79 / 100
第79話 ウェディングドレスは天使の羽衣
しおりを挟む
結婚式の準備が着々と進んでいく中で。
俺たちには一つ、大きな、そして何よりも楽しみなイベントが残されていた。
ルナのウェディングドレス選びだ。
もちろん、その重要な役目には俺も「花嫁が最も美しく見えるドレスを選ぶ、花婿の神聖な義務」と称して同行することになっていた。(主にクラリスとアルフォンス公爵によって強制的に)
その日、俺たちが訪れたのは王都でも最高級と名高い、オーダーメイドのウェディングドレス専門店だった。
シルフィード公爵家御用達というその店は完全予約制で、店内には俺たち以外誰もいなかった。
白で統一された、夢のように美しい空間。
そこには目も眩むような純白のドレスの数々が、まるで芸術品のように飾られていた。
「まあ…!」
ルナは、その光景に感嘆のため息を漏らした。
その瞳は、幼い頃にお姫様のおとぎ話を読んだ少女のようにキラキラと輝いている。
女性にとってウェディングドレスというものがどれほど特別で神聖なものであるか。
その横顔を見ているだけで、俺にもひしひしと伝わってきた。
「ようこそおいでくださいました、ユウキ様、ルナリア様」
店の奥から現れたのはマダムと呼ばれる、品の良い初老の女性デザイナーだった。
彼女は長年シルフィード家の女性たちのドレスを手掛けてきた、伝説的な職人らしい。
「ルナリアお嬢様の晴れの日のお衣装を、この手でお仕立てできること、生涯の誉れにございます」
彼女はそう言うと、深々と優雅に一礼した。
ドレス選びは、まずマダムによるカウンセリングから始まった。
「お嬢様はどのようなドレスがお好みでいらっしゃいますか? クラシカルなもの、モダンなもの、可憐なもの…」
様々なデザイン画を見せられながら、ルナは少しだけ迷っていた。
だがやがて、彼女は一つの答えを見つけ出したようだった。
彼女は俺の方をちらりと見た。
そして少しだけ頬を染めながら、マダムに告げた。
「…ユウキが一番喜んでくれるドレスが、よろしいですわ」
そのあまりにも健気で、あまりにも愛おしい答え。
俺の心臓は、きゅう、と甘く締め付けられた。
マダムは、そのやり取りを微笑ましそうに見ていた。
「かしこまりました。でしたら、まずはいくつかお気に召しそうなものをご試着いただくのがよろしいでしょう。旦那様にはぜひ、その目で最高の一着を見つけて差し上げてくださいませ」
こうして、俺の人生で最も過酷で、そして最も幸福な試練の時間が始まった。
ルナはマダムに付き添われ、店の奥にある巨大な試着室へと消えていった。
俺は部屋の中央に置かれたビロード張りのソファに深く腰を下ろした。
心臓が落ち着かない。
これから俺は、一体どんな光景を目にすることになるのだろうか。
待つこと数分。
その時間は永遠のようにも感じられた。
やがて、試着室の重厚なカーテンが静かにゆっくりと開かれた。
最初に俺の目に飛び込んできたのは、無数の真珠が縫い付けられたクラシカルなロングスリーブのドレスだった。
気品があり清楚で、まさに公爵令嬢にふさわしい完璧な一着。
その姿は、息を呑むほど美しかった。
「…どう、でしょうか…?」
不安そうに尋ねる彼女に、俺はかろうじて声を絞り出した。
「…すごく綺麗だ。まるでお姫様みたいだ」
俺の言葉に、彼女は嬉しそうに微笑んだ。
だが試練はまだ始まったばかりだった。
「では、次はこちらを」
マダムの悪魔のような囁きと共に、カーテンは再び閉じられる。
次に現れたのは、肩を大胆に露出したマーメイドラインのドレスだった。
彼女の女性らしいしなやかな体のラインを完璧に映し出す、そのデザイン。
先ほどの可憐さとは違う、息が詰まるような大人びた色香。
俺はもう言葉を発することもできず、ただ固まることしかできなかった。
次から次へと。
カーテンが開かれるたびに、俺の目の前には全く違う魅力を持った天使が現れた。
スカート部分が何層にも重なったチュールで雲のように広がる、プリンセスラインのドレス。
シンプルながらも背中が大きく開いた、モダンなデザインのスレンダードレス。
そのどれもが完璧に彼女の美しさを引き出していた。
俺はもう自分が何を言ったのか覚えていない。
ただひたすらに「綺麗だ」「可愛い」「すごい」といった、語彙力の欠片もない魂からの呟きを繰り返すだけだった。
俺の心臓はもう限界だった。
そして最後の一着。
マダムが「これはお嬢様のために、わたくしが密かにデザインしておりました特別な一着でございます」と自信ありげに言った、そのドレス。
カーテンが開かれる。
その瞬間、俺は本当に呼吸が止まった。
そこに立っていたのは、もはやただの美しい花嫁ではなかった。
天から舞い降りた光の女神、そのものだった。
ドレスは極めてシンプルなAラインのシルエット。
だがその生地全体に、俺が彼女に贈った指輪の宝石と同じ「月光石」を粉末状にしたものが織り込まれていたのだ。
店内の柔らかな光を浴びて、ドレス全体がまるで内側から発光しているかのように淡い虹色の輝きを放っている。
それはまるで天使の羽衣。
あるいは星屑を紡いで作られた神々の衣。
そのあまりにも幻想的で、神々しいまでの美しさ。
ルナは、その輝きに包まれながら少しだけはにかんで俺に微笑みかけた。
その笑顔は、これまで見たどんな笑顔よりも尊く、そして愛おしかった。
俺の瞳から一筋、温かい何かが静かに流れ落ちた。
ああ、俺はこの女神と結婚するのだ。
この世界で一番美しい花嫁を、俺が生涯をかけて守っていくのだ。
そのあまりにも大きな、そしてあまりにも幸せな事実に、俺の心は完全に満たされていた。
「…ユキ?」
俺が何も言わずにただ涙を流しているのを見て、彼女が心配そうに声をかけてくる。
俺は、ようやく声を絞り出した。
その声は感動で震えていた。
「…それに、しよう」
俺のその一言。
それが答えだった。
ルナのウェディングドレスは、この天使の羽衣に決まった。
彼女は俺の涙の意味を正確に理解して、今日一番の、そして人生で最高の幸せに満ち溢れた笑顔で微笑み返した。
その笑顔は彼女が身に纏うドレスの輝きにも決して負けないほどの、強い強い光を放っていた。
俺たちの結婚式への道のりは、また一つ最高の思い出と共にその歩みを進めたのだった。
俺たちには一つ、大きな、そして何よりも楽しみなイベントが残されていた。
ルナのウェディングドレス選びだ。
もちろん、その重要な役目には俺も「花嫁が最も美しく見えるドレスを選ぶ、花婿の神聖な義務」と称して同行することになっていた。(主にクラリスとアルフォンス公爵によって強制的に)
その日、俺たちが訪れたのは王都でも最高級と名高い、オーダーメイドのウェディングドレス専門店だった。
シルフィード公爵家御用達というその店は完全予約制で、店内には俺たち以外誰もいなかった。
白で統一された、夢のように美しい空間。
そこには目も眩むような純白のドレスの数々が、まるで芸術品のように飾られていた。
「まあ…!」
ルナは、その光景に感嘆のため息を漏らした。
その瞳は、幼い頃にお姫様のおとぎ話を読んだ少女のようにキラキラと輝いている。
女性にとってウェディングドレスというものがどれほど特別で神聖なものであるか。
その横顔を見ているだけで、俺にもひしひしと伝わってきた。
「ようこそおいでくださいました、ユウキ様、ルナリア様」
店の奥から現れたのはマダムと呼ばれる、品の良い初老の女性デザイナーだった。
彼女は長年シルフィード家の女性たちのドレスを手掛けてきた、伝説的な職人らしい。
「ルナリアお嬢様の晴れの日のお衣装を、この手でお仕立てできること、生涯の誉れにございます」
彼女はそう言うと、深々と優雅に一礼した。
ドレス選びは、まずマダムによるカウンセリングから始まった。
「お嬢様はどのようなドレスがお好みでいらっしゃいますか? クラシカルなもの、モダンなもの、可憐なもの…」
様々なデザイン画を見せられながら、ルナは少しだけ迷っていた。
だがやがて、彼女は一つの答えを見つけ出したようだった。
彼女は俺の方をちらりと見た。
そして少しだけ頬を染めながら、マダムに告げた。
「…ユウキが一番喜んでくれるドレスが、よろしいですわ」
そのあまりにも健気で、あまりにも愛おしい答え。
俺の心臓は、きゅう、と甘く締め付けられた。
マダムは、そのやり取りを微笑ましそうに見ていた。
「かしこまりました。でしたら、まずはいくつかお気に召しそうなものをご試着いただくのがよろしいでしょう。旦那様にはぜひ、その目で最高の一着を見つけて差し上げてくださいませ」
こうして、俺の人生で最も過酷で、そして最も幸福な試練の時間が始まった。
ルナはマダムに付き添われ、店の奥にある巨大な試着室へと消えていった。
俺は部屋の中央に置かれたビロード張りのソファに深く腰を下ろした。
心臓が落ち着かない。
これから俺は、一体どんな光景を目にすることになるのだろうか。
待つこと数分。
その時間は永遠のようにも感じられた。
やがて、試着室の重厚なカーテンが静かにゆっくりと開かれた。
最初に俺の目に飛び込んできたのは、無数の真珠が縫い付けられたクラシカルなロングスリーブのドレスだった。
気品があり清楚で、まさに公爵令嬢にふさわしい完璧な一着。
その姿は、息を呑むほど美しかった。
「…どう、でしょうか…?」
不安そうに尋ねる彼女に、俺はかろうじて声を絞り出した。
「…すごく綺麗だ。まるでお姫様みたいだ」
俺の言葉に、彼女は嬉しそうに微笑んだ。
だが試練はまだ始まったばかりだった。
「では、次はこちらを」
マダムの悪魔のような囁きと共に、カーテンは再び閉じられる。
次に現れたのは、肩を大胆に露出したマーメイドラインのドレスだった。
彼女の女性らしいしなやかな体のラインを完璧に映し出す、そのデザイン。
先ほどの可憐さとは違う、息が詰まるような大人びた色香。
俺はもう言葉を発することもできず、ただ固まることしかできなかった。
次から次へと。
カーテンが開かれるたびに、俺の目の前には全く違う魅力を持った天使が現れた。
スカート部分が何層にも重なったチュールで雲のように広がる、プリンセスラインのドレス。
シンプルながらも背中が大きく開いた、モダンなデザインのスレンダードレス。
そのどれもが完璧に彼女の美しさを引き出していた。
俺はもう自分が何を言ったのか覚えていない。
ただひたすらに「綺麗だ」「可愛い」「すごい」といった、語彙力の欠片もない魂からの呟きを繰り返すだけだった。
俺の心臓はもう限界だった。
そして最後の一着。
マダムが「これはお嬢様のために、わたくしが密かにデザインしておりました特別な一着でございます」と自信ありげに言った、そのドレス。
カーテンが開かれる。
その瞬間、俺は本当に呼吸が止まった。
そこに立っていたのは、もはやただの美しい花嫁ではなかった。
天から舞い降りた光の女神、そのものだった。
ドレスは極めてシンプルなAラインのシルエット。
だがその生地全体に、俺が彼女に贈った指輪の宝石と同じ「月光石」を粉末状にしたものが織り込まれていたのだ。
店内の柔らかな光を浴びて、ドレス全体がまるで内側から発光しているかのように淡い虹色の輝きを放っている。
それはまるで天使の羽衣。
あるいは星屑を紡いで作られた神々の衣。
そのあまりにも幻想的で、神々しいまでの美しさ。
ルナは、その輝きに包まれながら少しだけはにかんで俺に微笑みかけた。
その笑顔は、これまで見たどんな笑顔よりも尊く、そして愛おしかった。
俺の瞳から一筋、温かい何かが静かに流れ落ちた。
ああ、俺はこの女神と結婚するのだ。
この世界で一番美しい花嫁を、俺が生涯をかけて守っていくのだ。
そのあまりにも大きな、そしてあまりにも幸せな事実に、俺の心は完全に満たされていた。
「…ユキ?」
俺が何も言わずにただ涙を流しているのを見て、彼女が心配そうに声をかけてくる。
俺は、ようやく声を絞り出した。
その声は感動で震えていた。
「…それに、しよう」
俺のその一言。
それが答えだった。
ルナのウェディングドレスは、この天使の羽衣に決まった。
彼女は俺の涙の意味を正確に理解して、今日一番の、そして人生で最高の幸せに満ち溢れた笑顔で微笑み返した。
その笑顔は彼女が身に纏うドレスの輝きにも決して負けないほどの、強い強い光を放っていた。
俺たちの結婚式への道のりは、また一つ最高の思い出と共にその歩みを進めたのだった。
22
あなたにおすすめの小説
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
【完結】不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。
日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。
フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ!
フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。
美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。
しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。
最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!
異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜
キノア9g
ファンタジー
「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」
20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。
一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。
毎日19時更新予定。
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
異世界転移したら、神の力と無敵の天使軍団を授かったんだが。
猫正宗
ファンタジー
白羽明星は気付けば異世界転移しており、背に純白の六翼を生やした熾天使となっていた。
もともと現世に未練などなかった明星は、大喜びで異世界の大空を飛び回る。
すると遥か空の彼方、誰も到達できないほどの高度に存在する、巨大な空獣に守られた天空城にたどり着く。
主人不在らしきその城に入ると頭の中にダイレクトに声が流れてきた。
――霊子力パターン、熾天使《セラフ》と認識。天界の座マスター登録します。……ああ、お帰りなさいルシフェル様。お戻りをお待ち申し上げておりました――
風景が目まぐるしく移り変わる。
天空城に封じられていた七つの天国が解放されていく。
移り変わる景色こそは、
第一天 ヴィロン。
第二天 ラキア。
第三天 シャハクィム。
第四天 ゼブル。
第五天 マオン。
第六天 マコン。
それらはかつて天界を構成していた七つの天国を再現したものだ。
気付けば明星は、玉座に座っていた。
そこは天の最高位。
第七天 アラボト。
そして玉座の前には、明星に絶対の忠誠を誓う超常なる存在《七元徳の守護天使たち》が膝をついていたのだった。
――これは異世界で神なる権能と無敵の天使軍団を手にした明星が、調子に乗ったエセ強者を相手に無双したり、のんびりスローライフを満喫したりする物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる