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万里(ばんり)の国編
第12話
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「もう時間?」
ユズハは、起こされてまだ働かない頭をフル回転させていた。
「あぁ、朝食を済ませた後女王に会いに行く。」
「分かった…」
「大丈夫だ、女王の事だ。分かってくれるはずだ」
ユズハの震えを先に察知したのか、頭を撫でてくれた。
「万里…」
「朝食食べるぞ」
ササッと用意してくれた。
「いただきます」
「いただきます!」
ササッと用意したとはいえ、豪華な食事だった。
「美味しい!」
「良かった。」
こんなに豪勢な朝食は初めてで、どれを食べれば良いのか悩んだ。
「どれでも良いから、食べろ」
「うっ、分かってるよ!」
どれにしようと悩んでいたのが、バレていたらしく恥ずかしくなった。
「ご馳走様でした。」
「あ、ご馳走様でした!」
万里の後を追い、皿を片付けた。
「今から向かうが心の準備は?」
「大丈夫!」
「じゃ、まずは町に行くぞ」
「あ。食糧調達?」
「貨物を買って、その中身を売るためを口実に中に入るぞ。」
「どれを買えばいいの?」
「女王が好きなやつ、特に宝石や果物類を買う予定だ。」
万里は、ローブを羽織り戸締りをした。
「宝石!?高いから手が出せないよ?」
「俺様を誰だと思っている?この国の王子だ。それくらい簡単だ」
「でも!今はそれどころじゃ無いでしょ!」
「いいから、お前は黙って付いて来い。全て上手く行く。」
万里が言った事は本当に上手くいった。
貨物もスムーズに買えたし、宝石も安い値段で買い占めた。
果物も普通の市場では売ってなさそうなきれいな果物も手に入れた。
「市場から出て、普通の店に行った方が果物は綺麗だからな」
「そうなの?」
「市場は、値段は安いが味が不味い。店の方が値段は少し高いが、安心して食べれるからな」
「勉強になるよ!そういえば、本にも書いてあったの思い出した…」
「そうか、これからその本の内容が大事になるが覚えてるのか?」
「もちろん!必死に覚えたからね!」
「じゃ、入るぞ」
女王の城へと貨物車を走らせた。
ユズハは、起こされてまだ働かない頭をフル回転させていた。
「あぁ、朝食を済ませた後女王に会いに行く。」
「分かった…」
「大丈夫だ、女王の事だ。分かってくれるはずだ」
ユズハの震えを先に察知したのか、頭を撫でてくれた。
「万里…」
「朝食食べるぞ」
ササッと用意してくれた。
「いただきます」
「いただきます!」
ササッと用意したとはいえ、豪華な食事だった。
「美味しい!」
「良かった。」
こんなに豪勢な朝食は初めてで、どれを食べれば良いのか悩んだ。
「どれでも良いから、食べろ」
「うっ、分かってるよ!」
どれにしようと悩んでいたのが、バレていたらしく恥ずかしくなった。
「ご馳走様でした。」
「あ、ご馳走様でした!」
万里の後を追い、皿を片付けた。
「今から向かうが心の準備は?」
「大丈夫!」
「じゃ、まずは町に行くぞ」
「あ。食糧調達?」
「貨物を買って、その中身を売るためを口実に中に入るぞ。」
「どれを買えばいいの?」
「女王が好きなやつ、特に宝石や果物類を買う予定だ。」
万里は、ローブを羽織り戸締りをした。
「宝石!?高いから手が出せないよ?」
「俺様を誰だと思っている?この国の王子だ。それくらい簡単だ」
「でも!今はそれどころじゃ無いでしょ!」
「いいから、お前は黙って付いて来い。全て上手く行く。」
万里が言った事は本当に上手くいった。
貨物もスムーズに買えたし、宝石も安い値段で買い占めた。
果物も普通の市場では売ってなさそうなきれいな果物も手に入れた。
「市場から出て、普通の店に行った方が果物は綺麗だからな」
「そうなの?」
「市場は、値段は安いが味が不味い。店の方が値段は少し高いが、安心して食べれるからな」
「勉強になるよ!そういえば、本にも書いてあったの思い出した…」
「そうか、これからその本の内容が大事になるが覚えてるのか?」
「もちろん!必死に覚えたからね!」
「じゃ、入るぞ」
女王の城へと貨物車を走らせた。
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