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二十一皿目-台湾ラーメンアメリカン
しおりを挟む※本作はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには一切関係ありません。
「ちょっと…。点呼アンタじゃ無いんスか?」
「あァン?」
暦上ではもう春ではあるものの、まだ桜も寒さに蕾を縮こまらせていた頃。
早朝の駅前で数人の男女が遠巻きにする中、二人の男が睨みあっていた。
バイト派遣が閑散期に入り、特定の現場で固定されている者以外に回る単発の仕事が減り出すと、自給が悪かったり、普段は行かない様な僻地だったりと、条件の悪い現場を紹介される事が自然と多くなる。
この日も自給も低く交通の便も悪い上、他よりも始業時間が早めと言う仕事を受けて、駅前に派遣スタッフ達が眠い目を擦り集合したのだった。
その集団の中で睨み合う男達の一方。名を須賀武志と言った。
もう一方の男は、これから働くと言うよりも、街角の陰でくだを巻いている様な風体でタバコを吹かして座り込んでいた。
この男、派遣会社から点呼引率を指示されていたのにも関わらず堂々と遅刻した上、こちらから確認する迄無視を決め込んだ挙句ヘラヘラ嗤う始末。
集合した殆どは新規で状況もわからず、ふきっ晒しで震えながら立ち尽くしていた。
今日だけの話だけでは無い。この男は件の現場で固定されている様で、他の一日毎の契約となるスポット派遣より裁量が与えられている様子だった。
その為か、この男は普通のスポット派遣を明確に見下していた。
作業の合間に気弱そうな青年に気軽に話しかけていると思えば、腰を痛めている事とか老けて見えるとか、執拗に絡んで虐めていたりした。
パートや社員の居る所では豹変して、さも真面目なそぶりを見せるが、それ以外では職場の同僚に対する態度とは到底言えなかった。
「点呼代わりたいなら言ってよ。何時でも代わってやるからよ」
「………あァ?」
男に向かって思わず掴みかかりそうになった須賀の肩に、軽く手が添えられた。
「……っ!?南瀬さ…」
須賀に軽く頷くと、南瀬と呼ばれた男は前に出て彼と対峙していた男に話しかけた。飽くまで穏やかに。
「連日で点呼引率されてご苦労様です」
「…お?」
「大変ですよね?行きも帰りも、タクシーの領収書まで切って。それでもボランティアでは」
「…ま、まあな」
「私も一人で点呼の為に他のスタッフさんより早出を求められた事があるので、大変なのは承知してますが…。派遣先様からすれば、貴方のしている事は他の派遣スタッフを離れさせる迷惑行為ですよね?」
気が緩みかけた所で話の風向きが怪しくなると、男は思わず立ち上がった。
「てめぇ…、脅す気か!?」
「ああ、私が何もしなくてももうすっかり話題になってましたよ。派遣会社の営業所の待合スペースとかで」
「い!?」
南瀬の襟首を掴もうとした男の手が止まった。
「もう派遣先様にも話が行ってるかも知れませんね。これから一緒に確認しに行きましょうか?」
「いや、それは…」
「愛想良くとも真面目にとも言いません。でも、受けた以上は仕事をして下さい」
「…悪かったよ…」
「あの馬鹿、スッカリ大人しくなってたっスね!」
仕事を終えて。須賀と南瀬は同じ電車に揺られていた。
「にしても冷静っスね。南瀬さんは腹立たないんスか?」
「いや、怒ってますよ?…ただ、怒りはしても憎まない様、自分に言い聞かせているだけで」
「…それって、どう違うんスか?」
「根に持つと言う事は、その事を気にして時間を潰すのと同じだからです。他にやれる事、やりたい事はいくらでもあるのに、勿体ないとは思いませんか?」
「そりゃ確かに…」
「それに…。いつまでも嫌な事ばかり考えていると、終いには自分まで嫌いになってしまいますから」
南瀬の言葉に、須賀は身につまされた。
間違いを指摘し、問題を正すのは良い。だが、そればかり気にしている人は大抵、ある『前提』に気が付かなくなる。
どのような理由があろうと、そこにいる事を決めたのは『自分』だと言う事を。
何一つ問題のない場所等は存在しないし、問題だらけの環境しか行く宛の無い自分が、人に完璧を求められる程立派なのか。
勿論、誰にでも『より良い環境を求める権利』がある。
だがそれは『より良い環境を手に入れる為の努力』をした人が言える事だ。ここが嫌だ。あの人が嫌いだと言うばかりでなく、環境を変えるか、他の居場所を選べる様に自分を変える方が建設的だろう。
「そう言う意味では、私達も彼と変わらないんですよ」
「そっスね…」
須賀が少し肩を落としたのを見て、南瀬は腕時計を確認した。
「須賀さん、この後ラーメンでもどうですか?」
「ここっスか?」
乗換駅で降りてすぐの所にあったのは、須賀が思っていたより小じんまりとしたラーメン屋だった。
「いえね?丁度近くに気になっていた名物ラーメンを置いてる店があるのを知ったので、寄ってみたくて」
「南瀬さんのオススメなら期待大っスね!」
「いや、私も入るのは初めてなんで。大丈夫かな…」
暖簾をくぐると二人は元気な声で迎えられた。
「いらっしゃい!ご注文はそちらの券売機で!」
言われて振り返ると、入り口の脇に券売機が置かれていた。そこまでは大抵のラーメン屋と変わらないが、メニューが変わっていた。
「台湾ラーメン…?これが南瀬のオススメっスか?」
「あ、そっちは激辛らしいので、私はこっちです」
言われて視線を動かした須賀は、その字面のインパクトに噴き出した。
「た、台湾ラーメンアメリカン!?何なんすかこのメニュー!?」
『台湾ラーメン』。
中華そばに特製の肉味噌を乗せた物で、最近カップ麺になったりと、ポツポツと知名度が上がっている物の、今一つマイナーなこの料理。実は名古屋名物で、台湾では食べられなかった。
発案したのは名古屋在住の台湾の人で、シンプルだが旨辛なインパクトのあるラーメン。
それだけならその辺のご当地グルメで終わっていたのだが、辛さ控え目を何故か薄いコーヒーに準えて『台湾ラーメンアメリカン』と呼ぶ、その名古屋味溢れる無国籍なネーミングセンスで一躍有名になったのだった。
流石に名古屋は遠いので作り方を調べた所、割と簡単な事がわかったので、南瀬は早速試作してみる事にした。
材料は二人前。
肉味噌が肝なので、今回スープは市販の生ラーメンの醤油で簡単に済ませる事にした。
その肉味噌だが、先ずは混合調味液から。
干し椎茸二分の一本を適当に刻んでお玉一杯程のお湯を注いでふやかしつつ、豆板醤と甜麺醤を小匙一杯づつ、鶏ガラスープの素を少々混ぜ、十分程放置で用意完了。
次に微塵に切った長葱を五センチ分、おろし大蒜を一粒とおろし生姜を同量、ゴマ油でサッと中火で炒め、香りが立ったら合い挽き肉を百グラム投入。
肉が白くなって来たら三センチ幅に切ったニラを二分の一束と混合調味液を入れて、強火でかき回して水気が八割飛んだ辺りで火を止めて肉味噌の用意完了。
後はラーメンのスープに茹でた麺を入れて、最後に肉味噌を盛り付けて出来上がり。
「割と簡単に出来たな。出来れば本場の味も知りたいけど…、おや?」
台湾ラーメン関係の情報を拾いながら作っていた南瀬だが、ある記事にスマホを弄る手が止まった。
「…それで、新しく出店された店がここだったんスか?」
「ええ。そうそう遠出もしてられないですが、近くに出来たなら是非リサーチしてみたくて」
「まるで専門誌の記者っスね…」
須賀は南瀬の食に対する行動力に呆れたが、一方で、だからこそのメシウマなのだと納得もした。
そうこうしていると、狭いカウンターに並んで座っている二人に店員が声をかけてきた。
「お待たせしましたー!こちら台湾ラーメン、台湾ラーメンアメリカンはそちらの席で宜しいですか?」
「はい。じゃあいただきましょうか」
「うっス!…うひゃー、真っ赤っスね!」
「餃子、もう少々お待ち下さーい!」
「はい。…普通のラーメンもあったのに、大丈夫ですか?」
「あ、オレこう言うの平気なんで!」
「ちなみに、本場名古屋では更に倍の辛さの『イタリアン』や『メキシカン』もあるそうです」
「名古屋県民パねぇ…。てゆか、もう国籍関係無いっスね…」
二人の前にそれぞれ置かれたラーメン。両方とも澄んだ鶏がらスープと麺の上に豪快にブツ切りした唐辛子と大蒜がたっぷりと入った肉味噌が乗せてある。丼は小さいが、スープを少なめにする代わりに麺はちゃんと一人前入っている様だ。
よく見ると『台湾ラーメン』を頼んだ須賀の丼の方が肉味噌の量が多い。事前に聴いた情報だと『台湾ラーメンアメリカン』は唐辛子だけ薄めるとあったはずだったが、店によるのだろう。
「「いただきます」」
ともあれ、二人は箸を取った。
スープ自体は薄味なので、肉味噌を崩して麺に和えて啜ると、予想通り強烈に舌を刺す辛味。しかし後にから挽肉の旨味を感じる事が出来た。
「…辛っ!ウメーっ!」
(こっちの方がサッパリしてるな…。汁も少なめだし、和え麺に近いかも)
南瀬の作ったの台湾ラーメンアメリカンは、唐辛子をそのまま入れずにマイルドな辛さだが、その分旨味を強めに作ってある。唐辛子の刺激を前面に出した本場のそれとは、ある意味真逆の仕上がりだった。
(ここのは唐辛子や大蒜は後乗せか…、物足りない時は家でもそうしてみるかな)
「はい、こちら台湾餃子。お待たせしましたー!」
餃子が届く頃には一通り味を確かめた南瀬は一旦箸を置くと、横で激辛にも構わず豪快に麺を啜る須賀の方を見た。
「須賀さん、もう成人してましたっけ。ビールはイケますか?」
「う…、うっス」
「すみませーん。ビール大瓶で、グラス二つ良いですか?」
「はーい、瓶大!今お持ちしますんで!」
そう言うと南瀬は須賀に有無を言わせずビール代を支払い、須賀の前に置いたグラスに注いだ。
「わ、悪いっスよ」
「たまには良いじゃないですか。…今日もお疲れ様でした」
「アザッス!お疲れっしたー!」
音を立てて乾杯し、互いに餃子を摘みつつグラスを置いた所で、南瀬は静かに呟いた。
「…須賀さんは大丈夫ですよ」
「え?」
「大学、頑張っているそうじゃないですか。真面目な貴方なら、良い職場をちゃんと選べますよ」
普段表情の薄い南瀬に朗らかに笑いかけられた須賀は、一瞬硬直すると、勢いよく正面の台湾ラーメンに向き直って麺を掻き込んだ。
「…ウマっ!カラっ!いやホント美味いっスよこれ!…ゲホッゲホッ」
激辛の台湾ラーメンを急いで啜った須賀は、案の定むせて涙が出たが、今の須賀にはこの辛さが有難かった。
(や、ヤベェ…。マジ泣きするとこだった)
色々な意味でグシャグシャになった洟を卓上のティッシュでかんでいると、須賀のスマホから小さく着信音が鳴った。
「…グスッ。あ、すんません、友達からっス」
着信音はSNSからのメッセージだった。
差出人は如月綾。同じ大学で同じゼミに入っている友人の一人で、元気な女子大生だった。
如月:たっくんバイト終わった~?最近忙しそうだけど、久しぶりに遊びにゆかない?…あ!もちろん皆で!(((o(*゚▽゚*)o)))
(んだよ、今良いトコなのに…)
以前は友達とつるんでそれなりに遊び回っていた須賀だが、就職を真剣に考え出してからはその頻度が落ちた。
企業のオリエンテーションを見学に行ったり、大学で受講する科目で実際に役立ちそうな物を復習していたりで忙しかったからだ。
周りには「まだ就活には早いだろ」とボヤかれたりもしたが、特に如月からはこうして誘いが絶えない。
須賀:ワリ。今デート中。
深く考えず適当に返事を返したら即返信されたので暫しSNSでやり取りする須賀。南瀬は「ごゆっくり」と食事を再開していた。
如月:だだだだ誰と!?おねーさんに黙っていつの間にそんな、いや待ってもしかして最近忙しかったのってもしy
須賀:ジョーダンだって。今仕事明けにラーメン屋でバイト仲間のMさんと軽く呑んでるとこ。今日はこれで帰るつもり。
如月:み、みみみみM瀬さんとデート!?((((;゜Д゜)))
須賀:…次会ったらハタく。
如月:ひい!((((;゜Д゜)))…ヤダな~、じょ、冗談だってば。それよか、帰ったらネトゲでPTしない?
須賀:いーけど、何か装備狙ってるの?
如月:そゆ訳じゃないけど、今度入ったギルドに面白い人たくさんいるから、身内でワイワイやりたいな~って。
元々廃ゲーマーの須賀はMMOでも遊んでいたが、うっかり如月にアカウント名を洩らしたら、翌週には新しくアバターを作って来て軽く引いた。
作ったばかり、それも攻略よりはアバターの着せ替えや風景を楽しむ方が好きなライト勢の如月と、攻略重視のヘビー勢な須賀ではゲーム内の行動範囲も異なるので、たまにメインシナリオの進行に行き詰まった如月を手伝う程度だったが、最近になって彼女は初めて所属するギルドを決めていた。その少し前に、須賀は如月と共にそのギルドと混成でパーティーを組んで遊んだのだったが…。
Takiji-Koba:それでは、宜しくお願いします。
Mac-Guffin:それはいーんスけど………、その銃は何スか?
Takiji-Koba:マスケット銃です。先篭め式なんで連射出来ませんが。
Mac-Guffin:いや、支援ジョブっスよね?DDじゃなくて。
人族の少年マクガフィンこと須賀のアバターが、ナイトの全身鎧の重装備を着て集合した先で待っていたのは、エルフ族の革鎧で両の腰にナイフを差し、金髪のツインテールをたなびかせた少女のローグ(斥候兵)と、一応は人族だが、ローブと杖を身に着けた、見上げる様な巨漢のウィザード(魔道士)。
…何故か、ウィザードのローブの前ははだけていて、ボディビルダーの様なブ厚い胸板とブーメランパンツが丸見えで、杖は鈍器の様に厳つい為、入場前の悪役プロレスラーにしか見えない。
そして最後の一人はホビット族と呼ばれる、一見子供の様な小柄な種族の男性だが、オリーブドラブの地味で丈夫そうな布服とシンプルな兜。そしてライフルに似た長い小銃を身に着けていた。それはまるで…、
Saya-Florence:ファンタジー世界に、何でサバゲー?
そう、全身ミリタリースタイルの、まるで一昔前の兵隊の様だった。
ただし、武装は手に持ったマスケット銃と、腰に差したナイフのみで、身体のあちこちに赤十字の様なマークを付け、幾つもの鞄をぶら下げて着膨れしている。
意匠は若干中世よりだが、確かに世界観がチグハグに見える。
Takiji-Koba:メディックとは『衛生兵』の事なので、これが正しいスタイルらしいです。それ自体は大昔からあったらしいですが、この格好の方がそれらしいかなと。
Mac-Guffin:へー。じゃあ、回復かけながら撃ったりするんスか?
Takiji-Koba:同時には出来ないので、攻撃は余程暇な時位でしょうか。あ、後は回復効果のある銃弾も撃てます。
Mac-Guffin:ちょw
Saya-Florence:何それ怖いw
Saint-German:補足しますと、メディックはレベルが上がるにつれて、消耗品を節約したり再利用するアビリティが増えるそうですぞ!
Saint-German:しかも、先生は普段から生産ジョブで高品質な薬品を大量に作成しているので、下手するとアコライトの回復力を超えるのですぞ!
Saya-Florence:えーっ!そんな贅沢な使い方していーの?先生!
Takiji-Koba:先生は勘弁して下さいwむしろ生産ジョブ上げに作り過ぎて倉庫を圧迫しているので丁度良いです。
Mac-Guffin:何か思ってたよりオモロいジョブだったんスねwじゃあ、改めて宜しくおねしゃす!
Saya-Florence:(*^^*ゞしゃーす♪
…と言った入口前でのやり取りの後、いよいよダンジョンに突入した須賀達は、不遇ジョブと言われていたメディックの型破りな戦闘スタイルに驚かされる事になるのだが、それはまた別の話となる…。
須賀:オモロいって、あのガチムチ兄貴とかか?念押すけど、俺ソッチの気ねーからな?
如月:わかってるってwいや、覚えてる?も一人の…
須賀:あー、飯テロしてた奴?
如月:そそそ。Takiji-Kobaさん。あの人の話面白いんだよー?こないだはマネして臭わない餃子焼いちゃった!(๑>•̀๑)テヘペロ今度食べに来ない?
須賀:エー、ヤダ。
如月:なぜに即答!(;_;)
須賀:てかラーメン伸びるから続きは家からチャットでなー。
如月:はーい…(p_q*)シクシク
如月:あー、ラーメンって言えば、例のタキジさん、家でラーメンまで作っちゃうんだって!しかも今挑戦してるのがスゴい名前で…
キリが無いのでスマホをしまおうとした須賀だったが、最後に見たメッセージに手が止まった。
如月:台湾ラーメンアメリカンって言うんだって。
そして硬直した須賀の横で、
「...ご馳走様でした」
南瀬は箸を置いた。
ー完ー
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