79 / 95
第79話:世界への呼びかけ
しおりを挟む
セレスティアの真の目的を知る由もない俺たちは、それぞれの戦場へと全速力で向かっていた。
俺はアルカディアと友好関係を結んだ東の商業連合が手配してくれた、最速の飛竜(ワイバーン)の背に乗り、南方の砂漠地帯を目指していた。
眼下には見慣れた緑豊かな大地が、次第に乾燥した赤茶けた荒野へと姿を変えていく。風は熱を帯び、肌を焼くようだった。
隣を飛ぶ別の飛竜には、リズベットと彼女が率いる十体のガイア・ガーディアンが乗り込んでいる。彼らの目的地はここからさらに北、ドワーフの国が聳える万年雪山だ。
「おい、お頭! 先に行くぜ!」
リズベットが豪快に手を振る。「親父の国の危機だ、さっさと片付けて祝杯としゃれこもうじゃねえか!」
「ああ、武運を祈る!」
俺も手を振り返す。彼女たちの飛竜は大きく旋回し、北の空へとその姿を消していった。
シルフィは俺たちとは別行動だった。
彼女はエルフ族にしか使えない森の『道』を繋ぐ転移魔法を使い、一足先に故郷である『翠玉の森』へと向かっている。彼女の知識とエリクサーリーフの力があれば、必ずや森を蝕む呪いを解き明かしてくれるはずだ。
俺たちは三つに分かれた。
だが、心は一つに繋がっている。
必ずそれぞれの使命を果たし、アルカディアで笑顔で再会する。
その固い誓いを胸に。
数日間の飛行の末、俺はついに目的地の砂漠の王国『アル・サナード』の上空へと到達した。
眼下に広がる光景は凄惨だった。
かつては砂漠の宝石と謳われた美しいオアシス都市が、完全に砂に埋もれ廃墟と化している。そして、その中心部。
大地から天を突くようにそびえ立つ、巨大な黒いピラミッド。
その周囲の砂漠がまるで生き物のように、脈動していた。
「……あれが、サンドワーム・リッチ」
俺の視線の先。
砂の中から巨大な骨でできた百足のような魔物が、その身をもたげた。
全長は数百メートルはあろうか。その節々からは無数の人骨の腕が突き出し、空を掻きむしっている。そして、その頭部は古代の王が被るような禍々しい黄金の冠を戴いていた。
死と砂漠の王。
神話級のアンデッドモンスターが邪悪なオーラを撒き散らしながら、俺を侵入者として睨みつけていた。
俺は飛竜に指示を出し、ピラミッドから少し離れた岩山の上へと降り立った。
そこにはこの国の生き残りであろう王国の騎士たちが、絶望的な顔で陣を敷いていた。
俺の姿を認めると、一人の将軍らしき男が駆け寄ってきた。
「おお……! あなた様がアルカディアのアルフォンス国王陛下か! よくぞお越しくださいました!」
彼は砂漠の民の流儀で、俺の前にひざまずいた。
「状況を聞かせてほしい」
俺が尋ねると、将軍は悔しそうに唇を噛み締めた。
「……我々の力ではもはや手も足も出ません。あの魔物は砂の中を自在に移動し、こちらの攻撃はほとんど通用しない。そして、あのピラミッドから放たれる呪いの砂嵐が兵士たちの生命力をじわじわと奪っていくのです……」
典型的なアンデッドの王が使う戦術。
本体を叩かなければ無限に湧き出る砂の兵士と呪いの力によって、いずれは全滅させられてしまう。
そして、その本体は広大な砂漠のどこに潜んでいるか分からない。
「……ピラミッドが怪しいな」
俺はすべての元凶であろう黒い建造物を見据えた。
「ですが陛下! あのピラミッドには強力な呪いの結界が張られており、近づくことさえままならないのです!」
俺は何も言わず右手を砂漠の大地につけた。
スキル【神の農園】を発動させる。
俺の意識はアルカディアから遠く離れたこの異国の砂漠の、その地下深くまで染み渡っていく。
……感じる。
この砂の下にもアルカディアと同じ星の生命力の流れ『龍脈』が、か細くではあるが流れている。
そして、あの黒いピラミッドがその龍脈の最も重要な一点に楔のように打ち込まれ、大地のエネルギーを邪悪な力へと無理やり変換しているのが分かった。
「……なるほどな。セレスティアの狙いはこれか」
各地の災厄はただの陽動ではない。
それはこの星そのものを内側から汚染し、弱らせるための『呪いの杭』だったのだ。
森の泉を汚し、山の封印を解き、そして砂漠の龍脈を塞ぐ。
すべては邪神が降臨しやすいように、この世界を弱らせるための儀式の一部。
俺は静かに立ち上がった。
俺のやるべきことは、ただ目の前の魔物を倒すことだけではない。
この大地に打ち込まれた呪いの杭を引き抜き、この星の生命の流れを正常に戻すことだ。
俺は絶望の淵にいる砂漠の王国の将軍と、その兵士たちに向き直った。
そして、アルカディアの王として、そしてこの星の守護者として高らかに宣言した。
「――聞け、アル・サナードの勇者たちよ!」
俺の声は魔力によって増幅され、砂漠の風に乗って全ての兵士の耳に届いた。
「絶望するにはまだ早い。この世界はまだ終わってはいない!」
「俺はアルフォンス・アルカディア。遠き北の大地より、お前たちと共に戦うためにやってきた!」
俺はガイアズ・エッジを天に掲げた。
その黄金の刃が砂漠の太陽を反射して、神々しく輝く。
「俺たちの敵はただの魔物ではない! この世界そのものを死と絶望に陥れようとする、大いなる『闇』だ! だが、恐れるな! 闇が深ければ、光もまた強くなる!」
俺は、この世界の全ての国々に向けて、そしてまだ見ぬ志を同じくする者たちに向けて呼びかけた。
「今こそ種族も国境も越え、一つになる時だ! この星に生きるすべての者たちよ! 立ち上がれ! 我らが愛するこの世界を、邪悪な者たちの好きにはさせない!」
俺の魂からの叫びは、龍脈を通じて世界中に響き渡ったのかもしれない。
絶望に沈んでいた兵士たちの瞳に、再び闘志の炎が灯り始めた。
彼らは槍を、剣を、再び握りしめる。
「俺に続け! 目指すはあの黒いピラミッド! 邪悪の根源を叩き潰す!」
俺はそう叫ぶと、一人サンドワーム・リッチが待ち受ける死の砂漠へと駆け出した。
俺の後ろから、砂漠の騎士たちの、大地を揺るがすほどの雄叫びが続いてきた。
対邪教団連合。
その最初の狼煙は、この灼熱の砂漠の地で今上がったのだ。
俺たちの世界を救うための本当の戦いが、ここから始まる。
俺はアルカディアと友好関係を結んだ東の商業連合が手配してくれた、最速の飛竜(ワイバーン)の背に乗り、南方の砂漠地帯を目指していた。
眼下には見慣れた緑豊かな大地が、次第に乾燥した赤茶けた荒野へと姿を変えていく。風は熱を帯び、肌を焼くようだった。
隣を飛ぶ別の飛竜には、リズベットと彼女が率いる十体のガイア・ガーディアンが乗り込んでいる。彼らの目的地はここからさらに北、ドワーフの国が聳える万年雪山だ。
「おい、お頭! 先に行くぜ!」
リズベットが豪快に手を振る。「親父の国の危機だ、さっさと片付けて祝杯としゃれこもうじゃねえか!」
「ああ、武運を祈る!」
俺も手を振り返す。彼女たちの飛竜は大きく旋回し、北の空へとその姿を消していった。
シルフィは俺たちとは別行動だった。
彼女はエルフ族にしか使えない森の『道』を繋ぐ転移魔法を使い、一足先に故郷である『翠玉の森』へと向かっている。彼女の知識とエリクサーリーフの力があれば、必ずや森を蝕む呪いを解き明かしてくれるはずだ。
俺たちは三つに分かれた。
だが、心は一つに繋がっている。
必ずそれぞれの使命を果たし、アルカディアで笑顔で再会する。
その固い誓いを胸に。
