78 / 100
第78話 ホワイトデーのお返し
しおりを挟む
雫からもらった甘いチョコレートと言葉。
あのバレンタインデーは、俺の人生における幸福度の最高記録をあっさりと更新してしまった。
家に帰ってから食べた手作りの生チョコとトリュフは、彼女の愛情という名の最高のスパイスが効いていて、どんな高級店のものよりも美味しかった。俺は一粒食べるごとに天国へと旅立ち、そして戻ってくるという体験を繰り返した。
箱の底に忍ばせてあった『大好きです』と書かれた小さなメッセージカードは、今では俺の机の一番大切な宝物になっている。
そんな夢のような一日から、あっという間に一ヶ月が過ぎた。
三月十四日、ホワイトデー。
今度は俺が彼女に、最高の「ありがとう」と「大好き」を伝える番だ。
俺はこの日のために一ヶ月間、周到に準備を進めてきた。
まずプレゼント選び。
バレンタインのお返しといえばクッキーやマシュマロが定番らしいが、それだけでは物足りない。彼女がくれたあの感動を超えるような、特別なものを贈りたかった。
悩みに悩んだ末、俺は近所の手作りアクセサリー教室の門を叩いた。
雫がくれたネックレスのお返しに、今度は俺が彼女のためだけのアクセサリーを作ろう。そう決意したのだ。
不器用な俺にとってそれは想像を絶する苦行だった。
小さなペンチを手に細かいチェーンやパーツと格闘する。何度も指を挟みため息をつきながら、それでも俺は諦めなかった。
彼女の喜ぶ顔が見たい。
その一心だけで、俺は週末のほとんどをその小さな工房で過ごした。
そして数週間後。
ついに世界で一つだけのブレスレットが完成した。
華奢なシルバーのチェーンに、小さな星のチャームと彼女の誕生石であるアクアマリンを一粒だけあしらったシンプルなデザイン。
月のネックレスと重ね付けしてもきっと似合うはずだ。
素人仕事で歪な部分もあるかもしれない。
でも、そこには俺のありったけの想いがぎゅっと詰め込まれていた。
だが俺の計画はそれだけでは終わらない。
プレゼントをただ渡すだけじゃつまらない。
彼女が俺にしてくれたように。
俺も俺だけの方法で、最高のサプライズを仕掛けたかった。
そのための秘密兵器もちゃんと用意してある。
ホワイトデー当日。
俺は雫を放課後の誰もいない教室に呼び出した。
「話したいことがある」とだけ伝えて。
少しだけ緊張した面持ちで教室に入ってきた彼女は、俺がいつもと違う真剣な顔をしているのを見て、不思議そうに小首を傾げた。
「雫、座って」
俺は自分の席の椅子を一つ、彼女のために引いてあげた。
彼女は言われるがままにこくりと頷いてその椅子に腰を下ろす。
俺は彼女の目の前の席に座った。
教卓の上に俺は自分のスマホをそっと置く。そして再生ボタンをタップした。
画面に見慣れた俺の部屋が映し出される。
そして少しだけ緊張した顔の俺が、カメラに向かってぎこちなく頭を下げた。
『えー、雫さん。いつもありがとう』
画面の中の俺が、手話で言葉を紡ぎ始めたのだ。
そう。俺の秘密兵器は手話の動画メッセージだった。
直接伝えるのは照れくさすぎる。
でも、この方法なら俺の気持ちを全部、余すところなく伝えられると思ったのだ。
雫は突然始まった動画に、驚いたように目を丸くしていた。
そして画面の中の俺が紡ぐ言葉の一つ一つを、食い入るように見つめている。
『バレンタイン、本当に嬉しかった。雫が作ってくれたチョコ、世界で一番美味しかったよ』
『雫がくれた「大好き」の言葉、俺の一生の宝物にする』
『いつも俺にたくさんの幸せをくれて、本当にありがとう』
画面の中の俺は少しずつ緊張が解けてきたのか、自然な笑顔になっていた。
そして一番伝えたかった言葉を紡ぐ。
『俺も、雫のことが大好きだよ』
その言葉を伝えた瞬間、目の前の本物の雫の瞳からぽろりと温かい涙がこぼれ落ちた。
彼女はその涙を拭うこともせず、ただ画面の俺をじっと見つめている。
動画はクライマックスを迎える。
『だから、これは俺からのほんの少しの気持ちです』
画面の中の俺がそう言って、カメラの前にあの手作りのブレスレットを掲げてみせた。
『受け取ってくれますか?』
動画が終わる。
静寂が教室を包み込んだ。
俺はスマホの画面を消すと、ポケットから本物のブレスレットが入った小さな箱を取り出した。
そしてそれを彼女の前にそっと差し出す。
雫はまだ涙で潤んだ瞳で、俺の顔と差し出された箱を交互に見ていた。
そして次の瞬間。
彼女は椅子から立ち上がると、俺の胸に飛び込んできた。
「……っ!」
俺の胸に顔を埋め、しゃくり上げるように泣きじゃくる彼女。
その小さな背中を俺は優しく、優しく抱きしめた。
「ありがとう……ありがとう……」
声にならない彼女の感謝の言葉が、俺のシャツを濡らしていく。
「泣かないでよ。せっかくのメイクが台無しだぞ」
俺が茶化すように言うと、彼女は俺の胸の中でふるふると首を横に振った。
『嬉しいの。嬉しくて涙が止まらないの』
そのあまりにも健気な言葉に、俺の胸も熱くなった。
しばらくしてようやく泣き止んだ彼女の左手首に、俺はあのブレスレットをつけてあげた。
彼女の白い肌にシルバーのチェーンと水色のアクアマリンがキラリと輝いている。
驚くほど似合っていた。
彼女はそのブレスレットを宝物のように、何度も何度も、うっとりと眺めている。
そして顔を上げて、今日一番の最高の笑顔で俺に微笑みかけた。
ホワイトデーのお返し。
俺の精一杯の想いは、ちゃんと彼女の心に届いたようだった。
手作りのアクセサリーと手話のメッセージ。
それはバレンタインにもらったどんな甘いチョコレートよりも、俺たちの心を甘く、そして強く結びつけてくれた。
春の訪れはもうすぐそこまで迫っている。
俺たちの恋もまた一つ、新しい季節を迎えようとしていた。
あのバレンタインデーは、俺の人生における幸福度の最高記録をあっさりと更新してしまった。
家に帰ってから食べた手作りの生チョコとトリュフは、彼女の愛情という名の最高のスパイスが効いていて、どんな高級店のものよりも美味しかった。俺は一粒食べるごとに天国へと旅立ち、そして戻ってくるという体験を繰り返した。
箱の底に忍ばせてあった『大好きです』と書かれた小さなメッセージカードは、今では俺の机の一番大切な宝物になっている。
そんな夢のような一日から、あっという間に一ヶ月が過ぎた。
三月十四日、ホワイトデー。
今度は俺が彼女に、最高の「ありがとう」と「大好き」を伝える番だ。
俺はこの日のために一ヶ月間、周到に準備を進めてきた。
まずプレゼント選び。
バレンタインのお返しといえばクッキーやマシュマロが定番らしいが、それだけでは物足りない。彼女がくれたあの感動を超えるような、特別なものを贈りたかった。
悩みに悩んだ末、俺は近所の手作りアクセサリー教室の門を叩いた。
雫がくれたネックレスのお返しに、今度は俺が彼女のためだけのアクセサリーを作ろう。そう決意したのだ。
不器用な俺にとってそれは想像を絶する苦行だった。
小さなペンチを手に細かいチェーンやパーツと格闘する。何度も指を挟みため息をつきながら、それでも俺は諦めなかった。
彼女の喜ぶ顔が見たい。
その一心だけで、俺は週末のほとんどをその小さな工房で過ごした。
そして数週間後。
ついに世界で一つだけのブレスレットが完成した。
華奢なシルバーのチェーンに、小さな星のチャームと彼女の誕生石であるアクアマリンを一粒だけあしらったシンプルなデザイン。
月のネックレスと重ね付けしてもきっと似合うはずだ。
素人仕事で歪な部分もあるかもしれない。
でも、そこには俺のありったけの想いがぎゅっと詰め込まれていた。
だが俺の計画はそれだけでは終わらない。
プレゼントをただ渡すだけじゃつまらない。
彼女が俺にしてくれたように。
俺も俺だけの方法で、最高のサプライズを仕掛けたかった。
そのための秘密兵器もちゃんと用意してある。
ホワイトデー当日。
俺は雫を放課後の誰もいない教室に呼び出した。
「話したいことがある」とだけ伝えて。
少しだけ緊張した面持ちで教室に入ってきた彼女は、俺がいつもと違う真剣な顔をしているのを見て、不思議そうに小首を傾げた。
「雫、座って」
俺は自分の席の椅子を一つ、彼女のために引いてあげた。
彼女は言われるがままにこくりと頷いてその椅子に腰を下ろす。
俺は彼女の目の前の席に座った。
教卓の上に俺は自分のスマホをそっと置く。そして再生ボタンをタップした。
画面に見慣れた俺の部屋が映し出される。
そして少しだけ緊張した顔の俺が、カメラに向かってぎこちなく頭を下げた。
『えー、雫さん。いつもありがとう』
画面の中の俺が、手話で言葉を紡ぎ始めたのだ。
そう。俺の秘密兵器は手話の動画メッセージだった。
直接伝えるのは照れくさすぎる。
でも、この方法なら俺の気持ちを全部、余すところなく伝えられると思ったのだ。
雫は突然始まった動画に、驚いたように目を丸くしていた。
そして画面の中の俺が紡ぐ言葉の一つ一つを、食い入るように見つめている。
『バレンタイン、本当に嬉しかった。雫が作ってくれたチョコ、世界で一番美味しかったよ』
『雫がくれた「大好き」の言葉、俺の一生の宝物にする』
『いつも俺にたくさんの幸せをくれて、本当にありがとう』
画面の中の俺は少しずつ緊張が解けてきたのか、自然な笑顔になっていた。
そして一番伝えたかった言葉を紡ぐ。
『俺も、雫のことが大好きだよ』
その言葉を伝えた瞬間、目の前の本物の雫の瞳からぽろりと温かい涙がこぼれ落ちた。
彼女はその涙を拭うこともせず、ただ画面の俺をじっと見つめている。
動画はクライマックスを迎える。
『だから、これは俺からのほんの少しの気持ちです』
画面の中の俺がそう言って、カメラの前にあの手作りのブレスレットを掲げてみせた。
『受け取ってくれますか?』
動画が終わる。
静寂が教室を包み込んだ。
俺はスマホの画面を消すと、ポケットから本物のブレスレットが入った小さな箱を取り出した。
そしてそれを彼女の前にそっと差し出す。
雫はまだ涙で潤んだ瞳で、俺の顔と差し出された箱を交互に見ていた。
そして次の瞬間。
彼女は椅子から立ち上がると、俺の胸に飛び込んできた。
「……っ!」
俺の胸に顔を埋め、しゃくり上げるように泣きじゃくる彼女。
その小さな背中を俺は優しく、優しく抱きしめた。
「ありがとう……ありがとう……」
声にならない彼女の感謝の言葉が、俺のシャツを濡らしていく。
「泣かないでよ。せっかくのメイクが台無しだぞ」
俺が茶化すように言うと、彼女は俺の胸の中でふるふると首を横に振った。
『嬉しいの。嬉しくて涙が止まらないの』
そのあまりにも健気な言葉に、俺の胸も熱くなった。
しばらくしてようやく泣き止んだ彼女の左手首に、俺はあのブレスレットをつけてあげた。
彼女の白い肌にシルバーのチェーンと水色のアクアマリンがキラリと輝いている。
驚くほど似合っていた。
彼女はそのブレスレットを宝物のように、何度も何度も、うっとりと眺めている。
そして顔を上げて、今日一番の最高の笑顔で俺に微笑みかけた。
ホワイトデーのお返し。
俺の精一杯の想いは、ちゃんと彼女の心に届いたようだった。
手作りのアクセサリーと手話のメッセージ。
それはバレンタインにもらったどんな甘いチョコレートよりも、俺たちの心を甘く、そして強く結びつけてくれた。
春の訪れはもうすぐそこまで迫っている。
俺たちの恋もまた一つ、新しい季節を迎えようとしていた。
2
あなたにおすすめの小説
昔好きだったお姉さんが不倫されたので落としに行ったら後輩からも好かれていた
九戸政景
恋愛
高校三年生の柴代大和は、小学校一年生の頃からの付き合いである秋田泰希の姉である夕希に恋心を抱いていたが、夕希の結婚をきっかけに恋心を諦めていた。
そして小学生の頃の夢を見た日、泰希から大和は夕希の離婚を伝えられ、それと同時にある頼みをされる。
バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件
沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」
高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。
そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。
見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。
意外な共通点から意気投合する二人。
だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは――
> 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」
一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。
……翌日、学校で再会するまでは。
実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!?
オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。
10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2026.1.21)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
不器用な姉弟は傷を舐め合う、舐め合う舌はちょっとざらつく
桜乃マヒロ
恋愛
姉の柊和(ひより)は美人で聡明な完璧万能超人、弟の護(まもる)は優しく献身的な天然男子。高校生ながら二人暮らしの柊和と護は、お互いを支え合って日々を生きてきた。
ある日、友人である生徒会長から呼び出された柊和は、自分を次の生徒会の会長に推薦したいと打診を受ける。
「私はただ、私の後なら柊和ちゃんがいいなって、そんな風に思っただけだからね」
二人だけの閉鎖的だった日常は、生徒会をきっかけに急激な変化を迎える。新しい出会いと日常の中で、今まで眠っていた二人の過去と、片や必死に封じ込み、片や無自覚だった特別な想いに、光が射し込むことになり──?
「あくっ……護には負けない!」
「なんの話か知らないけど、宣言されたら負かせたくなるね?」
顔と心に傷として刻まれた過去に囚われ、自分よりお互いを大切にしすぎてすれ違い続ける不器用な姉弟。そんな二人の両片思いのお話。
—————————————————————————————————
面白いと思っていただけた時は、お気に入りにしていただけると、凄く励みになります!
一日一話を目標に更新中!(現在火曜・木曜・土曜お休み中)
「小説家になろう」 「カクヨム」様でも同時に投稿しています。
S級ハッカーの俺がSNSで炎上する完璧ヒロインを助けたら、俺にだけめちゃくちゃ甘えてくる秘密の関係になったんだが…
senko
恋愛
「一緒に、しよ?」完璧ヒロインが俺にだけベタ甘えしてくる。
地味高校生の俺は裏ではS級ハッカー。炎上するクラスの完璧ヒロインを救ったら、秘密のイチャラブ共闘関係が始まってしまった!リアルではただのモブなのに…。
クラスの隅でPCを触るだけが生きがいの陰キャプログラマー、黒瀬和人。
彼にとってクラスの中心で太陽のように笑う完璧ヒロイン・天野光は決して交わることのない別世界の住人だった。
しかしある日、和人は光を襲う匿名の「裏アカウント」を発見してしまう。
悪意に満ちた誹謗中傷で完璧な彼女がひとり涙を流していることを知り彼は決意する。
――正体を隠したまま彼女を救い出す、と。
謎の天才ハッカー『null』として光に接触した和人。
ネットでは唯一頼れる相棒として彼女に甘えられる一方、現実では目も合わせられないただのクラスメイト。
この秘密の二重生活はもどかしくて、だけど最高に甘い。
陰キャ男子と完璧ヒロインの秘密の二重生活ラブコメ、ここに開幕!
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
この男子校の生徒が自分以外全員男装女子だということを俺だけが知っている
夏見ナイ
恋愛
平凡な俺、相葉祐樹が手にしたのは、ありえないはずの超名門男子校『獅子王院学園』からの合格通知。期待を胸に入学した先は、王子様みたいなイケメンだらけの夢の空間だった!
……はずが、ある夜、同室のクールな完璧王子・橘玲が女の子であるという、学園最大の秘密を知ってしまう。
なんとこの学園、俺以外、全員が“訳アリ”の男装女子だったのだ!
秘密の「共犯者」となった俺は、慣れない男装に悩む彼女たちの唯一の相談相手に。
「祐樹の前でだけは、女の子でいられる……」
クールなイケメンたちの、俺だけに見せる甘々な素顔と猛アプローチにドキドキが止まらない!
秘密だらけで糖度120%の学園ラブコメ、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる