69 / 100
第六十九話 社交界の衝撃
しおりを挟む
カインにエスコートされ、大広間の中央へと進み出たエリアーナ。
その姿は、帝国社交界に、まさに衝撃という名の雷を落とした。
「……あれが、ヴァルハイト公爵閣下……」
「なんと、美しい……噂以上だ。呪いの痣があった頃の、あの恐ろしい面影はどこにもない」
貴族の男たちは、カインの、神々しいまでの美貌と、その圧倒的な存在感に、ただただ息を呑む。
そして、令嬢や夫人たちは。
「まあ……隣にいらっしゃるのが、エリアーナ様……」
「夜空の精が、舞い降りてきたかのようだわ」
「お美しい……だが、それだけではない。あの、清らかな雰囲気は、一体……」
彼女たちは、エリアーナの、この世のものとは思えぬほどの美しさと、その内から滲み出る、神聖なまでのオーラに、嫉妬心さえ抱くことを忘れ、ただうっとりと見惚れていた。
二人は、まさに完璧な一対だった。
夜を統べる王と、星々を司る女神。
その並び立つ姿は、もはや誰もが、疑うことのできない、絶対的な「真実」として、そこに存在していた。
やがて、広間の奥、一段高い場所にある玉座から、皇帝ジークフリートが、ゆっくりと立ち上がった。
その登場に、全ての貴族たちが、一斉に頭を垂れる。
「皆、面を上げよ」
皇帝の、威厳に満ちた声が響き渡った。
「今宵は、良き日だ。帝都を脅かした魔獣の災厄は去り、我らは勝利を得た。そして何より、我らが帝国に、新たなる光が灯ったことを、皆で祝福しようではないか」
皇帝の視線が、真っ直ぐに、カインとエリアーナに向けられる。
その瞳には、探るような、そして値踏みするような、鋭い光が宿っていた。
「カイン、そしてエリアーナ嬢。朕のそばへ」
カインは、エリアーナの手を取り、堂々とした足取りで、玉座の前へと進み出た。そして、完璧な作法で、片膝をつき、皇帝に礼を示す。エリアーナも、彼の隣で、優雅に淑女の礼カーテシーをとった。
皇帝は、まずカインの顔を、興味深そうにまじまじと見つめた。
「……見事なものよな、カイン。その顔を見るのは、お前が赤子の時以来か。長きにわたる呪縛から、よくぞ解放された」
「はっ。全ては、隣におります、彼女の力のおかげにございます」
カインは、臆することなく、はっきりと答えた。その声には、エリアーナへの、揺るぎない誇りが込められている。
皇帝は、満足げに頷くと、その視線を、初めてエリアーナへと向けた。
老獪な支配者の、全てを見透かすような視線。
普通の令嬢ならば、その威圧感に、竦み上がってしまうだろう。
だが、エリアーナは、静かに、そして真っ直ぐに、その視線を受け止めた。
彼女の紫水晶の瞳は、どこまでも澄み渡り、一点の曇りもない。その瞳の奥には、精霊たちの祝福の光が、穏やかに揺らめいていた。
皇帝は、目を見張った。
この娘は、ただ美しいだけではない。
その魂は、何者にも穢されることのない、絶対的な清浄さと、そして、鋼のような強さを秘めている。
そして何より、カインが、これほどまでに執着する理由が、分かった気がした。
この娘は、光だ。
人の心を、知らず知らずのうちに照らし、温め、そして虜にしてしまう、抗いがたいほどの光。
「……エリアーナ・フォン・リーゼンガング、と申したか」
皇帝が、静かに語りかける。
「はい、陛下」
「見事な働きであった。お主がいなければ、帝都は今頃、地獄と化していただろう。帝国を代表し、心より礼を言う」
「もったいないお言葉にございます。私は、ただ、愛する方と、私を受け入れてくださったこの国の人々をお守りしたい一心でございました」
その言葉には、何の計算も、媚びもなかった。
ただ、純粋な、真実の響きだけがあった。
愛する方、という言葉に、カインの眉が、わずかに動く。広間のあちこちから、令嬢たちの、小さなため息が漏れた。
皇帝は、その全てを、楽しむように見つめていた。
そして、彼は、高らかに宣言した。
「皆、聞け!」
広間が、再び静寂に包まれる。
「この、帝国を救った女神、エリアーナ・フォン・リーゼンガングを、我が甥、カイン・ド・ヴァルハイトの、正式な婚約者として、朕が、そしてこのヴァルハイト帝国が、祝福をもって認めるものである!」
その言葉は、帝国の絶対的な決定として、全ての者の心に刻み込まれた。
どよめきが、やがて万雷の拍手へと変わっていく。
貴族たちは、皆、心からの祝福を、二人に送っていた。
エリアーナは、カインの隣で、頬を染めながらも、幸せに胸を震わせていた。
これで、自分は、名実ともに、彼の婚約者となったのだ。
カインは、そんな彼女の腰を、力強く抱き寄せた。そして、周囲には聞こえないほどの、低い声で囁く。
「……聞いたか。お前は、もう俺のものだ。誰にも、文句は言わせん」
その、独占欲に満ちた言葉さえも、今のエリアーナには、世界で一番甘い音楽のように聞こえた。
この夜会の出来事は、瞬く間に、帝国中に広まった。
呪いが解けた、美貌の公爵。
そして、帝国を救った、女神のごとき、その婚約者。
二人の物語は、吟遊詩人によって歌われ、瞬く間に、帝国で最も有名な恋物語となった。
社交界に与えた衝撃は、計り知れない。
カインとエリアーナは、この日を境に、誰もが認め、そして誰もが憧れる、帝国で最も輝かしい一対となったのだ。
その輝きが、すぐそこに迫っている、エルミール王国の、深い闇を、さらに際立たせることになるのを、まだ、誰も知らなかった。
その姿は、帝国社交界に、まさに衝撃という名の雷を落とした。
「……あれが、ヴァルハイト公爵閣下……」
「なんと、美しい……噂以上だ。呪いの痣があった頃の、あの恐ろしい面影はどこにもない」
貴族の男たちは、カインの、神々しいまでの美貌と、その圧倒的な存在感に、ただただ息を呑む。
そして、令嬢や夫人たちは。
「まあ……隣にいらっしゃるのが、エリアーナ様……」
「夜空の精が、舞い降りてきたかのようだわ」
「お美しい……だが、それだけではない。あの、清らかな雰囲気は、一体……」
彼女たちは、エリアーナの、この世のものとは思えぬほどの美しさと、その内から滲み出る、神聖なまでのオーラに、嫉妬心さえ抱くことを忘れ、ただうっとりと見惚れていた。
二人は、まさに完璧な一対だった。
夜を統べる王と、星々を司る女神。
その並び立つ姿は、もはや誰もが、疑うことのできない、絶対的な「真実」として、そこに存在していた。
やがて、広間の奥、一段高い場所にある玉座から、皇帝ジークフリートが、ゆっくりと立ち上がった。
その登場に、全ての貴族たちが、一斉に頭を垂れる。
「皆、面を上げよ」
皇帝の、威厳に満ちた声が響き渡った。
「今宵は、良き日だ。帝都を脅かした魔獣の災厄は去り、我らは勝利を得た。そして何より、我らが帝国に、新たなる光が灯ったことを、皆で祝福しようではないか」
皇帝の視線が、真っ直ぐに、カインとエリアーナに向けられる。
その瞳には、探るような、そして値踏みするような、鋭い光が宿っていた。
「カイン、そしてエリアーナ嬢。朕のそばへ」
カインは、エリアーナの手を取り、堂々とした足取りで、玉座の前へと進み出た。そして、完璧な作法で、片膝をつき、皇帝に礼を示す。エリアーナも、彼の隣で、優雅に淑女の礼カーテシーをとった。
皇帝は、まずカインの顔を、興味深そうにまじまじと見つめた。
「……見事なものよな、カイン。その顔を見るのは、お前が赤子の時以来か。長きにわたる呪縛から、よくぞ解放された」
「はっ。全ては、隣におります、彼女の力のおかげにございます」
カインは、臆することなく、はっきりと答えた。その声には、エリアーナへの、揺るぎない誇りが込められている。
皇帝は、満足げに頷くと、その視線を、初めてエリアーナへと向けた。
老獪な支配者の、全てを見透かすような視線。
普通の令嬢ならば、その威圧感に、竦み上がってしまうだろう。
だが、エリアーナは、静かに、そして真っ直ぐに、その視線を受け止めた。
彼女の紫水晶の瞳は、どこまでも澄み渡り、一点の曇りもない。その瞳の奥には、精霊たちの祝福の光が、穏やかに揺らめいていた。
皇帝は、目を見張った。
この娘は、ただ美しいだけではない。
その魂は、何者にも穢されることのない、絶対的な清浄さと、そして、鋼のような強さを秘めている。
そして何より、カインが、これほどまでに執着する理由が、分かった気がした。
この娘は、光だ。
人の心を、知らず知らずのうちに照らし、温め、そして虜にしてしまう、抗いがたいほどの光。
「……エリアーナ・フォン・リーゼンガング、と申したか」
皇帝が、静かに語りかける。
「はい、陛下」
「見事な働きであった。お主がいなければ、帝都は今頃、地獄と化していただろう。帝国を代表し、心より礼を言う」
「もったいないお言葉にございます。私は、ただ、愛する方と、私を受け入れてくださったこの国の人々をお守りしたい一心でございました」
その言葉には、何の計算も、媚びもなかった。
ただ、純粋な、真実の響きだけがあった。
愛する方、という言葉に、カインの眉が、わずかに動く。広間のあちこちから、令嬢たちの、小さなため息が漏れた。
皇帝は、その全てを、楽しむように見つめていた。
そして、彼は、高らかに宣言した。
「皆、聞け!」
広間が、再び静寂に包まれる。
「この、帝国を救った女神、エリアーナ・フォン・リーゼンガングを、我が甥、カイン・ド・ヴァルハイトの、正式な婚約者として、朕が、そしてこのヴァルハイト帝国が、祝福をもって認めるものである!」
その言葉は、帝国の絶対的な決定として、全ての者の心に刻み込まれた。
どよめきが、やがて万雷の拍手へと変わっていく。
貴族たちは、皆、心からの祝福を、二人に送っていた。
エリアーナは、カインの隣で、頬を染めながらも、幸せに胸を震わせていた。
これで、自分は、名実ともに、彼の婚約者となったのだ。
カインは、そんな彼女の腰を、力強く抱き寄せた。そして、周囲には聞こえないほどの、低い声で囁く。
「……聞いたか。お前は、もう俺のものだ。誰にも、文句は言わせん」
その、独占欲に満ちた言葉さえも、今のエリアーナには、世界で一番甘い音楽のように聞こえた。
この夜会の出来事は、瞬く間に、帝国中に広まった。
呪いが解けた、美貌の公爵。
そして、帝国を救った、女神のごとき、その婚約者。
二人の物語は、吟遊詩人によって歌われ、瞬く間に、帝国で最も有名な恋物語となった。
社交界に与えた衝撃は、計り知れない。
カインとエリアーナは、この日を境に、誰もが認め、そして誰もが憧れる、帝国で最も輝かしい一対となったのだ。
その輝きが、すぐそこに迫っている、エルミール王国の、深い闇を、さらに際立たせることになるのを、まだ、誰も知らなかった。
112
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】愛する人が出来たと婚約破棄したくせに、やっぱり側妃になれ! と求められましたので。
Rohdea
恋愛
王太子でもあるエイダンの婚約者として長年過ごして来た公爵令嬢のフレイヤ。
未来の王となる彼に相応しくあろうと、厳しい教育にも耐え、
身分も教養も魔力も全てが未来の王妃に相応しい……
と誰もが納得するまでに成長した。
だけど───
「私が愛しているのは、君ではない! ベリンダだ!」
なんと、待っていたのは公衆の面前での婚約破棄宣言。
それなのに……
エイダン様が正妃にしたい愛する彼女は、
身分が低くて魔力も少なく色々頼りない事から反発が凄いので私に側妃になれ……ですと?
え? 私のこと舐めてるの? 馬鹿にしてます?
キレたフレイヤが選んだ道は───
※2023.5.28~番外編の更新、開始しています。
ですが(諸事情により)不定期での更新となっています。
番外編③デート編もありますので次の更新をお待ちくださいませ。
【完結】幼い頃からの婚約を破棄されて退学の危機に瀕している。
桧山 紗綺
恋愛
子爵家の長男として生まれた主人公は幼い頃から家を出て、いずれ婿入りする男爵家で育てられた。婚約者とも穏やかで良好な関係を築いている。
それが綻んだのは学園へ入学して二年目のこと。
「婚約を破棄するわ」
ある日突然婚約者から婚約の解消を告げられる。婚約者の隣には別の男子生徒。
しかもすでに双方の親の間で話は済み婚約は解消されていると。
理解が追いつく前に婚約者は立ち去っていった。
一つ年下の婚約者とは学園に入学してから手紙のやり取りのみで、それでも休暇には帰って一緒に過ごした。
婚約者も入学してきた今年は去年の反省から友人付き合いを抑え自分を優先してほしいと言った婚約者と二人で過ごす時間を多く取るようにしていたのに。
それが段々減ってきたかと思えばそういうことかと乾いた笑いが落ちる。
恋のような熱烈な想いはなくとも、将来共に歩む相手、長い時間共に暮らした家族として大切に思っていたのに……。
そう思っていたのは自分だけで、『いらない』の一言で切り捨てられる存在だったのだ。
いずれ男爵家を継ぐからと男爵が学費を出して通わせてもらっていた学園。
来期からはそうでないと気づき青褪める。
婚約解消に伴う慰謝料で残り一年通えないか、両親に援助を得られないかと相談するが幼い頃から離れて育った主人公に家族は冷淡で――。
絶望する主人公を救ったのは学園で得た友人だった。
◇◇
幼い頃からの婚約者やその家から捨てられ、さらに実家の家族からも疎まれていたことを知り絶望する主人公が、友人やその家族に助けられて前に進んだり、贋金事件を追ったり可愛らしいヒロインとの切ない恋に身を焦がしたりするお話です。
基本は男性主人公の視点でお話が進みます。
◇◇
第16回恋愛小説大賞にエントリーしてました。
呼んでくださる方、応援してくださる方、感想なども皆様ありがとうございます。とても励まされます!
本編完結しました!
皆様のおかげです、ありがとうございます!
ようやく番外編の更新をはじめました。お待たせしました!
◆番外編も更新終わりました、見てくださった皆様ありがとうございます!!