数日間の飛行の末、俺はついに目的地の砂漠の王国『アル・サナード』の上空へと到達した。
眼下に広がる光景は凄惨だった。
かつては砂漠の宝石と謳われた美しいオアシス都市が、完全に砂に埋もれ廃墟と化している。そして、その中心部。
大地から天を突くようにそびえ立つ、巨大な黒いピラミッド。
その周囲の砂漠がまるで生き物のように、脈動していた。
「……あれが、サンドワーム・リッチ」
俺の視線の先。
砂の中から巨大な骨でできた百足のような魔物が、その身をもたげた。
全長は数百メートルはあろうか。その節々からは無数の人骨の腕が突き出し、空を掻きむしっている。そして、その頭部は古代の王が被るような禍々しい黄金の冠を戴いていた。
死と砂漠の王。
神話級のアンデッドモンスターが邪悪なオーラを撒き散らしながら、俺を侵入者として睨みつけていた。
俺は飛竜に指示を出し、ピラミッドから少し離れた岩山の上へと降り立った。
そこにはこの国の生き残りであろう王国の騎士たちが、絶望的な顔で陣を敷いていた。
俺の姿を認めると、一人の将軍らしき男が駆け寄ってきた。
「おお……! あなた様がアルカディアのアルフォンス国王陛下か! よくぞお越しくださいました!」
彼は砂漠の民の流儀で、俺の前にひざまずいた。
「状況を聞かせてほしい」
俺が尋ねると、将軍は悔しそうに唇を噛み締めた。
「……我々の力ではもはや手も足も出ません。あの魔物は砂の中を自在に移動し、こちらの攻撃はほとんど通用しない。そして、あのピラミッドから放たれる呪いの砂嵐が兵士たちの生命力をじわじわと奪っていくのです……」
典型的なアンデッドの王が使う戦術。
本体を叩かなければ無限に湧き出る砂の兵士と呪いの力によって、いずれは全滅させられてしまう。
そして、その本体は広大な砂漠のどこに潜んでいるか分からない。
「……ピラミッドが怪しいな」
俺はすべての元凶であろう黒い建造物を見据えた。
「ですが陛下! あのピラミッドには強力な呪いの結界が張られており、近づくことさえままならないのです!」
俺は何も言わず右手を砂漠の大地につけた。
スキル【神の農園】を発動させる。
俺の意識はアルカディアから遠く離れたこの異国の砂漠の、その地下深くまで染み渡っていく。
……感じる。
この砂の下にもアルカディアと同じ星の生命力の流れ『龍脈』が、か細くではあるが流れている。
そして、あの黒いピラミッドがその龍脈の最も重要な一点に楔のように打ち込まれ、大地のエネルギーを邪悪な力へと無理やり変換しているのが分かった。
「……なるほどな。セレスティアの狙いはこれか」
各地の災厄はただの陽動ではない。
それはこの星そのものを内側から汚染し、弱らせるための『呪いの杭』だったのだ。
森の泉を汚し、山の封印を解き、そして砂漠の龍脈を塞ぐ。
すべては邪神が降臨しやすいように、この世界を弱らせるための儀式の一部。
俺は静かに立ち上がった。
俺のやるべきことは、ただ目の前の魔物を倒すことだけではない。
この大地に打ち込まれた呪いの杭を引き抜き、この星の生命の流れを正常に戻すことだ。
俺は絶望の淵にいる砂漠の王国の将軍と、その兵士たちに向き直った。
そして、アルカディアの王として、そしてこの星の守護者として高らかに宣言した。
「――聞け、アル・サナードの勇者たちよ!」
俺の声は魔力によって増幅され、砂漠の風に乗って全ての兵士の耳に届いた。
「絶望するにはまだ早い。この世界はまだ終わってはいない!」
「俺はアルフォンス・アルカディア。遠き北の大地より、お前たちと共に戦うためにやってきた!」
俺はガイアズ・エッジを天に掲げた。
その黄金の刃が砂漠の太陽を反射して、神々しく輝く。
「俺たちの敵はただの魔物ではない! この世界そのものを死と絶望に陥れようとする、大いなる『闇』だ! だが、恐れるな! 闇が深ければ、光もまた強くなる!」
俺は、この世界の全ての国々に向けて、そしてまだ見ぬ志を同じくする者たちに向けて呼びかけた。
「今こそ種族も国境も越え、一つになる時だ! この星に生きるすべての者たちよ! 立ち上がれ! 我らが愛するこの世界を、邪悪な者たちの好きにはさせない!」
俺の魂からの叫びは、龍脈を通じて世界中に響き渡ったのかもしれない。
絶望に沈んでいた兵士たちの瞳に、再び闘志の炎が灯り始めた。
彼らは槍を、剣を、再び握りしめる。
「俺に続け! 目指すはあの黒いピラミッド! 邪悪の根源を叩き潰す!」
俺はそう叫ぶと、一人サンドワーム・リッチが待ち受ける死の砂漠へと駆け出した。
俺の後ろから、砂漠の騎士たちの、大地を揺るがすほどの雄叫びが続いてきた。
対邪教団連合。
その最初の狼煙は、この灼熱の砂漠の地で今上がったのだ。
俺たちの世界を救うための本当の戦いが、ここから始まる。
11
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
『ゴミ掃除』が役立たずと追放されたが、実は『存在抹消』級のチートだった。勇者一行がゴミで溺れているが、俺は辺境で美少女と温泉宿を経営中なので
eringi
ファンタジー
「悪いが、お前のスキル『ゴミ掃除』は魔王討伐の役には立たない。クビだ」
勇者パーティの雑用係だったアレクは、戦闘の役に立たないという理由で、ダンジョンの最深部手前で追放されてしまう。
しかし、勇者たちは気づいていなかった。
彼らの装備が常に新品同様だったのも、野営地が快適だったのも、襲い来る高レベルモンスターの死体が跡形もなく消えていたのも、すべてアレクが『掃除』していたからだということに。
アレクのスキルは単なる掃除ではない。対象を空間ごと削り取る『存在抹消』レベルの規格外チートだったのだ。
一人になったアレクは、気ままに生こうと辺境の廃村にたどり着く。
そこでボロボロになっていた伝説のフェンリル(美少女化)を『洗浄』して懐かれたり、呪われたエルフの姫君を『シミ抜き』して救ったりしているうちに、いつの間にかそこは世界最高峰の温泉宿になっていて……?
一方、アレクを失った勇者パーティは、武器は錆びつき、悪臭にまみれ、雑魚モンスターの処理すら追いつかず破滅の一途をたどっていた。
「今さら戻ってきてくれと言われても、俺はお客さん(美少女)の背中を流すのに忙しいんで」
これは、掃除屋の少年が無自覚に最強の座に君臨し、幸せなスローライフを送る物語。
借金まみれの錬金術師、趣味で作ったポーションがダンジョンで飛ぶように売れる~探索者の間で【伝説のエリクサー】として話題に~
わんた
ファンタジー
「今日中に出ていけ! 半年も家賃を滞納してるんだぞ!」
現代日本にダンジョンとスキルが存在する世界。
渋谷で錬金術師として働いていた裕真は、研究に没頭しすぎて店舗の家賃を払えず、ついに追い出されるハメになった。
私物と素材だけが残された彼に残された選択肢は――“現地販売”の行商スタイル!
「マスター、売ればいいんですよ。死にかけの探索者に、定価よりちょっと高めで」
提案したのは、裕真が自作した人工精霊・ユミだ。
家事万能、事務仕事完璧、なのにちょっとだけ辛辣だが、裕真にとっては何物にも代えがたい家族でありパートナーでもある。
裕真はギルドの後ろ盾、そして常識すらないけれど、素材とスキルとユミがいればきっと大丈夫。
錬金術のスキルだけで社会の荒波を乗り切る。
主人公無双×のんびり錬金スローライフ!
72時間ワンオペ死した元球児、女神の『ボッタクリ』通販と『絶対破壊不能』のノートPCで異世界最強のコンビニ・スローライフを始める
月神世一
ファンタジー
「剣? 魔法? いいえ、俺の武器は『鈍器になるノートPC』と『時速160kmの剛速球』です」
あらすじ
ブラックコンビニで72時間連続勤務の末、過労死した元甲子園優勝投手・赤木大地。
目覚めた彼を待っていたのは、コタツでソシャゲ三昧のダメ女神・ルチアナだった。
「手違いで死なせちゃった☆ 詫び石代わりにこれあげる」
渡されたのは、地球のAmazonもGoogleも使える『絶対破壊不能』のノートPC。
ただし、購入レートは定価の10倍という超ボッタクリ仕様!?
「ふざけんな! 俺は静かに暮らしたいんだよ!」
ブラック労働はもうこりごり。大地は異世界の緩衝地帯「ポポロ村」で、地球の物資とコンビニ知識、そして「うなる右腕(ジャイロボール)」を武器に、悠々自適なスローライフを目指す!
……はずが、可愛い月兎族の村長を助けたり、腹ペコのエルフ王女を餌付けしたり、気づけば村の英雄に!?
元球児が投げる「紅蓮の魔球」が唸り、女神の「ボッタクリ通販」が世界を変える!
異世界コンビニ・コメディ、開店ガラガラ!
『追放された底辺付与術師、実は【全自動化】のチートスキル持ちでした〜ブラックギルドを追い出されたので、辺境で商会を立ち上げたら勝手に世界規
NagiKurou
ファンタジー
「お前のような、一日中デスクに座って何もしない無能はクビだ!」
国内最大のギルド『栄光の剣』で、底辺の付与術師として働いていたアルスは、ある日突然、強欲なギルドマスターから追放を言い渡される。
しかし、彼らは知らなかった。ギルドの武器の自動修復、物流の最適化、資金管理に至るまで、すべてアルスの固有スキル【全自動化(ワークフロー構築)】によって完璧にシステム化され、回っていたことを。
「俺がいなくなったら、あの自動化システム、全部止まるけど……まあいいか」
管理権限を解除し、辺境へと旅立ったアルス。彼は自身のスキルを使って、圧倒的な耐久力を誇る銀色の四輪型重装ゴーレムを作り出し、気ままな行商を始める。
一度構築すれば無限に富を生み出す「全自動」のチートスキルで、アルスの商会は瞬く間に世界規模へとスケールしていく!
一方、すべてを失ったギルドは、生産ラインが崩壊し、絶望のどん底へと突き落とされていくのだった……。
「雑草係」と追放された俺、スキル『草むしり』でドラゴンも魔王も引っこ抜く~極めた園芸スキルは、世界樹すら苗木扱いする神の力でした~
eringi
ファンタジー
「たかが雑草を抜くだけのスキルなんて、勇者パーティには不要だ!」
王立アカデミーを首席で卒業したものの、発現したスキルが『草むしり』だった少年・ノエル。
彼は幼馴染の勇者に見下され、パーティから追放されてしまう。
失意のノエルは、人里離れた「魔の森」で静かに暮らすことを決意する。
しかし彼は知らなかった。彼のスキル『草むしり』は、対象を「不要な雑草」と認識すれば、たとえドラゴンであろうと古代兵器であろうと、根こそぎ引っこ抜いて消滅させる即死チートだったのだ。
「あれ? この森の雑草、ずいぶん頑丈だな(ドラゴンを引っこ抜きながら)」
ノエルが庭の手入れをするだけで、Sランク魔物が次々と「除草」され、やがて森は伝説の聖域へと生まれ変わっていく。
その実力に惹かれ、森の精霊(美女)や、亡国の女騎士、魔王の娘までもが彼の「庭」に集まり、いつしかハーレム状態に。
一方、ノエルを追放した勇者たちは、ダンジョンの茨や毒草の処理ができずに進行不能となり、さらにはノエルが密かに「除草」していた強力な魔物たちに囲まれ、絶望の淵に立たされていた。
「ノエル! 戻ってきてくれ!」
「いや、いま家庭菜園が忙しいんで」
これは、ただ庭いじりをしているだけの少年が、無自覚に世界最強に至る物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる