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第18話:平穏と誤解
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俺の畑のトマトが、見事に赤く色づき始めた。
朝日を浴びてキラキラと輝くその実を眺めながら、俺は深い満足感に包まれていた。土を耕し、種を蒔き、水をやり、雑草を抜く。そうして手をかけたものが、目に見える形で応えてくれる。この単純で確かな喜びは、俺が四十年間生きてきて初めて知った感情だった。
「師匠! 今日も良い天気ですね!」
背後から、太陽のように明るい声が聞こえる。リリアだ。彼女が俺の家に押しかけてくるのは、もはやカーム村の日常風景の一部と化していた。
「ああ。トマトが美味そうだ」
「はい! 師匠が丹精込めて育てたトマトですから! きっと、食べれば不老不死になれるほどの力が秘められています!」
「……ただのトマトだ」
俺の訂正など、彼女の耳には届いていないらしい。彼女は畑の隅で、俺が教えた(つもりのない)剣の型、つまり薪割りの素振りを始めた。その動きは以前よりずっと滑らかになっている。奇妙なことだが、彼女は俺の何気ない日常から、本当に何かを学び取っているらしかった。
まあ、いい。
彼女がそれで満足なら、害はない。
俺は熟したトマトを一つもぎ取ると、井戸水で冷やしてかじった。口の中に、甘酸っぱい果汁が広がる。美味い。これこそが、俺が求めていた平穏な生活そのものだった。
――だが、最近、その平穏に僅かな違和感が生じ始めている。
原因は、村人たちの俺に対する態度だ。
以前も親切ではあったが、ここ最近の彼らは明らかに度を越している。
例えば、村の子供たち。
以前は「アランおじちゃん」と気さくに話しかけてきた彼らが、今では俺の姿を見つけると、遊びを中断して直立不動になる。そして、まるで王様にでも会ったかのように、深々と頭を下げてくるのだ。
あるいは、鍛冶屋のドルガン。
彼は三日に一度は俺の元へやって来て「アランさん、このクワ、どこかおかしいところはねえか点検してくだせえ」と頭を下げる。だが、彼が持ってくるクワは、どれも完璧に手入れされた一級品だ。おかしいところなど、あろうはずもない。
極めつけは、酒場だ。
たまには息抜きも必要かと思い足を運んでみたが、俺が扉を開けた瞬間、あれほど賑やかだった店内が水を打ったように静まり返った。そして、一番眺めの良い暖炉の前の席が、まるで俺のために用意されていたかのようにぽっかりと空いている。俺がそこに座ると、他の客たちは遠巻きにこちらを窺うだけで、誰一人として近づこうとしなかった。
どう考えても、おかしい。
俺はただの、流れ者の農夫だ。なぜ、これほどまでに皆が俺に気を使うのか。
俺なりに、その理由を考えてみた。
まず、この村が辺境にあるということ。人の出入りが少ない分、新参者の俺を大切に扱ってくれているのかもしれない。排他的になるのではなく、歓迎してくれる。それは、この村の人々の美徳なのだろう。
次に、俺が少しばかり手先が器用だということ。水車を直したり、子供を見つけ出したりした。そのことで、村人たちが俺に恩義を感じ、頼りにしてくれている。それも理解できる。
だが、それにしても、彼らの態度はあまりに大袈裟だ。
俺は、自分の正体がバレているとは露ほども思っていない。俺は“神の影”としての過去を完璧に封印したはずだ。気配の制御も、体捌きも、今の俺はただの便利な生活スキルとして使っているに過ぎない。
結論として、俺はこう解釈することにした。
「この村の人たちは、少し大袈裟で、お人好しで、ちょっとだけ変わっている」と。
まあ、悪い人たちではない。むしろ、温かい人たちだ。その親切が少々過剰なだけなのだろう。
そう考えると、不可解な人物がもう一人いた。
元騎士のガレスだ。
彼は、村人たちとはまた違った形で、俺に奇妙な態度を取る。
俺が畑仕事をしていると、彼は必ずと言っていいほど、遠くの木の陰からこちらの様子を窺っている。その眼差しは、監視というよりは、何か神聖な儀式でも見守るかのような、真剣さと畏敬に満ちていた。
そして、俺と目が合うと、彼は雷に打たれたようにビクッと体を震わせる。そして、慌てて騎士の最敬礼をすると、脱兎のごとく走り去っていくのだ。一度や二度ではない。毎日だ。
あれは一体何なんだ。
俺は、彼を「極度の人見知りで、元騎士としての癖が抜けない、クソ真面目な男」なのだろうと結論付けた。何か俺に用事があるが、話しかける勇気が出ないのかもしれない。だとしたら、放っておくのが一番だ。
俺の周りで起こる奇妙な出来事。
それらは全て、俺の脳内で「親切で少しおかしな人たち」という便利な言葉によって処理されていった。俺は、自分が壮大な勘違いの中心にいることなど、全く気づいていなかった。
「師匠!」
素振りを終えたリリアが、汗を拭いながら駆け寄ってきた。
「聞きましたよ! 村の子供たちが、師匠は畑の土と会話ができるって話してました!」
「……ただの土壌分析だ」
「それから、ドルガンさんが『アランさんはクワに魂を込めることができる聖職者だ』とも!」
「……ただの道具の手入れだ」
リリアは俺の訂正など気にもせず、目を輝かせて続けた。
「皆、ようやく師匠の本当の偉大さに気づき始めたんですよ!」
「お前が変なことを吹聴しているせいだろう」
「違います! 本物は、黙っていても輝きが漏れ出てしまうものなんです!」
俺は、大きくため息をついた。
この少女の純粋すぎる思い込みも、俺の胃痛の大きな原因の一つだった。だが、彼女のこの真っ直ぐな性格が、不思議と嫌いではなかった。
俺は縁側に戻り、イーニッドさんが差し入れてくれたハーブティーをすすった。
夕日が村をオレンジ色に染めている。畑からは土の匂いがし、遠くでは子供たちのはしゃぐ声が聞こえる。家の煙突からは、夕食の支度をする煙が立ち上っている。
確かに、村人たちの態度は少し奇妙かもしれない。
リリアは、俺を何かとてつもない存在だと勘違いしている。
ガレスの行動は、意味不明だ。
だが、ここには血の匂いはない。
陰謀も、裏切りも、悲鳴もない。
畑は豊かに実り、温かい食事があり、夜は静かに眠れる。
「……まあ、細かいことはどうでもいいか」
俺はぽつりと呟いた。
多少の誤解や過剰な親切も、この平穏な生活を構成する要素の一つなのだろう。そう思うことにした。
俺は満ち足りた気持ちで、ゆっくりと茶を味わった。
自分の知らないところで、王都の宮殿で一つの報告書が波紋を呼び、行商人の馬車が大陸中に途方もない噂をばら撒いていることなど、知る由もなかった。
俺はただ、明日もトマトが美味しく食べられることだけを考えていた。
それが、俺にとっての世界の全てだった。
朝日を浴びてキラキラと輝くその実を眺めながら、俺は深い満足感に包まれていた。土を耕し、種を蒔き、水をやり、雑草を抜く。そうして手をかけたものが、目に見える形で応えてくれる。この単純で確かな喜びは、俺が四十年間生きてきて初めて知った感情だった。
「師匠! 今日も良い天気ですね!」
背後から、太陽のように明るい声が聞こえる。リリアだ。彼女が俺の家に押しかけてくるのは、もはやカーム村の日常風景の一部と化していた。
「ああ。トマトが美味そうだ」
「はい! 師匠が丹精込めて育てたトマトですから! きっと、食べれば不老不死になれるほどの力が秘められています!」
「……ただのトマトだ」
俺の訂正など、彼女の耳には届いていないらしい。彼女は畑の隅で、俺が教えた(つもりのない)剣の型、つまり薪割りの素振りを始めた。その動きは以前よりずっと滑らかになっている。奇妙なことだが、彼女は俺の何気ない日常から、本当に何かを学び取っているらしかった。
まあ、いい。
彼女がそれで満足なら、害はない。
俺は熟したトマトを一つもぎ取ると、井戸水で冷やしてかじった。口の中に、甘酸っぱい果汁が広がる。美味い。これこそが、俺が求めていた平穏な生活そのものだった。
――だが、最近、その平穏に僅かな違和感が生じ始めている。
原因は、村人たちの俺に対する態度だ。
以前も親切ではあったが、ここ最近の彼らは明らかに度を越している。
例えば、村の子供たち。
以前は「アランおじちゃん」と気さくに話しかけてきた彼らが、今では俺の姿を見つけると、遊びを中断して直立不動になる。そして、まるで王様にでも会ったかのように、深々と頭を下げてくるのだ。
あるいは、鍛冶屋のドルガン。
彼は三日に一度は俺の元へやって来て「アランさん、このクワ、どこかおかしいところはねえか点検してくだせえ」と頭を下げる。だが、彼が持ってくるクワは、どれも完璧に手入れされた一級品だ。おかしいところなど、あろうはずもない。
極めつけは、酒場だ。
たまには息抜きも必要かと思い足を運んでみたが、俺が扉を開けた瞬間、あれほど賑やかだった店内が水を打ったように静まり返った。そして、一番眺めの良い暖炉の前の席が、まるで俺のために用意されていたかのようにぽっかりと空いている。俺がそこに座ると、他の客たちは遠巻きにこちらを窺うだけで、誰一人として近づこうとしなかった。
どう考えても、おかしい。
俺はただの、流れ者の農夫だ。なぜ、これほどまでに皆が俺に気を使うのか。
俺なりに、その理由を考えてみた。
まず、この村が辺境にあるということ。人の出入りが少ない分、新参者の俺を大切に扱ってくれているのかもしれない。排他的になるのではなく、歓迎してくれる。それは、この村の人々の美徳なのだろう。
次に、俺が少しばかり手先が器用だということ。水車を直したり、子供を見つけ出したりした。そのことで、村人たちが俺に恩義を感じ、頼りにしてくれている。それも理解できる。
だが、それにしても、彼らの態度はあまりに大袈裟だ。
俺は、自分の正体がバレているとは露ほども思っていない。俺は“神の影”としての過去を完璧に封印したはずだ。気配の制御も、体捌きも、今の俺はただの便利な生活スキルとして使っているに過ぎない。
結論として、俺はこう解釈することにした。
「この村の人たちは、少し大袈裟で、お人好しで、ちょっとだけ変わっている」と。
まあ、悪い人たちではない。むしろ、温かい人たちだ。その親切が少々過剰なだけなのだろう。
そう考えると、不可解な人物がもう一人いた。
元騎士のガレスだ。
彼は、村人たちとはまた違った形で、俺に奇妙な態度を取る。
俺が畑仕事をしていると、彼は必ずと言っていいほど、遠くの木の陰からこちらの様子を窺っている。その眼差しは、監視というよりは、何か神聖な儀式でも見守るかのような、真剣さと畏敬に満ちていた。
そして、俺と目が合うと、彼は雷に打たれたようにビクッと体を震わせる。そして、慌てて騎士の最敬礼をすると、脱兎のごとく走り去っていくのだ。一度や二度ではない。毎日だ。
あれは一体何なんだ。
俺は、彼を「極度の人見知りで、元騎士としての癖が抜けない、クソ真面目な男」なのだろうと結論付けた。何か俺に用事があるが、話しかける勇気が出ないのかもしれない。だとしたら、放っておくのが一番だ。
俺の周りで起こる奇妙な出来事。
それらは全て、俺の脳内で「親切で少しおかしな人たち」という便利な言葉によって処理されていった。俺は、自分が壮大な勘違いの中心にいることなど、全く気づいていなかった。
「師匠!」
素振りを終えたリリアが、汗を拭いながら駆け寄ってきた。
「聞きましたよ! 村の子供たちが、師匠は畑の土と会話ができるって話してました!」
「……ただの土壌分析だ」
「それから、ドルガンさんが『アランさんはクワに魂を込めることができる聖職者だ』とも!」
「……ただの道具の手入れだ」
リリアは俺の訂正など気にもせず、目を輝かせて続けた。
「皆、ようやく師匠の本当の偉大さに気づき始めたんですよ!」
「お前が変なことを吹聴しているせいだろう」
「違います! 本物は、黙っていても輝きが漏れ出てしまうものなんです!」
俺は、大きくため息をついた。
この少女の純粋すぎる思い込みも、俺の胃痛の大きな原因の一つだった。だが、彼女のこの真っ直ぐな性格が、不思議と嫌いではなかった。
俺は縁側に戻り、イーニッドさんが差し入れてくれたハーブティーをすすった。
夕日が村をオレンジ色に染めている。畑からは土の匂いがし、遠くでは子供たちのはしゃぐ声が聞こえる。家の煙突からは、夕食の支度をする煙が立ち上っている。
確かに、村人たちの態度は少し奇妙かもしれない。
リリアは、俺を何かとてつもない存在だと勘違いしている。
ガレスの行動は、意味不明だ。
だが、ここには血の匂いはない。
陰謀も、裏切りも、悲鳴もない。
畑は豊かに実り、温かい食事があり、夜は静かに眠れる。
「……まあ、細かいことはどうでもいいか」
俺はぽつりと呟いた。
多少の誤解や過剰な親切も、この平穏な生活を構成する要素の一つなのだろう。そう思うことにした。
俺は満ち足りた気持ちで、ゆっくりと茶を味わった。
自分の知らないところで、王都の宮殿で一つの報告書が波紋を呼び、行商人の馬車が大陸中に途方もない噂をばら撒いていることなど、知る由もなかった。
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それが、俺にとっての世界の全てだった。
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―・―・―・―・―・―・―・―
タイトルを全部書くなら、
『追放された錬金術師は、神スキル【物質創造】で辺境に楽園を築きます ~今さら戻ってこいと泣きつかれても、もう遅い。周りには僕を信じてくれる仲間がいるので~』という感じ。ありそう。
※「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」に同内容のものを投稿しています。
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