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第27話:王国の調査隊
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王都アステリアの中心、白亜の王城。その一室で、王国騎士団総長デュランは、国王オルティウス三世の前に深く頭を垂れていた。謁見の間には重々しい沈黙が満ち、窓から差し込む陽光だけが、壁に掛けられた歴代王の肖像画を静かに照らしている。
「…して、デュランよ。その報告、真であると申すか」
玉座に座るオルティウス三世の静かな問いが、沈黙を破った。壮年の国王の顔には、深い憂慮の色が浮かんでいる。
「はっ。報告者である元騎士ガレスは、実直で任務に忠実な男。彼が私情や憶測でこのような報告を上げることは考えられません。また、時を同じくして王都で広まり始めた『辺境の聖人』の噂。全く異なる二つの情報源が、辺境カーム村の『アラン』という名の男を指し示しております」
デュランは、手にしたガレスの報告書を恭しく国王に差し出した。
オルティウス三世は侍従から報告書を受け取ると、その内容にゆっくりと目を通した。その眉間の皺が、読み進めるごとに深くなっていく。
「“神の影”…。余がまだ若かりし頃、父王を苛ませた悪夢の名か。あの男が、生きていたというのか」
「断定はできませぬ。しかし、報告にある能力の数々は、常人の域を遥かに超えております。そして、その男がただの農夫を装い、辺境の地に潜んでいるという事実。我々はこの情報を、決して軽視すべきではないと愚考いたします」
国王は報告書から顔を上げ、窓の外に広がる平和な王都の街並みを見やった。
「十年。あの男が姿を消して、大陸はようやく束の間の平穏を得た。それを、再び乱そうというのか。デュランよ、そなたはどうすべきと考える?」
「まずは、情報の真偽を確かめることが肝要かと。大軍を動かせば、相手を刺激し、カーム村の民を危険に晒すことになりかねません。ここは、ごく少数の精鋭による調査隊を、非公式に派遣することを進言いたします」
デュランの言葉に、オルティウス三世は深く頷いた。
「うむ。それが最善であろう。人選はそなたに一任する。くれぐれも、慎重に行え。相手は、一人の人間ではない。国家を揺るがしかねない『災厄』であると心得よ」
「御意」
デュランは再び深く頭を下げると、静かに謁見の間を辞した。
その足で、デュランは騎士団の訓練場へと向かった。
そこで一際、洗練された剣技を見せている青年がいる。白銀の鎧に身を包み、その剣閃は流れる水のように滑らかで、それでいて鋼のように鋭い。
マーカス・アシュフォード。二十五歳にして騎士団長の副官を務める、若きエリート中のエリートだ。貴族の生まれでありながらそれに驕ることなく、常に冷静沈着。その頭脳と剣技は、次期騎士団総長と目されているほどだった。
「マーカス」
デュランが声をかけると、マーカスは訓練を中断し、完璧な騎士の礼を取った。
「総長。いかがなさいましたか」
「極秘任務を与える。貴官にしか任せられん、重要な任務だ」
デュランはマーカスを自らの執務室へ連れ帰ると、ガレスの報告書を手渡した。
マーカスは、その内容に冷静に目を通していく。彼の表情は、報告書に記された信じがたい内容を読んでも、ほとんど変わらなかった。
「“神の影”…ですか」
読み終えたマーカスは、静かに報告書を机に置いた。
「十年前に消えた伝説。それが、今になって辺境の村に潜伏していると? 少々、現実味に欠ける話かと存じます。元騎士の報告とはいえ、辺境での閉鎖的な生活が、彼に誇大な妄想を抱かせた可能性も考えられます」
その分析は、冷静で的確だった。だが、デュランは首を横に振る。
「だからこそ、お前のその冷静な目が必要なのだ。噂や報告に惑わされず、事実だけをその目で見極めてこい」
デュランは、厳しい表情で続けた。
「いいか、マーカス。これは、ただの調査任務ではない。もし、対象が本当に“神の影”であった場合、お前たちの行動一つが、この国の運命を左右する。決して対象に接触するな。刺激するな。我々の目的は、あくまで情報の真偽を確認すること。それ以上でも、それ以下でもない」
「承知いたしました。このマーカス・アシュフォード、必ずや任務を完遂してみせます」
マーカスは、揺るぎない瞳で答えた。その自信に満ちた姿に、デュランは安堵すると同時に、一抹の不安を覚えた。若きエリートの自信が、時に驕りへと繋がることを、老練な騎士団総長は知っていたからだ。
(伝説など、所詮は過去の遺物。十年も隠遁していた暗殺者の牙が、今も鋭さを保っているとは考えにくい。おそらくは、誇張された噂に過ぎんだろう)
マーカスの内心に浮かんだ僅かな驕りを、デュランは見抜くことができなかった。
その日の午後、マーカスは自らが信頼する部下の中から、特に隠密行動と情報収集に長けた者だけを三人選抜した。そして、騎士の身分を隠すため、質素な旅人の服に着替え、最低限の装備だけを携えて王都の裏門から静かに出立した。
「隊長。本当に、こんな田舎村に伝説の暗殺者がいるんでしょうかね?」
部下の一人が、馬上で小声で尋ねる。
「総長の命令だ。我々は事実を確認するだけだ。もし、相手が本当にただの人の良い農夫だったなら、辺境の美味い酒でも飲んで、笑い話にして帰ってくればいい」
マーカスは、軽く笑って答えた。彼の心の中では、今回の任務は退屈な田舎への小旅行程度のものになりそうだという予感が、支配的になっていた。
王都の喧騒が遠ざかっていく。
マーカス率いる王国の調査隊は、一路、辺境のカーム村を目指して馬を進めた。彼らはまだ知らない。自分たちがこれから対峙する存在が、彼らの常識や想像を、遥かに超えたものであるということを。
その頃、全ての元凶であるアランは、自宅の縁側で頭を抱えていた。
彼の両脇には、リリアとセレスティアが座っている。
「師匠! このハーブはどんな効能があるのですか? 食べられますか?」
リリアが、森で摘んできた毒々しい色のキノコを俺の目の前に突き出す。
「先輩。そのキノコは、即効性の神経毒よ。少量でも象を倒せるわ。暗殺に使うなら、乾燥させて粉末にするのが効率的ね」
セレスティアが、冷静に補足する。
「お前たち、少しは静かにできんのか…! あと、その毒キノコを俺に近づけるな!」
俺の悲鳴が、穏やかなカーム村の空に虚しく響いた。
新たな嵐が、刻一刻とこの村に近づいている。
そんなことなど全く知らずに、俺はただ、目の前の二人の厄介な同居人(?)から、どうやって自分の平穏な時間を守り抜くかということだけを、真剣に悩んでいた。
「…して、デュランよ。その報告、真であると申すか」
玉座に座るオルティウス三世の静かな問いが、沈黙を破った。壮年の国王の顔には、深い憂慮の色が浮かんでいる。
「はっ。報告者である元騎士ガレスは、実直で任務に忠実な男。彼が私情や憶測でこのような報告を上げることは考えられません。また、時を同じくして王都で広まり始めた『辺境の聖人』の噂。全く異なる二つの情報源が、辺境カーム村の『アラン』という名の男を指し示しております」
デュランは、手にしたガレスの報告書を恭しく国王に差し出した。
オルティウス三世は侍従から報告書を受け取ると、その内容にゆっくりと目を通した。その眉間の皺が、読み進めるごとに深くなっていく。
「“神の影”…。余がまだ若かりし頃、父王を苛ませた悪夢の名か。あの男が、生きていたというのか」
「断定はできませぬ。しかし、報告にある能力の数々は、常人の域を遥かに超えております。そして、その男がただの農夫を装い、辺境の地に潜んでいるという事実。我々はこの情報を、決して軽視すべきではないと愚考いたします」
国王は報告書から顔を上げ、窓の外に広がる平和な王都の街並みを見やった。
「十年。あの男が姿を消して、大陸はようやく束の間の平穏を得た。それを、再び乱そうというのか。デュランよ、そなたはどうすべきと考える?」
「まずは、情報の真偽を確かめることが肝要かと。大軍を動かせば、相手を刺激し、カーム村の民を危険に晒すことになりかねません。ここは、ごく少数の精鋭による調査隊を、非公式に派遣することを進言いたします」
デュランの言葉に、オルティウス三世は深く頷いた。
「うむ。それが最善であろう。人選はそなたに一任する。くれぐれも、慎重に行え。相手は、一人の人間ではない。国家を揺るがしかねない『災厄』であると心得よ」
「御意」
デュランは再び深く頭を下げると、静かに謁見の間を辞した。
その足で、デュランは騎士団の訓練場へと向かった。
そこで一際、洗練された剣技を見せている青年がいる。白銀の鎧に身を包み、その剣閃は流れる水のように滑らかで、それでいて鋼のように鋭い。
マーカス・アシュフォード。二十五歳にして騎士団長の副官を務める、若きエリート中のエリートだ。貴族の生まれでありながらそれに驕ることなく、常に冷静沈着。その頭脳と剣技は、次期騎士団総長と目されているほどだった。
「マーカス」
デュランが声をかけると、マーカスは訓練を中断し、完璧な騎士の礼を取った。
「総長。いかがなさいましたか」
「極秘任務を与える。貴官にしか任せられん、重要な任務だ」
デュランはマーカスを自らの執務室へ連れ帰ると、ガレスの報告書を手渡した。
マーカスは、その内容に冷静に目を通していく。彼の表情は、報告書に記された信じがたい内容を読んでも、ほとんど変わらなかった。
「“神の影”…ですか」
読み終えたマーカスは、静かに報告書を机に置いた。
「十年前に消えた伝説。それが、今になって辺境の村に潜伏していると? 少々、現実味に欠ける話かと存じます。元騎士の報告とはいえ、辺境での閉鎖的な生活が、彼に誇大な妄想を抱かせた可能性も考えられます」
その分析は、冷静で的確だった。だが、デュランは首を横に振る。
「だからこそ、お前のその冷静な目が必要なのだ。噂や報告に惑わされず、事実だけをその目で見極めてこい」
デュランは、厳しい表情で続けた。
「いいか、マーカス。これは、ただの調査任務ではない。もし、対象が本当に“神の影”であった場合、お前たちの行動一つが、この国の運命を左右する。決して対象に接触するな。刺激するな。我々の目的は、あくまで情報の真偽を確認すること。それ以上でも、それ以下でもない」
「承知いたしました。このマーカス・アシュフォード、必ずや任務を完遂してみせます」
マーカスは、揺るぎない瞳で答えた。その自信に満ちた姿に、デュランは安堵すると同時に、一抹の不安を覚えた。若きエリートの自信が、時に驕りへと繋がることを、老練な騎士団総長は知っていたからだ。
(伝説など、所詮は過去の遺物。十年も隠遁していた暗殺者の牙が、今も鋭さを保っているとは考えにくい。おそらくは、誇張された噂に過ぎんだろう)
マーカスの内心に浮かんだ僅かな驕りを、デュランは見抜くことができなかった。
その日の午後、マーカスは自らが信頼する部下の中から、特に隠密行動と情報収集に長けた者だけを三人選抜した。そして、騎士の身分を隠すため、質素な旅人の服に着替え、最低限の装備だけを携えて王都の裏門から静かに出立した。
「隊長。本当に、こんな田舎村に伝説の暗殺者がいるんでしょうかね?」
部下の一人が、馬上で小声で尋ねる。
「総長の命令だ。我々は事実を確認するだけだ。もし、相手が本当にただの人の良い農夫だったなら、辺境の美味い酒でも飲んで、笑い話にして帰ってくればいい」
マーカスは、軽く笑って答えた。彼の心の中では、今回の任務は退屈な田舎への小旅行程度のものになりそうだという予感が、支配的になっていた。
王都の喧騒が遠ざかっていく。
マーカス率いる王国の調査隊は、一路、辺境のカーム村を目指して馬を進めた。彼らはまだ知らない。自分たちがこれから対峙する存在が、彼らの常識や想像を、遥かに超えたものであるということを。
その頃、全ての元凶であるアランは、自宅の縁側で頭を抱えていた。
彼の両脇には、リリアとセレスティアが座っている。
「師匠! このハーブはどんな効能があるのですか? 食べられますか?」
リリアが、森で摘んできた毒々しい色のキノコを俺の目の前に突き出す。
「先輩。そのキノコは、即効性の神経毒よ。少量でも象を倒せるわ。暗殺に使うなら、乾燥させて粉末にするのが効率的ね」
セレスティアが、冷静に補足する。
「お前たち、少しは静かにできんのか…! あと、その毒キノコを俺に近づけるな!」
俺の悲鳴が、穏やかなカーム村の空に虚しく響いた。
新たな嵐が、刻一刻とこの村に近づいている。
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