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第61話:システム・オーバーライドの片鱗
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壁が崩れ、天井が落ちてくる。赤黒い非常灯が点滅し、崩壊の秒読みを告げるかのように警報音が鳴り響く。サブ・コントロール・ルームは、俺とシャロンを閉じ込めたまま、奈落へと沈もうとしていた。絶体絶命の状況。
しかし、その瞬間、俺の脳内に響いた謎のメッセージと、突如として覚醒した新スキル【システム・オーバーライド(初級)】が、一縷の望みをもたらした。
『アクセス権限レベル3保持者(デバッガー)へ、一時的な『上位アクセス権限(限定)』を付与します。システムを……世界を……守ってください……』
上位アクセス権限。システムを守れ。そして、【システム・オーバーライド】――世界の法則に、限定的ながら「上書き」干渉する力。
(一体、何が起きているんだ……? マスター制御AI『アルファ』? ガーディアン? 俺に、何をしろと……?)
混乱する思考。だが、今は目の前の危機を脱することが最優先だ。この部屋から脱出しなければ、何も始まらない。
「シャロンさん! 壁が崩れる前に、扉をこじ開けます!」
俺は叫びながら、ロックされた金属製の扉に向き直る。【コード・ライティング】で解除を試みるが、マスター制御システムによるロックダウンは強固で、通常の手段では突破できそうにない。
(ならば……!)
俺は、覚醒したばかりの新スキル【システム・オーバーライド】を試すことにした。まだ効果も、使い方も、そしてリスクも未知数だ。だが、やるしかない!
(【システム・オーバーライド(初級)】発動! 対象:扉のロックシステム! 状態を『解錠』に強制上書き!)
スキルを発動させると、これまでにない感覚が俺を襲った。それは、【コード・ライティング】のように特定のコードを書き込むのではなく、もっと根源的な、対象システムの「状態」そのものに直接干渉し、捻じ曲げるような感覚だ。まるで、プログラムの変数を、デバッガーツールで強制的に書き換えるような。
脳への負荷は、【コード・ライティング】以上かもしれない。だが、同時に、全能感にも似た、奇妙な高揚感もあった。世界の法則の一部を、自分の意志で書き換えられるという、禁断の力。
ゴッ……!
鈍い音と共に、頑丈だったはずの扉のロック機構が、内部から強制的に破壊され、扉がわずかに開いた!
「開いた!?」シャロンが驚きの声を上げる。
「早く! 崩れる前に!」
俺たちは、開いた隙間から、転がり込むようにして部屋の外へと脱出した! 直後、背後で轟音が響き渡り、サブ・コントロール・ルームは完全に崩落し、瓦礫の山と化した。
「……はぁ……はぁ……助かった……」
俺は、通路の床に座り込み、荒い息をついた。全身から汗が噴き出し、心臓が激しく鼓動している。【システム・オーバーライド】の反動は、やはり相当なものらしい。MPも、ごっそりと持っていかれた感覚がある。
「……今の、何なの?」シャロンが、俺の隣に座り込み、信じられないものを見るような目で俺を見つめている。「扉のロックを、まるで力ずくで捻じ開けたみたいだったけど……あれは、あなたの新しい力?」
「……おそらく」俺は頷く。「【システム・オーバーライド】……というスキルらしいです。俺にも、まだよく分かっていませんが……」
俺は、シャロンに、部屋が崩壊する直前に脳内に響いたメッセージの内容を伝えた。マスター制御AI『アルファ』、ガーディアン、上位アクセス権限、そして「システムを守れ」という言葉。
シャロンは、黙って俺の話を聞いていた。その表情は、驚きと、そして深い思索の色を浮かべている。
「マスター制御AI『アルファ』……聞いたことがあるような、ないような……古代文明の中枢を担っていたとされる伝説のAIね。それが、まだ稼働していて、しかも暴走している可能性がある……?」
「そして、『ガーディアン』と名乗る何かが、俺に力を与え、それを止めさせようとしている……ということでしょうか」
「……話が、あまりにも大きすぎるわね」シャロンは溜息をつく。「世界の創造主、管理AIの暴走、そして、イレギュラーな転生者であるあなたが、そのシステムの『守護者』に選ばれた……まるで、出来の悪い神話か、壮大なバグ報告書みたいだわ」
「同感です」俺も苦笑するしかない。「ですが、現実に起こったことです。そして、俺たちは、その渦中にいる」
俺たちが手に入れた上位アクセス権限は「一時的」かつ「限定的」なものらしい。いつまで有効なのか、どんな制限があるのかも不明だ。だが、この力が、今後の探索や戦闘において、切り札となり得る可能性はある。
「……とにかく、今は先を急ぎましょう」シャロンが立ち上がる。「クラウスたちが心配だわ。それに、カルト教団が、この混乱に乗じて『聖域』へ向かっているかもしれない」
俺も頷き、立ち上がる。まだ疲労は残っているが、休んでいる時間はない。
俺たちは、クラウスとリリアが待つ場所へと急いで戻った。
◆
サブ・コントロール・ルーム周辺の罠やドローンは、俺が停止させたままだったため、クラウスとリリアは無事だった。俺たちが戻ってきたのを見ると、二人は安堵の表情を浮かべた。
「ユズル殿! シャロン殿! ご無事でしたか!」
「心配したんだよー! すごい音がしたけど、何があったの!?」
俺たちは、コントロール・ルームでの出来事(ただし、スキルやAIに関する詳細な情報は伏せつつ)を簡潔に説明した。新たな強敵ゴーレムの出現、部屋の崩壊、そして間一髪での脱出。それを聞いたクラウスとリリアは、改めて俺たちの無事を喜び、そして、この神殿の危険性を再認識したようだった。
「とにかく、これで聖域への道は開けたはずです」俺は言う。「急いで向かいましょう。カルト教団に先を越されるわけにはいきません」
俺たちは、再びパーティーとしての連携を取り戻し、神殿の最深部、「聖域」と呼ばれるエリアへと向かった。道中、いくつかのセキュリティゲートや、残存していたゴーレムとの遭遇もあったが、俺の【デバッガー】スキルと、新たに覚醒した【システム・オーバーライド】の力(まだ限定的にしか使えないが、認証システムのバイパスなどに効果を発揮した)、そして仲間たちの奮闘によって、それらを突破していく。
特に、【システム・オーバーライド】は、驚くべき効果を発揮した。例えば、頑丈な扉に対して「状態:破壊」と上書きすることで、物理的な力を加えずに破壊したり、ゴーレムの制御プログラムに「命令:自己停止」と上書きすることで、戦闘を回避したりすることができたのだ。ただし、その反動は大きく、使用するたびにMPと精神力を激しく消耗するため、乱用は禁物だった。まるで、管理者権限でデバッグコマンドを叩いているような感覚だが、その権限自体が不安定で、いつ失われるか分からない危うさもあった。
(この力……本当に、俺が制御できるのだろうか……?)
一抹の不安を感じながらも、俺はその力を慎重に、しかし効果的に利用し、パーティーを聖域へと導いていく。
そして、ついに俺たちは、忘れられた神殿の最深部、「聖域」の入り口と思われる、巨大な黄金色の扉の前にたどり着いた。扉は固く閉ざされており、その表面には、これまでに見たどの術式よりも複雑で、強力な封印が施されているのが【情報読取】で分かった。そして、扉の向こうからは、形容しがたいほどの膨大なエネルギーと、そして……カルト教団員たちの気配が感じられた。
(……間に合ったのか? それとも……?)
扉には、複数の認証機構が設けられているようだった。物理的な鍵穴、魔力パターン認証、そして、おそらくは生体認証のようなものまで。通常の手段では、到底開けることはできないだろう。
「……ここが、聖域への最後の門か」クラウスが、ゴクリと喉を鳴らす。
「すごい封印……これ、どうやって開けるの?」リリアが、不安げに呟く。
「……方法は、一つしかないようね」シャロンが、俺の方を見る。
俺は頷く。この厳重な封印を突破するには、【システム・オーバーライド】を使うしかないだろう。これまでのどの干渉よりも、大規模で、危険な試みになる。失敗すれば、俺自身がどうなるか分からない。
だが、やるしかない。扉の向こうで、カルト教団が何をしようとしているのか、それを止めなければならないのだから。
俺は、深呼吸をして、黄金の扉に対峙した。仲間たちが、固唾を飲んで俺を見守っている。
【システム・オーバーライド(初級)】。この世界の法則すら書き換える可能性を秘めた、禁断の力。
その力が、吉と出るか、凶と出るか。
俺は、全ての覚悟を決め、スキルを発動させた!
しかし、その瞬間、俺の脳内に響いた謎のメッセージと、突如として覚醒した新スキル【システム・オーバーライド(初級)】が、一縷の望みをもたらした。
『アクセス権限レベル3保持者(デバッガー)へ、一時的な『上位アクセス権限(限定)』を付与します。システムを……世界を……守ってください……』
上位アクセス権限。システムを守れ。そして、【システム・オーバーライド】――世界の法則に、限定的ながら「上書き」干渉する力。
(一体、何が起きているんだ……? マスター制御AI『アルファ』? ガーディアン? 俺に、何をしろと……?)
混乱する思考。だが、今は目の前の危機を脱することが最優先だ。この部屋から脱出しなければ、何も始まらない。
「シャロンさん! 壁が崩れる前に、扉をこじ開けます!」
俺は叫びながら、ロックされた金属製の扉に向き直る。【コード・ライティング】で解除を試みるが、マスター制御システムによるロックダウンは強固で、通常の手段では突破できそうにない。
(ならば……!)
俺は、覚醒したばかりの新スキル【システム・オーバーライド】を試すことにした。まだ効果も、使い方も、そしてリスクも未知数だ。だが、やるしかない!
(【システム・オーバーライド(初級)】発動! 対象:扉のロックシステム! 状態を『解錠』に強制上書き!)
スキルを発動させると、これまでにない感覚が俺を襲った。それは、【コード・ライティング】のように特定のコードを書き込むのではなく、もっと根源的な、対象システムの「状態」そのものに直接干渉し、捻じ曲げるような感覚だ。まるで、プログラムの変数を、デバッガーツールで強制的に書き換えるような。
脳への負荷は、【コード・ライティング】以上かもしれない。だが、同時に、全能感にも似た、奇妙な高揚感もあった。世界の法則の一部を、自分の意志で書き換えられるという、禁断の力。
ゴッ……!
鈍い音と共に、頑丈だったはずの扉のロック機構が、内部から強制的に破壊され、扉がわずかに開いた!
「開いた!?」シャロンが驚きの声を上げる。
「早く! 崩れる前に!」
俺たちは、開いた隙間から、転がり込むようにして部屋の外へと脱出した! 直後、背後で轟音が響き渡り、サブ・コントロール・ルームは完全に崩落し、瓦礫の山と化した。
「……はぁ……はぁ……助かった……」
俺は、通路の床に座り込み、荒い息をついた。全身から汗が噴き出し、心臓が激しく鼓動している。【システム・オーバーライド】の反動は、やはり相当なものらしい。MPも、ごっそりと持っていかれた感覚がある。
「……今の、何なの?」シャロンが、俺の隣に座り込み、信じられないものを見るような目で俺を見つめている。「扉のロックを、まるで力ずくで捻じ開けたみたいだったけど……あれは、あなたの新しい力?」
「……おそらく」俺は頷く。「【システム・オーバーライド】……というスキルらしいです。俺にも、まだよく分かっていませんが……」
俺は、シャロンに、部屋が崩壊する直前に脳内に響いたメッセージの内容を伝えた。マスター制御AI『アルファ』、ガーディアン、上位アクセス権限、そして「システムを守れ」という言葉。
シャロンは、黙って俺の話を聞いていた。その表情は、驚きと、そして深い思索の色を浮かべている。
「マスター制御AI『アルファ』……聞いたことがあるような、ないような……古代文明の中枢を担っていたとされる伝説のAIね。それが、まだ稼働していて、しかも暴走している可能性がある……?」
「そして、『ガーディアン』と名乗る何かが、俺に力を与え、それを止めさせようとしている……ということでしょうか」
「……話が、あまりにも大きすぎるわね」シャロンは溜息をつく。「世界の創造主、管理AIの暴走、そして、イレギュラーな転生者であるあなたが、そのシステムの『守護者』に選ばれた……まるで、出来の悪い神話か、壮大なバグ報告書みたいだわ」
「同感です」俺も苦笑するしかない。「ですが、現実に起こったことです。そして、俺たちは、その渦中にいる」
俺たちが手に入れた上位アクセス権限は「一時的」かつ「限定的」なものらしい。いつまで有効なのか、どんな制限があるのかも不明だ。だが、この力が、今後の探索や戦闘において、切り札となり得る可能性はある。
「……とにかく、今は先を急ぎましょう」シャロンが立ち上がる。「クラウスたちが心配だわ。それに、カルト教団が、この混乱に乗じて『聖域』へ向かっているかもしれない」
俺も頷き、立ち上がる。まだ疲労は残っているが、休んでいる時間はない。
俺たちは、クラウスとリリアが待つ場所へと急いで戻った。
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サブ・コントロール・ルーム周辺の罠やドローンは、俺が停止させたままだったため、クラウスとリリアは無事だった。俺たちが戻ってきたのを見ると、二人は安堵の表情を浮かべた。
「ユズル殿! シャロン殿! ご無事でしたか!」
「心配したんだよー! すごい音がしたけど、何があったの!?」
俺たちは、コントロール・ルームでの出来事(ただし、スキルやAIに関する詳細な情報は伏せつつ)を簡潔に説明した。新たな強敵ゴーレムの出現、部屋の崩壊、そして間一髪での脱出。それを聞いたクラウスとリリアは、改めて俺たちの無事を喜び、そして、この神殿の危険性を再認識したようだった。
「とにかく、これで聖域への道は開けたはずです」俺は言う。「急いで向かいましょう。カルト教団に先を越されるわけにはいきません」
俺たちは、再びパーティーとしての連携を取り戻し、神殿の最深部、「聖域」と呼ばれるエリアへと向かった。道中、いくつかのセキュリティゲートや、残存していたゴーレムとの遭遇もあったが、俺の【デバッガー】スキルと、新たに覚醒した【システム・オーバーライド】の力(まだ限定的にしか使えないが、認証システムのバイパスなどに効果を発揮した)、そして仲間たちの奮闘によって、それらを突破していく。
特に、【システム・オーバーライド】は、驚くべき効果を発揮した。例えば、頑丈な扉に対して「状態:破壊」と上書きすることで、物理的な力を加えずに破壊したり、ゴーレムの制御プログラムに「命令:自己停止」と上書きすることで、戦闘を回避したりすることができたのだ。ただし、その反動は大きく、使用するたびにMPと精神力を激しく消耗するため、乱用は禁物だった。まるで、管理者権限でデバッグコマンドを叩いているような感覚だが、その権限自体が不安定で、いつ失われるか分からない危うさもあった。
(この力……本当に、俺が制御できるのだろうか……?)
一抹の不安を感じながらも、俺はその力を慎重に、しかし効果的に利用し、パーティーを聖域へと導いていく。
そして、ついに俺たちは、忘れられた神殿の最深部、「聖域」の入り口と思われる、巨大な黄金色の扉の前にたどり着いた。扉は固く閉ざされており、その表面には、これまでに見たどの術式よりも複雑で、強力な封印が施されているのが【情報読取】で分かった。そして、扉の向こうからは、形容しがたいほどの膨大なエネルギーと、そして……カルト教団員たちの気配が感じられた。
(……間に合ったのか? それとも……?)
扉には、複数の認証機構が設けられているようだった。物理的な鍵穴、魔力パターン認証、そして、おそらくは生体認証のようなものまで。通常の手段では、到底開けることはできないだろう。
「……ここが、聖域への最後の門か」クラウスが、ゴクリと喉を鳴らす。
「すごい封印……これ、どうやって開けるの?」リリアが、不安げに呟く。
「……方法は、一つしかないようね」シャロンが、俺の方を見る。
俺は頷く。この厳重な封印を突破するには、【システム・オーバーライド】を使うしかないだろう。これまでのどの干渉よりも、大規模で、危険な試みになる。失敗すれば、俺自身がどうなるか分からない。
だが、やるしかない。扉の向こうで、カルト教団が何をしようとしているのか、それを止めなければならないのだから。
俺は、深呼吸をして、黄金の扉に対峙した。仲間たちが、固唾を飲んで俺を見守っている。
【システム・オーバーライド(初級)】。この世界の法則すら書き換える可能性を秘めた、禁断の力。
その力が、吉と出るか、凶と出るか。
俺は、全ての覚悟を決め、スキルを発動させた!
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