39 / 97
第40話:静かな覚悟
しおりを挟む
地下の隠し倉庫から戻ると、家の居間にはリリアとセレスティアが待っていた。
二人は俺が脇に抱えた黒い装束と、腰に差したナイフに気づき息を呑んだ。その場の空気が一瞬で張り詰める。
「師匠…その格好は…」
リリアの声は不安に震えていた。彼女は俺が今までに一度も見せたことのない、冷たく研ぎ澄まされた雰囲気を放っていることに本能的に気づいたのだろう。
俺は何も答えず、テーブルの上に装束を広げた。そして、腰のナイフを抜き放ち、手入れのための油と布を用意し始めた。
「先輩。まさか一人で行くつもりですか」
セレスティアが低い声で尋ねた。その紫の瞳には制止の色と、諦めの色が混じり合っている。彼女は俺が一度決意すれば、誰にも止められないことを知っていた。
「ああ」
俺はナイフの刃を布で拭きながら短く答えた。
「これは俺が始めたことだ。俺が終わらせる」
「無謀です! 相手は黄昏の蛇。残党とはいえ、その戦力は未知数です。斥候部隊だけであれだけの規模だった。本拠地にはどれだけの人数がいるか…!」
「だからこそ一人で行くんだ」
俺はセレスティアの目を真っ直ぐに見つめた。
「大勢で動けば必ず隙が生まれる。奴らに気づかれ罠に嵌められるだけだ。だが、俺一人なら『影』に徹することができる」
俺の言葉にセレスティアは唇を噛んだ。
彼女は俺の言うことが正しいと理解していた。隠密行動において俺の右に出る者はいない。かつて俺はたった一人で、城塞都市の厳重な警備網を突破し将軍の首を掻いたこともあるのだ。
「でしたら私も行きます! 師匠の足手まといにはなりません!」
リリアが悲壮な覚悟を決めて名乗りを上げた。
俺はそんな彼女の頭に無言で手を置いた。そして、子供を諭すように静かに言った。
「お前には別の役目がある」
「え…?」
「この村を守れ。俺が留守の間、万が一別の部隊がこの村を襲うかもしれん。その時はお前がガレスやマーカスと協力して村人たちを守るんだ」
それはリリアに対する俺からの初めての「命令」だった。
彼女は反論しようと口を開きかけたが、俺の真剣な眼差しにその言葉を飲み込んだ。
「…分かり、ました。師匠の命令とあらば」
彼女は涙をこらえ力強く頷いた。
俺はセレスティアに向き直った。
「お前もだ、セレスティア。お前の情報網で敵の本拠地の正確な位置を割り出せ。そして、敵の戦力、配置、指揮官の素性。分かる限りの情報を夜明けまでに俺に伝えろ」
「…承知しました」
セレスティアもまた俺の指示を冷静に受け入れた。彼女はプロだ。感傷に浸るよりも任務を確実に遂行することの重要性を理解していた。
俺は再びナイフの手入れに戻った。
シャッ、シャッ、と砥石が刃を滑る乾いた音だけが部屋に響く。
その音はまるで死神が鎌を研ぐ音のようだった。
リリアは唇をきつく結び、俺の姿をただじっと見つめている。
セレスティアは懐から小さな水晶玉を取り出し、組織との通信を始めていた。
誰ももう何も言わなかった。
それぞれの覚悟が言葉以上の雄弁さで、その場の空気を満たしていた。
数時間後。
セレスティアが敵に関する全ての情報を俺に伝えた。
黄昏の蛇の残党は、この村から半日ほど離れた古い鉱山跡をアジトにしているらしい。リーダーは狂戦士ボルガ。十年前の生き残りで、残忍さと高い戦闘能力で知られている男だ。アジトには少なくとも五十人以上の構成員がいるという。
「…分かった」
俺は全ての情報を頭に叩き込むと、静かに立ち上がった。
そして、十年ぶりにあの黒い装束に袖を通した。
まるで自分の肌の一部であるかのように、体にぴったりと馴染む。
鏡はない。だが、今の自分がどんな顔をしているか俺には分かっていた。
それは農夫アラン・スミスの顔ではない。
大陸を震撼させた暗殺者、“神の影”の顔だった。
俺は玄関の扉に手をかけた。
「師匠…!」
リリアがこらえきれずに声を上げた。
「…必ず、ご無事で…!」
俺は振り返らなかった。
ただ、一言だけ呟いた。
「ああ。夜明けまでには、全て終わらせる」
扉を開け、俺は夜の闇の中へと一歩、足を踏み出した。
ひんやりとした夜気が肌を撫でる。
その感覚が俺の五感を極限まで研ぎ澄ませていった。
俺の姿は一瞬で闇に溶け込み、消えた。
まるで最初からそこに誰もいなかったかのように。
残された家の中ではリリアが静かに祈りを捧げ、セレスティアが冷たい瞳で遠い鉱山の方角を睨みつけていた。
俺の心の中は不思議なほど静かだった。
怒りも憎しみも恐怖もない。
ただ、一つの静かな覚悟だけがそこにあった。
守るべきもののために、俺は戦う。
そして、必ず生きてこの村に帰ってくる。
あの温かいスープと、騒がしくも愛おしい日常が待つ、俺の家に。
それが今の俺の、唯一にして最大の望みだった。
伝説の暗殺者は、そのたった一つの望みを叶えるため、十年ぶりに血塗られた戦場へとその身を投じた。
二人は俺が脇に抱えた黒い装束と、腰に差したナイフに気づき息を呑んだ。その場の空気が一瞬で張り詰める。
「師匠…その格好は…」
リリアの声は不安に震えていた。彼女は俺が今までに一度も見せたことのない、冷たく研ぎ澄まされた雰囲気を放っていることに本能的に気づいたのだろう。
俺は何も答えず、テーブルの上に装束を広げた。そして、腰のナイフを抜き放ち、手入れのための油と布を用意し始めた。
「先輩。まさか一人で行くつもりですか」
セレスティアが低い声で尋ねた。その紫の瞳には制止の色と、諦めの色が混じり合っている。彼女は俺が一度決意すれば、誰にも止められないことを知っていた。
「ああ」
俺はナイフの刃を布で拭きながら短く答えた。
「これは俺が始めたことだ。俺が終わらせる」
「無謀です! 相手は黄昏の蛇。残党とはいえ、その戦力は未知数です。斥候部隊だけであれだけの規模だった。本拠地にはどれだけの人数がいるか…!」
「だからこそ一人で行くんだ」
俺はセレスティアの目を真っ直ぐに見つめた。
「大勢で動けば必ず隙が生まれる。奴らに気づかれ罠に嵌められるだけだ。だが、俺一人なら『影』に徹することができる」
俺の言葉にセレスティアは唇を噛んだ。
彼女は俺の言うことが正しいと理解していた。隠密行動において俺の右に出る者はいない。かつて俺はたった一人で、城塞都市の厳重な警備網を突破し将軍の首を掻いたこともあるのだ。
「でしたら私も行きます! 師匠の足手まといにはなりません!」
リリアが悲壮な覚悟を決めて名乗りを上げた。
俺はそんな彼女の頭に無言で手を置いた。そして、子供を諭すように静かに言った。
「お前には別の役目がある」
「え…?」
「この村を守れ。俺が留守の間、万が一別の部隊がこの村を襲うかもしれん。その時はお前がガレスやマーカスと協力して村人たちを守るんだ」
それはリリアに対する俺からの初めての「命令」だった。
彼女は反論しようと口を開きかけたが、俺の真剣な眼差しにその言葉を飲み込んだ。
「…分かり、ました。師匠の命令とあらば」
彼女は涙をこらえ力強く頷いた。
俺はセレスティアに向き直った。
「お前もだ、セレスティア。お前の情報網で敵の本拠地の正確な位置を割り出せ。そして、敵の戦力、配置、指揮官の素性。分かる限りの情報を夜明けまでに俺に伝えろ」
「…承知しました」
セレスティアもまた俺の指示を冷静に受け入れた。彼女はプロだ。感傷に浸るよりも任務を確実に遂行することの重要性を理解していた。
俺は再びナイフの手入れに戻った。
シャッ、シャッ、と砥石が刃を滑る乾いた音だけが部屋に響く。
その音はまるで死神が鎌を研ぐ音のようだった。
リリアは唇をきつく結び、俺の姿をただじっと見つめている。
セレスティアは懐から小さな水晶玉を取り出し、組織との通信を始めていた。
誰ももう何も言わなかった。
それぞれの覚悟が言葉以上の雄弁さで、その場の空気を満たしていた。
数時間後。
セレスティアが敵に関する全ての情報を俺に伝えた。
黄昏の蛇の残党は、この村から半日ほど離れた古い鉱山跡をアジトにしているらしい。リーダーは狂戦士ボルガ。十年前の生き残りで、残忍さと高い戦闘能力で知られている男だ。アジトには少なくとも五十人以上の構成員がいるという。
「…分かった」
俺は全ての情報を頭に叩き込むと、静かに立ち上がった。
そして、十年ぶりにあの黒い装束に袖を通した。
まるで自分の肌の一部であるかのように、体にぴったりと馴染む。
鏡はない。だが、今の自分がどんな顔をしているか俺には分かっていた。
それは農夫アラン・スミスの顔ではない。
大陸を震撼させた暗殺者、“神の影”の顔だった。
俺は玄関の扉に手をかけた。
「師匠…!」
リリアがこらえきれずに声を上げた。
「…必ず、ご無事で…!」
俺は振り返らなかった。
ただ、一言だけ呟いた。
「ああ。夜明けまでには、全て終わらせる」
扉を開け、俺は夜の闇の中へと一歩、足を踏み出した。
ひんやりとした夜気が肌を撫でる。
その感覚が俺の五感を極限まで研ぎ澄ませていった。
俺の姿は一瞬で闇に溶け込み、消えた。
まるで最初からそこに誰もいなかったかのように。
残された家の中ではリリアが静かに祈りを捧げ、セレスティアが冷たい瞳で遠い鉱山の方角を睨みつけていた。
俺の心の中は不思議なほど静かだった。
怒りも憎しみも恐怖もない。
ただ、一つの静かな覚悟だけがそこにあった。
守るべきもののために、俺は戦う。
そして、必ず生きてこの村に帰ってくる。
あの温かいスープと、騒がしくも愛おしい日常が待つ、俺の家に。
それが今の俺の、唯一にして最大の望みだった。
伝説の暗殺者は、そのたった一つの望みを叶えるため、十年ぶりに血塗られた戦場へとその身を投じた。
100
あなたにおすすめの小説
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
スキル【土いじり】でパーティを追放された俺、開墾した畑からダンジョンが生えてきた。
夏見ナイ
ファンタジー
「役立たず」の烙印を押され、パーティを追放されたアルフォンス。彼のスキルは戦闘に不向きな【土いじり】。失意の彼は都会を離れ、辺境の地で静かに農業を営むことを決意する。
しかし、彼が畑を耕すと、そこから不思議なダンジョンが生えてきた!
ダンジョン内では、高級ポーションになる薬草や伝説の金属『オリハルコン』が野菜のように収穫できる。地味だと思われた【土いじり】は、実はこの『農園ダンジョン』を育てる唯一無二のチートスキルだったのだ。
噂を聞きつけ集まる仲間たち。エルフの美少女、ドワーフの天才鍛冶師……。気づけば彼の農園は豊かな村へ、そして難攻不落の要塞国家へと発展していく。
一方、彼を追放したパーティは没落の一途を辿り……。
これは、追放された男が最強の生産職として仲間と共に理想郷を築き上げる、農業スローライフ&建国ファンタジー!
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
実家の裏庭がダンジョンだったので、口裂け女や八尺様に全自動で稼がせて俺は寝て暮らす〜元社畜のダンジョン経営〜
チャビューヘ
ファンタジー
過労死寸前でブラック企業を辞めた俺が手に入れたのは、祖父の古民家と「ダンジョン経営システム」だった。
しかもバグで、召喚できるのは「口裂け女」「八尺様」「ターボババア」など日本の怪異だけ。
……最高じゃないか。物理無効で24時間稼働。これぞ究極の不労所得。
元SEの知識でシステムの穴を突き、怪異たちに全自動でダンジョンを回させる。
ゴブリンは資源。スライムは美容液の原料。災害は全て収益に変換する。
「カイトさん、私……きれい?」
「ああ。効率的で、機能美すらある」
「……褒めてる?」
「褒めてる」
口裂け女は俺の言葉で即落ちした。チョロい。だがそれでいい。
ホワイト待遇で怪異を雇い、俺は縁側で茶をすする。
働いたら負け。それが元社畜の結論だ。
これは、壊れた男と健気な怪異たちが送る、ダンジョン経営スローライフの物語。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる