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第二十五話 最初の訪問者
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甘く穏やかな時間は、唐突に終わりを告げた。
カイザーと心が通い合った(と私が勝手に思っている)翌日のこと。私は、いつものように地下の訓練場で、光の矢を放つ練習に打ち込んでいた。
集中力は、かつてないほど高まっていた。私の心に迷いがなくなったからだろうか。放たれる光の矢は、以前にも増して鋭く、そして正確に的を射抜いていく。
この力で、カイザーを守る。
その決意が、私の力そのものを、さらに高みへと引き上げていた。
最後の的を撃ち抜き、ふう、と息を吐いた、その瞬間だった。
ゴオオオオオン……!
城全体が、今までとは比べ物にならないほど、激しく、そして長く揺れた。
それは、単なる物理的な振動ではなかった。空間そのものが軋むような、不快な衝撃。まるで、巨大な鐘を内側から力任せに打ち鳴らしたかのようだった。
「……っ!」
私は、思わずその場に膝をついた。耳の奥がキーンと痛み、平衡感覚が狂う。
「アリア!」
すぐさま、カイザーが駆け寄り、私の体を支えてくれた。彼の表情は、今まで見たこともないほど険しい。
「カイザー様、今のは……!?」
「結界が、大規模な攻撃を受けた」
彼は、吐き捨てるように言った。その黒曜石の瞳は、遥か上空、城の外へと向けられている。
「先日の偵察とは比べ物にならん。王国の本隊だ。……ようやく、腹を決めたらしいな」
彼の言葉に、私の血の気が引いていく。
ついに、来てしまったのだ。
水鏡で見た、あの光景。アルフォンス王子が率いる、王国の騎士団。
「大丈夫です。まだ、結界は破られてはいません」
カイザーは、私を安心させるように、落ち着いた声で言った。けれど、その声には、隠しきれない怒りの響きが混じっている。
「行くぞ。いつまでも、好きにさせるわけにはいかん」
彼は私の手を引くと、地下訓練場を後にして、地上へと向かう。彼の足取りは、少しも乱れていない。だが、その背中から放たれる威圧感は、嵐そのものだった。
テラスに出ると、外の光景は一変していた。
いつもは穏やかな雲海が、荒れ狂う海のように激しく波立ち、渦を巻いている。空は、鉛色の雲に厚く覆われ、不吉な雰囲気を漂わせていた。
そして、その雲の切れ間から、おびただしい数の影が見えた。
ワイバーン。
竜族の末裔とされる、獰猛な飛竜。その背には、銀色に輝く鎧を纏った騎士たちが跨っている。その数、ざっと見て、数百はいるだろうか。
彼らは、天空城を遠巻きに取り囲むように陣形を組み、城の結界に向かって、一斉に魔法を放っていた。色とりどりの魔法の光が、見えない壁にぶつかっては、激しい火花を散らしている。先ほどの衝撃は、この一斉攻撃によるものだったのだ。
「愚かな……」
カイザーが、心の底から軽蔑を込めて、呟いた。
「数で押せば、この結界が破れるとでも思っているのか」
その時、ワイバーン部隊の中から、一際大きな、白銀のワイバーンが前に進み出た。その背に乗っているのは、金の装飾が施された鎧を纏った、見覚えのある人物。
アルフォンス王子だった。
彼は、拡声の魔道具を手に、朗々とした声で叫んだ。
「聞こえるか、終焉の黒竜! そして、囚われの聖女アリアよ!」
その声は、魔法によって増幅され、城の中まで響き渡る。
「我々は、リンドバーグ王国が誇る、聖女奪還騎士団である! 魔に魅入られし聖女を救い、邪悪なる竜を討伐するために、正義の名の下に、ここへ来た!」
正義。
その言葉を、彼は何のてらいもなく口にする。
「アリア! 今、助けに行くぞ! その穢れた竜が、お前に何をしたのかは分かっている! だが、案ずることはない! この私が、お前を必ずや、その汚辱から救い出してみせる!」
汚辱。
その、あまりにも一方的で、侮辱に満ちた言葉。
私の隣で、カイザーの纏う空気が、絶対零度まで下がるのを感じた。
私は、彼の袖を、ぎゅっと握りしめた。
震えていた。けれど、それは恐怖からではなかった。
怒り。
カイザーを、そして、彼と共にいることを選んだ私自身の決意を、土足で踏みにじるような彼らの言動に対する、どうしようもないほどの、激しい怒りからだった。
「……カイザー様」
私は、彼を見上げた。
「私に、話をさせてください」
「……何?」
「彼らは、私が洗脳されていると思い込んでいます。私が、自分の意思でここにいることを、伝えなければ……」
「無駄だ」
カイザーは、冷たく言い放った。
「聞く耳など、持たんよ。奴らは、自分たちの信じたい『物語』を信じているだけだ。悲劇の聖女を、邪悪な竜から救い出す、勇敢な王子と騎士たち。その物語の前では、真実など、何の価値もない」
「それでも……!」
私は、食い下がった。
「それでも、私は、私の言葉で伝えたい。戦う前に、できることは、全て」
私の、真剣な瞳。
それを見て、カイザーは、しばらく黙っていた。やがて、彼は、ふっと、諦めたように息を吐いた。
「……分かった。好きにしろ」
彼はそう言うと、私の体を、魔法の光でふわりと包み込んだ。
「だが、約束しろ。お前の声が届かぬと分かった時は、すぐに俺の後ろに下がれ。いいな?」
その瞳は、有無を言わせぬほど、真剣だった。
私は、彼の優しさと、覚悟を、同時に受け止めて、力強く頷いた。
「はい」
光が、私の声を、遥か彼方まで届けるための、翼となる。
最初の訪問者。
そして、最初の、対話の試み。
それが、徒労に終わることを、この時の私は、まだ知らなかった。
ただ、自分の信じる正しさを、彼らに伝えようと、それだけを、考えていた。
カイザーと心が通い合った(と私が勝手に思っている)翌日のこと。私は、いつものように地下の訓練場で、光の矢を放つ練習に打ち込んでいた。
集中力は、かつてないほど高まっていた。私の心に迷いがなくなったからだろうか。放たれる光の矢は、以前にも増して鋭く、そして正確に的を射抜いていく。
この力で、カイザーを守る。
その決意が、私の力そのものを、さらに高みへと引き上げていた。
最後の的を撃ち抜き、ふう、と息を吐いた、その瞬間だった。
ゴオオオオオン……!
城全体が、今までとは比べ物にならないほど、激しく、そして長く揺れた。
それは、単なる物理的な振動ではなかった。空間そのものが軋むような、不快な衝撃。まるで、巨大な鐘を内側から力任せに打ち鳴らしたかのようだった。
「……っ!」
私は、思わずその場に膝をついた。耳の奥がキーンと痛み、平衡感覚が狂う。
「アリア!」
すぐさま、カイザーが駆け寄り、私の体を支えてくれた。彼の表情は、今まで見たこともないほど険しい。
「カイザー様、今のは……!?」
「結界が、大規模な攻撃を受けた」
彼は、吐き捨てるように言った。その黒曜石の瞳は、遥か上空、城の外へと向けられている。
「先日の偵察とは比べ物にならん。王国の本隊だ。……ようやく、腹を決めたらしいな」
彼の言葉に、私の血の気が引いていく。
ついに、来てしまったのだ。
水鏡で見た、あの光景。アルフォンス王子が率いる、王国の騎士団。
「大丈夫です。まだ、結界は破られてはいません」
カイザーは、私を安心させるように、落ち着いた声で言った。けれど、その声には、隠しきれない怒りの響きが混じっている。
「行くぞ。いつまでも、好きにさせるわけにはいかん」
彼は私の手を引くと、地下訓練場を後にして、地上へと向かう。彼の足取りは、少しも乱れていない。だが、その背中から放たれる威圧感は、嵐そのものだった。
テラスに出ると、外の光景は一変していた。
いつもは穏やかな雲海が、荒れ狂う海のように激しく波立ち、渦を巻いている。空は、鉛色の雲に厚く覆われ、不吉な雰囲気を漂わせていた。
そして、その雲の切れ間から、おびただしい数の影が見えた。
ワイバーン。
竜族の末裔とされる、獰猛な飛竜。その背には、銀色に輝く鎧を纏った騎士たちが跨っている。その数、ざっと見て、数百はいるだろうか。
彼らは、天空城を遠巻きに取り囲むように陣形を組み、城の結界に向かって、一斉に魔法を放っていた。色とりどりの魔法の光が、見えない壁にぶつかっては、激しい火花を散らしている。先ほどの衝撃は、この一斉攻撃によるものだったのだ。
「愚かな……」
カイザーが、心の底から軽蔑を込めて、呟いた。
「数で押せば、この結界が破れるとでも思っているのか」
その時、ワイバーン部隊の中から、一際大きな、白銀のワイバーンが前に進み出た。その背に乗っているのは、金の装飾が施された鎧を纏った、見覚えのある人物。
アルフォンス王子だった。
彼は、拡声の魔道具を手に、朗々とした声で叫んだ。
「聞こえるか、終焉の黒竜! そして、囚われの聖女アリアよ!」
その声は、魔法によって増幅され、城の中まで響き渡る。
「我々は、リンドバーグ王国が誇る、聖女奪還騎士団である! 魔に魅入られし聖女を救い、邪悪なる竜を討伐するために、正義の名の下に、ここへ来た!」
正義。
その言葉を、彼は何のてらいもなく口にする。
「アリア! 今、助けに行くぞ! その穢れた竜が、お前に何をしたのかは分かっている! だが、案ずることはない! この私が、お前を必ずや、その汚辱から救い出してみせる!」
汚辱。
その、あまりにも一方的で、侮辱に満ちた言葉。
私の隣で、カイザーの纏う空気が、絶対零度まで下がるのを感じた。
私は、彼の袖を、ぎゅっと握りしめた。
震えていた。けれど、それは恐怖からではなかった。
怒り。
カイザーを、そして、彼と共にいることを選んだ私自身の決意を、土足で踏みにじるような彼らの言動に対する、どうしようもないほどの、激しい怒りからだった。
「……カイザー様」
私は、彼を見上げた。
「私に、話をさせてください」
「……何?」
「彼らは、私が洗脳されていると思い込んでいます。私が、自分の意思でここにいることを、伝えなければ……」
「無駄だ」
カイザーは、冷たく言い放った。
「聞く耳など、持たんよ。奴らは、自分たちの信じたい『物語』を信じているだけだ。悲劇の聖女を、邪悪な竜から救い出す、勇敢な王子と騎士たち。その物語の前では、真実など、何の価値もない」
「それでも……!」
私は、食い下がった。
「それでも、私は、私の言葉で伝えたい。戦う前に、できることは、全て」
私の、真剣な瞳。
それを見て、カイザーは、しばらく黙っていた。やがて、彼は、ふっと、諦めたように息を吐いた。
「……分かった。好きにしろ」
彼はそう言うと、私の体を、魔法の光でふわりと包み込んだ。
「だが、約束しろ。お前の声が届かぬと分かった時は、すぐに俺の後ろに下がれ。いいな?」
その瞳は、有無を言わせぬほど、真剣だった。
私は、彼の優しさと、覚悟を、同時に受け止めて、力強く頷いた。
「はい」
光が、私の声を、遥か彼方まで届けるための、翼となる。
最初の訪問者。
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それが、徒労に終わることを、この時の私は、まだ知らなかった。
ただ、自分の信じる正しさを、彼らに伝えようと、それだけを、考えていた。
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