91 / 100
第九十一話 聖女の祈り
しおりを挟む
俺の意識が闇に沈んだ後、玉座の間にはしばしの静寂が訪れた。誰もが目の前で起きた出来事を、そして壮絶な戦いの結末を、ただ呆然と受け止めることしかできなかった。
最初に動いたのはリリアーナだった。
彼女は魔力と気力を使い果たし、蒼白になった顔でふらつきながらも倒れた俺の元へと駆け寄った。
「アレン様! しっかりしてください!」
彼女は俺の体にそっと触れ、そのあまりの冷たさに息を呑んだ。脈はかろうじて触れるが、その鼓動は糸のように弱々しい。全身からは生命力そのものが抜け落ちたかのように生気が感じられなかった。
『影ノ領域』。あの禁断の魔法は、彼の魂そのものを代償としていたのだ。
「……そんな」
リリアーナの瞳から大粒の涙が零れ落ちた。彼を救いたい。その一心で放った聖なる光が、結果的に彼を限界の先へと追いやり、その命の灯火を消し去ろうとしている。その事実に彼女の心は張り裂けそうだった。
「父上! アレンが!」
ゲオルグが血塗れの体を引きずりながら駆け寄ってくる。ベルトルトもセラも、そしてカイウスさえもが俺の周囲を取り囲んだ。彼らの顔に浮かぶのは、英雄の死を目前にしたかのような深い絶望の色だった。
父ジークフリートは俺の側に跪くと、そのゴツゴツとした手で俺の頬に触れた。その手はわずかに震えていた。
「……馬鹿な息子よ。俺を超えてみせよとは言ったが……死んでしまっては元も子もないではないか」
彼の声には、これまで誰にも見せたことのない深い悲しみと後悔が滲んでいた。
「治癒魔法を! 帝国一の術者を呼んでこい!」
カイウスが叫ぶが、その場にいた誰もがそれが無駄であることを理解していた。これは肉体の傷ではない。魂そのものの消耗なのだ。通常の治癒魔法では決して届かない。
絶望的な空気がその場を支配する。
その静寂の中、リリアーナはそっと涙を拭った。そして、静かに、しかし揺るぎない決意をその翡翠色の瞳に宿らせた。
「……まだ、です」
彼女は周囲を見回し、言った。
「まだ終わりではありません」
彼女は俺の胸の上にそっと両手を重ねた。そして目を閉じ、深く、深く息を吸い込む。
「リリアーナ様、何を……!」
「あなたの魔力ももう限界のはずだ! それ以上はあなたの命が!」
カイウスとベルトルトが彼女を止めようとする。
だが、リリアーナは静かに首を横に振った。
「私のこの力は、誰かを救うためにこそ神より与えられたもの。もしこの命と引き換えに彼を救えるのなら……聖女として本望ですわ」
その言葉は、聖女としての、そして一人の少女としての究極の自己犠牲の覚悟を示していた。
彼女は周囲の制止の声に耳を貸さず、祈りを捧げ始めた。
それはこれまで彼女が使ってきたどの治癒魔法とも違う、特別な祈りだった。
それは失われた魂を呼び戻し、生命の灯火を再び灯すという、伝説の中にのみ存在する禁断の秘術。
『魂の帰還(リザレクション)』。
彼女の全身からこれまでにないほどに眩い黄金色の光が放たれ始めた。その光はもはや温かいだけではない。どこか神々しく、そして自らの身を燃やす蝋燭のように、儚く、そして力強い輝きを放っていた。
彼女の美しい白銀の髪が光の粒子となって少しずつ、少しずつ宙へと舞い上がっていく。彼女は自らの生命力そのものを魔力へと変換し、俺の魂へと注ぎ込んでいるのだ。
「やめろ、リリアーナ!」
カイウスが悲痛な叫びを上げる。だが、もはや誰にも彼女を止めることはできなかった。
リリアーナの唇が、祈りの言葉を紡いでいく。
「――闇に迷いし魂よ。光の道を、見失わないで」
「――あなたが守りたかった、温かい場所へ。どうか、還ってきて」
「――あなたの戦いはまだ終わってはいません。あなたが切り拓くべき未来が、まだ……」
彼女の声が途切れ始める。その体は光を放つごとに透明度を増し、その存在そのものがこの世界から消え去ってしまいそうだった。
父も兄たちも、セラさえもが、ただ息を呑んでその奇跡の光景を見守るしかなかった。
リリアーナの光が俺の冷え切った体を、優しく、そして力強く包み込んでいく。
その温かさは、俺が沈んでいた深い、深い闇の底まで確かに届いていた。
それはまるで母親の腕に抱かれているかのような、どこまでも優しい光だった。
(……誰だ)
俺の途切れかけた意識が、その光に問いかける。
(……俺は、もう……)
『――まだ、です』
彼女の声が俺の魂に直接響いた。
『――あなたの帰りを待っている人たちが、います』
俺の脳裏に浮かび上がる。
父の不器用な背中。
ゲオルグの無骨な優しさ。
ベルトルトの憎まれ口の裏にある信頼。
そして、セラの揺るぎない忠誠の瞳。
ロヴェルトの村で俺の帰りを待つ、民たちの笑顔。
(……ああ)
俺は思い出した。
俺には、まだやらなければならないことがある。
俺には帰るべき場所がある。
俺の魂の奥底で消えかかっていた生命の灯火が、彼女の光に応えるように、再び小さな、しかし確かな炎を灯し始めた。
その瞬間、俺の胸に置かれていたリリアーナの手が力なく、だらりと垂れ下がった。
彼女の全身から放たれていた黄金色の光は完全に消え失せ、その体は糸が切れた人形のように俺の上に倒れ込んだ。
「リリアーナーーーッ!」
カイウスの絶叫が響き渡る。
彼女は自らの命の全てを使い果たし、俺の魂をこの世に繋ぎ止めたのだった。
最初に動いたのはリリアーナだった。
彼女は魔力と気力を使い果たし、蒼白になった顔でふらつきながらも倒れた俺の元へと駆け寄った。
「アレン様! しっかりしてください!」
彼女は俺の体にそっと触れ、そのあまりの冷たさに息を呑んだ。脈はかろうじて触れるが、その鼓動は糸のように弱々しい。全身からは生命力そのものが抜け落ちたかのように生気が感じられなかった。
『影ノ領域』。あの禁断の魔法は、彼の魂そのものを代償としていたのだ。
「……そんな」
リリアーナの瞳から大粒の涙が零れ落ちた。彼を救いたい。その一心で放った聖なる光が、結果的に彼を限界の先へと追いやり、その命の灯火を消し去ろうとしている。その事実に彼女の心は張り裂けそうだった。
「父上! アレンが!」
ゲオルグが血塗れの体を引きずりながら駆け寄ってくる。ベルトルトもセラも、そしてカイウスさえもが俺の周囲を取り囲んだ。彼らの顔に浮かぶのは、英雄の死を目前にしたかのような深い絶望の色だった。
父ジークフリートは俺の側に跪くと、そのゴツゴツとした手で俺の頬に触れた。その手はわずかに震えていた。
「……馬鹿な息子よ。俺を超えてみせよとは言ったが……死んでしまっては元も子もないではないか」
彼の声には、これまで誰にも見せたことのない深い悲しみと後悔が滲んでいた。
「治癒魔法を! 帝国一の術者を呼んでこい!」
カイウスが叫ぶが、その場にいた誰もがそれが無駄であることを理解していた。これは肉体の傷ではない。魂そのものの消耗なのだ。通常の治癒魔法では決して届かない。
絶望的な空気がその場を支配する。
その静寂の中、リリアーナはそっと涙を拭った。そして、静かに、しかし揺るぎない決意をその翡翠色の瞳に宿らせた。
「……まだ、です」
彼女は周囲を見回し、言った。
「まだ終わりではありません」
彼女は俺の胸の上にそっと両手を重ねた。そして目を閉じ、深く、深く息を吸い込む。
「リリアーナ様、何を……!」
「あなたの魔力ももう限界のはずだ! それ以上はあなたの命が!」
カイウスとベルトルトが彼女を止めようとする。
だが、リリアーナは静かに首を横に振った。
「私のこの力は、誰かを救うためにこそ神より与えられたもの。もしこの命と引き換えに彼を救えるのなら……聖女として本望ですわ」
その言葉は、聖女としての、そして一人の少女としての究極の自己犠牲の覚悟を示していた。
彼女は周囲の制止の声に耳を貸さず、祈りを捧げ始めた。
それはこれまで彼女が使ってきたどの治癒魔法とも違う、特別な祈りだった。
それは失われた魂を呼び戻し、生命の灯火を再び灯すという、伝説の中にのみ存在する禁断の秘術。
『魂の帰還(リザレクション)』。
彼女の全身からこれまでにないほどに眩い黄金色の光が放たれ始めた。その光はもはや温かいだけではない。どこか神々しく、そして自らの身を燃やす蝋燭のように、儚く、そして力強い輝きを放っていた。
彼女の美しい白銀の髪が光の粒子となって少しずつ、少しずつ宙へと舞い上がっていく。彼女は自らの生命力そのものを魔力へと変換し、俺の魂へと注ぎ込んでいるのだ。
「やめろ、リリアーナ!」
カイウスが悲痛な叫びを上げる。だが、もはや誰にも彼女を止めることはできなかった。
リリアーナの唇が、祈りの言葉を紡いでいく。
「――闇に迷いし魂よ。光の道を、見失わないで」
「――あなたが守りたかった、温かい場所へ。どうか、還ってきて」
「――あなたの戦いはまだ終わってはいません。あなたが切り拓くべき未来が、まだ……」
彼女の声が途切れ始める。その体は光を放つごとに透明度を増し、その存在そのものがこの世界から消え去ってしまいそうだった。
父も兄たちも、セラさえもが、ただ息を呑んでその奇跡の光景を見守るしかなかった。
リリアーナの光が俺の冷え切った体を、優しく、そして力強く包み込んでいく。
その温かさは、俺が沈んでいた深い、深い闇の底まで確かに届いていた。
それはまるで母親の腕に抱かれているかのような、どこまでも優しい光だった。
(……誰だ)
俺の途切れかけた意識が、その光に問いかける。
(……俺は、もう……)
『――まだ、です』
彼女の声が俺の魂に直接響いた。
『――あなたの帰りを待っている人たちが、います』
俺の脳裏に浮かび上がる。
父の不器用な背中。
ゲオルグの無骨な優しさ。
ベルトルトの憎まれ口の裏にある信頼。
そして、セラの揺るぎない忠誠の瞳。
ロヴェルトの村で俺の帰りを待つ、民たちの笑顔。
(……ああ)
俺は思い出した。
俺には、まだやらなければならないことがある。
俺には帰るべき場所がある。
俺の魂の奥底で消えかかっていた生命の灯火が、彼女の光に応えるように、再び小さな、しかし確かな炎を灯し始めた。
その瞬間、俺の胸に置かれていたリリアーナの手が力なく、だらりと垂れ下がった。
彼女の全身から放たれていた黄金色の光は完全に消え失せ、その体は糸が切れた人形のように俺の上に倒れ込んだ。
「リリアーナーーーッ!」
カイウスの絶叫が響き渡る。
彼女は自らの命の全てを使い果たし、俺の魂をこの世に繋ぎ止めたのだった。
11
あなたにおすすめの小説
ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
学生学園長の悪役貴族に転生したので破滅フラグ回避がてらに好き勝手に学校を魔改造にしまくったら生徒たちから好かれまくった
竜頭蛇
ファンタジー
俺はある日、何の予兆もなくゲームの悪役貴族──マウント・ボンボンに転生した。
やがて主人公に成敗されて死ぬ破滅エンドになることを思い出した俺は破滅を避けるために自分の学園長兼学生という立場をフル活用することを決意する。
それからやりたい放題しつつ、主人公のヘイトを避けているといつ間にかヒロインと学生たちからの好感度が上がり、グレートティーチャーと化していた。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
【薬師向けスキルで世界最強!】追放された闘神の息子は、戦闘能力マイナスのゴミスキル《植物王》を究極進化させて史上最強の英雄に成り上がる!
こはるんるん
ファンタジー
「アッシュ、お前には完全に失望した。もう俺の跡目を継ぐ資格は無い。追放だ!」
主人公アッシュは、世界最強の冒険者ギルド【神喰らう蛇】のギルドマスターの息子として活躍していた。しかし、筋力のステータスが80%も低下する外れスキル【植物王(ドルイドキング)】に覚醒したことから、理不尽にも父親から追放を宣言される。
しかし、アッシュは襲われていたエルフの王女を助けたことから、史上最強の武器【世界樹の剣】を手に入れる。この剣は天界にある世界樹から作られた武器であり、『植物を支配する神スキル』【植物王】を持つアッシュにしか使いこなすことができなかった。
「エルフの王女コレットは、掟により、こ、これよりアッシュ様のつ、つつつ、妻として、お仕えさせていただきます。どうかエルフ王となり、王家にアッシュ様の血を取り入れる栄誉をお与えください!」
さらにエルフの王女から結婚して欲しい、エルフ王になって欲しいと追いかけまわされ、エルフ王国の内乱を治めることになる。さらには神獣フェンリルから忠誠を誓われる。
そんな彼の前には、父親やかつての仲間が敵として立ちはだかる。(だが【神喰らう蛇】はやがてアッシュに敗れて、あえなく没落する)
かくして、後に闘神と呼ばれることになる少年の戦いが幕を開けた……!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる