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翔(しょう)の国編
第13話
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「ふぅ…。」
翔は1人ため息を吐いた。
そして、歩き出した。
「早く帰らないと。ユズハ達が心配するからね」
翔は走って、自分の国へ戻った。
翌朝には、自分の国へ戻れた。
「ただいま」
自室の扉を開けると、ベッドに寄りかかってユズハが寝ていた。
「ユズハ…、起きて。風邪引く」
「んぅ…」
ユズハの大きな瞳が、翔をとらえた。
「おはよう」
「翔…さんっ、翔さん!!」
ガバッと飛び起きて、翔を見た。
「風邪引くよ、後体も痛める」
「翔さん、どこに行ってたんですか!?」
「町に買い物に」
「絶対ですか?あの短剣は、何処に?」
「売ったよ、だからもう無いよ。」
「王子、殺してませんよね?」
「うん。殺して無いよ」
「良かった…、これで私寝れます!」
ユズハはニコッと笑い、翔の部屋を出た。
これで、未来が変わったはず。
翔は安堵のため息をついた。
変わった?あの黒い影は消えた?
誰が元凶?あの影は誰のもの?
また不安になり、扉を開けた。
黒い影は消えていたものの、跡になっていた。
まだ元凶は消えていない。王子も消えていない。
僕が助けないと。僕が、この国を変えるんだ。
翔は、また出掛けた。
ユズハは、案内された部屋に戻りベッドに横になった。
「翔さん、寝てるかな…」
さっき別れたものの、気になった。
王子に会いに行ったか定かでは無いが、やはり気になる。
しかし、寝不足なので瞼が重い。
寝付け始めたのは、翔の帰ってくる数分前ですぐ起きた。
「眠い…」
眠気に負けて、目を閉じた。
人魚姫さんに会えますように…
「ユズハちゃん、大変よ!」
「人魚姫さん!!」
「翔がっ、翔が!!」
「落ち着いて下さい!何があったんですか?」
「王子を…消してるって…」
「王子を!?」
「うん…。どうしよう…」
「止めましょう!手伝いますよ!」
「私には何も出来ないわ、だから」
ブツッと声が途絶えた。
翔は1人ため息を吐いた。
そして、歩き出した。
「早く帰らないと。ユズハ達が心配するからね」
翔は走って、自分の国へ戻った。
翌朝には、自分の国へ戻れた。
「ただいま」
自室の扉を開けると、ベッドに寄りかかってユズハが寝ていた。
「ユズハ…、起きて。風邪引く」
「んぅ…」
ユズハの大きな瞳が、翔をとらえた。
「おはよう」
「翔…さんっ、翔さん!!」
ガバッと飛び起きて、翔を見た。
「風邪引くよ、後体も痛める」
「翔さん、どこに行ってたんですか!?」
「町に買い物に」
「絶対ですか?あの短剣は、何処に?」
「売ったよ、だからもう無いよ。」
「王子、殺してませんよね?」
「うん。殺して無いよ」
「良かった…、これで私寝れます!」
ユズハはニコッと笑い、翔の部屋を出た。
これで、未来が変わったはず。
翔は安堵のため息をついた。
変わった?あの黒い影は消えた?
誰が元凶?あの影は誰のもの?
また不安になり、扉を開けた。
黒い影は消えていたものの、跡になっていた。
まだ元凶は消えていない。王子も消えていない。
僕が助けないと。僕が、この国を変えるんだ。
翔は、また出掛けた。
ユズハは、案内された部屋に戻りベッドに横になった。
「翔さん、寝てるかな…」
さっき別れたものの、気になった。
王子に会いに行ったか定かでは無いが、やはり気になる。
しかし、寝不足なので瞼が重い。
寝付け始めたのは、翔の帰ってくる数分前ですぐ起きた。
「眠い…」
眠気に負けて、目を閉じた。
人魚姫さんに会えますように…
「ユズハちゃん、大変よ!」
「人魚姫さん!!」
「翔がっ、翔が!!」
「落ち着いて下さい!何があったんですか?」
「王子を…消してるって…」
「王子を!?」
「うん…。どうしよう…」
「止めましょう!手伝いますよ!」
「私には何も出来ないわ、だから」
ブツッと声が途絶えた。
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