男女に友情は無いと私は思うけど、どう思う?

マンミン

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かおりの家で蓮と二人〜その2〜

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帰宅したけど、自宅じゃない気分。


蓮と繋いだ手は離れたけど、まだ手が熱い。胸もドキドキが止まらない。


蓮はソファーに座り、私はベッドに腰掛けた。1LDKだけど今日は狭いと感じる。


「二度目のお疲れーー」
「お疲れ様ー」


買ったチューハイを一口飲むけど、味が分からん。


恋愛偏差値が中学生レベル?



あっ、上下揃ってるっけ?



今日はどんなのだっけ。。。って違う違う。そんな目的じゃないわ。


「れ、蓮は明日は何時からなの?」
「ん?9時からだよ」


なんで明日の話をしてんの。


「かおりも同じ?」
「う、うん」


お、落ち着け。一口飲もう。


「これから、一緒に出勤する?」
「ブーーーー」


お、お泊りするつもりか?あたふたしてると、蓮が何かに気がついた反応をしてきた。


「あーー、かおりのエッチ」
「ち、違うから」
「ん?何が~?」


こ、こいつーー


「れ、蓮は、経験豊富なんだねー。ピアノ弾けて、歌もうまいと色んな人とエッチしたの?」


ど、どうだ。


「僕は1人だけしかエッチした事ないよ」
「そ、そうなんだ」


なんつー、カミングアウトを。そして冷静。



「かおりこそ、可愛いからモテモテだったでしょ」
「な、そんな事ないし、1人しか付き合ったこと無いし」


あーー、どうした?私どうしたの?


「一緒だね」
「そうだね」


もうどうにでもなれ。


「ねぇ~」週末出かけない?」


ん?被った?


「あ、ごめん」
「いや、先にどうぞ」
「いやいやかおりの方が早かったから」
「いや、先に蓮からお願い」
「今週末さー出かけない?」


えっ?


「ノスタルジアの演奏はいいの?」
「今日は急遽出たからね~。たまには週末休めてって、帰る時に言われたんだよね」
「そうなんだ」
「どこか行きたい所ある?」


秋は紅葉の山に目が止まる 冬にはそれが雪で白く染まる 全ての季節 お前とずっと居たいよ 春夏秋冬 


今年の春はどこに行こうか? 今年の夏はどこに行こうか? 春の桜も夏の海も あなたと見たい あなたといたい 


今年の秋はどこに行こうか? 今年の冬はどこに行こうか? 秋の紅葉も冬の雪も あなたと見たい あなたといたい


って感じなんだけどなぁー。



「あー。。。蓮はどこか行きたい所あるの?」
「かおりと二人ならどこでもね」
「なにそれ」
「今日ね。久しぶりに歌った曲が有って、それに今感化されてるからね」
「春夏秋冬?」
「うん。これから色んな所に行けたら良いよね」
「うん」


蓮が私の隣に座ってきた。


「と、どうしたの?」


あれ、何かずーっと蓮が見てくるなぁ~。って、私も見てるわ。


「ん?ただ見てるだけ」


ギシっとベッドから音がなり、蓮が近づいてきた。


「ちょっ、ちょっと」
「だめ?」


これはからかってるなぁー。仕返ししてやる


「もう。。。していいよ」
「う、うん」


あれ?何か変だな。蓮がもの凄く真剣な目で見つめてきた。


「かおり。まだまだ知らない事多いけど、好きだよ」
「わ、私も」



あれ?


あれれーーー蓮の顔がだんだん近づいてきた。



「ちゅ」



あっ


「ちゅ、ちゅ」



あっ



蓮に抱きしめられた。



「ちゅ、ちゅ、ちゅ」



あーぽわぽわしてきたー。。。




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