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第四十三話:サイレント・ナーフ
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《クラフトヘイム》の穏やかな日常は、続いていた。
僕たちの工房は、街の新たな知の拠点として、日々、多くの職人たちで賑わっている。僕が提供する地質学的な知見と、彼らの持つ職人技が融合し、エリュシオン・テラの世界に、これまで存在しなかった新しいアイテムが、次々と産声を上げていた。
「リクさん、例の浮遊島の岩石サンプル、分析が終わりましたよ!」
「どうでしたか、錬金術師ギルドの皆さん」
「驚きました。あそこの岩石には、我々の知らない、微弱な反重力特性を持つ鉱物が、ごく微量ですが含まれているようです。これを抽出・精錬できれば、あるいは、一時的に飛行能力を得られるポーションが作れるかもしれません!」
そんな、胸躍るような研究成果が、毎日のように報告される。
僕にとって、それは、どんなボスを倒すよりも、どんなレアアイテムを手に入れるよりも、遥かに刺激的で、満ち足りた時間だった。
その日、僕は、新たな地質調査のため、一人でフィールドに出ていた。
目的地は、クラフトヘイムの南方に広がる、巨大なカルスト台地だ。石灰岩が、長い年月をかけて雨水に侵食されてできた、ドリーネやカレンフェルトといった、独特の地形が広がっている。
ゴードンとミモリさんは、「たまには、二人でゆっくりデートでもしてこい!」という、バルカンたちの温かい(?)お節介によって、街でショッピングを楽しんでいるはずだ。
「この辺りの石灰岩は、純度が高いな。化石の含有率も……これは、フズリナか。古生代ペルム紀の示準化石だ。ということは、この台地は、約二億五千万年前の、温暖な浅い海だったということか」
僕は、いつものように、足元の岩石と対話し、ノートにその情報を書き留めていく。
調査を続け、僕は、巨大な縦穴――ポノールと呼ばれる、地下水系へと繋がる自然の洞窟を発見した。この下に、どんな未知の地底湖や鍾乳洞が広がっているのか。僕の探求心が、強く刺激される。
「よし、少しだけ、内部を調べてみよう」
僕は、ポノールの縁に立つと、ユニークスキルを発動させる準備をした。
まずは、壁面に、安全に降りていくための、足場を作る必要がある。
「【地形編集】――《造成》」
僕は、いつも通り、スキルを発動した。
……はずだった。
「……あれ?」
何も、起きない。
僕がイメージした、岩の足場は、形成されなかった。代わりに、僕の視界の隅に、赤いシステムメッセージが、ぽつりと表示された。
【スキルの発動に失敗しました。対象の地質構造が、安定しすぎています】
「……安定しすぎている?」
僕は、首を傾げた。
確かに、ここの石灰岩は純度が高く、比較的硬い。だが、これまでにも、これくらいの硬度の岩盤で、スキルが発動しなかったことなど、一度もなかった。
僕は、もう一度、スキルを発動してみる。
「《造成》!」
【スキルの発動に失敗しました】
やはり、ダメだ。
それだけではない。僕は、自分のステータスウィンドウを開き、ある異常に気づいた。
MPの最大値が、以前の八割ほどに、理由なく減少している。
さらに、【地形編集】スキルの説明欄を見ると、クールタイムが、300秒から600秒へと、倍に延長されていた。
何かが、おかしい。
僕の身体を、嫌な汗が伝った。この感覚には、覚えがある。オンラインゲームで、運営が特定の職業やスキルを、告知なしに弱体化させる時に起こる現象。
いわゆる、「サイレント・ナーフ」だ。
だが、なぜ?
僕のスキルは、ユニークスキルだ。僕一人しか持っていない、特殊な能力。運営が、わざわざ僕一人を狙い撃ちにして、弱体化させる理由が、どこにある?
その瞬間、僕の脳裏に、あの男の顔が、閃光のように浮かび上がった。
プラチナブロンドの髪。全てを見下す、蒼い瞳。
――カイザー。
(まさか……)
僕の思考が、ゲームの「外」へと向かう。
彼が、最後に僕に向けた、あの歪んだ執着の瞳。
『俺の知らない理を、貴様は、どこで手に入れた?』
あの問いは、ゲーム内のキャラクターとしての問いではなかったのかもしれない。
(奴は、僕の力が、ゲームのシステムそのものに深く関わっていると見抜いた。そして、ゲームの中で僕を打ち負かせないと悟った彼は、ルールの外側――運営そのものに、干渉したんだ……!)
途方もない、しかし、妙に説得力のある仮説。
あのカイザーという男なら、やりかねない。いや、彼ほどの権力と財力を持つ人間ならば、ゲーム会社の一つや二つ、意のままに操ることなど、造作もないことなのかもしれない。
僕の背筋が、ぞくりと凍りついた。
初めて、本当の意味での「恐怖」を感じた。
これまで僕が戦ってきたのは、モンスターや、あるいは、ゲームのルールの中で戦うプレイヤーたちだった。だが、今、僕が直面している敵は、違う。
それは、この世界の法則そのものを、裏側から書き換えることができる、見えない「神」のような存在だ。
僕の最大の武器であったはずの【地形編集】スキルが、今や、重い枷となって、僕にのしかかる。
特定の種類の岩盤――おそらく、運営が「安定している」と一方的に定義した岩盤――には、スキルが発動しない。
MPは減らされ、クールタイムは倍増。
僕は、翼をもがれた鳥のように、大地との対話能力を、大幅に制限されてしまったのだ。
僕は、その場に、力なく座り込んだ。
どうすればいい?
こんな、絶対的な権力の前で、僕一人の知識や工夫など、何の意味がある?
ゲームを、やめるべきか?
僕の頭の中を、無力感と、絶望が、黒い霧のように覆っていく。
その時、僕のフレンドリストが、ぽん、と音を立てて光った。
ミモリさんからの、メッセージだった。
『リクさん、今どこですか? ゴードンさんと、すごく美味しいケーキ屋さんを見つけました! リクさんの分も買って、工房で待ってますね!』
その、何気ない、日常のメッセージ。
彼女の、屈託のない笑顔が、僕の脳裏に浮かんだ。
ゴードンの、豪快な笑い声が、聞こえた気がした。
バルカンさんや、街の職人たちの、期待に満ちた眼差しを、思い出した。
(……ここで、諦めて、たまるか)
僕の心に、小さな、しかし、確かな炎が、再び灯った。
カイザーは、僕のスキルを縛ろうとした。運営は、僕の力を奪おうとした。
だが、彼らが奪えないものが、一つだけある。
それは、僕の頭の中に、僕の経験の中に、僕の魂に刻み込まれた、「地質学」という、膨大な知識そのものだ。
「面白い。実に、面白いじゃないか」
僕は、立ち上がった。その瞳には、もはや絶望の色はない。
それは、地質学者が、目の前に現れた、前人未到の、そして最高に難解な「地層」を前にして、浮かべる、不敵な笑みだった。
「あなた方が、僕に『制約』という名の、新たなルールを与えたというのなら。僕は、そのルールの、さらに裏をかき、その『穴』を見つけ出して、利用させてもらうまでだ」
僕は、弱体化させられた【地形編集】スキルを、もう一度、注意深く観察し始めた。
どんなルールにも、必ず、抜け道はある。どんなプログラムにも、必ず、バグは存在する。
僕は、僕自身の知識と分析能力を武器に、この、見えない神が仕掛けた、理不尽なゲームに、挑むことを決意した。
カイザーは、まだ知らない。
彼が放ったつもりの「凶刃」は、僕の心を折るどころか、僕に、さらなる進化の可能性を、与えてしまったのだということを。
本当の戦いは、ここから始まるのだ。
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そんな、胸躍るような研究成果が、毎日のように報告される。
僕にとって、それは、どんなボスを倒すよりも、どんなレアアイテムを手に入れるよりも、遥かに刺激的で、満ち足りた時間だった。
その日、僕は、新たな地質調査のため、一人でフィールドに出ていた。
目的地は、クラフトヘイムの南方に広がる、巨大なカルスト台地だ。石灰岩が、長い年月をかけて雨水に侵食されてできた、ドリーネやカレンフェルトといった、独特の地形が広がっている。
ゴードンとミモリさんは、「たまには、二人でゆっくりデートでもしてこい!」という、バルカンたちの温かい(?)お節介によって、街でショッピングを楽しんでいるはずだ。
「この辺りの石灰岩は、純度が高いな。化石の含有率も……これは、フズリナか。古生代ペルム紀の示準化石だ。ということは、この台地は、約二億五千万年前の、温暖な浅い海だったということか」
僕は、いつものように、足元の岩石と対話し、ノートにその情報を書き留めていく。
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「よし、少しだけ、内部を調べてみよう」
僕は、ポノールの縁に立つと、ユニークスキルを発動させる準備をした。
まずは、壁面に、安全に降りていくための、足場を作る必要がある。
「【地形編集】――《造成》」
僕は、いつも通り、スキルを発動した。
……はずだった。
「……あれ?」
何も、起きない。
僕がイメージした、岩の足場は、形成されなかった。代わりに、僕の視界の隅に、赤いシステムメッセージが、ぽつりと表示された。
【スキルの発動に失敗しました。対象の地質構造が、安定しすぎています】
「……安定しすぎている?」
僕は、首を傾げた。
確かに、ここの石灰岩は純度が高く、比較的硬い。だが、これまでにも、これくらいの硬度の岩盤で、スキルが発動しなかったことなど、一度もなかった。
僕は、もう一度、スキルを発動してみる。
「《造成》!」
【スキルの発動に失敗しました】
やはり、ダメだ。
それだけではない。僕は、自分のステータスウィンドウを開き、ある異常に気づいた。
MPの最大値が、以前の八割ほどに、理由なく減少している。
さらに、【地形編集】スキルの説明欄を見ると、クールタイムが、300秒から600秒へと、倍に延長されていた。
何かが、おかしい。
僕の身体を、嫌な汗が伝った。この感覚には、覚えがある。オンラインゲームで、運営が特定の職業やスキルを、告知なしに弱体化させる時に起こる現象。
いわゆる、「サイレント・ナーフ」だ。
だが、なぜ?
僕のスキルは、ユニークスキルだ。僕一人しか持っていない、特殊な能力。運営が、わざわざ僕一人を狙い撃ちにして、弱体化させる理由が、どこにある?
その瞬間、僕の脳裏に、あの男の顔が、閃光のように浮かび上がった。
プラチナブロンドの髪。全てを見下す、蒼い瞳。
――カイザー。
(まさか……)
僕の思考が、ゲームの「外」へと向かう。
彼が、最後に僕に向けた、あの歪んだ執着の瞳。
『俺の知らない理を、貴様は、どこで手に入れた?』
あの問いは、ゲーム内のキャラクターとしての問いではなかったのかもしれない。
(奴は、僕の力が、ゲームのシステムそのものに深く関わっていると見抜いた。そして、ゲームの中で僕を打ち負かせないと悟った彼は、ルールの外側――運営そのものに、干渉したんだ……!)
途方もない、しかし、妙に説得力のある仮説。
あのカイザーという男なら、やりかねない。いや、彼ほどの権力と財力を持つ人間ならば、ゲーム会社の一つや二つ、意のままに操ることなど、造作もないことなのかもしれない。
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MPは減らされ、クールタイムは倍増。
僕は、翼をもがれた鳥のように、大地との対話能力を、大幅に制限されてしまったのだ。
僕は、その場に、力なく座り込んだ。
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僕は、立ち上がった。その瞳には、もはや絶望の色はない。
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僕は、僕自身の知識と分析能力を武器に、この、見えない神が仕掛けた、理不尽なゲームに、挑むことを決意した。
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