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第42話 奇跡の武具
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「聖水鍛冶」と名付けられた、俺とギムリの共同作業。その噂は、瞬く間に村中に広まった。
きっかけは、俺たちが最初に作った、あの異常な切れ味を持つ鍬だった。
鍛冶場を訪れた村の農夫が、試しにその鍬で畑を耕してみたところ、驚くべきことが起きた。今まで、男たちが三人がかりで一日かけて耕していた硬い土地を、たった一人で、しかも半日もかからずに耕し終えてしまったのだ。鍬の刃は、石ころなど意にも介さず、まるでバターを切るように大地を切り裂いていったという。
「あ、あれは鍬じゃねえ!畑の神様が授けてくださった聖剣だ!」
その農夫は、興奮冷めやらぬ様子で村中に吹聴して回った。その話を聞いた他の村人たちも、半信半疑でギムリの鍛冶場を訪れるようになった。
「ギムリさん!わしらの鎌も、その『聖水鍛冶』で打ち直してはくれねえか!」
「うちの包丁もお願いしたい!最近、切れ味が悪くて……」
最初は「素人の農具なんぞ、作っておれるか」と渋っていたギムリだったが、「これも、聖水鍛冶の性能を試す良い機会じゃ」と考え直したのか、村人たちの依頼を次々と引き受けるようになった。
彼の鍛冶場は、連日フル稼働となった。俺は、ポーション屋の仕事の合間に、創生水を桶に満たして彼の元へ届けるのが日課になった。
カン!コン!カーン!
鍛冶場からは、一日中、リズミカルで心地よい槌の音が響き渡る。その音は、まるで村の新しい心臓の鼓動のようだった。
そして、聖水鍛冶によって生まれ変わった道具たちは、村の生活に革命をもたらした。
ギムリが打ち直した斧は、どんな大木も数回振り下ろすだけで切り倒した。薪割りの効率は数倍になり、村の燃料事情は劇的に改善された。
彼の作った包丁は、熟れたトマトですら、その重みだけで薄切りにできた。料理の時間が短縮され、主婦たちは大喜びだった。
彼の作った針は、決して折れることも曲がることもなく、硬い革ですら楽に縫い合わせることができた。村人たちの衣服は、以前よりもずっと丈夫で長持ちするようになった。
道具が変われば、生活が変わる。俺は、その事実を目の当たりにしていた。
もちろん、聖水鍛冶は農具や日用品だけにとどまらなかった。リゼットが指導する、自警団の武具も、ギムリの手によって一新されることになった。
「ふむ。ただの鉄槍か。これでは、オークの硬い皮は貫けんな」
ギムリは、自警団が使っていた粗末な訓練槍を鼻で笑うと、数日後、全く新しい槍を人数分作り上げてみせた。穂先は、創生水で清められた鋼鉄でできており、白銀の輝きを放っている。柄の部分には、滑り止めの革が丁寧に巻かれ、重心のバランスも完璧だった。
「こ、これが俺たちの槍……!」
自警団の若者たちは、生まれ変わった自分たちの武器を手に、感動に打ち震えていた。その槍を構えると、まるで自分の腕が伸びたかのような一体感があり、力がみなぎってくるのを感じた。
「道具は、使い手の魂を映す鏡じゃ。そして、良い道具は、使い手の魂を格上げする」
ギムリは、若者たちにそう言って聞かせた。彼の言葉は、ただの精神論ではなかった。聖水鍛て作られた武具には、俺の創生水の力が微かに宿っている。それを持つ者は、無意識のうちにその生命エネルギーの影響を受け、集中力や身体能力がわずかに向上するのだ。
「すごいな、この槍は。振るうたびに、魔力が満ちてくるようだ」
リゼットも、ギムリが彼女のために特別に打ち直した長剣を手に、感嘆の声を漏らした。彼女の剣技は、この新しい相棒を得て、さらに冴え渡っていくことだろう。
そして、ミストラル村に、二つの確かな「特産品」が誕生した。
一つは、ノエルが管理する薬草畑で採れる、高品質な薬草。
もう一つは、ギムリと俺が生み出す、この『奇跡の武具』。
バルトロが次に村を訪れた時、彼はその二つの特産品を目の当たりにして、商人の血を沸き立たせた。
「なんだこりゃあ!この薬草の質は、王宮御用達の品よりも上等じゃねえか!それに、このナイフの切れ味は……おいおい、伝説級の武具ってのは、こういうのを言うんじゃねえのか!?」
彼は、ギムリが試しに作った一本のナイフで、鉄の棒をあっさりと切り落として見せると、腰を抜かさんばかりに驚いていた。
「ルーク様、ギムリの旦那、ノエル様!頼む!これを、俺に売ってくれ!こいつは、金になる!とんでもない大金になるぞ!」
バルトロの興奮した申し出に、俺たちは顔を見合わせた。村に富がもたらされることは、喜ばしいことだ。
こうして、ミストラル村の薬草と武具は、バルトロの交易ルートに乗り、少しずつ、しかし確実に、外の世界へと広まっていくことになった。
最初は、近隣の町の小さな市場で。やがて、大きな都市のギルドで。
「ミストラルという辺境の村では、どんな病も治す『泥の聖者』がいるだけでなく、伝説級の薬草と、神々が作ったかのような武具が手に入るらしい」
そんな噂が、真実味を帯びて、冒険者や商人、そして様々な事情を抱えた人々の間で、囁かれ始めるようになった。
俺は、そんな外の世界の変化など知る由もなく、『奇跡の泥水亭』のカウンターで、穏やかな日常を送っていた。
店の棚には、薬草や武具の代金としてバルトロが置いていった、王都の珍しいお菓子や、異国の香辛料が並ぶようになった。エリアナは、初めて見るお菓子に目を輝かせている。
「お兄ちゃん、これ、食べていい?」
「ああ、みんなで分けようか」
俺は、店の外で訓練に励むリゼットと自警団、鍛冶場で槌を振るうギムリ、薬草畑で土いじりをするノエルに、声をかけようと立ち上がった。
この村は、豊かになった。そして、強くなった。
だが、俺たちの日常の温かさは、何も変わらない。俺は、そのことが何よりも嬉しかった。
この平和が、ずっと続けばいい。
俺は、仲間たちのいる方へ歩き出しながら、心の中で静かにそう願っていた。
きっかけは、俺たちが最初に作った、あの異常な切れ味を持つ鍬だった。
鍛冶場を訪れた村の農夫が、試しにその鍬で畑を耕してみたところ、驚くべきことが起きた。今まで、男たちが三人がかりで一日かけて耕していた硬い土地を、たった一人で、しかも半日もかからずに耕し終えてしまったのだ。鍬の刃は、石ころなど意にも介さず、まるでバターを切るように大地を切り裂いていったという。
「あ、あれは鍬じゃねえ!畑の神様が授けてくださった聖剣だ!」
その農夫は、興奮冷めやらぬ様子で村中に吹聴して回った。その話を聞いた他の村人たちも、半信半疑でギムリの鍛冶場を訪れるようになった。
「ギムリさん!わしらの鎌も、その『聖水鍛冶』で打ち直してはくれねえか!」
「うちの包丁もお願いしたい!最近、切れ味が悪くて……」
最初は「素人の農具なんぞ、作っておれるか」と渋っていたギムリだったが、「これも、聖水鍛冶の性能を試す良い機会じゃ」と考え直したのか、村人たちの依頼を次々と引き受けるようになった。
彼の鍛冶場は、連日フル稼働となった。俺は、ポーション屋の仕事の合間に、創生水を桶に満たして彼の元へ届けるのが日課になった。
カン!コン!カーン!
鍛冶場からは、一日中、リズミカルで心地よい槌の音が響き渡る。その音は、まるで村の新しい心臓の鼓動のようだった。
そして、聖水鍛冶によって生まれ変わった道具たちは、村の生活に革命をもたらした。
ギムリが打ち直した斧は、どんな大木も数回振り下ろすだけで切り倒した。薪割りの効率は数倍になり、村の燃料事情は劇的に改善された。
彼の作った包丁は、熟れたトマトですら、その重みだけで薄切りにできた。料理の時間が短縮され、主婦たちは大喜びだった。
彼の作った針は、決して折れることも曲がることもなく、硬い革ですら楽に縫い合わせることができた。村人たちの衣服は、以前よりもずっと丈夫で長持ちするようになった。
道具が変われば、生活が変わる。俺は、その事実を目の当たりにしていた。
もちろん、聖水鍛冶は農具や日用品だけにとどまらなかった。リゼットが指導する、自警団の武具も、ギムリの手によって一新されることになった。
「ふむ。ただの鉄槍か。これでは、オークの硬い皮は貫けんな」
ギムリは、自警団が使っていた粗末な訓練槍を鼻で笑うと、数日後、全く新しい槍を人数分作り上げてみせた。穂先は、創生水で清められた鋼鉄でできており、白銀の輝きを放っている。柄の部分には、滑り止めの革が丁寧に巻かれ、重心のバランスも完璧だった。
「こ、これが俺たちの槍……!」
自警団の若者たちは、生まれ変わった自分たちの武器を手に、感動に打ち震えていた。その槍を構えると、まるで自分の腕が伸びたかのような一体感があり、力がみなぎってくるのを感じた。
「道具は、使い手の魂を映す鏡じゃ。そして、良い道具は、使い手の魂を格上げする」
ギムリは、若者たちにそう言って聞かせた。彼の言葉は、ただの精神論ではなかった。聖水鍛て作られた武具には、俺の創生水の力が微かに宿っている。それを持つ者は、無意識のうちにその生命エネルギーの影響を受け、集中力や身体能力がわずかに向上するのだ。
「すごいな、この槍は。振るうたびに、魔力が満ちてくるようだ」
リゼットも、ギムリが彼女のために特別に打ち直した長剣を手に、感嘆の声を漏らした。彼女の剣技は、この新しい相棒を得て、さらに冴え渡っていくことだろう。
そして、ミストラル村に、二つの確かな「特産品」が誕生した。
一つは、ノエルが管理する薬草畑で採れる、高品質な薬草。
もう一つは、ギムリと俺が生み出す、この『奇跡の武具』。
バルトロが次に村を訪れた時、彼はその二つの特産品を目の当たりにして、商人の血を沸き立たせた。
「なんだこりゃあ!この薬草の質は、王宮御用達の品よりも上等じゃねえか!それに、このナイフの切れ味は……おいおい、伝説級の武具ってのは、こういうのを言うんじゃねえのか!?」
彼は、ギムリが試しに作った一本のナイフで、鉄の棒をあっさりと切り落として見せると、腰を抜かさんばかりに驚いていた。
「ルーク様、ギムリの旦那、ノエル様!頼む!これを、俺に売ってくれ!こいつは、金になる!とんでもない大金になるぞ!」
バルトロの興奮した申し出に、俺たちは顔を見合わせた。村に富がもたらされることは、喜ばしいことだ。
こうして、ミストラル村の薬草と武具は、バルトロの交易ルートに乗り、少しずつ、しかし確実に、外の世界へと広まっていくことになった。
最初は、近隣の町の小さな市場で。やがて、大きな都市のギルドで。
「ミストラルという辺境の村では、どんな病も治す『泥の聖者』がいるだけでなく、伝説級の薬草と、神々が作ったかのような武具が手に入るらしい」
そんな噂が、真実味を帯びて、冒険者や商人、そして様々な事情を抱えた人々の間で、囁かれ始めるようになった。
俺は、そんな外の世界の変化など知る由もなく、『奇跡の泥水亭』のカウンターで、穏やかな日常を送っていた。
店の棚には、薬草や武具の代金としてバルトロが置いていった、王都の珍しいお菓子や、異国の香辛料が並ぶようになった。エリアナは、初めて見るお菓子に目を輝かせている。
「お兄ちゃん、これ、食べていい?」
「ああ、みんなで分けようか」
俺は、店の外で訓練に励むリゼットと自警団、鍛冶場で槌を振るうギムリ、薬草畑で土いじりをするノエルに、声をかけようと立ち上がった。
この村は、豊かになった。そして、強くなった。
だが、俺たちの日常の温かさは、何も変わらない。俺は、そのことが何よりも嬉しかった。
この平和が、ずっと続けばいい。
俺は、仲間たちのいる方へ歩き出しながら、心の中で静かにそう願っていた。
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