96 / 100
第96話:決着
勝利の歓声が響き渡る玉座の間。
その喧騒の中心で、俺はヴァルザーが遺した小さな鍵を、じっと見つめていた。
この鍵が開ける扉の向こうに、この長い戦いの、本当の『決着』が待っているような気がした。
「アッシュ殿。それは?」
バルガスが、俺の手元に気づき、尋ねてきた。
「……ヴァルザーの、置き土産かもしれません」
俺は、そう答えた。
「少し、一人で調べてきてもいいですか」
「うむ。だが、無理はするな。もう、お主一人が背負う必要はないのだぞ」
バルガスの温かい言葉に、俺は頷いて応えた。
俺は、歓喜に沸く仲間たちに後を託し、一人、王城の奥深くへと足を踏み入れた。
目指すは、宰相執務室。
城内の兵士たちは、既に降伏しているか、あるいは解放軍によって拘束されていた。長い廊下は、静まり返っている。
やがてたどり着いた宰相執務室の扉は、豪華な装飾が施され、ヴァルザーの権勢を物語っていた。
俺は、手にした鍵を、鍵穴に差し込んだ。
カチャリ、と軽い音を立てて、扉は開いた。
中は、ヴァルザーの性格を映したかのように、完璧なまでに整然としていた。壁一面の本棚、巨大な執務机、そして、窓の外には王都の街並みが一望できる。
一見すると、ただの優秀な政治家の仕事部屋だ。
だが、俺の『幸運』が、この部屋に隠された、異様な気配を告げていた。
俺は、部屋の中を注意深く調べ始めた。
本棚、机の引き出し、絨毯の下。
どこにも、怪しいものはない。
だが、違和感は消えない。
俺は、ふと、部屋の隅に置かれた、何の変哲もない地球儀に目をやった。
なぜか、その地球儀だけが、俺の注意を強く引く。
俺は、それに近づき、そっと手を触れた。
そして、何気なく、それを少しだけ回転させてみた。
すると、地球儀の特定の場所――辺境のアルカディア村があるあたり――を指した時、カチリ、と小さな音がした。
ゴゴゴゴゴ……。
執務室の壁の一部が、音を立ててスライドし、隠し部屋への入り口が現れた。
やはり、何かあったのだ。
俺は、松明を手に、その暗い闇の中へと、慎重に足を踏み入れた。
隠し部屋の中は、ヴァルザーの狂気の研究室だった。
壁には、不気味な魔法陣や、解読不能な古代文字がびっしりと書き込まれている。机の上には、魔族の体の一部と思われる標本や、禁断の魔術に関する書物が、山のように積まれていた。
そして、部屋の中央。
そこには、巨大な水晶玉が鎮座していた。
その水晶玉の中には、黒い渦のようなものが、ゆっくりと渦巻いている。
そして、その渦の中心から、俺は、絶望的なほどの、邪悪な気配を感じ取った。
『……ククク。ようやく、来たか。運命の子よ』
水晶玉の中から、直接、俺の脳内に声が響き渡った。
それは、ヴァルザーの声ではなかった。
もっと、古く、もっと根源的な、邪悪な存在の声。
「……お前は、誰だ」
俺は、問いかけた。
『我は、ザイザード。魔族を統べる、真の王なり』
魔王。
ヴァルザーの背後にいた、全ての元凶。
『ヴァルザーは、優秀な駒であった。我に、この世界への扉を開かせる、な。だが、奴は、貴様というイレギュラーに敗れた。実に、滑稽よ』
魔王ザイザードは、どこまでも楽しそうだった。
「あんたが、ヴァルザーに力を?」
『そうだ。我が力の、ほんの欠片を、くれてやったまで。だが、それさえも、奴には過ぎた力であったようだな』
水晶玉の中の闇が、蠢く。
『だが、礼を言おう、アッシュよ。貴様のおかげで、ヴァルザーが築いた礎は、完成した。この王城の地下深くに、我が本体を召喚するための、巨大なゲートが、もうすぐ開く。もはや、誰にも止められん』
つまり、ヴァルザーは、魔王を操っていたのではなく、逆に、利用されていただけだったのだ。
このクーデターそのものが、魔王をこの世界に降臨させるための、壮大な儀式だったというのか。
俺たちは、ヴァルザーを倒した。だが、それは、本当の脅威の、幕開けに過ぎなかった。
『さあ、見るがいい。世界の終わりを!』
水晶玉の闇が、ひときわ強く輝きを放った。
王城全体が、激しく揺れ始める。
地下から、大地が裂けるような、凄まじい轟音が響き渡る。
魔王降臨の儀式が、最終段階に入ったのだ。
絶望。
ヴァルザーを倒した安堵感は、一瞬で吹き飛んだ。
俺は、またしても、間に合わなかったのか。
俺が、そう思い、立ち尽くした、その時だった。
「―――一人で、格好つけてんじゃねえよ、アッシュ!」
隠し部屋の入り口から、聞き慣れた、力強い声が響いた。
フレアだった。
彼女の後ろには、リリア、バルガス、サラ、そして武装したレジスタンスたちが、決意の顔で立っていた。
「あんたが、一人でふらふらとどっか行くから、心配で見に来てみりゃあ、案の定、とんでもねえことになってやがる!」
「アッシュ様、もう一人で抱え込むのは、およしなさい。わたくしたちは、仲間ですわ」
リリアが、優しく、しかし強く言った。
仲間たち。
そうだ。俺は、もう一人じゃない。
俺は、彼らの顔を見て、再び、心の底から力が湧き上がってくるのを感じた。
「……へっ。魔王、だか何だか知らねえが」
俺は、水晶玉に向かって、不敵に笑ってみせた。
「あんたの計画は、残念ながら、ここで終わりだ」
俺は、腰の『星屑』を、ゆっくりと引き抜いた。
そして、最後の力を、この一振りに込める。
俺の『幸運』は、世界の『正常性』を維持する力。
魔王の降臨などという、世界にとって最大の『異常』を、この俺が、許すはずがない。
「この世界は、あんたなんかの、おもちゃじゃないんだよ!」
俺は、叫びと共に、『星屑』を、水晶玉に向かって、振り下ろした。
だが、その切っ先は、水晶玉には向かっていなかった。
それは、何もない、虚空を斬った。
ただ、俺が『斬りたい』と願った、この儀式の『核』そのものを。
その瞬間。
俺が振り下ろした剣の軌跡に沿って、空間そのものに、亀裂が走った。
それは、この世界と、魔界を繋いでいた、見えない『道』を、断ち切る一撃だった。
『なっ……!? 馬鹿な、ゲートへの接続が……!?』
魔王ザイザードの、焦った声が響く。
水晶玉の中の闇は、急速にその力を失い、収縮していく。
地下からの轟音も、ぴたりと止んだ。
魔王降臨の儀式は、その成就まで、あと一歩というところで、完全に、そして永遠に、中断されたのだ。
「……おのれ……おのれ、アッシュ……! 我は、必ず……いつか、必ず……!」
ザイザードの怨嗟の声は、徐々に小さくなり、やがて、完全に聞こえなくなった。
水晶玉は、その輝きを失い、ただのガラス玉となって、パリン、と音を立てて砕け散った。
静寂。
今度こそ、本当の静寂が、訪れた。
全ての元凶は、消え去った。
俺は、膝から崩れ落ちそうになるのを、駆け寄ってきたフレアとバルガスに、力強く支えられた。
「……やったな、アッシュ」
フレアが、俺の背中を叩いた。
「ああ……やったんだ。俺たち、みんなで」
俺は、仲間たちの顔を見渡し、心の底から、そう答えた。
真の決着。
それは、一人の英雄がもたらしたものではない。
仲間を信じ、未来を諦めなかった、俺たち全員の、勝利だった。
その喧騒の中心で、俺はヴァルザーが遺した小さな鍵を、じっと見つめていた。
この鍵が開ける扉の向こうに、この長い戦いの、本当の『決着』が待っているような気がした。
「アッシュ殿。それは?」
バルガスが、俺の手元に気づき、尋ねてきた。
「……ヴァルザーの、置き土産かもしれません」
俺は、そう答えた。
「少し、一人で調べてきてもいいですか」
「うむ。だが、無理はするな。もう、お主一人が背負う必要はないのだぞ」
バルガスの温かい言葉に、俺は頷いて応えた。
俺は、歓喜に沸く仲間たちに後を託し、一人、王城の奥深くへと足を踏み入れた。
目指すは、宰相執務室。
城内の兵士たちは、既に降伏しているか、あるいは解放軍によって拘束されていた。長い廊下は、静まり返っている。
やがてたどり着いた宰相執務室の扉は、豪華な装飾が施され、ヴァルザーの権勢を物語っていた。
俺は、手にした鍵を、鍵穴に差し込んだ。
カチャリ、と軽い音を立てて、扉は開いた。
中は、ヴァルザーの性格を映したかのように、完璧なまでに整然としていた。壁一面の本棚、巨大な執務机、そして、窓の外には王都の街並みが一望できる。
一見すると、ただの優秀な政治家の仕事部屋だ。
だが、俺の『幸運』が、この部屋に隠された、異様な気配を告げていた。
俺は、部屋の中を注意深く調べ始めた。
本棚、机の引き出し、絨毯の下。
どこにも、怪しいものはない。
だが、違和感は消えない。
俺は、ふと、部屋の隅に置かれた、何の変哲もない地球儀に目をやった。
なぜか、その地球儀だけが、俺の注意を強く引く。
俺は、それに近づき、そっと手を触れた。
そして、何気なく、それを少しだけ回転させてみた。
すると、地球儀の特定の場所――辺境のアルカディア村があるあたり――を指した時、カチリ、と小さな音がした。
ゴゴゴゴゴ……。
執務室の壁の一部が、音を立ててスライドし、隠し部屋への入り口が現れた。
やはり、何かあったのだ。
俺は、松明を手に、その暗い闇の中へと、慎重に足を踏み入れた。
隠し部屋の中は、ヴァルザーの狂気の研究室だった。
壁には、不気味な魔法陣や、解読不能な古代文字がびっしりと書き込まれている。机の上には、魔族の体の一部と思われる標本や、禁断の魔術に関する書物が、山のように積まれていた。
そして、部屋の中央。
そこには、巨大な水晶玉が鎮座していた。
その水晶玉の中には、黒い渦のようなものが、ゆっくりと渦巻いている。
そして、その渦の中心から、俺は、絶望的なほどの、邪悪な気配を感じ取った。
『……ククク。ようやく、来たか。運命の子よ』
水晶玉の中から、直接、俺の脳内に声が響き渡った。
それは、ヴァルザーの声ではなかった。
もっと、古く、もっと根源的な、邪悪な存在の声。
「……お前は、誰だ」
俺は、問いかけた。
『我は、ザイザード。魔族を統べる、真の王なり』
魔王。
ヴァルザーの背後にいた、全ての元凶。
『ヴァルザーは、優秀な駒であった。我に、この世界への扉を開かせる、な。だが、奴は、貴様というイレギュラーに敗れた。実に、滑稽よ』
魔王ザイザードは、どこまでも楽しそうだった。
「あんたが、ヴァルザーに力を?」
『そうだ。我が力の、ほんの欠片を、くれてやったまで。だが、それさえも、奴には過ぎた力であったようだな』
水晶玉の中の闇が、蠢く。
『だが、礼を言おう、アッシュよ。貴様のおかげで、ヴァルザーが築いた礎は、完成した。この王城の地下深くに、我が本体を召喚するための、巨大なゲートが、もうすぐ開く。もはや、誰にも止められん』
つまり、ヴァルザーは、魔王を操っていたのではなく、逆に、利用されていただけだったのだ。
このクーデターそのものが、魔王をこの世界に降臨させるための、壮大な儀式だったというのか。
俺たちは、ヴァルザーを倒した。だが、それは、本当の脅威の、幕開けに過ぎなかった。
『さあ、見るがいい。世界の終わりを!』
水晶玉の闇が、ひときわ強く輝きを放った。
王城全体が、激しく揺れ始める。
地下から、大地が裂けるような、凄まじい轟音が響き渡る。
魔王降臨の儀式が、最終段階に入ったのだ。
絶望。
ヴァルザーを倒した安堵感は、一瞬で吹き飛んだ。
俺は、またしても、間に合わなかったのか。
俺が、そう思い、立ち尽くした、その時だった。
「―――一人で、格好つけてんじゃねえよ、アッシュ!」
隠し部屋の入り口から、聞き慣れた、力強い声が響いた。
フレアだった。
彼女の後ろには、リリア、バルガス、サラ、そして武装したレジスタンスたちが、決意の顔で立っていた。
「あんたが、一人でふらふらとどっか行くから、心配で見に来てみりゃあ、案の定、とんでもねえことになってやがる!」
「アッシュ様、もう一人で抱え込むのは、およしなさい。わたくしたちは、仲間ですわ」
リリアが、優しく、しかし強く言った。
仲間たち。
そうだ。俺は、もう一人じゃない。
俺は、彼らの顔を見て、再び、心の底から力が湧き上がってくるのを感じた。
「……へっ。魔王、だか何だか知らねえが」
俺は、水晶玉に向かって、不敵に笑ってみせた。
「あんたの計画は、残念ながら、ここで終わりだ」
俺は、腰の『星屑』を、ゆっくりと引き抜いた。
そして、最後の力を、この一振りに込める。
俺の『幸運』は、世界の『正常性』を維持する力。
魔王の降臨などという、世界にとって最大の『異常』を、この俺が、許すはずがない。
「この世界は、あんたなんかの、おもちゃじゃないんだよ!」
俺は、叫びと共に、『星屑』を、水晶玉に向かって、振り下ろした。
だが、その切っ先は、水晶玉には向かっていなかった。
それは、何もない、虚空を斬った。
ただ、俺が『斬りたい』と願った、この儀式の『核』そのものを。
その瞬間。
俺が振り下ろした剣の軌跡に沿って、空間そのものに、亀裂が走った。
それは、この世界と、魔界を繋いでいた、見えない『道』を、断ち切る一撃だった。
『なっ……!? 馬鹿な、ゲートへの接続が……!?』
魔王ザイザードの、焦った声が響く。
水晶玉の中の闇は、急速にその力を失い、収縮していく。
地下からの轟音も、ぴたりと止んだ。
魔王降臨の儀式は、その成就まで、あと一歩というところで、完全に、そして永遠に、中断されたのだ。
「……おのれ……おのれ、アッシュ……! 我は、必ず……いつか、必ず……!」
ザイザードの怨嗟の声は、徐々に小さくなり、やがて、完全に聞こえなくなった。
水晶玉は、その輝きを失い、ただのガラス玉となって、パリン、と音を立てて砕け散った。
静寂。
今度こそ、本当の静寂が、訪れた。
全ての元凶は、消え去った。
俺は、膝から崩れ落ちそうになるのを、駆け寄ってきたフレアとバルガスに、力強く支えられた。
「……やったな、アッシュ」
フレアが、俺の背中を叩いた。
「ああ……やったんだ。俺たち、みんなで」
俺は、仲間たちの顔を見渡し、心の底から、そう答えた。
真の決着。
それは、一人の英雄がもたらしたものではない。
仲間を信じ、未来を諦めなかった、俺たち全員の、勝利だった。
あなたにおすすめの小説
散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。
アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。
それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。
するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。
それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき…
遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。
……とまぁ、ここまでは良くある話。
僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき…
遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。
「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」
それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。
なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…?
2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。
皆様お陰です、有り難う御座います。
器用貧乏な赤魔道士は、パーティーでの役割を果たしてないと言って追い出されるが…彼の真価を見誤ったメンバーは後にお約束の展開を迎える事になる。
アノマロカリス
ファンタジー
【赤魔道士】
それは…なりたい者が限られる不人気No. 1ジョブである。
剣を持って戦えるが、勇者に比べれば役に立たず…
盾を持ってタンクの役割も出来るが、騎士には敵わず…
攻撃魔法を使えるが、黒魔道士には敵わず…
回復魔法を使えるが、白魔道士には敵わず…
弱体魔法や強化魔法に特化していて、魔法発動が他の魔道士に比べて速いが認知されず…
そして何より、他のジョブに比べて成長が遅いという…
これは一般的な【赤魔道士】の特徴だが、冒険者テクトにはそれが当て嵌まらなかった。
剣で攻撃をすれば勇者より強く…
盾を持てばタンクより役に立ち…
攻撃魔法や回復魔法は確かに本職の者に比べれば若干威力は落ちるが…
それを補えるだけの強化魔法や弱体魔法の効果は絶大で、テクトには無詠唱が使用出来ていた。
Aランクパーティーの勇者達は、テクトの恩恵を受けていた筈なのに…
魔物を楽に倒せるのは、自分達の実力だと勘違いをし…
補助魔法を使われて強化されているのにもかかわらず、無詠唱で発動されている為に…
怪我が少ないのも自分達が強いからと勘違いをしていた。
そしてそんな自信過剰な勇者達は、テクトを役立たずと言って追い出すのだが…
テクトは他のパーティーでも、同じ様に追い出された経験があるので…
追放に対しては食い下がる様な真似はしなかった。
そしてテクトが抜けた勇者パーティーは、敗走を余儀無くされて落ち目を見る事になるのだが…
果たして、勇者パーティーはテクトが大きな存在だったという事に気付くのはいつなのだろうか?
9月21日 HOTランキング2位になりました。
皆様、応援有り難う御座います!
同日、夜21時49分…
HOTランキングで1位になりました!
感無量です、皆様有り難う御座います♪
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達より強いジョブを手に入れて無双する!
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚。
ネット小説やファンタジー小説が好きな少年、洲河 慱(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りに雑談をしていると突然魔法陣が現れて光に包まれて…
幼馴染達と一緒に救世主召喚でテルシア王国に召喚され、幼馴染達は【勇者】【賢者】【剣聖】【聖女】という素晴らしいジョブを手に入れたけど、僕はそれ以上のジョブと多彩なスキルを手に入れた。
王宮からは、過去の勇者パーティと同じジョブを持つ幼馴染達が世界を救うのが掟と言われた。
なら僕は、夢にまで見たこの異世界で好きに生きる事を選び、幼馴染達とは別に行動する事に決めた。
自分のジョブとスキルを駆使して無双する、魔物と魔法が存在する異世界ファンタジー。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つ物なのかな?」で、慱が本来の力を手に入れた場合のもう1つのパラレルストーリー。
11月14日にHOT男性向け1位になりました。
応援、ありがとうございます!
ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。
【概念剥奪】でポイ捨て無双。~最弱の収納スキルが覚醒したので、聖剣も魔王もゴミ箱に捨てて伝説の竜姫とスローライフ~
寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった
ファンタジー
「収納しかできない無能な荷物持ちなど、我がパーティーには不要だ。消えろ、ゴミめ」
勇者パーティーの仲間だと思っていた奴らから突きつけられたのは、冷酷な追放宣告だった。
俺の持つスキルは、物を出し入れするだけの最弱スキル《収納》。
だが、死の淵でその真の力が覚醒する。
それは、物質だけでなく、この世のあらゆる事象を収める――【概念剥奪】。
「……悪いな。お前たちの『才能』も『聖剣』も、全部俺がポイ捨て(収納)しちゃったよ」
奪った概念は自由自在。
魔王の絶大な魔力も、勇者の無敵の加護も、俺の前ではただの不用品。
すべてを奪い取り、俺は辺境の地で伝説の竜姫と悠々自適なスローライフを始めることにした。
一方で、最強の荷物持ちを失った元パーティーは、装備もスキルも枯渇して破滅の道を突き進む。
「頼む、戻ってきてくれ!」と泣きつかれても、もう手遅れだ。
俺の収納スペースに、お前たちの居場所なんてこれっぽっちも残っていないんだから。
これは、世界に捨てられた男が、世界そのものを収納して無双する逆転劇。
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。