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第二章 シルフェリアとの別れとイリスの覚悟
13話 「爆走!グリフォンロードのエリカちゃん」その2
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☆ここから数話ギャグ回が続きます。
「何で?」
書き進めていたら・・・なんとなくです。
「そっか・・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「うーん?んん?何か不公平な気もしますがアメデ様と眷属の契約をします」
話しを聞いて自分に都合が良過ぎる所は気になったが天龍王アメデの眷属になる事を決意したエリカ。
「うむ、では・・・」
アメデはエリカに近寄り、チュッとこめかみにキスをした。
「ふええええ??!!!」超絶美形の叔父様にキスをされて顔がボンっと赤くなり、「キュウウウウ」と鳴いてパタリと倒れてグリフォンの姿に戻ったエリカ。
ぴょぴょぴょぴょと目を回して気絶している・・・
「むっ?!大丈夫か?エリカ」そう言ってエリカの頭を抱くアメデ。
「あっ!お父様?それやるとエリカが悪化しますよ?」
天舞龍リールが指摘をすると同時にすぐに目を覚ますエリカ。
「おお!大丈夫か?」またアメデの顔を至近距離で見てしまったエリカは・・・
《キュウウウウ??》と鳴いてまた気絶してしまった。
「これはどうした事だ?我との契約はエリカとは相性が悪いのか?」
めっちゃ困惑するアメデにリールが、
「いえ・・・多分、相性が良過ぎて気絶してると思いますよ?お父様」
「む?」リールの言葉を良く理解出来ないアメデだった。
エリカは10分ですぐ目を覚まして、
「アメデ様のお顔がヤバいくらい綺麗でヤバい」ブンブンと首を振るエリカ。
「さて、契約の第一段階は終了じゃ、次が一番大事な契約じゃな」
《ふえええええ?!まだ何かヤバい事されるんですかあ?》
「そんな話しでは無い、お主に愛し名を与えるだけじゃ」
《えっ?アメデ様がアタシにお名前をくれるんですか?!》
「む?嫌か?」
《いいええ!とても嬉しいですよ!是非!お名前を下さい!》
「そうか・・・良かった。では、お主の愛し名は「ラーナ」じゃ」
「おお?!叔母様のお名前を頂くのですね?お父様」
《ラーナ・・・ラーナがアタシの新しいお名前?
・・・素敵なお名前です・・・凄く嬉しいですアメデ様・・・》
エリカが「ラーナ」の愛し名を受け入れた事で眷属の契約は完了した。
これでエリカが転生してもアメデの加護は続き、「ラーナ」の名前も継承されて行くのだ。
こうしてエリカ改めてラーナと天龍王アメデの長い付き合いが開始されたのだった。
「ふわー、凄い場面に居合わせてしまったわ」
イリスの目はアメデとラーナの魂が繋がるのをハッキリと捉えていた。
「うむ、イリスよ、それが見えたならお主とシルフェリアとの魂の繋がりも見えるはずじゃ、見て見るが良い。
我にはハッキリとお主達の魂の繋がりが見えておるぞ?」
「え?」イリスは怖かったのだ、シルフェリアとの魂の繋がりを見るのが・・・
もし切れてしまっていたら・・・と思うと怖くて怖くて・・・
アメデの言葉を聞き深呼吸をして覚悟を決めたイリス。
シルフェリアを思い、魂の繋がりを見るイリス。
・・・・・・・・・・・・繋がっていた・・・・・・・・
正確には繋がっているなんてレベルじゃない、ほぼ同化していると言っても良い深く強い繋がりが・・・ハッキリと見えたのだ。
イリスの目が涙が溢れて、涙が頬を伝わる。
「うむ、分かったかイリスよ?
それだけの繋がりがあるのじゃ、いつの日か必ずシルフェリアの魂を持つ者と出会うであろう」
「・・・はい・・・・はいい・・・・・・うううう~!!
うわあああああんんん!!!」
いつの日にか必ずシルフェリアと再会が出来ると解り、嬉しくて大泣きするイリス。
「だから落ち込むだけ損なのじゃイリスよ」そう言って笑うアメデ。
苦節13000字以上にて、ようやく主人公が完全に復活したのだ!
作者も長かった、ホント長かった、ありがとう!天龍王アメデ!ありがとう!
・・・うわあああああんんん!!!セリフ無しの主人公を書くの辛かったよおおお!
・・・さて・・・嬉し泣きをしている二人は、ほっといて話しは続く。
《あっ!今はやっぱりエリカを名乗ります。ラーナも素敵ですけど、この名前も大好きなので》
うむ!ここでの改名は色々と書き直しが大変だからな!
「お主がそう思うならば、それで良い」
するとエリカは羽を広げてバサバサして見て、
《そんなに変化がありませんねえ?》と自分の身体を見ている。
「ふふふ、変化を実感出来る様になるのは、お主の努力次第じゃな」
《なるほど!努力ですか?分かり易いですね!
イリス!泣いていないでアタシと一緒に九頭竜王に喧嘩を売りに行くよ!》
「あああーーーんん!・・・・んんん?!エリカ?今なんて言ったの?!」
《だから!力試しに九頭竜王と勝負しに行くよ!》
「待てーーーい!なんで私が付き合わないといけないのよ?!」
完全復活したイリスの調子も上がって来た!
「私は絶対にいか!」パックンチョオオオオ!!
イリスをパックンチョした丸飲みエリカは九頭竜王が眠る滝へと飛び去った・・・
誰も二人を止める暇も無く唖然と見送った。
「・・・・・・・・誰も止めなかったけど良かったの?」
エリカが飛び去っていった通気口を見上げて呟く天舞龍リール。
「いや・・・いきなり過ぎて我にも何がなんだか・・・」
ここまで唖然とした事は天龍王アメデにも無かった事だろう。
それくらいエリカの爆走は早かった・・・
「あの二人・・・九頭竜王に勝てますかね?
黒龍王時代の俺でも勝てなかったですけど・・・」
黒龍王だった時のブリックリンでも九頭竜王に5回挑み全敗している。
「まあ・・・無理であろうな・・・
九頭竜王は底抜けに優しいので殺される事はあるまいが・・・」
おそらく、この世界で最強であろう誇り高き九頭竜王・・・世界を滅ぼす程の力を有しながら、その優しさから今まで何者かを殺した事は無い。
喧嘩を売った黒龍王でも適当にボコられてポイされたのだ。
一説には「この世界の絶対神」なのでは?とも囁かれている。
そんな存在に挑む!爆走するグリフォンロードのエリカちゃん!
と巻き込まれイリスの運命は如何に?!
「何で?」
書き進めていたら・・・なんとなくです。
「そっか・・・・」
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「うーん?んん?何か不公平な気もしますがアメデ様と眷属の契約をします」
話しを聞いて自分に都合が良過ぎる所は気になったが天龍王アメデの眷属になる事を決意したエリカ。
「うむ、では・・・」
アメデはエリカに近寄り、チュッとこめかみにキスをした。
「ふええええ??!!!」超絶美形の叔父様にキスをされて顔がボンっと赤くなり、「キュウウウウ」と鳴いてパタリと倒れてグリフォンの姿に戻ったエリカ。
ぴょぴょぴょぴょと目を回して気絶している・・・
「むっ?!大丈夫か?エリカ」そう言ってエリカの頭を抱くアメデ。
「あっ!お父様?それやるとエリカが悪化しますよ?」
天舞龍リールが指摘をすると同時にすぐに目を覚ますエリカ。
「おお!大丈夫か?」またアメデの顔を至近距離で見てしまったエリカは・・・
《キュウウウウ??》と鳴いてまた気絶してしまった。
「これはどうした事だ?我との契約はエリカとは相性が悪いのか?」
めっちゃ困惑するアメデにリールが、
「いえ・・・多分、相性が良過ぎて気絶してると思いますよ?お父様」
「む?」リールの言葉を良く理解出来ないアメデだった。
エリカは10分ですぐ目を覚まして、
「アメデ様のお顔がヤバいくらい綺麗でヤバい」ブンブンと首を振るエリカ。
「さて、契約の第一段階は終了じゃ、次が一番大事な契約じゃな」
《ふえええええ?!まだ何かヤバい事されるんですかあ?》
「そんな話しでは無い、お主に愛し名を与えるだけじゃ」
《えっ?アメデ様がアタシにお名前をくれるんですか?!》
「む?嫌か?」
《いいええ!とても嬉しいですよ!是非!お名前を下さい!》
「そうか・・・良かった。では、お主の愛し名は「ラーナ」じゃ」
「おお?!叔母様のお名前を頂くのですね?お父様」
《ラーナ・・・ラーナがアタシの新しいお名前?
・・・素敵なお名前です・・・凄く嬉しいですアメデ様・・・》
エリカが「ラーナ」の愛し名を受け入れた事で眷属の契約は完了した。
これでエリカが転生してもアメデの加護は続き、「ラーナ」の名前も継承されて行くのだ。
こうしてエリカ改めてラーナと天龍王アメデの長い付き合いが開始されたのだった。
「ふわー、凄い場面に居合わせてしまったわ」
イリスの目はアメデとラーナの魂が繋がるのをハッキリと捉えていた。
「うむ、イリスよ、それが見えたならお主とシルフェリアとの魂の繋がりも見えるはずじゃ、見て見るが良い。
我にはハッキリとお主達の魂の繋がりが見えておるぞ?」
「え?」イリスは怖かったのだ、シルフェリアとの魂の繋がりを見るのが・・・
もし切れてしまっていたら・・・と思うと怖くて怖くて・・・
アメデの言葉を聞き深呼吸をして覚悟を決めたイリス。
シルフェリアを思い、魂の繋がりを見るイリス。
・・・・・・・・・・・・繋がっていた・・・・・・・・
正確には繋がっているなんてレベルじゃない、ほぼ同化していると言っても良い深く強い繋がりが・・・ハッキリと見えたのだ。
イリスの目が涙が溢れて、涙が頬を伝わる。
「うむ、分かったかイリスよ?
それだけの繋がりがあるのじゃ、いつの日か必ずシルフェリアの魂を持つ者と出会うであろう」
「・・・はい・・・・はいい・・・・・・うううう~!!
うわあああああんんん!!!」
いつの日にか必ずシルフェリアと再会が出来ると解り、嬉しくて大泣きするイリス。
「だから落ち込むだけ損なのじゃイリスよ」そう言って笑うアメデ。
苦節13000字以上にて、ようやく主人公が完全に復活したのだ!
作者も長かった、ホント長かった、ありがとう!天龍王アメデ!ありがとう!
・・・うわあああああんんん!!!セリフ無しの主人公を書くの辛かったよおおお!
・・・さて・・・嬉し泣きをしている二人は、ほっといて話しは続く。
《あっ!今はやっぱりエリカを名乗ります。ラーナも素敵ですけど、この名前も大好きなので》
うむ!ここでの改名は色々と書き直しが大変だからな!
「お主がそう思うならば、それで良い」
するとエリカは羽を広げてバサバサして見て、
《そんなに変化がありませんねえ?》と自分の身体を見ている。
「ふふふ、変化を実感出来る様になるのは、お主の努力次第じゃな」
《なるほど!努力ですか?分かり易いですね!
イリス!泣いていないでアタシと一緒に九頭竜王に喧嘩を売りに行くよ!》
「あああーーーんん!・・・・んんん?!エリカ?今なんて言ったの?!」
《だから!力試しに九頭竜王と勝負しに行くよ!》
「待てーーーい!なんで私が付き合わないといけないのよ?!」
完全復活したイリスの調子も上がって来た!
「私は絶対にいか!」パックンチョオオオオ!!
イリスをパックンチョした丸飲みエリカは九頭竜王が眠る滝へと飛び去った・・・
誰も二人を止める暇も無く唖然と見送った。
「・・・・・・・・誰も止めなかったけど良かったの?」
エリカが飛び去っていった通気口を見上げて呟く天舞龍リール。
「いや・・・いきなり過ぎて我にも何がなんだか・・・」
ここまで唖然とした事は天龍王アメデにも無かった事だろう。
それくらいエリカの爆走は早かった・・・
「あの二人・・・九頭竜王に勝てますかね?
黒龍王時代の俺でも勝てなかったですけど・・・」
黒龍王だった時のブリックリンでも九頭竜王に5回挑み全敗している。
「まあ・・・無理であろうな・・・
九頭竜王は底抜けに優しいので殺される事はあるまいが・・・」
おそらく、この世界で最強であろう誇り高き九頭竜王・・・世界を滅ぼす程の力を有しながら、その優しさから今まで何者かを殺した事は無い。
喧嘩を売った黒龍王でも適当にボコられてポイされたのだ。
一説には「この世界の絶対神」なのでは?とも囁かれている。
そんな存在に挑む!爆走するグリフォンロードのエリカちゃん!
と巻き込まれイリスの運命は如何に?!
応援ありがとうございます!
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