僕の押し倒し大・作・戦!!(妄想)

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忘れ物のセーター

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 僕は居間のちゃぶ台の下に置いてあった、丁寧に畳まれた紺色のセーターを見つけた。


「あ!岬くん、セーター忘れてる」


 なんで岬くんのってわかるのかというと、岬くんは紺色が似合うなぁと思って見てたから。
 学校帰りにウチに寄った岬くん。ちょっと暑いなぁと言いながらセーターを脱ぎ白シャツになる姿は、色っぽくてかっこよかった。


「あぁ、じゃあ明日、俺がついでに持っ……」

「届けてくるねっ!!」


 僕はセーターを胸に抱きしめ、玄関を飛び出した。


「ったく……」


 おにぃの呟きが背後から聞こえた気がしたけど……そんなことよりも、今日もう一度岬くんに会える嬉しさで頭がルンルン♪でランラン♪だった。



 僕の作戦はこうだ。
 岬くんが忘れたセーターを持って行って、ついでに家に入れてもらって………むふふ、むふふ、むふふのふっふっ!!






ーーーー


 ピンポーン♪


 あれ、岬くんまだ帰ってないのかな?


 ピンポーン♪


 僕は暫く待ってから二回目のチャイムを押した。それでも返事は無い。


 留守ならしょうがないよね、うぅぅ……………


 諦めて背を向けたとき、背後からガチャリと音がした。


「ハァ、ハァ……ご、ごめん旬くん」


 振り向くと、そこには……タオルを頭から被り、扉からひょっこりと顔を出す岬くんが!!急いで来たのか、息を切らしている。


 僕のために急いで来てくれた岬くん……やっぱ優しい!!
 アーンド!タオル被ってる岬くん、童話の世界に出てくる小人さんみたい!可愛い!!


「ごめんね。帰ってすぐシャワー浴びてて、旬くんが来てくれるってメール見たのがついさっきで……」


 岬くんからふわりとシャンプーのにおいがした。


 さっきの小人さんのイメージと重なって、僕の頭には、お魚さんと戯れながら全身泡いっぱいになっているファンシーな岬くんが……
 あぁぁぁもぅ可愛いっ!


「こんな格好で、ごめんね。セーターありがとう」


 そういいながら扉から出てくる岬くんは……裸!?(かと思ったらハーフパンツを履いてました!)
 これは一体なんのボーナスタイムですか!?!?!?!?


 僕は岬くんの身体をなめ回すように見たい気持ちをなんとか抑えて、にっこり笑顔に目を合わせる。


「岬くんっ!……えと、えとえと、えーーーと……………あ!さっき、ウチで話してた本、ついでに借りたい、なぁ」


 僕はこのチャンスを逃してなるものかと、もっともっと岬くんを見ていたいと、頭をフル回転させ理由を探す。ここでセーターを渡したら、このボーナスタイムは即終了だから。
 アーンド!できることならどうにかしてもっと近く……いいや、ゼロ距離で見たい!!


「そういえばそんな話してたね。いいよ。持っ……て、せっかくなら上がってってよ」

「うん!!!!!!」


 その言葉待ってました!と言わんばかりに、僕は元気良く頷いた。


 岬くんの身体をもっと見てられるし、岬くんのルームツアーも体験できちゃうなんて!




 かっこよくて優しくて親切で可愛い岬くん!
 好っきだああぁぁぁぁぁ!








 部屋に入ると、壁のスイッチを押す岬くん。パッと明るくなった瞬間見えるのは、岬くんの背中(素肌)。と、本棚。


「わぁ!……ホンガタクサン!!」


 本を貸してもらうために部屋に入れてもらった手前、本棚の感想を口にする。けれど、僕は、程よく筋肉が付いててすべすべの岬くんの背中に目が行ってしまう。


「ここから好きなの持っていっていいよ」


 そして、どうぞどうぞと僕を本棚の前へ誘導しようと振り返った岬くんの、胸元にはもちろん………


 ああぁぁぁぁっ!


「旬くん?どうした?」

「ン?ナナなナんでモないヨ?」


 首から掛けた濡れたタオルのせいでチラ見えしかしないけどそれがそれでまたイイ!!


「ごめんね、ちょっとTシャツだけ着させてね」


 そう言うと、タオルで頭を拭きながら、タンスから服を取りだそうとする岬くん。


 あぁぁぁっ!!せっかくの!生ち!く!び!!が!!さよならしてしまう!!


 僕は無我夢中で岬くんの背中に抱きついた。


 





「岬くんっ!」

「わっ!??」


 しっとりとした背中が頬に当たる。指先には、二つの突起。驚いたのか、ツンと尖っているのがわかる。それがなんだか可愛くて、僕は摘んだ指先を夢中で動かした。


「旬く、ん…」


 二つの粒は、僕が指先を動かすたびに少しずつ硬くなっていく。僕の手で育っていくのが可愛らしい。
 摘んだり、ちょっと引っ張ったり、爪で先端を引っ掻いたりすると、岬くんの身体が小さく跳ねる。ビクンビクンと跳ねるそんな岬くんが可愛くてたまらない。


「んっ」


 背中から、シャンプーの匂いに混じって岬くんのにおいがする。それだけて僕はクラクラしてくる。
 耳元近づくにつれて濃くなっていく岬くんのにおいに酔いしれていた僕だけど……一番においが濃い耳の裏にキスするには、僕の身長が足りない。


 おにぃくらい、背が高かったら……


 おにぃは、岬くんと同じくらいの身長なはずだ。ひょっとしたらもっと高いかも。それくらいあったら、こんな姿勢でも岬くんの耳……と言わずあっちにもこっちにもキスできるのに……こんな時までおにぃの影がチラつき、またもや僕の幸せな時間を邪魔してくる。ちょうど見つけたほくろに、僕は八つ当たりするように吸い付いた。


「んっ」


 だんだん熱くなっていく岬くんの身体から体温が移動してくる。しっとりと汗ばむ背中が、頬に吸い付いてきて気持ちがいい。


「あぁっ!」


 唇で背中に吸い付くのと、指先にちょっとだけ力を入れて摘むのを一緒にすると、岬くんの身体が大きく跳ねる。そのたびに振動がダイレクトに伝わってきて、僕は嬉しくてたまらない。


「んっ、んっ」


 それと同時に、腕の中の岬くんが腰をモゾモゾと揺らし始めた。その揺れが僕の腰にも伝わってきて、そこに身体中の熱がグワッと集まってくる。


 岬くんっ……


 僕はハーフパンツの薄い生地の上からそっと岬くんを撫でた。軽く触っただけでも形がわかるくらい熱く硬くなっている。僕はそこを優しく包み込むように握った。


「ンんっ」


 手をモニュモニュすればするほど、ハーフパンツの中で岬くんがヌルヌルと動くようになっていく。それと連動するように膝から力が抜けていく岬くんの身体を、僕の腰と右手で支えるようにして挟んだ。
 僕は唇と左手、そして右手と腰を夢中で動かす。密着している熱い身体は、もうどちらのかわからない汗で滑ってしまいそうだ。


「んっ、ん、ぁ、っんあぁぁぁ!」


 岬くん……!


 右手にじんわりと温かさが広がっていくのと同時に、岬くんの身体がビクッと大きく跳ねる。その振動が僕の身体にも伝わって、僕は腰をぶるりと震わせた。





 かっこよくて優しくて親切で可愛くていいにおいがしてすべすべ肌な岬くん!


 すっきだぁぁぁぁっ!!!!!










ー以外現実ー


「あ、旬くん!」


 セーターを手に家を飛び出した僕は、数メートル走ったところで岬くんとバッタリ会った。


「セーターを忘れたのを思い出して、途中で引き返してきたんだ」

「岬くん、あの、これ…」

「あ!!旬くんもしかして、家まで届けてくれようとしたの!?」

「………………う、ん」

「ありがとね」


 笑顔でセーターを受け取ると、岬くんは回れ右して行ってしまった。




 にこっと笑う岬くん。
 …………可愛いなぁ。
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