる者たちの心に、絶対的な恐怖と共に刻み込まれた。
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