〖完結〗役立たずの聖女なので、あなた達を救うつもりはありません。
藍川みいな
恋愛
ある日私は、銀貨一枚でスコフィールド伯爵に買われた。母は私を、喜んで売り飛ばした。
伯爵は私を養子にし、仕えている公爵のご子息の治療をするように命じた。私には不思議な力があり、それは聖女の力だった。
セイバン公爵家のご子息であるオルガ様は、魔物に負わされた傷がもとでずっと寝たきり。
そんなオルガ様の傷の治療をしたことで、セイバン公爵に息子と結婚して欲しいと言われ、私は婚約者となったのだが……オルガ様は、他の令嬢に心を奪われ、婚約破棄をされてしまった。彼の傷は、完治していないのに……
婚約破棄をされた私は、役立たずだと言われ、スコフィールド伯爵に邸を追い出される。
そんな私を、必要だと言ってくれる方に出会い、聖女の力がどんどん強くなって行く。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
(完結)お荷物聖女と言われ追放されましたが、真のお荷物は追放した王太子達だったようです
しまうま弁当
恋愛
伯爵令嬢のアニア・パルシスは婚約者であるバイル王太子に突然婚約破棄を宣言されてしまうのでした。
さらにはアニアの心の拠り所である、聖女の地位まで奪われてしまうのでした。
訳が分からないアニアはバイルに婚約破棄の理由を尋ねましたが、ひどい言葉を浴びせつけられるのでした。
「アニア!お前が聖女だから仕方なく婚約してただけだ。そうでなけりゃ誰がお前みたいな年増女と婚約なんかするか!!」と。
アニアの弁明を一切聞かずに、バイル王太子はアニアをお荷物聖女と決めつけて婚約破棄と追放をさっさと決めてしまうのでした。
挙句の果てにリゼラとのイチャイチャぶりをアニアに見せつけるのでした。
アニアは妹のリゼラに助けを求めましたが、リゼラからはとんでもない言葉が返ってきたのでした。
リゼラこそがアニアの追放を企てた首謀者だったのでした。
アニアはリゼラの自分への悪意を目の当たりにして愕然しますが、リゼラは大喜びでアニアの追放を見送るのでした。
信じていた人達に裏切られたアニアは、絶望して当てもなく宿屋生活を始めるのでした。
そんな時運命を変える人物に再会するのでした。
それはかつて同じクラスで一緒に学んでいた学友のクライン・ユーゲントでした。
一方のバイル王太子達はアニアの追放を喜んでいましたが、すぐにアニアがどれほどの貢献をしていたかを目の当たりにして自分達こそがお荷物であることを思い知らされるのでした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
全25話執筆済み 完結しました
トカゲ令嬢とバカにされて聖女候補から外され辺境に追放されましたが、トカゲではなく龍でした。
克全
恋愛
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しています。
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しています。
リバコーン公爵家の長女ソフィアは、全貴族令嬢10人の1人の聖獣持ちに選ばれたが、その聖獣がこれまで誰も持ったことのない小さく弱々しいトカゲでしかなかった。それに比べて側室から生まれた妹は有名な聖獣スフィンクスが従魔となった。他にもグリフォンやペガサス、ワイバーンなどの実力も名声もある従魔を従える聖女がいた。リバコーン公爵家の名誉を重んじる父親は、ソフィアを正室の領地に追いやり第13王子との婚約も辞退しようとしたのだが……
王立聖女学園、そこは爵位を無視した弱肉強食の競争社会。だがどれだけ努力しようとも神の気紛れで全てが決められてしまう。まず従魔が得られるかどうかで貴族令嬢に残れるかどうかが決まってしまう。
『お前の顔は見飽きた!』内心ガッツポーズで辺境へ
夏乃みのり
恋愛
「リーナ・フォン・アトラス! 貴様との婚約を破棄する!」
華やかな王宮の夜会で、第一王子ジュリアンに突きつけられた非情な宣告。冤罪を被せられ、冷酷な悪役令嬢として追放を言い渡されたリーナだったが、彼女の内心は……「やったーーー! これでやっとトレーニングに専念できるわ!」と歓喜に震えていた!
捨てられた聖女、自棄になって誘拐されてみたら、なぜか皇太子に溺愛されています
h.h
恋愛
「偽物の聖女であるお前に用はない!」婚約者である王子は、隣に新しい聖女だという女を侍らせてリゼットを睨みつけた。呆然として何も言えず、着の身着のまま放り出されたリゼットは、その夜、謎の男に誘拐される。
自棄なって自ら誘拐犯の青年についていくことを決めたリゼットだったが。連れて行かれたのは、隣国の帝国だった。
しかもなぜか誘拐犯はやけに慕われていて、そのまま皇帝の元へ連れて行かれ━━?
「おかえりなさいませ、皇太子殿下」
「は? 皇太子? 誰が?」
「俺と婚約してほしいんだが」
「はい?」
なぜか皇太子に溺愛されることなったリゼットの運命は……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる