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第四十六話 約束の地へ
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王城の廊下は、俺たちが聖域から戻ってきた時には、すでに静寂を取り戻していた。
聖騎士団長ガイウスが、部下たちと共に後処理を終え、俺たちを待っていた。崩れ落ちたままのアレクシスは、すでに衛兵に連行された後だった。
「……済まなかったな、カイン殿。我が王国の勇者が、このような不祥事を起こすとは。この罪は、私が責任を持って裁こう」
ガイウスは、深々と頭を下げた。その瞳には、騎士としての誠実さと、国を憂う苦渋の色が滲んでいた。
「もう、終わったことです。彼もまた、力の呪いに心を喰われた、一人の犠牲者だったのかもしれません」
俺の言葉に、ガイウスはわずかに驚いたような顔をしたが、すぐに厳粛な表情で頷いた。
「君のその器の大きさ、まさしく英雄にふさわしい。カイン殿、君たちがこの王都で何を成そうとしているのか、全貌は分からん。だが、それがこの国、いや、この世界にとって重要なことであるのは確かだ。我ら聖騎士団は、君たちの活動を全面的に支持する。必要なものがあれば、何でも言ってくれ」
それは、王国最強の騎士団からの、最大限の信頼の証だった。
ギルドマスターのレナードもまた、俺たちの功績を称え、破格の報酬と、王国のどこでも有効な最高ランクの身分証を与えてくれた。
俺たちは、王都での目的を全て果たした。いや、目的以上のものを手に入れた。
過去との決別、世界の真実、そして強力な後ろ盾。
もう、この王都に用はない。
「フロンティアへ帰ろう。俺たちの戦うべき場所へ」
俺の言葉に、シルフィとフェンは力強く頷いた。
帰路は、来た時とは比べ物にならないほど、心穏やかなものだった。
王家が手配した専用の馬車は、揺れも少なく快適だった。窓の外を流れる景色を眺めながら、俺はシルフィに尋ねた。
「これから、危険な戦いになる。お前を、巻き込んでしまっていいのだろうか」
それは、今さらな問いだったかもしれない。だが、俺は改めて、彼女の意思を確認しておきたかった。
シルフィは、俺の問いに驚くことなく、ただ穏やかに微笑んだ。
「何を今さら。お前は、私の故郷である森を救ってくれた。そして、私に新しい居場所をくれた。今度は、私がカインを、そしてお前が守りたいものを守る番だ。それに……」
彼女は、俺の隣で眠るフェンの頭を優しく撫でた。
「このもふもふを、世界なんかのために犠牲にさせるわけにはいかないからな」
その言葉に、俺たちは顔を見合わせて笑った。
数日後、俺たちの馬車は、懐かしいフロンティアの木の城壁の前に到着した。
門をくぐった瞬間、俺たちは街の異様な熱気に気づいた。人々が、まるで英雄の凱旋を待つかのように、道の両脇に集まっていたのだ。
そして、その視線は、一斉に俺たちの馬車へと注がれた。
「帰ってきたぞ!」「『銀色の流星』だ!」
次の瞬間、割れんばかりの歓声が、街中に響き渡った。
「カインさん、お帰りなさい!」
エリアナが、人垣をかき分けて駆け寄ってくる。その目には、喜びの涙が浮かんでいた。
「バルドの親方も、ガング様も、みんな、みんな待ってましたよ!」
バルドが、ガングが、そして俺たちが世話になった商人たちが、皆、笑顔で俺たちを迎えてくれた。
王都での活躍は、すでにこの街にも伝わっていたのだ。
「ふん、ずいぶんと立派な顔つきになったじゃねえか、小僧」
「うむ。よくぞ、無事に帰ってきた」
バルドとガングのぶっきらぼうな言葉には、父親のような温かさがこもっていた。
その日の夜、ギルドで開かれた祝勝会は、街を挙げての祭りとなった。
俺たちは、仲間たちの手厚い歓迎に、胸が熱くなるのを感じていた。
ここが、俺たちの帰る場所だ。この温かい光景を守るためなら、どんな困難にも立ち向かえる。
祝宴が一段落した頃、俺はガング、バルド、そしてエリアナを前に、今回の旅で知った全ての真実を話した。
古の厄災の正体。光の雫の力。そして、これから俺たちが、古の神殿の最奥で、世界の運命を懸けた最後の戦いに挑むことを。
俺の話を黙って聞いていた三人は、誰一人として驚きの色を見せなかった。
「……そうか。やはり、あのダンジョンは、それほどのものを秘めていたか」
ガングが、静かに言った。
「小僧。お前なら、やり遂げるだろうと思っていたぜ」
バルドが、ニヤリと笑う。
「カインさん……。私たちに、何かできることはありませんか?」
エリアナが、真剣な眼差しで俺に尋ねた。
「ありがとう、みんな。だが、これは俺たちだけで行かなければならない戦いだ」
俺がそう言うと、ガングは力強く首を振った。
「馬鹿を言え。お前たちが中で戦っている間、外を守るのがワシらの役目だろうが。ダンジョンから何が溢れ出してこようと、このフロンティアは、ワシらが総力を挙げて死守する。だから、お前たちは、何の心配もせず、目の前の敵に集中しろ」
その言葉は、何よりも心強い約束だった。
俺は、ここにいる全ての仲間たちに支えられている。
俺は、深く頭を下げた。
「……感謝します」
決戦の日は、近い。
俺は、愛する仲間たちが待つこの約束の地を守るため、最後の戦いへと挑む決意を、改めて固くした。
空には、フロンティアの澄んだ夜空に、満月が皓々と輝いていた。
聖騎士団長ガイウスが、部下たちと共に後処理を終え、俺たちを待っていた。崩れ落ちたままのアレクシスは、すでに衛兵に連行された後だった。
「……済まなかったな、カイン殿。我が王国の勇者が、このような不祥事を起こすとは。この罪は、私が責任を持って裁こう」
ガイウスは、深々と頭を下げた。その瞳には、騎士としての誠実さと、国を憂う苦渋の色が滲んでいた。
「もう、終わったことです。彼もまた、力の呪いに心を喰われた、一人の犠牲者だったのかもしれません」
俺の言葉に、ガイウスはわずかに驚いたような顔をしたが、すぐに厳粛な表情で頷いた。
「君のその器の大きさ、まさしく英雄にふさわしい。カイン殿、君たちがこの王都で何を成そうとしているのか、全貌は分からん。だが、それがこの国、いや、この世界にとって重要なことであるのは確かだ。我ら聖騎士団は、君たちの活動を全面的に支持する。必要なものがあれば、何でも言ってくれ」
それは、王国最強の騎士団からの、最大限の信頼の証だった。
ギルドマスターのレナードもまた、俺たちの功績を称え、破格の報酬と、王国のどこでも有効な最高ランクの身分証を与えてくれた。
俺たちは、王都での目的を全て果たした。いや、目的以上のものを手に入れた。
過去との決別、世界の真実、そして強力な後ろ盾。
もう、この王都に用はない。
「フロンティアへ帰ろう。俺たちの戦うべき場所へ」
俺の言葉に、シルフィとフェンは力強く頷いた。
帰路は、来た時とは比べ物にならないほど、心穏やかなものだった。
王家が手配した専用の馬車は、揺れも少なく快適だった。窓の外を流れる景色を眺めながら、俺はシルフィに尋ねた。
「これから、危険な戦いになる。お前を、巻き込んでしまっていいのだろうか」
それは、今さらな問いだったかもしれない。だが、俺は改めて、彼女の意思を確認しておきたかった。
シルフィは、俺の問いに驚くことなく、ただ穏やかに微笑んだ。
「何を今さら。お前は、私の故郷である森を救ってくれた。そして、私に新しい居場所をくれた。今度は、私がカインを、そしてお前が守りたいものを守る番だ。それに……」
彼女は、俺の隣で眠るフェンの頭を優しく撫でた。
「このもふもふを、世界なんかのために犠牲にさせるわけにはいかないからな」
その言葉に、俺たちは顔を見合わせて笑った。
数日後、俺たちの馬車は、懐かしいフロンティアの木の城壁の前に到着した。
門をくぐった瞬間、俺たちは街の異様な熱気に気づいた。人々が、まるで英雄の凱旋を待つかのように、道の両脇に集まっていたのだ。
そして、その視線は、一斉に俺たちの馬車へと注がれた。
「帰ってきたぞ!」「『銀色の流星』だ!」
次の瞬間、割れんばかりの歓声が、街中に響き渡った。
「カインさん、お帰りなさい!」
エリアナが、人垣をかき分けて駆け寄ってくる。その目には、喜びの涙が浮かんでいた。
「バルドの親方も、ガング様も、みんな、みんな待ってましたよ!」
バルドが、ガングが、そして俺たちが世話になった商人たちが、皆、笑顔で俺たちを迎えてくれた。
王都での活躍は、すでにこの街にも伝わっていたのだ。
「ふん、ずいぶんと立派な顔つきになったじゃねえか、小僧」
「うむ。よくぞ、無事に帰ってきた」
バルドとガングのぶっきらぼうな言葉には、父親のような温かさがこもっていた。
その日の夜、ギルドで開かれた祝勝会は、街を挙げての祭りとなった。
俺たちは、仲間たちの手厚い歓迎に、胸が熱くなるのを感じていた。
ここが、俺たちの帰る場所だ。この温かい光景を守るためなら、どんな困難にも立ち向かえる。
祝宴が一段落した頃、俺はガング、バルド、そしてエリアナを前に、今回の旅で知った全ての真実を話した。
古の厄災の正体。光の雫の力。そして、これから俺たちが、古の神殿の最奥で、世界の運命を懸けた最後の戦いに挑むことを。
俺の話を黙って聞いていた三人は、誰一人として驚きの色を見せなかった。
「……そうか。やはり、あのダンジョンは、それほどのものを秘めていたか」
ガングが、静かに言った。
「小僧。お前なら、やり遂げるだろうと思っていたぜ」
バルドが、ニヤリと笑う。
「カインさん……。私たちに、何かできることはありませんか?」
エリアナが、真剣な眼差しで俺に尋ねた。
「ありがとう、みんな。だが、これは俺たちだけで行かなければならない戦いだ」
俺がそう言うと、ガングは力強く首を振った。
「馬鹿を言え。お前たちが中で戦っている間、外を守るのがワシらの役目だろうが。ダンジョンから何が溢れ出してこようと、このフロンティアは、ワシらが総力を挙げて死守する。だから、お前たちは、何の心配もせず、目の前の敵に集中しろ」
その言葉は、何よりも心強い約束だった。
俺は、ここにいる全ての仲間たちに支えられている。
俺は、深く頭を下げた。
「……感謝します」
決戦の日は、近い。
俺は、愛する仲間たちが待つこの約束の地を守るため、最後の戦いへと挑む決意を、改めて固くした。
空には、フロンティアの澄んだ夜空に、満月が皓々と輝いていた。
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