51 / 97
第51話:見えない恐怖
しおりを挟む
ボルガが無力化され、黄昏の蛇の構成員たちが恐慌状態に陥って逃げ出したことで戦いは事実上の終結を迎えた。
だが、戦場にはまだ戦いが終わったとは信じられないほどの濃厚な緊張感が残っていた。
その緊張の中心にいるのは、言うまでもなく俺だった。
俺は意識を失ったリリアを抱え、ゆっくりと教会の野戦病院へと歩いていた。
俺が歩を進めるたびに、周囲にいたカーム村の自警団やマーカスの部下たちがモーゼの前の海のように、さっと道を開けていく。
彼らの目に浮かんでいるのは勝利の喜びではない。
畏怖。
人間の理解を超えた存在に対する根源的な恐怖と、神聖なものを見るかのような崇拝。その二つが入り混じった複雑な感情だった。
「…これが…“神の影”…」
誰かが掠れた声で呟いた。
彼らにとって俺の戦いは、もはや戦いですらなかったのだろう。
ただの石ころで、狂戦士の巨体を玩具のように無力化する。
その光景は彼らの現実認識を、根底から破壊してしまっていた。
教会の扉を開けると、中ではイーニッドさんや村の女たちが負傷者の手当てに追われていた。その中にセレスティアの姿もあった。彼女は諜報員としての知識を活かし、的確な指示で救護活動を指揮していた。
俺の姿を認めると、彼女は一瞬目を見開いたが、すぐに冷静さを取り戻しリリアのための寝台を用意させた。
俺はリリアをそっと寝台に横たえる。
「…容態は?」
セレスティアが専門家のような手つきでリリアの脈を取り、瞳孔を確認しながら尋ねる。
「命に別状はない。肋骨が数本折れているのと、内臓に軽い損傷があるだけだ。お前の薬があれば数日で動けるようになるだろう」
俺の言葉は診断というより、もはや決定事項の宣告のように響いた。
「…分かりました。処置は私が」
セレスティアは頷くと、すぐに薬草の調合を始めた。その横顔には俺に対する畏怖よりも、安堵の色が濃く浮かんでいた。
俺はやるべきことを終えたと判断し、静かに教会を後にしようとした。
だが、その背中にガレスの声がかけられた。
「アラン殿!」
俺が振り返ると、そこにはガレスとマーカスが立っていた。
二人の顔は蒼白だった。
「…此度の戦、あなたの力なくしては勝利はありませんでした。この村を代表し、心より感謝を…」
ガレスが騎士の礼を取って、深々と頭を下げようとする。
俺はそれを手で制した。
「礼を言う必要はない。この村を守ったのはあんたたちだ。俺はほんの少し後始末をしただけだ」
「しかし…!」
「それより、まだやるべきことがあるだろう。逃げた連中が戻ってこないとも限らん。捕虜の尋問と、今後の警戒態勢の再構築。そっちが先だ」
俺の言葉は彼らを現実に引き戻した。
そうだ。まだ完全に終わったわけではない。
「…はっ! その通りです! 直ちに取り掛かります!」
ガレスとマーカスは顔を引き締めると、部下たちに指示を飛ばし始めた。
俺は、その場を離れ一人、夜の村を歩いた。
戦いの熱気は徐々に冷めつつある。だが、あちこちで壊れた家屋の修復や負傷者の呻き声が聞こえてくる。勝利の代償は決して小さくはなかった。
俺は丘の上の自宅へと、重い足取りで向かった。
家の中は静かだった。
リリアとセレスティアがいないだけで、こんなにも広く寒々しく感じるものか。
俺は初めて、この家に来てから孤独を感じていた。
俺は黒い装束を脱ぎ捨て、いつもの農作業着に着替えた。
そして顔を洗い、泥と微かにこびりついた血の匂いを洗い流す。
鏡はない。
だが、水面に映った自分の顔はひどく疲れているように見えた。
農夫、アラン・スミス。
その顔にようやく戻ってきた、という安堵感があった。
だが、本当に戻れたのだろうか。
俺は戦場で俺に向けられた、あの畏怖の眼差しを思い出していた。
村人たちのあの目。
彼らはもう俺のことを、ただの人の良い農夫としては見てくれないだろう。
俺と彼らの間には決して埋めることのできない深い溝ができてしまったのかもしれない。
俺が築き上げてきたささやかな平穏。
村人たちとの温かい繋がり。
それらは俺が力を解放した代償として、失われてしまったのだろうか。
(…自業自得、か)
俺は自嘲するように小さく笑った。
平穏を望みながら、結局は暴力という最も安直な手段に頼ってしまった。
その結果がこれだ。
俺は縁側に座り込み、夜空を仰いだ。
東の空がほんの少しだけ明るくなり始めている。
長い夜が、終わろうとしていた。
村は守られた。
リリアも生きている。
結果だけを見れば最善だったのかもしれない。
だが、俺の心の中には勝利の達成感などどこにもなかった。
ただ、深い疲労感と、そしてこれから先の未来に対する漠然とした不安だけが重くのしかかっていた。
俺の本当の戦いは、黄昏の蛇を倒した今、ここから始まるのかもしれない。
失ってしまったかもしれない平穏をどうすれば取り戻せるのか。
その答えを俺はまだ、見つけられずにいた。
だが、戦場にはまだ戦いが終わったとは信じられないほどの濃厚な緊張感が残っていた。
その緊張の中心にいるのは、言うまでもなく俺だった。
俺は意識を失ったリリアを抱え、ゆっくりと教会の野戦病院へと歩いていた。
俺が歩を進めるたびに、周囲にいたカーム村の自警団やマーカスの部下たちがモーゼの前の海のように、さっと道を開けていく。
彼らの目に浮かんでいるのは勝利の喜びではない。
畏怖。
人間の理解を超えた存在に対する根源的な恐怖と、神聖なものを見るかのような崇拝。その二つが入り混じった複雑な感情だった。
「…これが…“神の影”…」
誰かが掠れた声で呟いた。
彼らにとって俺の戦いは、もはや戦いですらなかったのだろう。
ただの石ころで、狂戦士の巨体を玩具のように無力化する。
その光景は彼らの現実認識を、根底から破壊してしまっていた。
教会の扉を開けると、中ではイーニッドさんや村の女たちが負傷者の手当てに追われていた。その中にセレスティアの姿もあった。彼女は諜報員としての知識を活かし、的確な指示で救護活動を指揮していた。
俺の姿を認めると、彼女は一瞬目を見開いたが、すぐに冷静さを取り戻しリリアのための寝台を用意させた。
俺はリリアをそっと寝台に横たえる。
「…容態は?」
セレスティアが専門家のような手つきでリリアの脈を取り、瞳孔を確認しながら尋ねる。
「命に別状はない。肋骨が数本折れているのと、内臓に軽い損傷があるだけだ。お前の薬があれば数日で動けるようになるだろう」
俺の言葉は診断というより、もはや決定事項の宣告のように響いた。
「…分かりました。処置は私が」
セレスティアは頷くと、すぐに薬草の調合を始めた。その横顔には俺に対する畏怖よりも、安堵の色が濃く浮かんでいた。
俺はやるべきことを終えたと判断し、静かに教会を後にしようとした。
だが、その背中にガレスの声がかけられた。
「アラン殿!」
俺が振り返ると、そこにはガレスとマーカスが立っていた。
二人の顔は蒼白だった。
「…此度の戦、あなたの力なくしては勝利はありませんでした。この村を代表し、心より感謝を…」
ガレスが騎士の礼を取って、深々と頭を下げようとする。
俺はそれを手で制した。
「礼を言う必要はない。この村を守ったのはあんたたちだ。俺はほんの少し後始末をしただけだ」
「しかし…!」
「それより、まだやるべきことがあるだろう。逃げた連中が戻ってこないとも限らん。捕虜の尋問と、今後の警戒態勢の再構築。そっちが先だ」
俺の言葉は彼らを現実に引き戻した。
そうだ。まだ完全に終わったわけではない。
「…はっ! その通りです! 直ちに取り掛かります!」
ガレスとマーカスは顔を引き締めると、部下たちに指示を飛ばし始めた。
俺は、その場を離れ一人、夜の村を歩いた。
戦いの熱気は徐々に冷めつつある。だが、あちこちで壊れた家屋の修復や負傷者の呻き声が聞こえてくる。勝利の代償は決して小さくはなかった。
俺は丘の上の自宅へと、重い足取りで向かった。
家の中は静かだった。
リリアとセレスティアがいないだけで、こんなにも広く寒々しく感じるものか。
俺は初めて、この家に来てから孤独を感じていた。
俺は黒い装束を脱ぎ捨て、いつもの農作業着に着替えた。
そして顔を洗い、泥と微かにこびりついた血の匂いを洗い流す。
鏡はない。
だが、水面に映った自分の顔はひどく疲れているように見えた。
農夫、アラン・スミス。
その顔にようやく戻ってきた、という安堵感があった。
だが、本当に戻れたのだろうか。
俺は戦場で俺に向けられた、あの畏怖の眼差しを思い出していた。
村人たちのあの目。
彼らはもう俺のことを、ただの人の良い農夫としては見てくれないだろう。
俺と彼らの間には決して埋めることのできない深い溝ができてしまったのかもしれない。
俺が築き上げてきたささやかな平穏。
村人たちとの温かい繋がり。
それらは俺が力を解放した代償として、失われてしまったのだろうか。
(…自業自得、か)
俺は自嘲するように小さく笑った。
平穏を望みながら、結局は暴力という最も安直な手段に頼ってしまった。
その結果がこれだ。
俺は縁側に座り込み、夜空を仰いだ。
東の空がほんの少しだけ明るくなり始めている。
長い夜が、終わろうとしていた。
村は守られた。
リリアも生きている。
結果だけを見れば最善だったのかもしれない。
だが、俺の心の中には勝利の達成感などどこにもなかった。
ただ、深い疲労感と、そしてこれから先の未来に対する漠然とした不安だけが重くのしかかっていた。
俺の本当の戦いは、黄昏の蛇を倒した今、ここから始まるのかもしれない。
失ってしまったかもしれない平穏をどうすれば取り戻せるのか。
その答えを俺はまだ、見つけられずにいた。
118
あなたにおすすめの小説
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
スキル【土いじり】でパーティを追放された俺、開墾した畑からダンジョンが生えてきた。
夏見ナイ
ファンタジー
「役立たず」の烙印を押され、パーティを追放されたアルフォンス。彼のスキルは戦闘に不向きな【土いじり】。失意の彼は都会を離れ、辺境の地で静かに農業を営むことを決意する。
しかし、彼が畑を耕すと、そこから不思議なダンジョンが生えてきた!
ダンジョン内では、高級ポーションになる薬草や伝説の金属『オリハルコン』が野菜のように収穫できる。地味だと思われた【土いじり】は、実はこの『農園ダンジョン』を育てる唯一無二のチートスキルだったのだ。
噂を聞きつけ集まる仲間たち。エルフの美少女、ドワーフの天才鍛冶師……。気づけば彼の農園は豊かな村へ、そして難攻不落の要塞国家へと発展していく。
一方、彼を追放したパーティは没落の一途を辿り……。
これは、追放された男が最強の生産職として仲間と共に理想郷を築き上げる、農業スローライフ&建国ファンタジー!
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
実家の裏庭がダンジョンだったので、口裂け女や八尺様に全自動で稼がせて俺は寝て暮らす〜元社畜のダンジョン経営〜
チャビューヘ
ファンタジー
過労死寸前でブラック企業を辞めた俺が手に入れたのは、祖父の古民家と「ダンジョン経営システム」だった。
しかもバグで、召喚できるのは「口裂け女」「八尺様」「ターボババア」など日本の怪異だけ。
……最高じゃないか。物理無効で24時間稼働。これぞ究極の不労所得。
元SEの知識でシステムの穴を突き、怪異たちに全自動でダンジョンを回させる。
ゴブリンは資源。スライムは美容液の原料。災害は全て収益に変換する。
「カイトさん、私……きれい?」
「ああ。効率的で、機能美すらある」
「……褒めてる?」
「褒めてる」
口裂け女は俺の言葉で即落ちした。チョロい。だがそれでいい。
ホワイト待遇で怪異を雇い、俺は縁側で茶をすする。
働いたら負け。それが元社畜の結論だ。
これは、壊れた男と健気な怪異たちが送る、ダンジョン経営スローライフの物語。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる