7 / 80
第七話 噂の中心で、つるはしを新調する
しおりを挟む
始まりの街《アルトス・ゲート》は、僕が引き起こした「事件」の余韻で、未だかつてないほどの熱気に浮かされていた。どこへ行っても聞こえてくるのは、謎のプレイヤー『リク』にまつわる噂話ばかりだ。
「聞いたか? トップギルドの《ドラグーン》が、ついに『リク』の捜索に乗り出したらしいぞ」
「マジかよ! あの戦闘狂集団がか? でも、どうやって探すんだ?」
「さあな。手当たり次第にソロプレイヤーに声をかけてるって話だ。もし『リク』が名乗り出れば、破格の条件でスカウトするつもりらしい」
「一方で、PKギルドの《死神の鎌》が、『リク』の首に懸賞金をかけたって噂もある。チート野郎を成敗するとか息巻いてるそうだ」
酒場のテーブルの隅で、僕はエール(のような見た目のジュース)をちびちびと飲みながら、耳に入ってくる会話に内心でため息をついた。大手ギルドからPKギルドまで、僕の存在はサーバー中の有名人たちの注目を一身に集めてしまっているらしい。まるで、新種の珍しい鉱石が見つかった時の学会のようだ。もちろん、僕がその鉱石なわけだが。
幸いなことに、僕の素性を知る者は誰もいない。レベル1で初期装備のまま、いつも噴水前で死に戻っていた『地縛霊』と、サーバー初のボス討伐を成し遂げた謎のランカーが、同一人物だと結びつける者はいるはずもなかった。
だが、このままではいずれ勘づかれるかもしれない。何より、これだけ騒がれていては、落ち着いて地質調査に専念することもできない。
「……まずは、見た目から変えるべきか」
僕は自分の姿を見下ろした。レベルは25に上がったというのに、身に付けているのはゲーム開始時から着ている、薄汚れた布の服と革のズボンだ。これではあまりにも不審すぎる。それに、ボス討伐の報酬として、僕のアイテムボックスにはそこそこの額の所持金と、いくつかの換金用アイテムが入っているはずだ。
僕は酒場の会計を済ませると、フードで顔を隠しながら、街の商業区へと足を向けた。目的は、装備の新調だ。
まず向かったのは防具屋だった。いかにも頑固そうなドワーフの親方が営むその店には、鉄や鋼でできた重々しい鎧がずらりと並んでいる。
「へい、らっしゃい。坊主、何を探してる? 見るからにひょろいが、まさかそんな重鎧が欲しいってわけじゃねえだろうな」
ドワーフの親方は、僕の貧相な体格をジロリと見て、面白そうに言った。
「いえ、頑丈さよりも、動きやすさを重視したいんです。フィールドを長く歩き回るので」
「ほう、そいつはしぶい注文だな。なら、こいつはどうだ? 『放浪者のレザーアーマー』セットだ。ワイバーンの革でできててな、軽いうえに、そこらのゴブリンの爪くらいなら弾き返すぜ」
勧められたのは、硬質加工された革の胸当てと肩当て、それに動きやすい革ズボンとブーツのセットだった。派手さはないが、実用性は高そうだ。値段も手頃だったため、僕はそれを購入することにした。
装備を更新すると、僕のステータスウィンドウの防御力(DEF)の数値が、僅かながら上昇した。気休め程度かもしれないが、スライムの体当たりで1ダメージ受けていた頃に比べれば、大きな進歩だ。何より、薄汚れた布の服から脱却できたことで、少しだけ自信が湧いてくる。
次に僕が向かったのは、もちろん鍛冶屋だ。防具屋以上に武骨なその店には、武器を求めるプレイヤーたちがひっきりなしに出入りしていた。剣や斧を品定めする彼らを尻目に、僕が探すのはただ一つ。
「――つるはし、はありますか?」
僕の問いに、カウンターでハンマーを振るっていた屈強な店主は、一瞬きょとんとした顔をした。
「つるはし? ああ、採掘用のやつか。そこの隅にいくつか転がってるぜ。ただの鉄製だが、それでいいのか?」
店主が指さした先には、確かに数本のつるはしが無造作に立てかけられていた。だが、僕はそれに満足しなかった。レベル25になり、新たな称号も得たのだ。相棒とも言うべきこの道具も、それ相応のものに更新したい。
「もっと……こう、特殊な材質のものや、性能の良いものはありませんか? 例えば、ドワーフが作ったものとか、アダマンタイト製のものとか」
僕の熱のこもった質問に、店主は意外そうな顔をしながらも、顎に手をやった。
「坊主、ずいぶんとこだわるじゃねえか。採掘師か何かか? ……まあいい。そんなに言うなら、とっておきを見せてやる。こいつは、そこらの冒険者にはもったいなくて売れねえ代物だがな」
そう言って、店主が店の奥から恭しく運んできたのは、鈍い黒色の輝きを放つ、見事なつるはしだった。柄の部分には緻密な彫刻が施され、先端のピック部分は吸い込まれるような闇を宿している。
「こいつは『黒曜鋼(オブシディアン・スチール)のつるはし』だ。火山の奥深くで採れる黒曜石と、魔力を帯びた鋼を、ドワーフの名工が打ち合わせた逸品。硬さとしなやかさを両立した、最高の道具よ。岩盤を砕くのはもちろん、硬い鉱石の原石を、傷一つ付けずに掘り出すことができる」
「黒曜鋼……」
僕はそのつるはしを手に取らせてもらった。ずしりと重いが、驚くほど手に馴染む。そして、ピックの先端に触れた瞬間、僕は確信した。
(この黒曜石、普通の火山ガラスじゃない。流紋岩質のマグマが、特定の圧力下で急冷されたことで生じる、パーライト構造に近い組織を持っている。だから、衝撃を分散させやすい。鋼との合金化も、おそらくこの組織の隙間に金属粒子を浸透させる特殊な鍛造法……なんて見事な技術だ!)
「……買います。これをください」
僕は即決した。値段は、ボス討伐の報酬の大半が吹き飛ぶほど高価だったが、惜しいとは思わなかった。最高の地質学者には、最高の道具が必要だ。
新たなレザー装備と、最高のつるはしを手に入れた僕は、すっかり様変わりしていた。フードを取れば、もう『地縛霊』の面影はない。一人前の冒険者、とまではいかなくとも、少なくともフィールドで即死するようなひ弱な初心者には見えないだろう。
準備は整った。次は、行動計画だ。
僕は街の情報屋や、ギルドの掲示板を回り、次の調査地の候補を探し始めた。僕が求めるのは、ありふれた草原や森ではない。もっと、地質学的に興味深い、特異な地形だ。
そして、僕は一つのエリアの情報に強く惹きつけられた。
「――《腐蝕の沼沢》」
その沼地は、アルトス・ゲートから遥か南に位置する高難易度エリアで、プレイヤーたちの間ではもっぱら「死の沼」として恐れられていた。
曰く、一歩足を踏み入れれば、方向感覚を狂わせる毒の霧に巻かれる。
曰く、凶暴な水棲モンスターが、足元から突然襲いかかってくる。
そして、最も多くのプレイヤーを葬ってきたというのが、この噂だった。
「――沼の地面が、何の前触れもなく突然陥没して、底なしの泥に飲み込まれる」
この噂を聞いた他のプレイヤーは、皆「クソマップだ」と顔をしかめるだろう。しかし、僕の反応は違った。
「突然の陥没……? それは、地下に空洞がある証拠じゃないか。あるいは、未固結の泥炭(ピート)層が、自重や何らかの振動で圧密沈下を起こしているのかもしれない。だとしたら、そのメカニズムは……?」
僕の地質学者としての探求心が、強く刺激されていた。危険? 上等だ。謎が多ければ多いほど、調査のしがいがあるというものだ。
僕はすぐさま行動を開始した。《腐蝕の沼沢》の入り口までは、かなりの距離がある。僕は馬屋で馬を借りると、新たな相棒『黒曜鋼のつるはし』を背負い、アルトス・ゲートの南門から意気揚々と出発した。
僕の頭の中は、これから始まる未知の沼沢地帯の調査計画でいっぱいだった。地盤沈下の原因究明、毒霧の成分分析、底なし沼の深度測定。やるべきことは山積みだ。
この時の僕は、まだ知らなかった。
その「死の沼」で、僕の冒険に新たな彩りを加える、一人の人物との出会いが待っていることを。そして、その出会いが、僕をさらに大きな世界の謎へと導いていくことになるということを。
「聞いたか? トップギルドの《ドラグーン》が、ついに『リク』の捜索に乗り出したらしいぞ」
「マジかよ! あの戦闘狂集団がか? でも、どうやって探すんだ?」
「さあな。手当たり次第にソロプレイヤーに声をかけてるって話だ。もし『リク』が名乗り出れば、破格の条件でスカウトするつもりらしい」
「一方で、PKギルドの《死神の鎌》が、『リク』の首に懸賞金をかけたって噂もある。チート野郎を成敗するとか息巻いてるそうだ」
酒場のテーブルの隅で、僕はエール(のような見た目のジュース)をちびちびと飲みながら、耳に入ってくる会話に内心でため息をついた。大手ギルドからPKギルドまで、僕の存在はサーバー中の有名人たちの注目を一身に集めてしまっているらしい。まるで、新種の珍しい鉱石が見つかった時の学会のようだ。もちろん、僕がその鉱石なわけだが。
幸いなことに、僕の素性を知る者は誰もいない。レベル1で初期装備のまま、いつも噴水前で死に戻っていた『地縛霊』と、サーバー初のボス討伐を成し遂げた謎のランカーが、同一人物だと結びつける者はいるはずもなかった。
だが、このままではいずれ勘づかれるかもしれない。何より、これだけ騒がれていては、落ち着いて地質調査に専念することもできない。
「……まずは、見た目から変えるべきか」
僕は自分の姿を見下ろした。レベルは25に上がったというのに、身に付けているのはゲーム開始時から着ている、薄汚れた布の服と革のズボンだ。これではあまりにも不審すぎる。それに、ボス討伐の報酬として、僕のアイテムボックスにはそこそこの額の所持金と、いくつかの換金用アイテムが入っているはずだ。
僕は酒場の会計を済ませると、フードで顔を隠しながら、街の商業区へと足を向けた。目的は、装備の新調だ。
まず向かったのは防具屋だった。いかにも頑固そうなドワーフの親方が営むその店には、鉄や鋼でできた重々しい鎧がずらりと並んでいる。
「へい、らっしゃい。坊主、何を探してる? 見るからにひょろいが、まさかそんな重鎧が欲しいってわけじゃねえだろうな」
ドワーフの親方は、僕の貧相な体格をジロリと見て、面白そうに言った。
「いえ、頑丈さよりも、動きやすさを重視したいんです。フィールドを長く歩き回るので」
「ほう、そいつはしぶい注文だな。なら、こいつはどうだ? 『放浪者のレザーアーマー』セットだ。ワイバーンの革でできててな、軽いうえに、そこらのゴブリンの爪くらいなら弾き返すぜ」
勧められたのは、硬質加工された革の胸当てと肩当て、それに動きやすい革ズボンとブーツのセットだった。派手さはないが、実用性は高そうだ。値段も手頃だったため、僕はそれを購入することにした。
装備を更新すると、僕のステータスウィンドウの防御力(DEF)の数値が、僅かながら上昇した。気休め程度かもしれないが、スライムの体当たりで1ダメージ受けていた頃に比べれば、大きな進歩だ。何より、薄汚れた布の服から脱却できたことで、少しだけ自信が湧いてくる。
次に僕が向かったのは、もちろん鍛冶屋だ。防具屋以上に武骨なその店には、武器を求めるプレイヤーたちがひっきりなしに出入りしていた。剣や斧を品定めする彼らを尻目に、僕が探すのはただ一つ。
「――つるはし、はありますか?」
僕の問いに、カウンターでハンマーを振るっていた屈強な店主は、一瞬きょとんとした顔をした。
「つるはし? ああ、採掘用のやつか。そこの隅にいくつか転がってるぜ。ただの鉄製だが、それでいいのか?」
店主が指さした先には、確かに数本のつるはしが無造作に立てかけられていた。だが、僕はそれに満足しなかった。レベル25になり、新たな称号も得たのだ。相棒とも言うべきこの道具も、それ相応のものに更新したい。
「もっと……こう、特殊な材質のものや、性能の良いものはありませんか? 例えば、ドワーフが作ったものとか、アダマンタイト製のものとか」
僕の熱のこもった質問に、店主は意外そうな顔をしながらも、顎に手をやった。
「坊主、ずいぶんとこだわるじゃねえか。採掘師か何かか? ……まあいい。そんなに言うなら、とっておきを見せてやる。こいつは、そこらの冒険者にはもったいなくて売れねえ代物だがな」
そう言って、店主が店の奥から恭しく運んできたのは、鈍い黒色の輝きを放つ、見事なつるはしだった。柄の部分には緻密な彫刻が施され、先端のピック部分は吸い込まれるような闇を宿している。
「こいつは『黒曜鋼(オブシディアン・スチール)のつるはし』だ。火山の奥深くで採れる黒曜石と、魔力を帯びた鋼を、ドワーフの名工が打ち合わせた逸品。硬さとしなやかさを両立した、最高の道具よ。岩盤を砕くのはもちろん、硬い鉱石の原石を、傷一つ付けずに掘り出すことができる」
「黒曜鋼……」
僕はそのつるはしを手に取らせてもらった。ずしりと重いが、驚くほど手に馴染む。そして、ピックの先端に触れた瞬間、僕は確信した。
(この黒曜石、普通の火山ガラスじゃない。流紋岩質のマグマが、特定の圧力下で急冷されたことで生じる、パーライト構造に近い組織を持っている。だから、衝撃を分散させやすい。鋼との合金化も、おそらくこの組織の隙間に金属粒子を浸透させる特殊な鍛造法……なんて見事な技術だ!)
「……買います。これをください」
僕は即決した。値段は、ボス討伐の報酬の大半が吹き飛ぶほど高価だったが、惜しいとは思わなかった。最高の地質学者には、最高の道具が必要だ。
新たなレザー装備と、最高のつるはしを手に入れた僕は、すっかり様変わりしていた。フードを取れば、もう『地縛霊』の面影はない。一人前の冒険者、とまではいかなくとも、少なくともフィールドで即死するようなひ弱な初心者には見えないだろう。
準備は整った。次は、行動計画だ。
僕は街の情報屋や、ギルドの掲示板を回り、次の調査地の候補を探し始めた。僕が求めるのは、ありふれた草原や森ではない。もっと、地質学的に興味深い、特異な地形だ。
そして、僕は一つのエリアの情報に強く惹きつけられた。
「――《腐蝕の沼沢》」
その沼地は、アルトス・ゲートから遥か南に位置する高難易度エリアで、プレイヤーたちの間ではもっぱら「死の沼」として恐れられていた。
曰く、一歩足を踏み入れれば、方向感覚を狂わせる毒の霧に巻かれる。
曰く、凶暴な水棲モンスターが、足元から突然襲いかかってくる。
そして、最も多くのプレイヤーを葬ってきたというのが、この噂だった。
「――沼の地面が、何の前触れもなく突然陥没して、底なしの泥に飲み込まれる」
この噂を聞いた他のプレイヤーは、皆「クソマップだ」と顔をしかめるだろう。しかし、僕の反応は違った。
「突然の陥没……? それは、地下に空洞がある証拠じゃないか。あるいは、未固結の泥炭(ピート)層が、自重や何らかの振動で圧密沈下を起こしているのかもしれない。だとしたら、そのメカニズムは……?」
僕の地質学者としての探求心が、強く刺激されていた。危険? 上等だ。謎が多ければ多いほど、調査のしがいがあるというものだ。
僕はすぐさま行動を開始した。《腐蝕の沼沢》の入り口までは、かなりの距離がある。僕は馬屋で馬を借りると、新たな相棒『黒曜鋼のつるはし』を背負い、アルトス・ゲートの南門から意気揚々と出発した。
僕の頭の中は、これから始まる未知の沼沢地帯の調査計画でいっぱいだった。地盤沈下の原因究明、毒霧の成分分析、底なし沼の深度測定。やるべきことは山積みだ。
この時の僕は、まだ知らなかった。
その「死の沼」で、僕の冒険に新たな彩りを加える、一人の人物との出会いが待っていることを。そして、その出会いが、僕をさらに大きな世界の謎へと導いていくことになるということを。
10
あなたにおすすめの小説
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる