72 / 96
第77話 白銀騎士団
しおりを挟む
人間の調査隊が森に足を踏み入れてから三日が経過した。
俺は玉座に座りながら、森の隅々にまで張り巡らせた斥候網からの報告を静かに聞いていた。
「報告! 人間部隊、森の東部、黒牙川流域を進行中。数はおよそ三十。装備は鋼鉄の鎧と剣。統率の取れた軍隊と見られます」
報告に来たのは『黒曜の爪』に所属するゴブリンの斥候だった。彼は気配を完全に消し、人間の部隊に影のように随行してその動向を逐一俺に伝えてきていた。
「……何か発見した様子は?」
「いえ、今のところは。ただ森の異常な静けさに、明らかに警戒を強めています。頻繁に足を止め、周囲を偵察している模様」
当然だろう。
彼らは未知の領域に踏み込んだ探索者だ。慎重になるのは当たり前だ。
俺はしばらくの間、目を閉じて思考を巡らせた。
この調査隊をどう扱うべきか。
選択肢は三つ。
一つ、このまま放置し、どこまで来るか様子を見る。だがこれではグラーヘイムの存在が露見するリスクが高い。
二つ、警告を与えて追い返す。森の魔物を使って脅し、彼らが自ら引き返すように仕向ける。だが手練れの騎士団相手に、中途半端な脅しが通用するかは疑問だ。
三つ、殲滅する。彼らが森の情報を外に持ち出す前に、完全に葬り去る。これが最も確実で安全な選択肢だろう。
俺の心は初めから三つ目の選択肢に傾いていた。
非情な決断だとは思う。だが俺が守るべきはグラーヘイムの平和と、数百の同胞たちの命だ。そのために三十人の人間の命を犠牲にすることは、王として当然の判断だった。
だがその時、俺の脳裏にリリアの顔が浮かんだ。
彼女は人間を憎んでいる。だが同時に、無用な殺戮を誰よりも嫌うだろう。
俺がかつて自分を救ってくれた冒険者たちと同じように、ただ「人間だから」という理由で彼らを皆殺しにしたと知ったら、彼女はどう思うだろうか。
俺は小さくため息をついた。
いつから俺はこんなに甘くなったのか。
「……ガロンを呼べ」
俺の命令で、すぐに将軍ガロンが玉座の間に現れた。
「お呼びでしょうか、我が王」
「ガロン。お前に鉄槌軍団の精鋭五十を預ける。森に侵入してきた人間どもを排除しろ」
「はっ! お任せを!」
ガロンの目に好戦的な光が宿る。
「だが待て」俺は彼を制した。「殲滅はするな。目的はあくまで『排除』だ。彼らの戦力を削ぎ、戦意を喪失させ、森から追い出すに留めろ。ただし」
俺の声が低くなった。
「もし彼らがグラーヘイムの存在に気づく素振りを見せたり、あるいは我々の警告を無視してさらに深部へと進もうとするならば……その時は躊躇うな。一人残らず殺せ」
それは警告と最後通牒。
俺が人間に対して示した、ギリギリの慈悲だった。
「……承知いたしました」
ガロンは少し不満そうな顔をしながらも、俺の命令を正確に理解し力強く頷いた。
ガロン率いるオークの精鋭部隊はすぐさま出撃した。
彼らは人間の調査隊が進むルートの先で、静かに待ち伏せを行った。
一方、アルフレッド率いる調査隊は、森の奥深くへと進むにつれて言いようのない不気味さを感じ始めていた。
「……おかしい」アルフレッドが呟いた。「罠の一つも魔物の奇襲の一つもない。まるで誰かが掃除した後のように綺麗すぎる」
彼らは森の中に、不自然なほどに整備された「道」のようなものを発見した。それは明らかに獣道などではない。何者かが意図的に作り出したものだ。
道の先には一体何があるのか。
アルフレッドの心に好奇心と、そして強い警戒心がせめぎ合う。
ダリウス司令の「深追いするな」という言葉が頭をよぎる。
だがここまで来て手ぶらで帰るわけにはいかない。
彼は斥候を数名先行させ、道の先を調べさせることにした。
それが運命の分かれ道だった。
斥候たちが道の先の丘を越えようとした、その瞬間。
森の木々が揺れた。
「グルオオオオオオ!」
地響きと共に緑色の巨神たちが、道の両脇から姿を現した。
オークだ。
だが彼らが知る、粗野で統率の取れていないオークではない。
全員が統一された黒鉄の鎧を身に纏い、巨大な戦斧を構え、一つの生命体のように統率の取れた動きで斥候たちを包囲していた。
「なっ……!?」
斥候たちが反応するよりも早く。
オークたちの中心から、一際巨大な将軍の風格を漂わせるオークが進み出た。
ガロンだ。
「これより先は我が王の領地。生きて帰りたければ武器を捨て、速やかに立ち去れ」
ガロンの威厳に満ちた声が森に響き渡った。
斥候たちはその圧倒的な威圧感の前に完全に凍りついていた。
そして彼らの報告を受け、後方から駆けつけたアルフレッドの本隊もまた、目の前の光景を信じられないといった顔でただ呆然と見つめるしかなかった。
森の異変の正体。
それは彼らの想像を遥かに超える、武装し組織化されたオークの軍団だったのだ。
アークライト王国と魔森連合。
二つの勢力の最初の接触は、あまりにも静かに、しかし決定的な緊張感を持って始まろうとしていた。
アルフレッドは柄に手をかけ、ゴクリと喉を鳴らした。
彼の騎士としての誇りが、ここで引き下がることを許さなかった。
「我々はアークライト王国騎士団! 魔物の指図など受けるものか! 全員、かかれ!」
その号令が、この森の静寂を破る最初の戦端となった。
そしてその報告がアークライト王国全体を揺るがす大きな衝撃へと繋がっていく。
王国の精鋭調査隊が森の奥で謎のオーク軍団と交戦し――壊滅した、と。
この報告を受け王国上層部はついに決断を下す。
グラーヴェ大森林に潜む未知の脅威『緑の災厄』。
その完全排除のため、王国最強と謳われる騎士団の派遣を。
その騎士団の名は『白銀騎士団』。
王国千年の歴史の中で一度たりとも敗北を知らない、伝説の騎士団だった。
俺は玉座に座りながら、森の隅々にまで張り巡らせた斥候網からの報告を静かに聞いていた。
「報告! 人間部隊、森の東部、黒牙川流域を進行中。数はおよそ三十。装備は鋼鉄の鎧と剣。統率の取れた軍隊と見られます」
報告に来たのは『黒曜の爪』に所属するゴブリンの斥候だった。彼は気配を完全に消し、人間の部隊に影のように随行してその動向を逐一俺に伝えてきていた。
「……何か発見した様子は?」
「いえ、今のところは。ただ森の異常な静けさに、明らかに警戒を強めています。頻繁に足を止め、周囲を偵察している模様」
当然だろう。
彼らは未知の領域に踏み込んだ探索者だ。慎重になるのは当たり前だ。
俺はしばらくの間、目を閉じて思考を巡らせた。
この調査隊をどう扱うべきか。
選択肢は三つ。
一つ、このまま放置し、どこまで来るか様子を見る。だがこれではグラーヘイムの存在が露見するリスクが高い。
二つ、警告を与えて追い返す。森の魔物を使って脅し、彼らが自ら引き返すように仕向ける。だが手練れの騎士団相手に、中途半端な脅しが通用するかは疑問だ。
三つ、殲滅する。彼らが森の情報を外に持ち出す前に、完全に葬り去る。これが最も確実で安全な選択肢だろう。
俺の心は初めから三つ目の選択肢に傾いていた。
非情な決断だとは思う。だが俺が守るべきはグラーヘイムの平和と、数百の同胞たちの命だ。そのために三十人の人間の命を犠牲にすることは、王として当然の判断だった。
だがその時、俺の脳裏にリリアの顔が浮かんだ。
彼女は人間を憎んでいる。だが同時に、無用な殺戮を誰よりも嫌うだろう。
俺がかつて自分を救ってくれた冒険者たちと同じように、ただ「人間だから」という理由で彼らを皆殺しにしたと知ったら、彼女はどう思うだろうか。
俺は小さくため息をついた。
いつから俺はこんなに甘くなったのか。
「……ガロンを呼べ」
俺の命令で、すぐに将軍ガロンが玉座の間に現れた。
「お呼びでしょうか、我が王」
「ガロン。お前に鉄槌軍団の精鋭五十を預ける。森に侵入してきた人間どもを排除しろ」
「はっ! お任せを!」
ガロンの目に好戦的な光が宿る。
「だが待て」俺は彼を制した。「殲滅はするな。目的はあくまで『排除』だ。彼らの戦力を削ぎ、戦意を喪失させ、森から追い出すに留めろ。ただし」
俺の声が低くなった。
「もし彼らがグラーヘイムの存在に気づく素振りを見せたり、あるいは我々の警告を無視してさらに深部へと進もうとするならば……その時は躊躇うな。一人残らず殺せ」
それは警告と最後通牒。
俺が人間に対して示した、ギリギリの慈悲だった。
「……承知いたしました」
ガロンは少し不満そうな顔をしながらも、俺の命令を正確に理解し力強く頷いた。
ガロン率いるオークの精鋭部隊はすぐさま出撃した。
彼らは人間の調査隊が進むルートの先で、静かに待ち伏せを行った。
一方、アルフレッド率いる調査隊は、森の奥深くへと進むにつれて言いようのない不気味さを感じ始めていた。
「……おかしい」アルフレッドが呟いた。「罠の一つも魔物の奇襲の一つもない。まるで誰かが掃除した後のように綺麗すぎる」
彼らは森の中に、不自然なほどに整備された「道」のようなものを発見した。それは明らかに獣道などではない。何者かが意図的に作り出したものだ。
道の先には一体何があるのか。
アルフレッドの心に好奇心と、そして強い警戒心がせめぎ合う。
ダリウス司令の「深追いするな」という言葉が頭をよぎる。
だがここまで来て手ぶらで帰るわけにはいかない。
彼は斥候を数名先行させ、道の先を調べさせることにした。
それが運命の分かれ道だった。
斥候たちが道の先の丘を越えようとした、その瞬間。
森の木々が揺れた。
「グルオオオオオオ!」
地響きと共に緑色の巨神たちが、道の両脇から姿を現した。
オークだ。
だが彼らが知る、粗野で統率の取れていないオークではない。
全員が統一された黒鉄の鎧を身に纏い、巨大な戦斧を構え、一つの生命体のように統率の取れた動きで斥候たちを包囲していた。
「なっ……!?」
斥候たちが反応するよりも早く。
オークたちの中心から、一際巨大な将軍の風格を漂わせるオークが進み出た。
ガロンだ。
「これより先は我が王の領地。生きて帰りたければ武器を捨て、速やかに立ち去れ」
ガロンの威厳に満ちた声が森に響き渡った。
斥候たちはその圧倒的な威圧感の前に完全に凍りついていた。
そして彼らの報告を受け、後方から駆けつけたアルフレッドの本隊もまた、目の前の光景を信じられないといった顔でただ呆然と見つめるしかなかった。
森の異変の正体。
それは彼らの想像を遥かに超える、武装し組織化されたオークの軍団だったのだ。
アークライト王国と魔森連合。
二つの勢力の最初の接触は、あまりにも静かに、しかし決定的な緊張感を持って始まろうとしていた。
アルフレッドは柄に手をかけ、ゴクリと喉を鳴らした。
彼の騎士としての誇りが、ここで引き下がることを許さなかった。
「我々はアークライト王国騎士団! 魔物の指図など受けるものか! 全員、かかれ!」
その号令が、この森の静寂を破る最初の戦端となった。
そしてその報告がアークライト王国全体を揺るがす大きな衝撃へと繋がっていく。
王国の精鋭調査隊が森の奥で謎のオーク軍団と交戦し――壊滅した、と。
この報告を受け王国上層部はついに決断を下す。
グラーヴェ大森林に潜む未知の脅威『緑の災厄』。
その完全排除のため、王国最強と謳われる騎士団の派遣を。
その騎士団の名は『白銀騎士団』。
王国千年の歴史の中で一度たりとも敗北を知らない、伝説の騎士団だった。
11
あなたにおすすめの小説
俺の職業は【トラップ・マスター】。ダンジョンを経験値工場に作り変えたら、俺一人のせいでサーバー全体のレベルがインフレした件
夏見ナイ
SF
現実世界でシステムエンジニアとして働く神代蓮。彼が効率を求めVRMMORPG「エリュシオン・オンライン」で選んだのは、誰にも見向きもされない不遇職【トラップ・マスター】だった。
周囲の冷笑をよそに、蓮はプログラミング知識を応用してトラップを自動連携させる画期的な戦術を開発。さらに誰も見向きもしないダンジョンを丸ごと買い取り、24時間稼働の「全自動経験値工場」へと作り変えてしまう。
結果、彼のレベルと資産は異常な速度で膨れ上がり、サーバーの経済とランキングをたった一人で崩壊させた。この事態を危険視した最強ギルドは、彼のダンジョンに狙いを定める。これは、知恵と工夫で世界の常識を覆す、一人の男の伝説の始まり。
M.M.O. - Monster Maker Online
夏見ナイ
SF
現実世界に居場所を見出せない大学生、神代悠。彼が救いを求めたのは、モンスターを自由に創造できる新作VRMMO『M.M.O.』だった。
彼が選んだのは、戦闘能力ゼロの不遇職【モンスターメイカー】。周囲に笑われながらも、悠はゴミ同然の素材と無限の発想力を武器に、誰も見たことのないユニークなモンスターを次々と生み出していく。
その常識外れの力は、孤高の美少女聖騎士や抜け目のない商人少女といった仲間を引き寄せ、やがて彼の名はサーバーに轟く。しかし、それは同時にゲームの支配を目論む悪徳ギルドとの全面対決の始まりを意味していた。
これは、最弱の職から唯一無二の相棒を創り出し、仲間と世界を守るために戦う、創造と成り上がりの物語。
雑魚で貧乏な俺にゲームの悪役貴族が憑依した結果、ゲームヒロインのモデルとパーティーを組むことになった
ぐうのすけ
ファンタジー
無才・貧乏・底辺高校生の稲生アキラ(イナセアキラ)にゲームの悪役貴族が憑依した。
悪役貴族がアキラに話しかける。
「そうか、お前、魂の片割れだな? はははははは!喜べ!魂が1つになれば強さも、女も、名声も思うがままだ!」
アキラは悪役貴族を警戒するがあらゆる事件を通してお互いの境遇を知り、魂が融合し力を手に入れていく。
ある時はモンスターを無双し、ある時は配信で人気を得て、ヒロインとパーティーを組み、アキラの人生は好転し、自分の人生を切り開いていく。
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
小国の若き王、ラスボスを拾う~何気なしに助けたラスボスたるダウナー系のヤンデレ魔女から愛され過ぎて辛い!~
リヒト
ファンタジー
人類を恐怖のどん底に陥れていた魔女が勇者の手によって倒され、世界は平和になった。そんなめでたしめでたしで終わったハッピーエンドから───それが、たった十年後のこと。
権力闘争に巻き込まれた勇者が処刑され、魔女が作った空白地帯を巡って世界各国が争い合う平和とは程遠い血みどろの世界。
そんな世界で吹けば飛ぶような小国の王子に転生し、父が若くして死んでしまった為に王となってしまった僕はある日、ゲームのラスボスであった封印され苦しむ魔女を拾った。
ゲーム知識から悪い人ではないことを知っていた僕はその魔女を助けるのだが───その魔女がヤンデレ化していた上に僕を世界の覇王にしようとしていて!?
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる