元社畜、異世界でダンジョン経営始めます~ブラック企業式効率化による、最強ダンジョン構築計画~

夏見ナイ

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第16話:アンデッドの静かなる脅威と、明らかになるゴブゾウの片鱗

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Dランク級の盗賊を撃退し、図らずもゴブゾウの意外な才能(?)が明らかになった一件から数日が経過した。ダンジョン内は、新たな戦力導入と、第一階層完成に向けた最終調整の段階に入っていた。

「コア、スケルトンを召喚する。まずは5体だ。」

俺は、回復したDP(現在は650DP程度)を使い、新たなモンスター戦力の導入を決定した。一体40DPなので、5体で200DPを消費する。

『承知いたしました。スケルトンを5体召喚します。コスト200DP。』

コア安置室の床の一部が黒ずみ、まるで地面から滲み出るように、5体の人型の骸骨――スケルトンが出現した。カチャカチャと骨の鳴る音を立てて立ち上がり、空虚な眼窩を俺に向けてくる。身長は人間とほぼ同じ。手には、錆びついた剣や、粗末な槍を持っている個体もいる。

ゴブリンたちとは明らかに異質な、冷たく、無機質な気配。生者の敵意とは違う、ただそこにある「死」の存在感が、部屋の空気を重くする。ゴブリンたちは、本能的な嫌悪感からか、スケルトンから距離を取ろうとしている。リナも、顔を青ざめさせて壁際に後退った。

「これが、スケルトンか…」

俺は立ち上がり、彼らに近づいて観察する。命令を待つかのように、微動だにしない。感情の欠片も感じられない。

「コア、スペック通り、命令には忠実なんだろうな?」

『はい、マスター。スケルトンは、プログラムされた命令を忠実に実行します。自己判断能力はほぼ皆無ですが、それ故に命令違反や反抗の可能性もありません。』

「よし。試しに、そこの壁まで行進させろ。」

『了解。スケルトン部隊、前進。指定位置にて停止せよ。』

カチャカチャカチャ…
5体のスケルトンは、一糸乱れぬ動きで、正確に指定された壁際まで行進し、ぴたりと停止した。まるで軍隊のようだ。

「素晴らしいな…この統率力は、ゴブリンには望めないものだ。」

維持コストもかからず、文句も言わず、命令通りに動く。効率だけを考えれば、理想的な兵士かもしれない。

「ただし、弱点も明確だ。打撃や聖属性に弱い。そして、応用が利かない。」

俺は、試しにゴブキチを呼びつけ、スケルトン1体と模擬戦をさせてみることにした。

「ゴブキチ、あのスケルトンを倒してみろ。ただし、棍棒の『側面』で殴れ。骨を砕くのではなく、バランスを崩させるイメージだ。」

『グ、グルル…骸骨ヤロウなんかに負けるか!』
ゴブキチは、スケルトンへの対抗心からか、勇んで棍棒を構えた。

模擬戦開始。ゴブキチが棍棒で殴りかかると、スケルトンは錆びた剣で受け止めようとする。動きはぎこちないが、正確だ。だが、ゴブキチが指示通りに棍棒の側面でスケルトンの脚を薙ぎ払うと、スケルトンは簡単にバランスを崩し、転倒した。

「よし、そこまで!」

俺は模擬戦を止めた。
「見たか、ゴブキチ。スケルトンは頑丈そうに見えても、関節やバランスは脆い。力押しだけでなく、相手の弱点を突くことが重要だ。」

『ふ、ふん! 当たり前だ!』
ゴブキチは強がっているが、スケルトンの意外な脆さを実感したようだ。

次に、俺はリナに協力を要請した(もちろん、強制だ)。
「リナ、あのスケルトンに、一番弱い光の魔法を当ててみろ。」

「え…? あ、はい…『ライト』!」
リナが、杖から豆電球程度の弱い光を放つ。その光がスケルトンに当たった瞬間、

ジュッ!

スケルトンの骨が、まるで強酸に触れたかのように白煙を上げ、わずかに変質した! スケルトン自体は痛みを感じないのか微動だにしないが、そのダメージは明らかだ。

「こ、こんな弱い光でも…!?」
リナ自身も驚いている。
「これが、聖属性…アンデッドにとっては劇毒なのね…」

俺は改めて、スケルトンの弱点を認識した。クレリック持ちのパーティが来たら、本当に対策が必要だ。

「よし、スケルトンの特性は理解した。ゴブキチ、お前には今日から、このスケルトン部隊を指揮してもらう。彼らは命令には絶対服従だ。お前が的確な指示を出せば、強力な戦力になる。だが、指示を間違えれば、ただの骨くずだ。リーダーとしての腕の見せ所だぞ。」

『が、骸骨どもを俺が…!?』
ゴブキチは、嫌そうな顔をしながらも、どこか満更でもない様子だ。リーダーとしての権限を与えられたことが嬉しいのかもしれない。

こうして、ゴブキチによるスケルトン部隊の指揮訓練が始まった。最初は戸惑っていたゴブキチも、スケルトンが自分の命令通りに寸分違わず動く様に、次第に面白さを見出していったようだ。

一方、俺はもう一つの懸案事項――ゴブゾウの再評価――に取り掛かっていた。
コアが、前回の盗賊との戦闘ログを詳細に分析した結果を報告してくる。

『マスター、ゴブゾウの戦闘行動について分析しました。対象(盗賊)への最後の一撃ですが、単なる偶然やまぐれとは考えにくい精度とタイミングでした。特に、背後からの後頭部への打撃は、人体の急所を的確に狙ったものであり、戦闘経験のない個体が行える動きではありません。』

「やはり、何かあるのか…」

俺は、訓練スペースの隅で、相変わらず地道に清掃作業をしているゴブゾウに近づいた。

「ゴブゾウ、ちょっといいか。」

『ヒッ!? は、はい! な、なんでしょうか!?』
ゴブゾウは、相変わらず怯えた様子で俺を見る。

「前回の戦闘、見事だったな。あの盗賊にとどめを刺した一撃…どこで覚えたんだ?」

俺が単刀直入に聞くと、ゴブゾウは明らかに動揺し、視線を泳がせた。
『え? あ、あれは…その、た、たまたま…運が良かっただけです!』

「ほう? 運だけで、あんなに的確に急所を殴れるものか?」
俺がさらに問い詰めると、ゴブゾウは顔面蒼白になり、言葉に詰まった。

『そ、それは…! その…! す、すみません! 分かりません!』
そう言うと、ゴブゾウは再び清掃作業に没頭し、俺から逃げるように背を向けた。

(…はぐらかされたな。)

無理に問い詰めても、今は無駄だろう。だが、間違いなく何かを隠している。戦闘経験がある? 元々はどこかの傭兵団か何かの一員だったゴブリンなのか? あるいは、何か特殊な過去が…?

(まあ、いい。今は泳がせておこう。)

俺は、ゴブゾウのKPIシートに、「特記事項:戦闘経験の可能性あり。要継続観察」と追記するに留めた。彼が自ら話す時が来るまで、あるいは、再びその片鱗を見せる時まで、待つことにしよう。当面は、後方支援役として、ダンジョンの安定運営に貢献してもらえばいい。

さて、新たな戦力(スケルトン)の導入と、既存戦力(ゴブリン)の配置見直しが進んだところで、いよいよ第一階層の総仕上げに取り掛かる。

「コア、第一階層の最深部に、ボス部屋を構築する。広さは15メートル四方。床には、一定時間ごとにランダムな地点から槍が飛び出すギミックを設置。壁の一部には、スケルトンを補充するための隠し扉(内部にスケルトン1体を待機させておく)も設ける。コストは?」

『ボス部屋(15m x 15m)の空間生成、床ギミック(槍Lv.1)、隠し扉付き補充庫(スケルトン待機機能付き)の設置…合計で150DPです。』

「よし、実行しろ。」

『承知いたしました。ボス部屋構築を開始します。』

残りのDPは、451DP。十分だ。
コアが、ダンジョン最深部の空間を改変し、ボス戦にふさわしい舞台を作り上げていく。

その間、俺は捕虜である盗賊(意識は回復したが、まだ衰弱している)から、リナと同様に情報を引き出していた。彼は、自分が「影の牙」という小規模な盗賊ギルドに所属していること、単独で未発見のダンジョンに潜り、高価なアイテムや情報を得て一攫千金を狙っていたことなどを話した。また、彼からはフロンティアの町の裏社会に関する情報や、盗賊たちが使う隠語、簡単な罠解除のテクニックなども聞き出すことができた。これも貴重な情報源だ。彼の処遇については、リナと同様、監視下に置きつつ、今後何らかの形で利用できないか検討することにした。

そして、数時間後。

『マスター、ボス部屋の構築が完了しました。』

コアの報告を受け、俺は完成したボス部屋へと足を運んだ。
広々とした石造りの空間。床には無数の小さな穴が開いており、いつ槍が飛び出してきてもおかしくない不気味な雰囲気を醸し出している。壁には、巧妙に隠された扉があり、その奥には補充用のスケルトンが静かに待機しているのがコアのセンサーで確認できる。

「いい舞台じゃないか。」

俺は満足気に頷いた。

そして、この舞台の主役となるモンスターたちを配置する。
まず、スケルトン部隊。新たに召喚した5体に加え、補充庫に1体。合計6体のスケルトン兵が、ボス部屋の各所に配置され、侵入者を待ち構える。

そして、中央には…

「ゴブキチ! 準備はいいか!」

俺は、この数日間、リーダーとしての特訓と、スケルトン指揮訓練を積んできたゴブキチを呼び寄せた。彼は、以前のような暴走癖は鳴りを潜め、少しだけ精悍な顔つきになっている。

「おう! いつでも来い!」

俺は、ゴブキチに最後の仕上げを施す。DPを50消費し、彼の能力を底上げする「個体強化」を行った。筋力、耐久力、そしてリーダーとしての威圧感が増すように調整する。さらに、見栄えも重要だと思い、粗末な棍棒ではなく、少しだけマシな金属製の棍棒(これもDPで購入)を与えた。

「よし。お前は今日から、ただのゴブキチではない。『強化ゴブリーダー・ゴブキチ』だ! この第一階層のボスとして、侵入者を迎え撃て!」

『グオオオオオ! 任せろ、マスター!』

強化されたゴブキチは、自信に満ちた雄叫びを上げ、6体のスケルトン部隊の中央に陣取った。その姿は、もはやただの雑魚ゴブリンではない。風格すら漂っている。

強化ゴブリーダー・ゴブキチと、6体のスケルトン兵。そして、ランダムな槍ギミックと、補充システムを備えたボス部屋。これで、第一階層の防衛ラインは完成したと言えるだろう。

俺は、ボス部屋を見渡し、静かに宣言した。

「コア。これにて、我がダンジョンの第一階層は完成とする。」

『第一階層、完成を確認しました。マスター、おめでとうございます。』
コアの祝福(?)の声が響く。

第一階層の完成。それは、俺がこの異世界でダンジョンマスターとして生きていく上での、最初の大きなマイルストーンだった。だが、これはゴールではない。むしろ、新たなスタート地点だ。

俺の視線は、すでにその先――まだ見ぬ地下二階層へと向けられていた。より深く、より広く、より効率的なダンジョンへ。ホワイトダンジョン計画は、次のステージへと進むのだ。
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