46 / 95
第46話:伝説の金属『オリハルコン芋』
しおりを挟む
「――オリハルコン芋」
俺が告げたその名前に、第五階層の静寂は一瞬、完全に凍りついた。
シルフィは美しい目をぱちくりとさせ、状況が理解できないといった表情で俺と巨大な黄金の塊を交互に見ている。
フェンリルは不思議そうに首を傾げた。
そして、リズベットは。
彼女は膝をついたまま、完全に動きを止めていた。その顔からはあらゆる表情が消え去り、まるで石像のように固まっている。
「……おい、リズベット? 大丈夫か?」
俺が心配になって声をかけると、彼女は錆びついたブリキ人形のように、ぎこちなく顔を上げた。
「……お頭」
その声はひどくかすれていた。
「今……なんて言った?」
「だから、『オリハルコン芋』だって」
俺がもう一度繰り返した瞬間だった。
リズベットの顔にみるみるうちに血の気が戻り、次の瞬間にはこれまで見たこともないほどの満面の笑みが弾けた。
「い、芋おおおおおおおおおおおおおおっ!?」
彼女の絶叫が、星屑の鉱床全体に木霊した。
「オリハルコンが芋だと!? 神々の金属が、畑で採れるジャガイモと同じだと!? そんな馬鹿な話があるかあああああああっ!」
彼女は腹を抱えて笑い出した。笑いすぎて涙まで流している。それはもはや狂喜の笑いだった。
「ひゃーっはっはっは! 最高だ! 最高じゃねえか、このダンジョンは! アタシの常識も、ドワーフの歴史も、全部根底からひっくり返してくれる!」
シルフィと俺は、その常軌を逸した喜びようにただただ呆然とするしかなかった。
どうやら最高の鍛冶師である彼女にとって、『伝説の金属が芋だった』という事実は、怒りや失望よりも、理解を超えた未知との遭遇に対する純粋な興奮と喜びを呼び起こしたらしかった。
ひとしきり笑い転げた後、リズベットはすっくと立ち上がった。その瞳にはもはや迷いはなく、鍛冶師としての燃えるような魂の炎だけが宿っていた。
「……決めたぜ、お頭」
彼女は真剣な顔で俺に向き直った。「アタシはこいつを最高の武具に打ち上げてみせる。芋だろうが、大根だろうが関係ねえ。こいつはアタシが出会った、最高の『素材』だ」
その言葉は力強く、そして揺るぎない覚悟に満ちていた。
俺はそんな彼女の姿を、心から頼もしく思った。
「ああ。頼んだぞ、リズベット」
「おうよ!」
俺たちは、この『オリハルコン芋』をどうやって収穫するか、という問題に直面した。
見た目の大きさからして、その質量は計り知れない。俺のスキルで持ち上げるにしても相当な魔力を消耗するだろう。
「……無理に全部引っこ抜く必要はないかもしれん」
俺はオリハルコン芋の根元を観察しながら言った。「こいつ、普通の芋と同じように、土の中で『子芋』を付けてるみたいだぞ」
俺が指差す先。肥沃な土を少し掘り返してみると、そこには赤ん坊の頭ほどの大きさの、同じ黄金色に輝く塊がいくつも連なっていた。
「なるほど! 親芋を育てながら、子芋だけを収穫していくってわけかい! まさに持続可能なオリハルコン農業だな!」
リズベットが興奮気味に言う。
俺たちは早速その子芋の収穫に取り掛かった。
俺がスキル【神の農園】で周囲の土を柔らかくすると、子芋は面白いようにスポン、スポンと抜けていく。
一つ一つは小さいながらも、その重さは見た目からは考えられないほどだ。中身はミスリルが凝縮された、とんでもない代物だった。
俺たちは持ってきた袋がパンパンになるまで、十数個の子芋を収穫した。
それでも親芋の周りには、まだ無数の子芋が眠っているようだった。この第五階層は、文字通り無限に伝説の金属を生み出し続ける、奇跡の畑なのだ。
「……すごい」
これまでリズベットの興奮を少し引き気味に見ていたシルフィも、袋に詰められた黄金の芋を前にして感嘆のため息を漏らした。「これだけのオリハルコンがあれば、アルカディア村の防衛力はもはや一つの国、いえ、大陸最強のレベルにまで達するかもしれません」
「ああ。だがその分、狙われる危険も増えるということだ」
俺は気を引き締めた。「このことは絶対に、村の者たちにも内密にする。知っているのは俺たち三人(と一匹)だけだ」
シルフィとリズベットも真剣な顔で頷いた。
このオリハルコンは俺たちの村が持つ最大の切り札、そして最大の秘密。
その存在が世に知れ渡れば、もはや代官や一商会のレベルではない。帝国や王国、大陸中のあらゆる勢力が血眼になってこれを奪いに来るだろう。
俺たちの穏やかなスローライフは、その瞬間に終わりを告げる。
俺たちは収穫したオリハ-ルコン芋を厳重に布で包み、他の素材と混ぜて分からないようにカモフラージュすると、第五階層を後にした。
地上に戻る道すがら、リズベットはずっとこれから作るであろうオリハルコン製の武具について、夢見心地で語り続けていた。
「まずはお頭の『ガイアズ・エッジ』を、オリハルコンで打ち直す。究極の万能農具兼、伝説の聖剣だ。次にシルフィの弓。オリハルコンを芯に使えば魔力の増幅率も矢の速度も今の比じゃなくなるぜ。そしてアタシのハンマーは……」
彼女の計画を聞いているだけで、俺たちの力がこれからどれほど飛躍的に向上していくのかが分かり、胸が高鳴った。
アルカディア村に戻った俺たちを、村人たちはいつものように温かい笑顔で迎えてくれた。
「お帰りなさい、領主様!」
「今日の収穫はどうでしたかい?」
彼らは俺たちが地下で、世界の歴史を塗り替えるほどのお宝を発見してきたことなど知る由もない。
俺はそんな彼らの笑顔を見ながら、改めて心に誓った。
このオリハルコンの力は、この村を、この仲間たちを守るためだけに使おう。
決して侵略や支配のために使うのではない。
俺たちの理想郷を誰にも脅させないための、絶対的な『盾』として。
工房の炉に、初めてオリハルコンがくべられる。
その神々しい輝きは、アルカディア村の、そして俺たちの運命が新たな、そしてより壮大なステージへと足を踏み入れたことを静かに告げていた。
俺たちの国造りは、ついに神々の領域へと手をかけようとしていたのだ。
俺が告げたその名前に、第五階層の静寂は一瞬、完全に凍りついた。
シルフィは美しい目をぱちくりとさせ、状況が理解できないといった表情で俺と巨大な黄金の塊を交互に見ている。
フェンリルは不思議そうに首を傾げた。
そして、リズベットは。
彼女は膝をついたまま、完全に動きを止めていた。その顔からはあらゆる表情が消え去り、まるで石像のように固まっている。
「……おい、リズベット? 大丈夫か?」
俺が心配になって声をかけると、彼女は錆びついたブリキ人形のように、ぎこちなく顔を上げた。
「……お頭」
その声はひどくかすれていた。
「今……なんて言った?」
「だから、『オリハルコン芋』だって」
俺がもう一度繰り返した瞬間だった。
リズベットの顔にみるみるうちに血の気が戻り、次の瞬間にはこれまで見たこともないほどの満面の笑みが弾けた。
「い、芋おおおおおおおおおおおおおおっ!?」
彼女の絶叫が、星屑の鉱床全体に木霊した。
「オリハルコンが芋だと!? 神々の金属が、畑で採れるジャガイモと同じだと!? そんな馬鹿な話があるかあああああああっ!」
彼女は腹を抱えて笑い出した。笑いすぎて涙まで流している。それはもはや狂喜の笑いだった。
「ひゃーっはっはっは! 最高だ! 最高じゃねえか、このダンジョンは! アタシの常識も、ドワーフの歴史も、全部根底からひっくり返してくれる!」
シルフィと俺は、その常軌を逸した喜びようにただただ呆然とするしかなかった。
どうやら最高の鍛冶師である彼女にとって、『伝説の金属が芋だった』という事実は、怒りや失望よりも、理解を超えた未知との遭遇に対する純粋な興奮と喜びを呼び起こしたらしかった。
ひとしきり笑い転げた後、リズベットはすっくと立ち上がった。その瞳にはもはや迷いはなく、鍛冶師としての燃えるような魂の炎だけが宿っていた。
「……決めたぜ、お頭」
彼女は真剣な顔で俺に向き直った。「アタシはこいつを最高の武具に打ち上げてみせる。芋だろうが、大根だろうが関係ねえ。こいつはアタシが出会った、最高の『素材』だ」
その言葉は力強く、そして揺るぎない覚悟に満ちていた。
俺はそんな彼女の姿を、心から頼もしく思った。
「ああ。頼んだぞ、リズベット」
「おうよ!」
俺たちは、この『オリハルコン芋』をどうやって収穫するか、という問題に直面した。
見た目の大きさからして、その質量は計り知れない。俺のスキルで持ち上げるにしても相当な魔力を消耗するだろう。
「……無理に全部引っこ抜く必要はないかもしれん」
俺はオリハルコン芋の根元を観察しながら言った。「こいつ、普通の芋と同じように、土の中で『子芋』を付けてるみたいだぞ」
俺が指差す先。肥沃な土を少し掘り返してみると、そこには赤ん坊の頭ほどの大きさの、同じ黄金色に輝く塊がいくつも連なっていた。
「なるほど! 親芋を育てながら、子芋だけを収穫していくってわけかい! まさに持続可能なオリハルコン農業だな!」
リズベットが興奮気味に言う。
俺たちは早速その子芋の収穫に取り掛かった。
俺がスキル【神の農園】で周囲の土を柔らかくすると、子芋は面白いようにスポン、スポンと抜けていく。
一つ一つは小さいながらも、その重さは見た目からは考えられないほどだ。中身はミスリルが凝縮された、とんでもない代物だった。
俺たちは持ってきた袋がパンパンになるまで、十数個の子芋を収穫した。
それでも親芋の周りには、まだ無数の子芋が眠っているようだった。この第五階層は、文字通り無限に伝説の金属を生み出し続ける、奇跡の畑なのだ。
「……すごい」
これまでリズベットの興奮を少し引き気味に見ていたシルフィも、袋に詰められた黄金の芋を前にして感嘆のため息を漏らした。「これだけのオリハルコンがあれば、アルカディア村の防衛力はもはや一つの国、いえ、大陸最強のレベルにまで達するかもしれません」
「ああ。だがその分、狙われる危険も増えるということだ」
俺は気を引き締めた。「このことは絶対に、村の者たちにも内密にする。知っているのは俺たち三人(と一匹)だけだ」
シルフィとリズベットも真剣な顔で頷いた。
このオリハルコンは俺たちの村が持つ最大の切り札、そして最大の秘密。
その存在が世に知れ渡れば、もはや代官や一商会のレベルではない。帝国や王国、大陸中のあらゆる勢力が血眼になってこれを奪いに来るだろう。
俺たちの穏やかなスローライフは、その瞬間に終わりを告げる。
俺たちは収穫したオリハ-ルコン芋を厳重に布で包み、他の素材と混ぜて分からないようにカモフラージュすると、第五階層を後にした。
地上に戻る道すがら、リズベットはずっとこれから作るであろうオリハルコン製の武具について、夢見心地で語り続けていた。
「まずはお頭の『ガイアズ・エッジ』を、オリハルコンで打ち直す。究極の万能農具兼、伝説の聖剣だ。次にシルフィの弓。オリハルコンを芯に使えば魔力の増幅率も矢の速度も今の比じゃなくなるぜ。そしてアタシのハンマーは……」
彼女の計画を聞いているだけで、俺たちの力がこれからどれほど飛躍的に向上していくのかが分かり、胸が高鳴った。
アルカディア村に戻った俺たちを、村人たちはいつものように温かい笑顔で迎えてくれた。
「お帰りなさい、領主様!」
「今日の収穫はどうでしたかい?」
彼らは俺たちが地下で、世界の歴史を塗り替えるほどのお宝を発見してきたことなど知る由もない。
俺はそんな彼らの笑顔を見ながら、改めて心に誓った。
このオリハルコンの力は、この村を、この仲間たちを守るためだけに使おう。
決して侵略や支配のために使うのではない。
俺たちの理想郷を誰にも脅させないための、絶対的な『盾』として。
工房の炉に、初めてオリハルコンがくべられる。
その神々しい輝きは、アルカディア村の、そして俺たちの運命が新たな、そしてより壮大なステージへと足を踏み入れたことを静かに告げていた。
俺たちの国造りは、ついに神々の領域へと手をかけようとしていたのだ。
31
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
『ゴミ掃除』が役立たずと追放されたが、実は『存在抹消』級のチートだった。勇者一行がゴミで溺れているが、俺は辺境で美少女と温泉宿を経営中なので
eringi
ファンタジー
「悪いが、お前のスキル『ゴミ掃除』は魔王討伐の役には立たない。クビだ」
勇者パーティの雑用係だったアレクは、戦闘の役に立たないという理由で、ダンジョンの最深部手前で追放されてしまう。
しかし、勇者たちは気づいていなかった。
彼らの装備が常に新品同様だったのも、野営地が快適だったのも、襲い来る高レベルモンスターの死体が跡形もなく消えていたのも、すべてアレクが『掃除』していたからだということに。
アレクのスキルは単なる掃除ではない。対象を空間ごと削り取る『存在抹消』レベルの規格外チートだったのだ。
一人になったアレクは、気ままに生こうと辺境の廃村にたどり着く。
そこでボロボロになっていた伝説のフェンリル(美少女化)を『洗浄』して懐かれたり、呪われたエルフの姫君を『シミ抜き』して救ったりしているうちに、いつの間にかそこは世界最高峰の温泉宿になっていて……?
一方、アレクを失った勇者パーティは、武器は錆びつき、悪臭にまみれ、雑魚モンスターの処理すら追いつかず破滅の一途をたどっていた。
「今さら戻ってきてくれと言われても、俺はお客さん(美少女)の背中を流すのに忙しいんで」
これは、掃除屋の少年が無自覚に最強の座に君臨し、幸せなスローライフを送る物語。
借金まみれの錬金術師、趣味で作ったポーションがダンジョンで飛ぶように売れる~探索者の間で【伝説のエリクサー】として話題に~
わんた
ファンタジー
「今日中に出ていけ! 半年も家賃を滞納してるんだぞ!」
現代日本にダンジョンとスキルが存在する世界。
渋谷で錬金術師として働いていた裕真は、研究に没頭しすぎて店舗の家賃を払えず、ついに追い出されるハメになった。
私物と素材だけが残された彼に残された選択肢は――“現地販売”の行商スタイル!
「マスター、売ればいいんですよ。死にかけの探索者に、定価よりちょっと高めで」
提案したのは、裕真が自作した人工精霊・ユミだ。
家事万能、事務仕事完璧、なのにちょっとだけ辛辣だが、裕真にとっては何物にも代えがたい家族でありパートナーでもある。
裕真はギルドの後ろ盾、そして常識すらないけれど、素材とスキルとユミがいればきっと大丈夫。
錬金術のスキルだけで社会の荒波を乗り切る。
主人公無双×のんびり錬金スローライフ!
72時間ワンオペ死した元球児、女神の『ボッタクリ』通販と『絶対破壊不能』のノートPCで異世界最強のコンビニ・スローライフを始める
月神世一
ファンタジー
「剣? 魔法? いいえ、俺の武器は『鈍器になるノートPC』と『時速160kmの剛速球』です」
あらすじ
ブラックコンビニで72時間連続勤務の末、過労死した元甲子園優勝投手・赤木大地。
目覚めた彼を待っていたのは、コタツでソシャゲ三昧のダメ女神・ルチアナだった。
「手違いで死なせちゃった☆ 詫び石代わりにこれあげる」
渡されたのは、地球のAmazonもGoogleも使える『絶対破壊不能』のノートPC。
ただし、購入レートは定価の10倍という超ボッタクリ仕様!?
「ふざけんな! 俺は静かに暮らしたいんだよ!」
ブラック労働はもうこりごり。大地は異世界の緩衝地帯「ポポロ村」で、地球の物資とコンビニ知識、そして「うなる右腕(ジャイロボール)」を武器に、悠々自適なスローライフを目指す!
……はずが、可愛い月兎族の村長を助けたり、腹ペコのエルフ王女を餌付けしたり、気づけば村の英雄に!?
元球児が投げる「紅蓮の魔球」が唸り、女神の「ボッタクリ通販」が世界を変える!
異世界コンビニ・コメディ、開店ガラガラ!
『追放された底辺付与術師、実は【全自動化】のチートスキル持ちでした〜ブラックギルドを追い出されたので、辺境で商会を立ち上げたら勝手に世界規
NagiKurou
ファンタジー
「お前のような、一日中デスクに座って何もしない無能はクビだ!」
国内最大のギルド『栄光の剣』で、底辺の付与術師として働いていたアルスは、ある日突然、強欲なギルドマスターから追放を言い渡される。
しかし、彼らは知らなかった。ギルドの武器の自動修復、物流の最適化、資金管理に至るまで、すべてアルスの固有スキル【全自動化(ワークフロー構築)】によって完璧にシステム化され、回っていたことを。
「俺がいなくなったら、あの自動化システム、全部止まるけど……まあいいか」
管理権限を解除し、辺境へと旅立ったアルス。彼は自身のスキルを使って、圧倒的な耐久力を誇る銀色の四輪型重装ゴーレムを作り出し、気ままな行商を始める。
一度構築すれば無限に富を生み出す「全自動」のチートスキルで、アルスの商会は瞬く間に世界規模へとスケールしていく!
一方、すべてを失ったギルドは、生産ラインが崩壊し、絶望のどん底へと突き落とされていくのだった……。
「雑草係」と追放された俺、スキル『草むしり』でドラゴンも魔王も引っこ抜く~極めた園芸スキルは、世界樹すら苗木扱いする神の力でした~
eringi
ファンタジー
「たかが雑草を抜くだけのスキルなんて、勇者パーティには不要だ!」
王立アカデミーを首席で卒業したものの、発現したスキルが『草むしり』だった少年・ノエル。
彼は幼馴染の勇者に見下され、パーティから追放されてしまう。
失意のノエルは、人里離れた「魔の森」で静かに暮らすことを決意する。
しかし彼は知らなかった。彼のスキル『草むしり』は、対象を「不要な雑草」と認識すれば、たとえドラゴンであろうと古代兵器であろうと、根こそぎ引っこ抜いて消滅させる即死チートだったのだ。
「あれ? この森の雑草、ずいぶん頑丈だな(ドラゴンを引っこ抜きながら)」
ノエルが庭の手入れをするだけで、Sランク魔物が次々と「除草」され、やがて森は伝説の聖域へと生まれ変わっていく。
その実力に惹かれ、森の精霊(美女)や、亡国の女騎士、魔王の娘までもが彼の「庭」に集まり、いつしかハーレム状態に。
一方、ノエルを追放した勇者たちは、ダンジョンの茨や毒草の処理ができずに進行不能となり、さらにはノエルが密かに「除草」していた強力な魔物たちに囲まれ、絶望の淵に立たされていた。
「ノエル! 戻ってきてくれ!」
「いや、いま家庭菜園が忙しいんで」
これは、ただ庭いじりをしているだけの少年が、無自覚に世界最強に至る物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる