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第69話:救国の決断
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王都が反乱軍に包囲されてから五日目の夜明け前。
グラウ平原に築かれた反乱軍の本陣は、まだ深い眠りについていた。連日の包囲で王都の抵抗が日に日に弱まっていることを肌で感じていた彼らの間には、勝利を確信した弛緩した空気が流れていた。
マリウス公爵は豪華な天幕の中で上質な葡萄酒を片手に、側近たちと談笑していた。
「フフフ……見たか、あの国王軍の腑抜けぶりを。もはや城壁に閉じこもるしか能のない籠の中の鳥よ」
「まことに。あと数日もすれば食料が尽き、城門は内側から開かれましょうぞ」
「あの生意気な小僧、リオ・アシュフォードも今頃は自分の無力さを嘆き、震えておることだろう。奴の首を刎ね、その技術を我らが手にする日ももうすぐだ」
彼らの頭にはもはや敗北という二文字は存在しなかった。自分たちの計画は完璧であり、勝利は約束されたものだと信じて疑わなかった。
だが彼らが知らないところで、王都の中では静かな、しかし熾烈な嵐が吹き荒れていた。
クラウス・フォン・ゲルラッハ率いる国王直属の特別部隊が夜の闇に紛れて一斉に行動を開始したのだ。
彼らは事前に作成されたリストに基づき、反乱軍に内通している貴族や役人たちの屋敷を次々と急襲した。
マリウス公爵の屋敷も例外ではなかった。病と称して屋敷に籠っていた公爵の腹心たちは寝込みを襲われ、抵抗する間もなくあっという間に拘束されていった。
ヴァイス伯爵もまた、枕元に踏み込んできたクラウスの部下たちを前にただ震えることしかできなかった。
「な、何の真似だ! 私はヴァイス伯爵であるぞ!」
「反乱軍に内通した国家反逆罪の容疑で身柄を拘束する」
クラウスの部下の冷たい声だけが響き渡った。
夜が明ける頃には、王都に潜んでいた反乱軍の「内なる敵」は、そのほとんどが一網打尽にされていた。
王都の内部は完全に国王派によって掌握されたのだ。
だがそれは、これから始まる本当の戦いの序曲に過ぎなかった。
俺はアシュフォードの屋敷の屋上で、東の空を一睡もせずに見つめ続けていた。
エリアーナもシルフィもバルガスも、俺の隣で同じようにその瞬間を待っていた。
空が白み始める。
朝霧がグラウ平原を乳白色のベールのように覆い隠している。
静寂。
張り詰めた静寂。
その静寂を最初に破ったのは、地平線の彼方から聞こえてきた一つの、これまで誰も聞いたことのない音だった。
ポオオオオオオオオッ!
甲高く、そして力強い蒸気の咆哮。
それは夜の闇を切り裂き、二百キロの距離を駆け抜けてきた鉄の竜の目覚めの雄叫びだった。
その音にまず気づいたのは、反乱軍の野営地で見張りをしていた兵士たちだった。
「……ん? なんの音だ?」
「角笛か? いや、違うな……」
彼らがいまだ眠気の覚めやらぬ頭で音のする方角を眺めた、その時。
彼らは信じられない光景を目にすることになる。
朝霧を突き破って、二頭の巨大な黒い鉄の獣が猛烈な勢いでこちらへ向かって突進してくるではないか。
その獣は黒い煙を吐き、大地を揺るがすほどの轟音を立て、二本の鉄の道の上を馬が疾走するよりも遥かに速いスピードで滑るように走ってくる。
「な、な、なんだ、あれはーっ!?」
「ま、魔物だ! 帝国の秘密兵器か!?」
見張りの兵士たちはパニックに陥った。彼らの常識では目の前で起きている現象を理解することなど到底不可能だった。
蒸気機関車は反乱軍の野営地のすぐ脇をかすめるようにして敷設された引き込み線へと突入した。
そして彼らが王都総攻撃を開始しようと準備を整えていた、まさにその側面で急ブレーキをかけた。
キイイイイイイイイッ!
耳をつんざくような金属音と共に鉄の巨体はピタリと停止した。
反乱軍の兵士たちは何が起きたのか分からず、ただ呆然とその異様な光景を眺めているだけだった。
次の瞬間。
装甲貨車の扉が一斉に内側から蹴破られた。
そしてその中から新型の後装式ライフルを構えたアシュフォードの精鋭兵士たちが、まるで堰を切ったように次々と飛び出してきたのだ。
彼らの動きは恐ろしいほどに統制が取れていた。
降車した兵士たちは驚くべき速さで散開し、戦闘隊形を整えていく。
それはまるで教科書にでも書かれているかのような完璧な電撃降車作戦だった。
「……来たか」
王都の城壁の上で俺は静かに呟いた。
俺の救国のための決断が今、この戦場で形となったのだ。
マリウス公爵は天幕の中で外の騒ぎに気づき、慌てて飛び出してきた。
そして彼は自分の目を疑った。
自軍の広大な陣地のど真ん中に、いつの間にか得体の知れない鉄の魔物と完全武装した三百名の敵兵が忽然と出現していたのだ。
「ば、馬鹿な……! どこから現れた! 空からでも降ってきたというのか!?」
彼の混乱は当然だった。
鉄道という圧倒的な機動力。
電信という神速の情報伝達能力。
その二つが組み合わさった時、戦争の常識は完全に覆る。
俺たちは敵が築き上げた堅固な包囲網そのものを、内側から、そして最も無防備な側面からいともたやすく突き破ったのだ。
「……何をしている! 迎え撃て! 奴らを叩き潰せ!」
マリウス公爵がヒステリックに叫んだ。
反乱軍の兵士たちもようやく我に返り、慌てて武器を手に取りアシュフォードの部隊へと殺到しようとする。
だがそれは、あまりにも遅すぎた。
「全隊、構え!」
アシュフォード軍の指揮官が鋭い号令を発する。
三百のライフルが一斉に持ち上げられ、その銃口が混乱する反乱軍の兵士たちへと向けられた。
それはこれから始まる一方的な蹂躙の始まりの合図だった。
王都の城壁の上からクラウスが、その光景を息をのんで見つめていた。
「……これが、リオ・アシュフォードの本当の戦い方か」
彼の氷のような仮面の奥で、畏怖とそして隠しきれない興奮が渦を巻いていた。
王国の運命は今、この瞬間に決しようとしていた。
グラウ平原に築かれた反乱軍の本陣は、まだ深い眠りについていた。連日の包囲で王都の抵抗が日に日に弱まっていることを肌で感じていた彼らの間には、勝利を確信した弛緩した空気が流れていた。
マリウス公爵は豪華な天幕の中で上質な葡萄酒を片手に、側近たちと談笑していた。
「フフフ……見たか、あの国王軍の腑抜けぶりを。もはや城壁に閉じこもるしか能のない籠の中の鳥よ」
「まことに。あと数日もすれば食料が尽き、城門は内側から開かれましょうぞ」
「あの生意気な小僧、リオ・アシュフォードも今頃は自分の無力さを嘆き、震えておることだろう。奴の首を刎ね、その技術を我らが手にする日ももうすぐだ」
彼らの頭にはもはや敗北という二文字は存在しなかった。自分たちの計画は完璧であり、勝利は約束されたものだと信じて疑わなかった。
だが彼らが知らないところで、王都の中では静かな、しかし熾烈な嵐が吹き荒れていた。
クラウス・フォン・ゲルラッハ率いる国王直属の特別部隊が夜の闇に紛れて一斉に行動を開始したのだ。
彼らは事前に作成されたリストに基づき、反乱軍に内通している貴族や役人たちの屋敷を次々と急襲した。
マリウス公爵の屋敷も例外ではなかった。病と称して屋敷に籠っていた公爵の腹心たちは寝込みを襲われ、抵抗する間もなくあっという間に拘束されていった。
ヴァイス伯爵もまた、枕元に踏み込んできたクラウスの部下たちを前にただ震えることしかできなかった。
「な、何の真似だ! 私はヴァイス伯爵であるぞ!」
「反乱軍に内通した国家反逆罪の容疑で身柄を拘束する」
クラウスの部下の冷たい声だけが響き渡った。
夜が明ける頃には、王都に潜んでいた反乱軍の「内なる敵」は、そのほとんどが一網打尽にされていた。
王都の内部は完全に国王派によって掌握されたのだ。
だがそれは、これから始まる本当の戦いの序曲に過ぎなかった。
俺はアシュフォードの屋敷の屋上で、東の空を一睡もせずに見つめ続けていた。
エリアーナもシルフィもバルガスも、俺の隣で同じようにその瞬間を待っていた。
空が白み始める。
朝霧がグラウ平原を乳白色のベールのように覆い隠している。
静寂。
張り詰めた静寂。
その静寂を最初に破ったのは、地平線の彼方から聞こえてきた一つの、これまで誰も聞いたことのない音だった。
ポオオオオオオオオッ!
甲高く、そして力強い蒸気の咆哮。
それは夜の闇を切り裂き、二百キロの距離を駆け抜けてきた鉄の竜の目覚めの雄叫びだった。
その音にまず気づいたのは、反乱軍の野営地で見張りをしていた兵士たちだった。
「……ん? なんの音だ?」
「角笛か? いや、違うな……」
彼らがいまだ眠気の覚めやらぬ頭で音のする方角を眺めた、その時。
彼らは信じられない光景を目にすることになる。
朝霧を突き破って、二頭の巨大な黒い鉄の獣が猛烈な勢いでこちらへ向かって突進してくるではないか。
その獣は黒い煙を吐き、大地を揺るがすほどの轟音を立て、二本の鉄の道の上を馬が疾走するよりも遥かに速いスピードで滑るように走ってくる。
「な、な、なんだ、あれはーっ!?」
「ま、魔物だ! 帝国の秘密兵器か!?」
見張りの兵士たちはパニックに陥った。彼らの常識では目の前で起きている現象を理解することなど到底不可能だった。
蒸気機関車は反乱軍の野営地のすぐ脇をかすめるようにして敷設された引き込み線へと突入した。
そして彼らが王都総攻撃を開始しようと準備を整えていた、まさにその側面で急ブレーキをかけた。
キイイイイイイイイッ!
耳をつんざくような金属音と共に鉄の巨体はピタリと停止した。
反乱軍の兵士たちは何が起きたのか分からず、ただ呆然とその異様な光景を眺めているだけだった。
次の瞬間。
装甲貨車の扉が一斉に内側から蹴破られた。
そしてその中から新型の後装式ライフルを構えたアシュフォードの精鋭兵士たちが、まるで堰を切ったように次々と飛び出してきたのだ。
彼らの動きは恐ろしいほどに統制が取れていた。
降車した兵士たちは驚くべき速さで散開し、戦闘隊形を整えていく。
それはまるで教科書にでも書かれているかのような完璧な電撃降車作戦だった。
「……来たか」
王都の城壁の上で俺は静かに呟いた。
俺の救国のための決断が今、この戦場で形となったのだ。
マリウス公爵は天幕の中で外の騒ぎに気づき、慌てて飛び出してきた。
そして彼は自分の目を疑った。
自軍の広大な陣地のど真ん中に、いつの間にか得体の知れない鉄の魔物と完全武装した三百名の敵兵が忽然と出現していたのだ。
「ば、馬鹿な……! どこから現れた! 空からでも降ってきたというのか!?」
彼の混乱は当然だった。
鉄道という圧倒的な機動力。
電信という神速の情報伝達能力。
その二つが組み合わさった時、戦争の常識は完全に覆る。
俺たちは敵が築き上げた堅固な包囲網そのものを、内側から、そして最も無防備な側面からいともたやすく突き破ったのだ。
「……何をしている! 迎え撃て! 奴らを叩き潰せ!」
マリウス公爵がヒステリックに叫んだ。
反乱軍の兵士たちもようやく我に返り、慌てて武器を手に取りアシュフォードの部隊へと殺到しようとする。
だがそれは、あまりにも遅すぎた。
「全隊、構え!」
アシュフォード軍の指揮官が鋭い号令を発する。
三百のライフルが一斉に持ち上げられ、その銃口が混乱する反乱軍の兵士たちへと向けられた。
それはこれから始まる一方的な蹂躙の始まりの合図だった。
王都の城壁の上からクラウスが、その光景を息をのんで見つめていた。
「……これが、リオ・アシュフォードの本当の戦い方か」
彼の氷のような仮面の奥で、畏怖とそして隠しきれない興奮が渦を巻いていた。
王国の運命は今、この瞬間に決しようとしていた。
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